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2008年10月31日金曜日

灼眼のシャナ17




灼眼のシャナ17



オープニングが変わりましたね。

ここからはアニメのみの話が多くなります。

第一期が終了になるのでその準備のようです。


原作版で見るならば、17話は6巻に出ています。

まず、プールの話。

これは多少違うけど、原作にも出てきます。

時間軸などのずれは、いつもの事なので話さない事にしましょう。


その日、佐藤が休み、田中が一人で居るのも原作と同じです。

ただ・・・

なぜ、佐藤が風邪で休んだのか?

風邪をひいた理由が・・・原作版には詳しく書かれています。


シャナが千草からお料理を習うために

悠二が一人でロードワークに出かけるのも原作どおりです。

ただ、バルマスケに関する部分は完全にアニメ版のみの物です。


吉田さんの犬が祭りの飾り物に吠える部分もアニメ版だけなのですが


この祭りの飾り物が・・・

重要な役目を果たします。



吉田さんが悠二を祭りに誘い、

シャナが悠二に内緒で浴衣を着る準備をするもの原作どおりです。


佐藤が寝ているところへマージョリーさんがくるのも原作どおりなのですが

マージョリーさんの対応はアニメと原作では少し違っています。



吉田さんがカムシンに会うのも原作どおりです。

ただ、二人、いや三人の会話がアニメ版ではかなり省略されているのが

私にしては強引すぎかなと思ったりします。



そして、佐藤と田中がマージョリーさんと一緒に街を出たいというのも

原作どおりなのですが、微妙なところで違っている部分があります。


夜、悠二とシャナが鍛錬をしているところに

マージョリーさんが来て話をするのも原作どおりです。


しかし、大きな違いは

愛染兄弟が来た時、悠二はシュドナイに零時迷子が取られそうになるのですが

その時、アニメ版ではマージョリーさんに邪魔をされたので

そのままシュドナイは退散になっています。


しかし、原作ではシュドナイは腕をもぎ取られ

その腕は悠二の腹の中に残っていて違和感がある。

その違和感を制御するための存在の力のコントロールとなっています。


この部分をアニメでやらなかったのは

おそらく、最終回の終わらせ方が大きく影響していると私は思います。


そして、ヴィルヘルミナが砂漠を歩いているシーン。

これもアニメ版のみです。

原作でのヴィルヘルミナは、ミサゴ祭りが終わり

その時の騒動の後始末にマージョリーさんが呼び寄せた事になっています。









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2008年10月30日木曜日

灼眼のシャナ17 3/3




灼眼のシャナ17 3/3






よし、俺もだ。
そのために特訓だ。






トーチ・・・
死んだ人の代わり・・・
怪物に食べられたから。
この街で・・・



お父さんたちは・・・?
ど、どうしよう。
もし・・・もし・・・お父さんたちが・・・?



安心してください。
あなたの家族は無事です。
それも協力者の条件の一つなのです。



無事?
お父さんも・・・お母さんも・・・ケンも・・・



うん。



じゃぁ・・・じゃぁ、坂井君は?






今日は存在の力を操る鍛錬ね。



うん。



あのさ、明日の鍛錬
土曜だから午後からなんだけど・・・



明日も夜からでいい。



え?いいの?



いいったら、いいの。

始めるわよ。



うん。



よかった。
それなら祭りの後で間に合う。



悠二!
集中して。

私に流す存在の力を自分でコントロールするの。



あぁ。
うん。



今度は一気に溜めて爆発させるように。
でも、ぎりぎり存在できる分は残して。



だめ!



今のは流す量を増やしただけ。
瞬間的に爆発させなきゃ。
悠二の存在の力は大きいわけじゃないけど
一瞬に集中させれば少しはましになる。



まだ、加減がわからないんだ。
自分が存在していられる分だけ残せって言われても。



貴様の中にある零時迷子は午前零時と共に存在の力を完全に回復させる。
遠慮なく使うがいい。



そうだけど・・・



毎晩、毎晩
飽きずによくやるわね。



熱い夜を邪魔しちゃって悪いな!



こ、こんばんは。



なに?
新しい気配のこと?



そ。
でかいのが来たでしょ。



フレイムヘイズらしいな。
クソ面白くもねぇ。



え?
そうなの?
そんな事ぜんぜん言って・・・



全く戦う気が感じられないから
言わなかったのよ。



ま、たまたま通りかかっただけかもしれないけど。
何しろここにとんでもない物があるから。



ぁ!



ちょっとは警戒しないとね。
これを見つけたときのあいつの喜びようったら。






ん!まさか、貴様・・・
そうか、そうなのか。






聞いてるかもしれないけど
シュドナイってば、またバルマスケ(仮装舞踏会)に
戻っているらしいのよね。



ぁ!



まことか?



なに?
バル・・・



バルマスケ(仮装舞踏会)
ともがら(従)の集団。



それを束ねているのが
トリニティ(三柱臣)と呼ばれる三人だ。
ヘカテー、ベルペオル
そして一時期離れていたシュドナイ。



もし、奴らが動き出すとなると
ちぃとばかし厄介だぜ。



そろそろ今後の方針を考えねばならぬ時かもしれぬ。
わかるな、坂井悠二。



え?
今後の?



この街を出る。
ということだ。



え?



悠二を狙ってバルマスケ(仮装舞踏会)が
この街に乗り込んでくる可能性が高いって事。



そうだよな。
僕がここに居ると・・・






あぁ、
突然、この世の真実を教えてしまったことは謝ります。
しかし、協力してもらうにはある程度知って
世界の違和感を感じてもらう必要があるのです。
さっき見てもらったとおり
この街のトーチはかなり多く、ゆがみもひどい。
こういった歪みを調整するのが我々の仕事です。



ふむ。
故に調律師と呼ばれておる。



調律するにはその土地で生まれ育った人間の協力が必要・・・



坂井君は?



坂井君・・・






すぐには行かない。
迂闊に動くのは危険だから。



うん。
この街を出る・・・
シャナと一緒に。







うふふふふふ。
準備は ちゃーくちゃくと進んでまーす!!!



この声・・・あいつか・・・



ふ。






バルマスケ(仮装舞踏会)。
星黎殿の動きが妙なのであります。



零時迷子。



ここが片付いたら向かうのであります。

2008年10月29日水曜日

灼眼のシャナ17 2/3




灼眼のシャナ17 2/3





私が目をはなしちゃったのが悪かったわ。
シャナちゃん、初めてなのに。



千草のせいじゃない。
私の鍛錬が足りないせい。



鍛錬なんてそんな大げさなこと言わないの。
料理はね、愛情こめて作ればそれでいいの。



愛情?






どれから食べようか、迷っちゃうな。






シャナちゃん
お料理はゆっくり勉強しましょう。
そうそう、明日はお祭りなのよ。
ゆうちゃんと一緒に行って来たら?



祭り?
あの騒々しいやつ?



楽しいわよ。
明日、早く帰ってらっしゃいな。
浴衣着せてあげる。
ゆうちゃんには内緒で着るの。
シャナちゃんの浴衣見たら、綺麗だってびっくりしちゃうわよ。



悠二が?



ただいま。



あ!



あれ?
なんか焦げ臭くない?



は!



そう?



悠二!
鍛錬はちゃんとした?



したよ。



シャナこそなんで来なかったんだ?



別に。



あ、シャナ
先に行っていて。
僕ちょっと買う物あるから。



うん。



吉田さんの弁当、食べるわけにいかないよな。



ありがとうございました。



ぁ!



吉田さん。



ちゃんと言う。
ここでくじけたら一生言えない。
ずっと後悔する。



あの・・・



坂井君。



はい!



明日の・・・
明日のミサゴ祭り・・・
一緒に行きませんか?



ぇ?
吉田さん・・・






明日の祭り、どうする?



なんか飛行船とか出て、いつもより派手らしいじゃ。



けど、男どうしで行ってもな・・・



誰か、女子誘うか?



ん?



あ!
池くん、おはよう。



あ、あぁ。



あの、こないだはごめんね。
池くん私の為にいろいろ言ってくれたのに・・・



いや、僕のほうこそでしゃばっちゃって。



ううん。
私、ちゃんと自分で頑張ってみるから。



実は・・・
吉田さんに明日の祭り、誘われた。



行くの?



うん。



そうか。



おまえに言われたことわかっているんだけどさ。



僕に遠慮して断っていたら
そっちのほうが許せなかったよ。
たぶん。
正直、本当に好きなのか自分でもわかっていないし
そうだとわかったら僕も勝負に出る。



うん。






そうだね。
たくさんで行ったほうが楽しいかも。



でしょ、でしょ?
田中、あんたも入れてあげようか?
楽しい、ミサゴ祭りツアー。



あー、いや悪い。
ちょっと用事があるから。



や、やだ。
何、まじにとってるの?
冗談だよ。冗談。



祭りなんて今まで興味なかったけど。






シャナちゃんの浴衣みたら綺麗だってびっくりしちゃうわよ。






これは、たぶん・・・
楽しい。






ん、ん?



よう、具合はどうでぇ、大将!



ちょっと場所、借りるわよ。



また、バーを追い出されたんですか?
あんな所で寝なくても、他の部屋 使ってくれてもいいのに。



無駄に居場所を作っちまったら
未練がでかくなっちまうだろ?
出て行くときによ。



だいたい、あんたの所のメイド
掃除しすぎるのよ。



うちの親が気にしているのは
家を綺麗にしておくことだけですから。



まぁ、おかげで俺たちも 居候決め込めるって訳だ。
ありがてぇこったな。ヒャハハハハハハ。



まったくね。
こっちも気楽だし。



ふん、お子ちゃまね。
ほんとは看病して欲しいんでしょ。



うははは。
なーに期待してんのよ。



おいおい
熱が上がっちまうぜ。



これだけ元気があれば大丈夫ね。
じゃ、一眠りさせてもらうわ。

おやすみ。






坂井君を誘えた。
明日はきっと言える。



ありがとうございました。



ぁ!



あなたは知っているのですか?



え?



気配が強く匂ったのですが・・・



ふむ。
このお嬢ちゃんの近くに隠れて定住している者がおるだけじゃろう。



あぁ、そのようですね。



今のは?



あぁ、申し遅れました。
私は儀装の駆り手、カムシン。
これは・・・



わしは不抜の尖嶺、ベヘモットじゃ。



協力していただきたいのですよ。
あなたは最適だと思われるので。
危険はありません。
ただ、この街のゆがみを直すだけです。

あぁ、逃げないで下さい。
これを見てもらえばわかります。
この世の本当の姿が。



この世の?



さぁ。



ぁ、
あ!






ん?
マルコシアス。



あぁ、居やがるな。
今んとこ仕掛ける気はなさそうだが
様子見だな。



そうね。

ん?






え?
姐さんと一緒に?



もし、マージョリーさんたちが出て行くときは
俺も。

2008年10月28日火曜日

灼眼のシャナ17 1/3




灼眼のシャナ17 1/3


新たなる序章。






よぉーし!
残り15分、自由時間だ。



わーい。



こら!
危ない真似だけはするんじゃないぞ!



はーい。



あい方が休みだと元気ないね。
なぁに?喧嘩でもした?



べつに。



ふーん。
じゃぁ、佐藤 本当に風邪なんだ。



あぁ。



って、あれ?おがちゃん、佐藤が休みだと気になるわけ?



はぁ?ばーか。






吉田さんのこと・・・
好きなのか?






そんな事・・・






私、坂井君にちゃんと言う!






悠二は私の・・・



言うんだ。坂井君にちゃんと。






そんなんで、いいのかよ!
こんな半端なことしてたら、結局悲しいめに逢うのは・・・






大丈夫。言える。
何かきっかけがあれば・・・



負けない。絶対に負けない。






これで星黎殿もがら空きだな。

何をするつもりだ?



この星黎殿を器にするのさ。
あの秘宝中の秘宝、零時迷子とこのヘカテーのために。



いいのか?
ヘカテー。



ベルペオルのやりたいように。



またこもっちまったな。



どこで見たのか、
ああしていれば答えが出ると思っているのだからねぇ。



その無垢なところがいいのさ。
俺のヘカテーは。



ふん。



今度の件
ヘカテーに害は無いんだろうな。



あぁ、
むしろ永遠の存在にしてくれるだろうよ。
今、この企てにぴったりの者が動いているところさ。
少しばかり不安はある男だがね。






一人で鍛錬しろって
シャナ一体どうしたんだろう。



我も聞かされておらぬ。



でも、今までこんな事 無かったよな。
何かよっぽど重要な用事でも・・・



無駄口を叩くな。
速度を上げろ。



はい、はい。






はい、いいわよ。

でも・・・
本当に一度もやったこと無いの?



ない。
ヴィルヘルミナがそういう鍛錬はいらないって。



ヴィルヘルミナさんってアラス・トオルさんと一緒に暮らしていた方ね。



うん。



そうなるといきなりお弁当作りは難しいかもしれないわね。



ぁ?



お弁当じゃなきゃ駄目かしら?



うん。



ゆうちゃんが作ってって言ったの?



でも・・・なんか嫌だった。
悠二が吉田一美のお弁当食べているの。



吉田一美さん?



だから・・・



そう。
それなら基本の卵焼き作ってみる?



うん。






止まるな。走り続けろ。



ちょっと待ってよ。
息が整うまで。



しようの無いやつだ。
少しだけだぞ。



はい、はい。



返事は一度でよい。



わぁ、ミサゴ祭りか。
もう明日なんだっけ。



なんだ?それは。



えっと、結構大きい祭りでさ
昔はよく父さんと母さんと三人で来たんだ。

好きだったな。
りんご飴。



ん?



あぁ、夜店で売っている飴だよ。
そうだ!明日、シャナと一緒に・・・

シャナは祭りなんかあんまり興味ないか。



むろんだ。
鍛錬を続けろ。



はい、はい。



返事は一度でよい。






大丈夫よ。怖くないの。
これはお祭りの飾りなんだからね。
ミサゴ祭り、もうそんな季節なんだ。

そうだ、坂井君もお祭りに誘おう。
そこでちゃんと言おう。

エカテリーナ、帰るよ。
早く学校行かなきゃ。

2008年10月27日月曜日

灼眼のシャナ16




灼眼のシャナ16



この16話は小説版5巻とほぼ同じです。

アラストールの前契約者の話も5巻に載っていますが

10巻のほうが詳しいです。

そして、螺旋の風琴についても10巻で書かれています。

正直、螺旋の風琴については10巻を読みイメージ狂ったーー!!

と叫びたくなった私です。


そして・・・


天道宮が沈み、ヴィルヘルミナと別れる時

ティアマトーを含め少々の会話があるのですが

これは小説版を読んだ人だけのお楽しみって事で。



ヴィルヘルミナから旅立ちに渡された物がメロンパン1個・・・

って、どこかのゲームですか!?!?





旅立ちの時の同行者、アラストール

持ち物、メロンパン1個、大太刀1本

服装、自在式を埋め込んだ包帯と自在の黒衣。



どう見ても、某ゲームの最初の持ち物と思えて仕方がないのですけど。



それより・・・

ヴィルヘルミナさん、あなたそれ、いつ買ったんですか?

パン屋さんで二つのメロンパンを悩みに悩んで・・・

積荷を放棄し、オルゴンに出会い、緊急事態で急いで天道宮へ戻ったはずですけど・・・


戻る途中で、メロンパンを封絶の中で1つ手にいれ

レジに代金だけ置いてきたのですか?


ついつい、こういう無駄な突込みをしたくなる私です。












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2008年10月26日日曜日

灼眼のシャナ16 3/3




灼眼のシャナ16 3/3





そう、新しい時を・・・






天目一個の力は大太刀のみ。
自在法を行使せず、身一つで戦うべき相手だった。
しかし・・・
我々ぐぜ(紅世)のともがら(従)と対するに
外見から攻撃の手を読むにだけでは不足だ。

外の動きと同時に内における存在の力の変質
つまり、自在法が発現する気配を感じなくてはならない!

見た目の注意も怠ってはならない。
そして、忘れてはならない・・・
ぐぜ(紅世)のともがら(従)の自在法は
ありえない不思議を起こす物。



あ?!



驚きに意味はない。
現実にあるものを見ろ。
それはそこにある。
我々の業として。
それが我々・・・
ぐぜ(紅世)に関わる
その戦い。
そろそろ言葉は尽きる。



はぁ?!



いくぞ!






ヴィルヘルミナ・・・



新しい時を見るのであります。






では、我々ともお別れでありますな。



あ!



永く世話になった。



えぇ。



一緒に来てくれないの?



それでは今まで頑張ってきた意味が無いのであります。



でも・・・!



もうこれからは何でもお一人でやらねばならないのであります。
大丈夫 とはそういう事であります。
どうか許して欲しいのであります。
私たちが教えたとおりにやっていれば 問題はないのであります。
それに いまや、天壌の劫火が一緒。
心配することは無いのであります。



大丈夫。



うむ。



あ、



あ?



ヴィルヘルミナ・・・



私の目が無くなるからと言って
甘い物を食べ過ぎては・・・



抱きしめさせて欲しいのであります。



うん。






ねぇ、シャナ。

どうしてそんなにメロンパンが好きなの?



うん?
それは・・・



それは・・・?



教えない。



ちょ、ちょっと待ってよ!



待ってよ、シャナ!



待たない!



なんだよ、それ!?

2008年10月25日土曜日

灼眼のシャナ16 2/3




灼眼のシャナ16 2/3







これは?!



夜笠。
炎髪灼眼の討ち手がまとう
我が翼の一部たる自在の黒衣だ。



おぉ。
我、強者に武の器 与うを
使命とするなり。
よって、我 自ら望んでミステス(宝の蔵)となる。



ぁ!



人間 自らミステスとなっただと?



なんでそんな事を?



強者・・・



我を得るに相応しき
強者求め
我、自ら望んでミステスとなる。



我・・・
あの大太刀のこと?



うむ。
鎧武者、天目一個と大太刀。
それらを作った者、
三つの自我が混在しているようだ。



人を超えたる強者に・・・
我が命の精粋を注ぎし武の器・・・
贄殿遮那を得るに相応しき強者求め・・・



馬鹿な。
その強者を探すため自ら望んで
人としての全てを捨てたと言うのか?



そう。
おまえも私と同じ。
自分の意思で自分の居場所を探して一心に進んできたのね。
もう、大丈夫。
おまえの持ち主たる強者はここに居る。



強者よ・・・参る。



えい!

うわぁーーーっ!

力を集中させる。






行くのでありますか?



今さら言うこともないだろ?
ヴィルヘルミナ・カルメル?
俺は彼女との誓いを果たすためだけに
生き永らえてきた。
きみだって、そうだろ?



いいえ。

私は・・・






なんという無茶をする奴だ。

得た早々に我がフレイムヘイズを
失くしてしまうやもしれぬと心配したぞ。



たまたま上手くいっただけだって言うのは
よくわかっている。
鍛錬の100倍は凄くて
ともがら(従)の千倍は怖かった。

いいよね?



言った以上は、責任を取ってやるものだ。



貰うよ。ありがとう。
一緒に行こう。おまえも。






おや、誰か一人
討ち伏されたか。






あ!



大規模な破壊が起こる。



うん。



あ!



この感じは・・・
ぐぜ(紅世)の・・・
・・・シロ。
行くよ!アラストール!






私の勝ちね。
勝ったほうが相手を好きにする。
惚れた女に出す条件じゃないわよね。
約束は3つ。

もう、人は喰わないで。
もう、世を騒がすことはしないで。
私の後に現れる炎髪灼眼の討ち手を
可能な限り鍛えてあげて。

私の愛の為に。

最後の勝負
きつかったけど、楽しかったわ。
いやよ。待たない。
さよならなの。
虹の翼、メリヒム。






会いたかったぞ。
炎髪灼眼の討ち手。

こい!フレイムヘイズ!






あっ!






うわぁ。
ん?



触れるな!
ヴィルヘルミナ・カルメル!
俺たちが今、ここにある意味を想え。

彼女の望みを果たそう。
我々は、ただその為だけに
共にあろう。






嫌なやつ。
本当に最後まで嫌なやつ。

もう、昔の話。
今の私は新しい時を見ているのであります。

2008年10月24日金曜日

灼眼のシャナ16 1/3




灼眼のシャナ16 1/3


炎髪灼眼の討ち手。






今や遠慮容赦一切無用。
神器ペルソナを。



承知。



不備なし。



完了。

開戦。



くっそー




な!
うっ!



完遂。






もう、ここまででいいわ。
後は私とアラストールがやるから。

完全無欠のフレイムヘイズを見つけてあげて。
男を残して死ぬ女の、これが最後のお願い。

さよなら。
ブィルヘルミナ、ティアマトー。
今までありがとう。
あなたたちに天下無敵の幸運を。






千征令、オルゴン。
今や炎髪灼眼の討ち手は契約を成立させたのであります。



炎髪灼眼?



しかし彼女がこの世に慣れるまでの期間
その存在を隠さねばならない。
つまり、おまえを逃がすわけにはいかないのであります。



逃げるだと?
ふざけるな!



お前が戦う相手は炎髪灼眼でも私でもないのであります。



に、虹?
そんな・・・
馬鹿な・・・

貴様・・・
虹の翼、メリヒム!



これは俺の仕事かい?



あなたの誓い、大事な勝負を
なまった腕でやってもらっては困るのであります。



ふっ。
腕慣らしと言うわけか。

久しぶりだね、千征令。



なぜ・・・?



世話になるよ。
俺の虹天剣の威力を試すのに君ほどの適任は居ない。



なぜだ・・・?



さぁ、すぐに終わらせようか。



なぜ、貴様がここに居る!?






ねぇ、覚えている?
あなたと契約したときの事。
この契約は運命なんかじゃない。
私が選択したことを。






私はそれでも自分で選ぶの。
この道を。






きっ!くそー!
なんていう事だ。
どうにかしてこの場から・・・
あっ!



我、強者と仕合う。



待ってーー!
あ・・・ぎゃー・・・



いいよね?



強者よ。



来る!




見える!



見える!



力が湧いてくる。
これが・・・これがフレイムヘイズ!

すごい!
これが生死をかけた戦い。



伝説の化け物といっても何か弱点はあるはず。

はぁっ!
どうだ!

もう少しで壊せる。



離れろ!



しまった!
罠!

2008年10月23日木曜日

灼眼のシャナ15




灼眼のシャナ15



アニメ版15話は小説版5巻とほぼ同じです。


ただ、小説のほうがいろいろ詳しく書かれているので


アニメを見てから小説を読むとよいと思います。


アラストールの前契約者


炎髪灼眼の討ち手については小説版10巻がお勧めです。


これは番外編なのでアニメには出てきません。





私、やっぱりヴィルヘルミナが好きです。


ティアマトーのことを無愛想な奴と言いますが


ブィルヘルミナも五十歩百歩で・・・私から見れば十分無愛想?









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2008年10月22日水曜日

灼眼のシャナ15 3/3




灼眼のシャナ15 3/3







うん?



殺す。
私を侮辱する者 全て殺す。
皆殺しだぁ!






時が 来たか。






どうか契約の際、胸の中に隠しているものを
天壌の劫火に見せてあげて欲しいのであります。



わかってる。
今日、答えは出たの。
どんなものでも受け入れる。
私の隠し事はちゃんと話す。
最初に言ってあげなきゃいけないのは、アラストールだから。



はい。



じゃぁ、行こう。



煌めく紅蓮の炎髪灼眼は
きっと似合い、映えると思うのであります。






もっと早く!
急げば急ぐほど求める勝負は近づくわよ!



フレイムヘイズとは何とも業深いものでありますな。
いまや遠慮容赦一切無用。
神器ペルソナを。



承知。



不備なし。



完了。



貴様、万条の仕手だと?



おまえとは一度やりあいたかったのであります。



開戦。






始めよう。



もう少し待っててね。



ハハハハゥゥゥ。
ウワァー!



ウァー!



ウゥゥゥ。



急ぎ契約を。



ヴィルヘルミナがね隠していることを話せって。



うむ?



アラストールにもあるんでしょ。



我が討ち手には我を顕現させる秘法がある。
天破壌砕(てんぱ じょうさい)




それは器であるフレイムヘイズを破壊してしまうのね。






さようなら。
あなたの炎に永久にかげりのありませんように。
愛しているわ。
天壌の劫火、アラストール。






我が契約者は必要とあらば
その秘法を使ってでも
使命を果たす。

ほかに道のあったはずのおまえを
我らはそんな運命に縛りつけた。
ほかでもない。
我々の愛で。



知っているよ。
私も大好き。
みんな大好き。

アラストールは嫌だったんでしょ。
その秘法を使うことが。

アラストールが炎髪灼眼の討ち手の話をする時は
とても嬉しそうで、でも とても悲しそうで。

ありがとう。話してくれて。
でもね、私はそれでも自分で選ぶの。この道を・・・
たとえ器を壊しても使命を果たす。
それがフレイムヘイズの道。

私の話はそれよりずっと前。
ずっと疑ってきたの・・・
フレイムヘイズがこの世のバランスを守るために
ぐぜ(紅世)のともがら(従)と戦うって言う大義。



そうか。



本当にそうであるかどうかは自分で見極め
自分で決める。

ごめんね。アラストール。
私、悪い子なんだ。
どれだけみんなが私を愛してくれても
どれだけ私がみんなを大好きでも
それが嫌なら絶対に出来ない。



勝負の邪魔だ!斬れ!



ウギャァーーー!



偉大なるぐぜ(紅世)の王
天壌の劫火、アラストール。
あなたの志に敬意を。
わが身を器に顕現を。
共にフレイムヘイズたる使命を倒れる日まで果たしましょう。

アラストール、あなたなのね。
なんて・・・なんて熱い炎。
これが・・・
これこそが天壌の劫火。



神器を定めるが良い。



ペンダント・・・
あなたが外を見張るかす、曇りなき瞳となるように。



うむ。



よくぞ降り立った、修羅の巷へ。
戦いの庭へ。
我がフレイムヘイズよ。



ようこそ、私に。
天壌の劫火、アラストール。
私は・・・
私はフレイムヘイズ。
炎髪灼眼の討ち手。

2008年10月21日火曜日

灼眼のシャナ15 2/3




灼眼のシャナ15 2/3





エーー!ァアーー!

ゲァーー!!



シロ!



ヒェ!



敵の後続が来るのであります。
今の力で可能な限り抗戦して時間を稼いで欲しいのであります。



ヴィルヘルミナ?



行くのであります。



逃がすかーー!



貴様ーー!!



シロが心配。



いえ。






ねぇ、ヴィルヘルミナ。
ブィルヘルミナは、その・・・
フレイムヘイズなの?



いかにも。そのとおりであります。
ぐぜ(紅世)の王の一人
夢幻の冠帯ティアマトーのフレイムヘイズ
万条の仕手ヴィルヘルミナ・カルメルがその呼び名であります。



初見披露。



ぁー!!



今の声は我が身のうちにある ぐぜ(紅世)の王
ティアマトーのものであります。
非常に無愛想なやつなのであります。



どうして隠していたの?



先入観を与えないための措置であります。



ぇ?



自分で目指すべき姿を探し
胸のうちで磨き上げ
決めて欲しかったのであります。
もっともそれは杞憂であったようでありますが。



だって私はフレイムヘイズとして生きたいんだもの。
少しは嬉しい?



嬉しくなかった事は一度もないのであります。



あ!わかっている!
ヴィルヘルミナは今、自分と私を誇りに思ってくれている。
きっと。



正解であります。



ぁ!



ぁ?






え?!



ぁあーー!



なんで?そんな馬鹿な!?
なんでこんなところに!?
ぐぜ(紅世)に仇をなすものが?!
どうして俺の前に居る?!
天目一個!!






なんと、あれは天目一個であります。



天目一個?



史上最悪のミステス
化け物トーチなどと呼んで居る者も居るのであります。

強いともがら(従)を探し殺戮を繰り返してきた
無敵のミステスであります。
うかつに仕掛けるのは極めて危険 でありますな。



遅滞防御。



了解。






く、来るな。
来るな!
来るな!来るな!来るな!来るな!来るなー!

もう少しで全てがうまくいくはずだった。
なのに・・・なんなんだ、これは!?
だ、だめだ。こんな奴に適うわけがない!

いや待て、ちょっと待て!

オルゴンはどうした?
まさか、こいつに・・・?

そうか、やはりこいつがバルマスケ(仮装舞踏会)の同胞たちを。

ベルペオル様!どうか・・・お守りを・・・






あの鎧武者が?



どうやら虹天剣によって外壁が破られたため
この場所、天道宮の場所が知られたようでありますな。



虹天剣ってシロの出した虹の事?

あっ!
シロは?



大丈夫であります。
あの状態で出来る事をやって
もう出来ないから止まっているのでありましょう。



止まっている?



あれは、誓いに生きているが為に
それを果たさないうちに死ぬようなことは
絶対にしないのであります。



どうして天目一個は一気に目の前のともがら(従)を倒さないの?



それは天壌の劫火を標的に定めているからだと
推測されるのであります。



支持。



あっ!
より強いともがら(従)であるアラストールと戦いたがっているのね。



当面はともがら(従)やその後続ともども
私が進撃を阻止するのであります。



その間に、私はアラストールと契約する。



双方の同意さえあれば一瞬のうちに終わるはずであります。
以降は天壌の劫火の指示に従えばいいのであります。

フレイムヘイズとしての使命を果たすために。



うん。



しかし、問題はそのたどり着くまでの時間を
私だけで稼げるかどうか
というところに あるのであります。



あのともがら(従)だけなら楽勝?



気配の規模から推測するに
高確率で勝利できるはずであります。



支持。



天目一個のこと、詳しく教えて。






どうすればいい。
下手に動けば間違いなく斬られる。



天目一個。



馬鹿め。自ら斬られるつもり・・・?

まさか・・・

あの娘、わかっていやがる。
やつは人を斬らないことを。



天目一個!
おまえの求める物はなんだ?

おまえがフレイムヘイズとの勝負を求めるなら
私を導け。
そうすればお前の望むままの勝負を私がしてやる。
炎髪灼眼の討ち手が。



炎髪灼眼の討ち手?



そうだ!



汝、強者たりうるものなり。
我、強者と仕合う。



てー!
させるか!



おまえの相手は私なのであります。



そ・・・今度あうときは・・・



あっ!

2008年10月20日月曜日

灼眼のシャナ15 1/3




灼眼のシャナ15 1/3


炎の生まれた日。





ウワァーーーーー!!!



ウァッ!






あっ!






な、なんだ?
ぁ!

あった、みつけたぞ!
天道宮!






緊急事態であります。






つわもの(強者)・・・

我、強者と仕合う。






ふん、動くこともできぬか?



急ぎ帰還するのであります。



承知。



ふん、この私がみすみす逃がすとでも?



な、なに?



そ、そんな・・・
馬鹿な・・・






う、
あ?

シロ・・・?

私のせい?

私の・・・いたずらの・・・せい・・・?

ごめんなさい!

私、見せたかっただけ。
見せたかっただけなの・・・
私 ここまでできるって
シロに勝てるんだって・・・

シロ・・・ごめんね。シロ・・・



そうか!お嬢ちゃんのおかげかぁ。



ぁ!



ウッハハハハハハハ。



ぅぁ!



ウハハハハハ。
事情を知らないが御礼を言いたいね。



人間?
違う!ぐぜ(紅世)のともがら(従)!



そうだよ。
顔をしかめちゃってまぁ。

なぁ、念のために聞いておきたいんだが。
おまえは なんだ?
何者だ?



私は・・・



うん、私は・・・?



フレイム・・・ヘイズに・・・なる者よ・・・



ワハハハハハ、アハハハハハハ



まだフレイムヘイズになっていない者か!
見つけたぜ!最高だ!
俺の望んでいた最高の答えだ!

なんたって、炎髪灼眼の再契約阻止は誰にも無視できない
大手柄だからな。



これがアラストールの教えてくれた存在の力を操るってこと?
これが人間を分解するやり方。

そうやって人を喰べるの?



あぁ、いつもこうしてな。



いつも・・・
フレイムヘイズの・・・敵!



おや?震えてるじゃないか。



じゃぁな、今度はもっとましな境遇に生まれるよう祈っているぜ。
ヒヒャハハハハハ。



これ以上があるもんか。
何度でもこれを選んでやる。
私はフレイムヘイズになる。
決めた。
私はフレイムヘイズになる!



今回はあきらめてもらうぞ!



オワァーーーー。

ダーーーー。



ただいま戻ったのであります。



ヴィルヘルミナ!



お話は後であります。



うわぁ!



どうやら けじめの時であります。



誰にとっても。



これはシロのせいじゃないの。
悪いのは私!
私・・・



彼を責めているのではないのであります。



ここにともがら(従)が現れた以上
この生活が不要になったということであります。
もう、ここに居る必然性がなくなったという事であります。



やだ!
やだ、駄目!
私なら 絶対に フレイムヘイズになるんだから!
やだ、やだ、やだ。
ね、ヴィルヘルミナってば、やだよぉ!



誤解であります。



え?



まったく わかっていないので あります。



なにが?



もう大丈夫だと言うことであります。



ぇ?



もう、この鍛錬を行う生活は不要となり
フレイムヘイズとして生きる時が来たと言う事であります。



ぁ?

2008年10月19日日曜日

灼眼のシャナ14




灼眼のシャナ14


この部分も原作どおりで、5巻に収録されています。

アニメでは悠二もシャナも制服のことが多いのですが

小説版では千草が二人の服を選んでいるようです。

そして微妙にペアルックになるように。


小説版の5巻は番外編でシャナの過去が語られるのですが

ここで養育係のヴィルヘルミナが登場します。


このヴィルヘルミナが後に重要人物として出てくるのですが、

急に出てもファンが混乱しないようにと言う配慮なのでしょうか?


アニメの中のシャナはいつもメロンパンしか食べていないように見えますが

小説版では、甘い物すべてがシャナのお気に入りのようです。









★灼眼のシャナ★その他の商品

2008年10月18日土曜日

灼眼のシャナ14 3/3




灼眼のシャナ14 3/3





琉眼ウィネ
私を助けておくれ・・・

同胞に仇なすしれ者どもに
その道具たる討滅の追っ手、
フレイムヘイズどもをたくさん・・・
たくさん屠っておくれ。






ベルペオル様。
もう少しです・・・
もう少しで今までにない大きな手柄を・・・
最高級の手柄を。






うむ・・・むむむ・・・
うむ・・・むむむ・・・

甘やかしてはいけないのであります。
いや・・・しかし・・・いや・・・



接近中。



了解。



確認したのであります。



離脱。



積荷を放棄し後、離脱するのであります。






見知らぬ顔だな。
フレイムヘイズ。



千征令オルゴンでありますな。



正解。






どうした?
なぜ戦いの姿に変わらぬ?
それとも契約したばかりで力もろくに使えぬ新参か?
ふん。
やはりウィネごとき雑輩が戯言。
あてになどならぬな。
早々に踏み潰してくれよう。

まずは『ホグラー』の勢、出でよ。

次に『ラハイア』の勢、出でよ。

貴様が変わらぬというのなら
我が四枚の手札全てを出すまでもあるまい。



千征令オルゴンの力、レギオン。






はっ。
当たった。

ど、どう?
びっくりしたでしょ?



ハ、ハ、ハハハハハ。
ワァーーーーーーー!!!



ギャーー。






あっ!






な、なんだ?






あぁ!



あった・・・みつけたぞ・・・
天道宮!






緊急事態であります。






いいぞ!素晴らしい!
世界は俺のために回っているじゃないか。






つわもの(強者)・・・

我、強者と仕合う。

2008年10月17日金曜日

灼眼のシャナ14 2/3




灼眼のシャナ14 2/3





まだシロに一度も当てられないのでありますか?



ヴィルヘルミナ。
買い物から戻っていたの?



はい。



それで、いつものお土産は?



ご自身の失態の結果であります。



この服、戦闘に向かない!
丈が長すぎて足を振り回す邪魔になる。
これじゃシロの動きについていけない!



この天道宮の外の世界では
戦闘力の高いものが着用する服とされているのであります。



でも・・・
あ・・・



現に、それをまとった人間が
見事な動作で戦闘をこなす様を私は目撃しているのであります。



えい!



あぁ~。



ベェーだ!意地悪ヴィルヘルミナ。



意地悪でなく・・・
評価であります。






人を喰らうぐぜ(紅世)のともがら(従)。
それを討つフレイムヘイズ。
外の世界は本当に・・・






こんどこそ!






平気!平気だってば。



どこでありますか?



右のわき腹。



手当ては?



いらない。



うー!



本当は痛いのでは?



そんなところ触れたらびっくりするに決まっているでしょ!



えい!



行儀が悪いのであります。



おやすみなさいませ。






まだ十分に時は残されているのであります。






ねぇ、アラストール。
またあの話を聞かせて?
炎髪灼眼の討ち手の。






今日も出かけるの?



帰還予定は早くて夕刻。
昼食はレンジの中に用意しておくのであります。






残る買い物は・・・
・・・お土産だけであります。



自在法。



確認済み。
しかし気配は非常に薄いのであります。



要警戒。



ここ最近、常に行われているのであります。
今日もこれまで同様、我らの座標特定まで至らぬと
判断するのが妥当であります。



油断大敵。



了解。



しかし天道宮の感知はいかなる自在師にも
不可能であります。






ヒヒャハハハハハ。
ウヒャハハハハハ。
網を張ったかいがあった。
これで天道宮に一歩・・・
ん?

千征令殿!



千征令殿が東洋においでとは。



我らがバルマスケ(仮装舞踏会)の軍師
ベルペオル様じきじきの命とあれば是非もあるまい。



何か大きな作戦でも?



貴様も知っているはずだ。
次々と消し去られていく同胞たちの事を。



はい。
と言うことはよほどのフレイムヘイズが・・・



有能な同胞たちが遅れをとったのだ。
かなりの使い手が居ることに間違いはあるまい。



うっ。



情報はないか?



天道宮まで、あと少し。
せっかく見つけた手柄をここで横取りされてたまるか。



貴様!
何を見つけた?



は、はい。
先ほど敵を・・・



ほぉ~。
貴様が見つけた敵とやらは?



間違いなく強力なフレイムヘイズです。
あるいは獲物についての情報を得られるやもしれません。




よかろう。
いかなる使い手であろうとも、我が力で踏み潰してやる!



はい。
ご助力に感謝いたします。



天道宮に逃げ込ませる前に殺しちまわなければいいんだが。






どうすればシロに?

うわぁ~あぁ~!

もう!

そうだ!



終わり。
戦いの基本は不意打ちだって教えてくれたのはシロだもんね。
うわぁー!

2008年10月16日木曜日

灼眼のシャナ14 1/3




灼眼のシャナ14 1/3


偉大なる者。






と、とにかく悠二はだめなの!



だめじゃない。
私は好きですって坂井君に言うし
ずるいゆかりちゃんに邪魔されることもないんだから!



ずるくなんか無い!
だめったら駄目なの!
悠二は私の・・・!

悠二は私の・・・何?

悠二は私と居るほうが絶対にいいんだから!



そんな事無い!
それを決めるのは坂井君よ!



悠二のこと何も知らないくせに!



これから知るもの!



無理よ!



なんで!?



無理ったら無理なの!



あたし、ちゃんと言ったから。



負けない。絶対に負けない。






間違いない。
あのミステスの中身は零時迷子。






はい。これ悠二の分。



どうしたの?シャナ。



何が?



何がってその・・・
ずっとイライラしているみたいだから。



うるさい。うるさい。うるさい。
メロンパンが美味しくなくなる。
負けない。絶対に負けない。

はむ。



はむ。



メロンパンの食べ方も知らないの?



え?!



あのね、まずカリカリな部分を少し食べて
次にモフモフな部分を食べるの。
で、また少しカリカリを、
次にモフモフをって食べると
バランスよく二つの食感を味わえるってわけ。

わかった?



わ、わかった。



よし。はむ。



うーん、何、この香料臭さ。
この店メロンパンって物の持ち味全然わかってない。



あは。本当に好きなんだ。
あ、いや シャナはメロンパンが大好きなんだなぁ~って。



好き?



うん。



僕がシャナについて知っていることは
たった二つしかない。
フレイムヘイズであることと
メロンパンが大好きな事だけだ。

でも、その二つはとても重要な事のように思える。
シャナがこんなにメロンパンが好きなのは
きっと、理由があるのだから。






はぁっ!

ふぅっ!

はぁーっ!

えぃ!

いやぁっ!



えぃっ!





と、言うことであります。
天壌の劫火。



それで、どうだ?



最適であります。



文武に秀で、学ぶ先を見通し、
知識におぼれぬ賢明さを持ち、
怠惰を自己に許さず。

何よりも得がたきは
稀に見る自尊心と闘争本能であります。
過去の例を顧みるまでもなく
最高の逸材であります。



気まぐれに拾った赤子がな。



起きた不幸な出来事は偶然。
私がそこに行き逢ったのも偶然。
この天道宮以外に寄る辺が無くなったのも偶然。



うむ。
何か不満でもあるのか?



御身が気づかれていないわけが無いのであります。
時折感じるのであります。
こちらに見せない姿を。
われわれに許していない何かを
秘めているように感じるのであります。

我々に絶対見せない
見せてはいけないものを心の奥に・・・



そうだな。
だが、それは我らとて同じこと。



はい。






ぶはぁ!

2008年10月15日水曜日

灼眼のシャナ13




灼眼のシャナ13


ほぼ原作どおりですね。

ただ、校庭裏での吉田さんとの言い合い。


思わず笑ってしまった私です。


双方の立場で見られるからでしょうか?


シャナの言い分も吉田さんの言い分もわかる。


でも、なんかガキの喧嘩って感じで・・・


でも、シャナは・・・

あれだけの戦いをして、封絶が解けるから急いで校庭へ戻るのだが

言い合いの続きをしているわけで・・・



小説版のほうでは校庭へ戻る途中で

制服を調達したり、着替えたりするシーンがあるのですが・・・

アニメではカットされています。



でも、愛染兄弟も・・・

あなたの周りに似たような人は居ませんか?

欲しいものを手に入れないと気がすまない人。

相手が欲しがるものを与えることが愛と錯覚している人。


ところで、アニメを見ながらこんな事を考える私って・・・










★灼眼のシャナ★その他の商品

2008年10月14日火曜日

灼眼のシャナ13 3/3




灼眼のシャナ13 3/3





ちょ、弔詞の詠み手!



ふ、ふーん。
ナイスタイミング。



戦機も熟して程よい食いごろだなぁ。
ハッハァー。




ペニィ!ペニィ!
ペニィ積もればお金持ち、っと!!



なぁんだ、憎しみ以外でも結構、戦えるじゃない。



みてぇだな。



あっ!



うぁ~!



シャナ!



悠二!



ぁ!



あれが?



間違いない。
あれが奴らの自在法を制御する宝具。



そう、これこそクレイドルガーデン(揺りかごの園)を操る
オルゴールですのよ。
どんなに複雑な自在式でも
一度打ち込めば何度でも自動的に奏でてくれる。



身体が、消えかかって・・・



ぼくの にえとのの しゃな かえせ!



薔薇の花輪をつくろうよ、っは!



ポッケにゃ花が一杯さー、っと!



おのれ、このままでは依頼が遂行できぬ。
愛染の兄弟は?
紅蓮!?
炎髪灼眼だと?!



ご名答!



愛染兄弟もあれではもつまい。
ここは一旦ひくか。



千変シュドナイが逃げる?



はぁーっ!



あっ!



私のお兄様・・・
何でも なさって・・・
私が 許しますから・・・



はぁーーーっ!



あっ!



にえとのの・・・



はぁーっ!

ごめん。



そっちも片付いたみたいね。
あの変態兄弟の自在式に
少し細工させてもらったわ。

馬鹿みたいに存在の力を集めていたから
街を復元するには十分 間に合うはずよ。






急いで。もうすぐ封絶が解ける。



わかってる。



早く戻らないと。
シャナはどこに居たの?



私は・・・
あっ・・・

うるさい!うるさい!うるさい!
関係ない!



あ、わかったよ。
それじゃぁ。



まって、悠二。
今度の戦い、おまえはピニオンを見抜いたり
弔詞の詠み手を手伝ったりいろいろ頑張ってた。
だから・・・ご褒美あげる。



え?
こ、これって・・・まさか・・・
い、いいのかな・・・?

ぐふ!



とっておきのやつ。
おいしい!



え?

はぁ。






私だって・・・何?



と、とにかく悠二は駄目なの!



駄目じゃない。
私は好きですって坂井君に言うし
ずるいゆかりちゃんに邪魔されることも無いんだから!



ずるくなんかない!
駄目ったら駄目なの!
悠二は私の・・・!

悠二は私の・・・何?

悠二は私と居るほうが絶対にいいんだから!



そんな事 ない!
それを決めるのは坂井君よ!



悠二のこと何も知らないくせに!



これから知るもん!



無理よ!



なんで?!



無理ったら無理なの!



私、ちゃんと言ったから。



負けない、絶対に負けない!



フン!

2008年10月13日月曜日

灼眼のシャナ13 2/3




灼眼のシャナ13 2/3





シュドナイ!聞いてるの?



ああ。



あのフレイムヘイズが動き出したわ。



彼女はほっておけ。
オルゴールを守れというのが命令だったように記憶しているが。
違ったか?



状況が変わったの。
このままではクレイドルガーデン(揺りかごの園)が解けてしまうわ。
早く!



別にほっといてかまわんと思うがね。
目当ての刀は手に入れたんだろ?



駄目よ!
ピニオンの偽装を見抜ける相手を放って置けないわ。



わかった。
フレイムヘイズから君たちを守るのが俺の仕事だからな。



お兄様、あまり時間がありませんの。
一瞬で燃やしてしまいましょうか?



わかった、ほのおの けんだね。



どうかしら?自分の剣で焼き尽くされるお気持ちは。



悠二はやってくれる。
悠二は大丈夫!



さよなら、討滅の道具。
一人さびしくその身を焦がして逝くがいいわ。



一人じゃない!
道具でもない!

私たちは共にあってすがらず、ただ互いを強く感じ力を得る。
私はフレイムヘイズ。
世界のバランスを守るという使命の遂行を誓い決意した者。



お兄様!



ほのおの けん。



それってこれの事?



ブルートザウガー?!(吸血鬼)



あ?



お兄様!



返す。



うわぁっ・・・






君のほうから気配を現してくれるとは感激だよ。
殺戮の美姫。



くだらないこと言ってないで
とっとと本性現したらどう?



いいだろ。
獣になって快楽を交わすのもおつなもの。



寄せ集めもいいところだな。千変。



そう言わずに見ておけ。
今日が見納めかも知れないのだぞ。
蹂躙の爪牙!






どこだ?
この辺のはずなのに。

あの、上か。






残念だな。
弔詞の詠み手。
何という弱さだ。悲しいぞ。



そうね、もう悔しいと思う気持ちもおこってきやしない。



終わりにしよう。
せめて良き地獄を。
マージョリー・ドー。






これは?!



傷を再生した上に、あの炎を止めるなんて・・・



かえせ!
ぼくの にえとのの しゃな!



は!



渡していただきますわよ。



おまえ・・・



えぇ、お兄様の傷を治し、あなたの攻撃を防ぐには
力が足りなかったんですもの。
だから・・・



なぜそこまで?



言ったはずですわ。
私はお兄様の望みをかなえ、お兄様を守ると。



それがおまえの・・・



えぇ、愛。
あなたにも このどうしょうも無い気持ち感じさせてあげましょうか?



今、あの橋に動いている少年が一人いますの。



ぁ!






やっぱ無理だよ。
あんなとこ。



貴様、なぜ動いている?
ミステスか?






派手にやられたわね。



あぁ、だけどおめぇも芸の細かい真似しやがるぜ。
ここが崩れる寸前にダミーの人形を放り出して
気配消して、死んだと思わせるなんてなぁ。



歌も歌えない状態じゃぁあれが精一杯よ。
とにかく外の様子だけ確認しないと。
啓作、栄太。

ちょっと、啓作、栄太
返事しなさい!
どうしたのよ!



もう随分前からだ。



うん?



お前がやられて気を失っている間から
ずぅっと返事がねぇ。
物音もねぇ。



ちょっと、それって どういうことよ?!
まさか・・・

マルコシアス!



お前の望んだ結果だよ。



え?



おまえの怠惰なる愚者、マージョリー・ドー。

いつまでもくすぶって、自分は抜け殻だからって
誰にするでもねぇ言い訳して
挙句がこのざまだ。
どの口で誰に文句を言うよ。



だって・・・だって・・・
何百年戦ってきたと思ってるの?
銀を追って・・・追って・・・
少しぐらい休ませてくれても?



それが許されるんなら幸せだなぁ。
だがそうじゃねぇ。
てめぇの穴はてめぇで持つ。
それがこの世ってもんだろ?



また、こうやって立ち上がるのね。
這いつくばってからやり直すのね。



ワハハハハ。






おぉ!



あんたたち・・・



マルコ!これって。



ワハハハハァ!
俺は嘘はついてないぜ。
ここにお前が埋まっているとは伝えたが
返事は聞いてねぇからなぁ。



あんたねぇ・・・



ご無事だったんですねぇ。
姐さん!



おーっと、栄太!
近寄ると危ねぇぜ。
おまえの姐さんは今ボッコボコにされて
怒り心頭。
本気の本気って所だ。



で、でも・・・怪我は?



ハハハハハ。
この程度で心配するな。
早く玻璃壇に戻りな。



わかりました。
じゃぁ、戻ってます。



姐さん、ともがら(従)なんか
ぶっとばしてくださいね。



どういうことよ、これ!?
あたし、馬鹿みたいじゃないの!



ハハハァ!
じゃぁ、やれるかい?



そんな訳ないでしょ!
守るものがあるんだから!






うわぁっ!



何が入っているのか知らんが、いただくとする。



シャ、シャナ。



うむ。まさか!貴様・・・
そうか、そうなのか。
いただくぞ。



どっかーん!

2008年10月12日日曜日

灼眼のシャナ13 1/3




灼眼のシャナ13 1/3


校庭裏の宣戦布告





これは・・・



すごいね、ティリエル。
つかまえたね。



えぇ、当然ですわ。お兄様。
フレイムヘイズって頭が悪いんですもの。
どうせ、ここにあった大きな花を
私たちの弱点とでも思われたのでしょう?
これはピニオンという燐子ですの。
一つ壊されたところで、また咲くだけのこと。



ねぇ、ティルエル。
はやく にえとのの しゃな。
もう、いいよね?



えぇ、そうですわね。お兄様。
では、そろそろ渡していただけます?



誰が!



あっ!
にえとのの しゃなだぁ!






あっ!
はっ!



あんた、こんな所で何やっているのよ?



あ、あなたは・・・



まったく・・・
こんな状況でうろうろしているなんて、
おおかた、あんたあたりじゃないかと思ったけどね。



いや、それは・・・

うっ、何?



黙って!



あれって?



燐子の一種ね。
場所変えるわよ。






あっ。



聞こえる?
さっきのやっぱり あいつだったわ。



例の、もう一人のフレイムヘイズのお付で
ミステスって奴ですよね。



そういう事。



あのチビジャリに恩義感じているのか
惚れているのか知らないけど
無謀なもんよ。



無謀か・・・



それでどう?他に・・・



あの、誰と喋っているんです?



私の子分たちよ。



え?



どうなのよ。他の動きは?



あ、姐さん、今俺たちのこと子分って言ってくれました?



はぁ?



確かにそう聞こえて・・・
俺たちやっと認めてもらえたのかって。



まったく、ガキなんだから。

ほら!そんな事より動きは!?



ワハハハァ
照れてやがるぜ。
我が純情なる・・・



随分扱い違うな。アラストールと。



えっと、さっき出来上がった花みたいな所から
パイプラインみたいに組み替えられました。



相変わらず自在式は滅茶苦茶にこんがらがっています。
トーチは変化なしです。



ふぅん。
そう言えば何であんたがあそこに居たのか
聞いてなかったわね。



何でというか
存在の力を集める仕掛けがあるかもしれないって
シャナに言われて・・・



おいおい、ちょっと待て。
まさか、おまえ 花が咲く前から
あそこにあの仕掛けがあるって察知してたってことか?



う、うん。なんとなく。
でも、あんなのが相手じゃ壊すなんて僕には無理だろうけど。



こんな込み入った状態で、燐子の場所を特定できるなんて
特別以外の何者でもないわ。



そう なんですか?



あんたが居れば面白いことができそうね。
チビジャリを助ける事にもなるけど。どう?






あは。うふ。

やった!ぼくの にえとのの しゃな!



素晴らしいですわ。お兄様。



それじゃぁ、お兄様。



うん、ごほうびだね。






シャナ、何か役に立ったらご褒美でもくれよな。






シャナちゃん、私はね こう思っているの。
口と口のキスは誓いのようなものだって。






違う!こいつらも違う!



そうだ、お兄様
試し切りをなさってはいかがですか?



ためしぎり?

したい、したい。



ぁ!



すごいよ、ティリエル。
このけんは はすじが ぜんぜん みだれない。



お兄様は新しいおもちゃをフレイムヘイズ相手に試すのが
お好きですの。
まずは服、そして皮から肉、骨、
内臓の一つ一つ。

ん?
面白くありませんわね。

この期に及んで恨み言も言わなければ
泣き叫ぶこともしないなんて・・・



違う!
おまえたちのは違う!
それは誓いなんかじゃない!



誓い、ねぇ。
何も違いませんわ。
私はお兄様に喜びを与え、それが私の心を満たす。
私たちはお互いに愛を謳歌していますの。
討滅しか頭に無い、王の道具ごときに
とやかく言われる筋合いはありませんわ。



やっぱり違う!
おまえたち、お互いにすがり付いているようにしか見えない!



お子様には少しお話が高尚過ぎましたかしら?
討滅の道具に愛を語ったところで、甲斐ないことでしたわね。
私はお兄様の望みをかなえる。
お兄様を守る!
それが私の全て!



こんな奴らと、私と悠二は違う!



何?今のは?






背理(はいり)!
回帰順配列!



やれやれ、いくら詩が出てこねぇとは言え
無粋な呪文だなぁ。



効果は同じでしょ。
これで5つね。
次、行くわよ。



うん。



今度は、あのガソリンスタンドの前に居る男。



了解。
こうしていれば、いずれ敵も動き出す。



ピニオンだけを正確に破壊してまわっている。
あのフレイムヘイズ、いったいどんな手を?

2008年10月11日土曜日

灼眼のシャナ12




灼眼のシャナ12


アニメではマージョリーさんとシュドナイがすれ違った時に

わずかな会話をして通り過ぎるのですが、

小説版のほうではひと騒動あります。


封絶を張らずにソラトが人を喰ったり・・・


そして封絶もどき?が張られるのですが。



屋上で昼食をとっているとき

池くんが吉田さんの代弁をする部分も原作どおりです。

でも・・・


池くんと悠二が会話をする場所が

アニメ版では校庭の木の下になっているのですが

小説版では・・・



そして、校庭裏で吉田さんとシャナの会話。


私のイメージの中では

あの内気でちょっと怯えたような感じの吉田さんが

途中から強くなったと感じていたのですが、いつから強くなったのか?



この後の話で出てくる、調律師のあたりかと思っていたのですが

改めて見てみると、この校庭裏の時からのような感じです。



今までの吉田さんはもじもじ、おどおど。


それがシャナに対してはっきりとした口ぶり。


女性同士という部分も大きいと思うのですが

これがあの吉田さん?と思える台詞です。











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2008年10月10日金曜日

灼眼のシャナ 12 3/3




灼眼のシャナ 12 3/3





見てみて、ティリエル。

にえとののしゃな(贄殿遮那)だ。
贄殿遮那があるよ。



ええ、そうですわね。お兄様。
もう少しだけお待ちくださいね。

はじめまして。
この方は私のお兄様、愛染自ソラト。
私は愛染他ティリエル。
あなたはいずれ様かの契約者かしら?



私は天壌の劫火、アラストールのフレイムヘイズ
炎髪灼眼の討ち手、シャナ。



天壌の?
古い名前。
でも、そんな事はどうでもよろしいんですの。
あなたにはついでに遊ぶ程度の用しか無いんですもの。



ついで?
なんなのよ、こいつら。
ベタベタくっついて気持ち悪い。



用と言うのは簡単。
あなたのその剣を私のお兄様にいただきたいの。



なんですって?



悪いのは耳?
それとも頭?
もう一度言いますわよ。
その剣を・・・



必要ない!



にえとののしゃな。



うふふ。
お兄様のブルートザオガー(吸血鬼)のお味はいかがかしら?
存在の力をこめるだけで剣に触れている相手が手傷を追うのよ。



厄介ね。



うかつに切り込めんな。



にえとののしゃな 欲しい。

まーて、にえとののしゃな。






これが今みんなを止めちゃっている
自在法ってやつですか?



あぁ、あの変態兄弟
こっちが気づかないうちにこれだけの物を張り巡らせていたとはなぁ。



今どういう状況なんです?



昨日会ったともがら(従)のうち
二人はチビジャリと戦っているわ。
もう一人は街の外れに居るみたい。



いつ行くんです?



私が?
言ったでしょ?
私を狙っているわけじゃぁないって。



マージョリーさん。



何よ。



トーチが一つ動いています。



あ?



なんですって?!






あぁ~。
どうしてあんなに役に立ちたいとか
こんなに怖いのに。
ここにずっと隠れていれば安全だ。

やなこった!
役に立ちたいんなら行くしかないんだ!
何も・・・出ませんように。







やるわね。



戦力を見誤ったか。



にえとのの しゃな。



しつこい!



うふふふふ。
いい眺めですこと。






よし。
ぁ!
と、ともがら(従)・・・
燐子?






さぁ、贄殿遮那を。



うん。



にえとのの しゃな。
僕の物。
僕の物。

僕の物。
僕の物。



今!



きゃぁーーー!!
お兄様!!



そこ!



すごいなぁ。
それが にえとのの しゃなの ちから?
ほのおの 剣だ。



まさか!
再生が早すぎる!



わかったわ。
アラストール。

この馬鹿みたいに大きな封絶もどきは
こいつらに存在の力を供給する工場みたいな物。



うむ。
あれだけの破壊力や今の再生もそれで説明がつく。



問題は力の供給源がどこにあるかだけど。



許せない。
私のお兄様に傷を負わせるなんて!
事もあろうに私のお兄様の顔を踏みつけるなんて!
かわいそうなお兄様。
さぞ痛かったでしょね。



すごいよ。ティリエル。
にえとのの しゃなは やっぱり すごい。



剣はもうしばらく、これで我慢してくださいね。
あれを、すぐに頂きますから。



うん。



それより私の感覚が正しいとすれば力の源は・・・



いきますわよ!

無駄なことを!

どこへ行こうと言うの?






わかる。
あいつらの秘密が、守っていたものが・・・
これよ!



フレイムヘイズ!



一瞬でいい。
ただ一息、一撃必殺の・・・
力を!

燃えろ!!



うふふふ。



あっ!
しまった!

うわぁっ
うわぁーーー

2008年10月9日木曜日

灼眼のシャナ 12 2/3




灼眼のシャナ 12 2/3





そんなんでいいのかよ!!
こんな半端なことしてたら
結局悲しい目にあうのは・・・



やめて!
頼んでないよ・・・池くん・・・
そんな事・・・



吉田さん。



私、そんなのじゃないの。
違うの!



あ・・・






今朝、おまえたちを見たのは
実は僕じゃなくて吉田さんだったんだ。



そっか。



それを朝 聞いてさ。
自分でもわかんないけど
お前がいつもどおり吉田さんの弁当食べるのを見てたら、つい。
でも、おせっかいが過ぎたよな。
こんなつもりじゃ無かったんだけど。



おまえでも失敗するんだな。



失敗?
するみたいだ。
ごめん。



いいよ。

いわれたこと自体はほんと情けないけど ほんと間違っていないし。
だけど、僕にだけ言うならともかく・・・



ああ、反省しているよ。



なぁ、一つ聞いていいか?

おまえ、吉田さんのこと・・・
好き?







あたしって馬鹿。
本当に馬鹿。
池くんは何も悪くないのに、それなのに私
自分が言えないこと あんなにはっきり言われたから・・・
でも、言うの怖かった。

このままにしておこうって思ってた。
坂井君とゆかりちゃん、ただ一緒に居るだけなのに
凄くつながっているみたいに見えて・・・

もしあそこに割り込もうとしたら
今のわたしと坂井君との細い絆とか
関係も壊れてしまうかも。



なんで逃げたの?



逃げた?



ゆかりちゃんは ずるいよ!



何が?



ゆかりちゃんだって坂井君のこと好きなんでしょ!



好き?
私が悠二を?



なのにそっけなくして、知らないふりして。
なのに私よりずっとずっと近くにいて。
ずるいよ!!



関係ない!



ゆかりちゃんだって逃げているじゃない!



なんでおまえにそんな事 言われなきゃならないのよ?!



言う資格あるもの。



え?



私も好きだから。

私も坂井君のこと好きなんだから!



悠二は・・・
悠二は・・・私の・・・
私の・・・何?



私ゆかりちゃんの言うとおり
逃げてたかもしれない。
でも、もう違う。
もう決めた!
あやふやなままにはしないって。

他の人に頼ったりせず、自分で頑張ってやってみようって。
ゆかりちゃん、坂井君に好きだって言った事あるの?
私、坂井君にちゃんと言う!





だめ・・・



はっきり自分の口で。



駄目。



坂井君が好きですって。



駄目!
そんなの言っちゃ駄目!



ううん、言う!
決めるのは坂井君。
好きだって言っても居ないゆかりちゃんには
負けない!



私だって・・・
私だって悠二のことが・・・






これってまさか・・・自在法?






何するのよ!
何邪魔してんよ!

すぐに聞かせてやる!
私の気持ちを!
おまえなんか全然・・・

悠司は私とずっともっとたくさんあるんだから!
おまえなんか絶対負けない!
ぜったい、負けない!!






ねぇ、ティリエル
僕、わかるよ。
あっちに にえとののしゃな(贄殿遮那)がある。



えぇ、お兄様
では早速いただきに参りましょうか。






愛染の・・・昨日の奴らの仕業よ。
随分派手な真似してくれるわ。



どうするんだ?
わが麗しのゴブレット、マージョリー ドウ。
また見逃してもらうか?



そうねぇ。
奴らの狙いは私じゃないみたいだし。
無理して出る必要もない。



なんで!なんでですか!
そんな弱気なのって無いですよ。
俺たち足手まといにならないようにしますから
戦ってくださいよ、姐さん!



もういいですよ!
マージョリーさんが行かないのなら、俺が行きます。
足手まとい扱いされてるよりずっとましですから。



あのね、あんた。



姐さん、俺も行きます。
立派に戦えるってとこ見ててください。



あ~ぁ、もう!
わかったわよ!
とりあえず、例のデパートに向かうわよ。
フェチ野郎の置き土産が役にたつかも。



それじゃぁ!






封絶の・・・



そうみたい。

だけどこんなに大きな物を張る意味がよくわからない。



何かの罠かも知れないって事?



ともがら(従)の気配は3つ。
こっちに向かってくるのが2つと・・・



動かぬのが1つだな。



3対1、厄介ね。



ねぇ、シャナ
あの人、マージョリーさんの助けを借りたらどうだい?



プールで会ったでしょ。



今の弔詞の詠み手は戦力にならない。



迫ってくるのを迎え撃つほうが先決だろう。



うん。



あ・・・



悠二、おまえはどこかに隠れてて。



え?
まってくれ、僕も行くよ。



危険な戦いなのよ。



だけど・・・



火避けの指輪で守れない攻撃をしてくるともがら(従)だったら
おまえは一瞬で消えてしまう。



参戦の理由が無い。
したがって共に来る必要もない。



わかったよ。



だけど・・・
気になることがあるの。



この封絶らしき自在法を維持するには
今感じる以上の大量の存在の力が必要になる。
意味がわかるか?



もしかして、何かそのための仕掛けがあるのかもしれないって事?



宝具か?自在法か?
あるいはもっと別の何かが・・・



それを探ればいいんだね。



慌てるな!
簡単に見つかるとも思えぬ。



それに、街全体が相手の手のなかにある。
いつ、ともがら(従)や燐子に襲われるかわからないのよ。



ともがら(従)や燐子に。
やるよ。
できるだけの事、やってみる。

シャナ、何か役に立ったら
ご褒美でもくれよな。



ご褒美?

あ・・・

うるさい!
うるさい!うるさーい!
早くいけ!



じゃぁ、あとで。



行くか!



うん。

2008年10月8日水曜日

灼眼のシャナ12 1/3




灼眼のシャナ12 1/3


揺りかごに花は咲いて。






出会いという物もいろいろある。

戦うためだけの出会いもあれば・・・



あいつら、ともがら(従)じゃぁ?



見逃して良いんですか?



見逃したんじゃぁねぇよ。
見逃してもらったのさ。



え?



お黙り。馬鹿マルコ。






電話で話をする異世界の王と平凡な主婦。
なんて出会いもあったりした。



それに女の子は見かけよりも
ずっと早熟なものですよ。



奥方・・・






シャナとの出会いには
いったいどんな意味があるのか?

答えはまだ見つかりそうに無かった。



あ!



お!



おまえとは絶対にしない。



え?






心配しなくても大丈夫だよ。
平井さんとは仲がいいだけで、恋愛感情はないって。






だけど・・・
気になるよ。

私は坂井君が好き。
ゆかりちゃんも たぶん坂井君が好き。

じゃぁ、坂井君は?

あぁ~。
だめだなぁ~、私。

ちょっと早いけどお散歩行こうか。
エカテリーナ。






シャナ!
もう少しゆっくり走ってくれよ。
鍛錬の後にこれじゃぁ身が持たないよ。



いいから登る!



見せたいものがあるって言うからついてきたけど・・・
いったい何が?

あ!
こんなの、あるんだ?



うん。
私の大好きな眺め。






もう、待ってよ。

うん?

あ!






坂井の奴も呑気なもんだよなぁ。
吉田さんの気持ちもわかっているのか、わかってないのか。
素直だし、一途だし、けなげだし。
どこに不満があるって言うんだよ。
あんないい子に。






おはよう。



うん、あ!

おはよう、池くん。
今日も早いね。



吉田さん・・・



今日、すごく早起きしちゃって ちょっと寝不足なんだ。
犬の散歩も河川敷まで行って
それで・・・それで・・・






う~ん、いただきまーす。

はむぅ~。



俺にオルゴールの警護を?



ええ。
お兄様にこれ以上お待ちいただくのは心苦しいもの。
持ち主のところへ行って
にえとののしゃな(贄殿遮那)をもらい受けないと。



しかし、昨日は手を出してこなかったとは言え
あの弔詞の詠み手がこのまま引き下がるとは思えん。
さすがの君たちでもフレイムヘイズ二人を相手にするのは
楽じゃないと思うがね。



依頼主がかまわないと言っているのだから
素直に従ってちょうだいな。
フレイムヘイズが共闘を好まないことはご存知でしょ?
あんな雑魚はもし向かってきてもついでに料理してやればいい。
それだけのこと。



彼女を見くびるのはどんな意味からでも
危険だと思うが。



見くびる?
私たちはこのクレイドルガーデン(揺りかごの園)の中では無敵よ。
だからこそオルゴールを守って欲しいの。
そんなにおかしな命令かしら?







姐さん!

本当のことを言ってください。





あぁ?



あのともがら(従)に見逃してもらったなんて嘘ですよね。
俺たちが足手まといだったから
戦えなかっただけなんでしょ?
俺たちのせいで姐さんが雑魚扱いされるなんて
耐えられません。

お願いです!
何か言ってくださいよ!
姐さん!






屋上で食べるってのも新鮮だろ?



まぁな。



実は、今朝早くの事なんだけどさ・・・



ぁ!



どうも眠れなくてちょっと真南川まで散歩に出たんだ。
そしたら堤防に居るのを見てさ。



あっ。



池くん・・・



おまえ言ったよな。
何もないって。
おかしいだろ。
ずっとそうやって吉田さんの好意を受け取っておいて。



これはその・・・



そんなんでいいのか?

2008年10月7日火曜日

灼眼のシャナ11




灼眼のシャナ11


シャナはキスについて千草に聞くのですが、
この部分は小説版と同じです。


しかし、シャナがキスに関心を持ったのは
アニメ版ではドラマのワンシーンを見たり、クラスメートの会話だったりするのですが
小説版では屍拾いラミーが言い残した言葉から・・・ということになっています。


しかし、中学生の子供を持つ私としては
この11話から少しの間(愛染自、愛染他兄弟)の話が終わるまでは
15禁にしたいと思ったり・・・


中学生には見せても良いけど、さすがに小学生には見せたくないというのが
本音だったりします。


体育の授業での田中とシャナの対決も
アニメ版ではかなり省略されていて・・・
小説版では田中とシャナとクラスメートの会話が詳しく書かれています。


悠二の母、千草とアラストールの会話も
内容的にはほぼ原作とアニメの違いはないのですが
電話の使い方が・・・笑えます。
アニメではより自然な感じで描かれているのですが。







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2008年10月6日月曜日

灼眼のシャナ11 3/3




灼眼のシャナ11 3/3






続けていただきたい。



はい。
では失礼して
シャナちゃんには
人の気持ちや心に とても不慣れで無防備なところがあると
私は感じています。



うむ。



うちの悠二をはじめ
若さや勢いでせまる者があらわれた時
純真無垢なあの子がどれほど抵抗できるか?
昨日、私はその危険を感じて
だからあんな話をしたんです。



まだ、早すぎるのではないか?
長い年月をかけてさまざまな事を体験させ
ゆるりと教えていきたいと
我は考えていたのだが。



トラブルはこちらの都合には合わせてくれないでしょ?



ま、確かに。



ですから教えるべきことを教えるのに早すぎるということはないと
私は思います。
シャナちゃん自身の為にも。
それに、女の子は見かけよりもずっと早熟なものですよ。



奥方、



あ、はい。



我が突きつけた無思慮な要請を撤回させてもらって良いだろうか?



こちらこそ出すぎた真似をいたしました。
シャナちゃんなら大丈夫です。
あの子はきちんと教えれば
そこから自分なりのやり方で正しい答えを見つけられるはずです。
その信頼はお持ちでしょ?



むろんだ。






お兄様。



近い、近いよ。



どうしたのかしら?
何かお探しのようだけど。
もしかして・・・



ソラトの欲望の嗅覚はさすがだな。
この鬱陶しい感じはフレイムヘイズに間違いないだろう。



は?どこ?どこ?
どこに居るの?フレイムヘイズ。
早く欲しいよ。



それともう一つ。



あ?



そろそろ感づかれるだろう。



まぁ、いいでしょう。
フレイムヘイズが現れるのも時間の問題だとわかっていたはず。



ならばどうする?



もう少し仕掛けをめぐらせて
万全を期したかったのだけれども
始めましょうか?
お兄様。



うん。



手始めにまずはこちらからご挨拶にでも伺いましょう。
探すのは簡単ですもの。






昨日、何かあったのかな?



うん?



さっきアラストールが電話で
昨日の事がどうとかって・・・



知らない。



どうしたの?シャナ?



おまえとは、絶対に絶対に
しない。



え?



一緒に食べよう?



良かったら坂井君に作ってきたんですけど。



僕に?



いつも おにぎりばかり食べているから・・・
その・・・



あ、うん。

ありがとう。
いただきまーす。
うわ!



どれから食べようか、迷っちゃうな。



あ?



え?






いやぁ~
結構 買いましたね。



結構どころか・・・



何 言ってんの?
買い物はまだこれから。



あっ。



こりゃまた やばい時にでっけぇお客さんが来たもんだ。



なんだ?あいつら。



姐さん?



久しぶりだな。
美しき殺戮者。



こんな所で 何してんのよ?
ぐにゃぐにゃの色男。



あら、お知り合い?



ああ、紹介しよう。ティリエル。
フレイムヘイズの中でも指折りの殺し屋。
弔詞の詠み手、マージョリー・ドウだ。



まぁ、では蹂躙の爪牙の?



うむ。



でも、この人たち僕の欲しい物 持ってないよ。



そう、簡単に見つけられたと思ったら
獲物とは違いましたのね。



うん。だから、もう行こう。



お兄様がそうおっしゃるのなら。



あいつら、ともがら(従)じゃあ?



見逃して良いんですか?



見逃したんじゃねぇよ。
見逃してもらったのさ。



え?



お黙り。馬鹿マルコ。






それで、母さんとどんな話をしたんだ?



貴様が気にする必要は無い。



でも・・・



それより
もっと鍛錬に励め。
母に恥をかかせるものではない。



は、はぁ。



ゆうちゃん、シャナちゃん。
ご飯できたわよ。



うん。



わかった。



あ!



おぅ!



おまえとは絶対にしない。



え?






うん、どこにあるのかな?
にえとののしゃな(贄殿遮那)。

2008年10月5日日曜日

灼眼のシャナ11 2/3




灼眼のシャナ11 2/3






でも・・・



なんだ、ここに居たのか。



あっ!



何か調べ物?



うん・・・まぁ・・・



何?



別に、たいしたことじゃない。



あっ。



あん、心配しなくても大丈夫だよ。



池くん。



さっきも言ったよね。
平井さんとは仲がいいだけで、恋愛感情はないって。

だから、頑張って。






姐さん、ただいま帰りました。



今日の具合はどんなもんですか?



うっもう・・・うるさいわね。
頭にガンガン響くでしょ。



よう、栄太!
なんでぇ、その顔の傷はよう。



はぁ?



あぁ、これはちょっとボールが当たっちまって。



啓作、栄太。



うん?



なんか、お酒も飽きたわ。



え?






なんでやねん。



なんでやねん。



なんでやねん。



なんでやねん。






キスってどんな意味があるのかなって。



あら、でもどうしてそんな事を?



それは・・・



簡単なようで難しい質問ね。
シャナちゃん。
調べたって言ってたけど。



うん。
図書館で本を読んで調べても
前から知ってた程度の事しか・・・

どんな対人作法かは知ってたし、見たこともあるけど・・・



けど?



みんなが思っている意味と私が知っている意味とが
全然違うみたいな気がしたの。

千草ならその意味を知っているかと思って・・・



小説とか文学とかは読んだ?



個人の主観が入っているものは
的確な分析と論理的な思索の役にたたないって
アラストールが言っていたから。



アラス トオルさんって確か遠くにいらっしゃる
お父さん代わりの方ね。
立派な見識をお持ちだわ。



うん。



でも・・・

でもね、シャナちゃん。



うん?






でもね、シャナちゃん。
こういう場合にはそれじゃぁ、わからないかもね。
資料とかに載っているのは
厳正な事実や理論でそれ以外のものはないわ。
だけど、シャナちゃんが考えていることは
それ以外のものなの。



うん?



つまり、あやふやで完全な答えの無い
そう、心や感情のお話。



心や感情?



身体を触れ合わせるってのが親愛の情の表れだって事はわかっているわよね。



うん。
キスもその動作の一つでしょ?
握手とか、抱き合うとか、みんなそうしてる。



う~ん。
それはそうなんだけど・・・
ほら、それをアラス トオルさんにするのは
かまわないよね。



うん。



じゃぁ、ゆうちゃんとは出来る?



え?!



そ、それは・・・



改めて考えたら結構 恥ずかしいでしょ?



う、うん。



それがこのお話の核心。
それにキスって言っても
ほっぺにするのと
口と口でするのはかなり意味が違うのよ。



悠二と・・・口と口・・・
あぁ~・・・

そんなのやだ。
されたくない。



それでいいの。



千草・・・



させちゃ駄目。
それはアラス トオルさんにだってする事じゃないのよ。

シャナちゃん、あたしはね、こう思っているの。
口と口とのキスは誓いのようなものだって。



誓い?



そう、自分の全てに近づけてもいい。
自分の全てを任せてもいい。
そう誓う行為。



それがキス・・・






今夜はこれでおしまい。



ふぅ。ちょっと疲れた。
あっ!
あのさぁ、シャナ。



何?



零時迷子のおかげで僕の力は零時になるたび元に戻っていくわけだろ?



だから何?



それって歳をとらないって事なのかな?



自分で確かめてみれば?
長い時間がかかるだろうけど。



そっか。



何よ?



シャナとずっと一緒に居ることになるのかなって。



うん?



あっ。



シャナ!



何?



おまえたちに一つ頼みがある。



え?






これでいいの?



うむ。



千草、電話借りるね。



どうぞ、でもシャナちゃん、
もう学校へ行く時間よ。



うん。



もしもし。



うむ。始めてくれ。



千草、



あたし?



はい。お電話変わりました。



も、もしもし。



はい。



お初に御身の声に浴する、奥方。
我が名はアラストールと。



まぁ、アラス トオルさんでいらっしゃいますか。
平井ゆかりさんには、いつもいつもお世話になっております。
わたくし、坂井悠二の母、千草と申します。



こちらこそ、並々ならぬ世話をおかけしている。



いえ、たいしたことは何も。



それで、わざわざご連絡をいただけたのは
どのようなご用向きからでしょうか?
平井ゆかりさんの事とお見受けいたしますが。



そのとおりだ。
あぁ、それと あれのことはシャナと呼んでもらって差し支えない。
我もそう言い慣わしている。



あら、アラス トオルさん公認のニックネームですのね。



うむ。
まぁ、そのようなものだ。
それで、我が用向きだが・・・



はい。



実は昨日のことだ。



昨日?



あっ。



あ?



少々お待ちください。



ゆうちゃん、シャナちゃん
早く学校に行きなさい。



行って来ます。



はい、行ってらっしゃい。



あ・・・



ほら、早く!



お待たせいたしました。



奥方の恋愛観を否定するわけではないのだが・・・
昨日のような話はやめていただきたい。



シャナちゃん、喋ってしまったんですねぇ。



いや、我が無理やりに聞きだしたのだ。



いずれにしても、あのシャナちゃんにそんな事
話してもらえるというのは
深く信頼されている証拠ですわ。



うむ。



シャナちゃんのこと、随分と大事に育てられたのですね。
とっても純粋でいい子ですわ。



当然だ。
それ故にシャナに昨日のような
坂井悠二との不用意な接触を誘発するがごとき発言は
謹んでもらいたいのだ。



お話は伺いました。



奥方は賢明だ。
これで我が懸念も全て察してくれよう。



でも・・・



うむ?



シャナちゃんの為にもう少しお話をさせていただいても
よろしいですか?



うむ。



シャナちゃんはおっしゃるとおり
誇り高く、力強い いい子です。
でも、その一方で
とても幼くもろい部分を持っているように思えるのです。

2008年10月4日土曜日

灼眼のシャナ11 1/3




灼眼のシャナ11 1/3



悠二とシャナとキス







いい、悠二。
少しずつ力を送って。



わかった。



始めるわよ。



うん。



はぁっ!



うむ。
もう翼は楽に構成できるようになったな。



なんとかね。



ーーはぁっ!!



シャナ、もう時間だ。



そう、じゃぁ今日はここまで。



あっ!
12時。

零時迷子か。
力が元に戻るのはいいけど、この感覚はどうも・・・



慣れなきゃ駄目。



うん。
ちょっと・・・お腹すいたな。

下で何か食べないか?



なに、あれ?



ドラマの再放送だよ。



ドラマ?
作り話のこと?



まぁ、そんなとこ。

消そうか?



どっちでもいい。






りえ!






痛そう・・・



ねぇ、
どうしてあいつは叩かれたの?



そりゃ、いきなりキスされそうになったら嫌がるさ。
普通は。



キス程度で?



キス程度?



そうでしょ。



うん?






みんな、みんな見てるよ。
怖いよ。ティリエル。



大丈夫ですわよ。お兄様。



そういうきみらの格好や派手な行動が注目を集めているのだ。



まぁ!
花が咲き誇るのにどんな遠慮が要るの?
シュドナイ。

私のクレイドルガーデン(揺りかごの園)に守られている身分で
偉そうに言って欲しくないわね。



ね、ねぇ、ティリエル。
食べてもいい?



ええ、お兄様。
でも、もう少しだけ待ってくださる?



何の自在式だ?



お兄様の探し物が見つかりそうだから
準備をしておくのよ。
せっかく見つけても、誰かに持ち逃げされたら
元も子もないでしょ。



と、取られないように閉じ込めちゃうんだよね。
僕らの揺りかごに。



さぁ、お兄様。
どうぞ、あれ以外を召し上がってくださいな。



うん、いただきまーす。



ねぇ、オルゴールって知っているかしら?



オルゴール?
ミュージックボックスのことか?



ええ、普通はそう言うのだけど
オルゴールのほうが音の響きとして雅やかでしょ?



それがこの自在法と一緒に囲いを作るための宝具か。



とってもいい音色で鳴くのよ。






うわぁっ!

今さらドッチボールなんて。



大丈夫ですか?



うん、全然平気。



ショー!



うわぁーー!!



大丈夫か?



田中!?






凄い雨だったな。



でも中止になってよかったよ。
あのまま続けていたらヤバイ試合になっていたって。
絶対。



あ、姐さん。



姐さん?
誰、それ?



重症だな。
ありゃ。



うん。



なぁ、坂井。



ん?



平井さんの事なんだけど・・・



どうかしたのか?



いや、おまえらよく一緒に登校してるけど
その・・・なんかあるのかな?ってさ。



ああ、無い、無い。
何も無い。



ほんとだな?



え?






うん?



キスぐらいって言うけどやっぱり簡単には許せないよ。



あぁ、それ、わかる。
許しちゃうと後がずるずるだからね。



そういう意味じゃなくて・・・
なんて言うか、キスって大事だと思うし・・・



え?!



あっ!



キス。
昨日も悠二が変な感じだった。






教えてもらった事に間違いは無い。
はぁ~。