楽天

2008年12月31日水曜日

灼眼のシャナII 5 3/3




灼眼のシャナII 5 3/3





だいたいフレイムヘイズが、肩凝るんですか?



ワハハハハハ。
凝るわけねぇだろ。
揉まれるのが気持ち良いだけだよ。



そういうこと。
ほら、手が痛いんなら栄太にでも代わって頂戴。



あいつ、まだ来ていませんよ。



え?なんで?



さぁ?



ハハハァ。
逃げたな。
あいつもちったぁ、利巧になったもんだ。
もっともこの快楽の探求者マージョリー・ドーと
まともにつき合ってたら身がもたねぇけど・・・
お!
痛ぇって!



お黙り、馬鹿マルコ。






近衛さんの越してきたのって
あのお屋敷だったんだね。
あそこ、買い手がつかなくて
長い事、空き家だったんだよ。



そうなんだ。
今朝、ちょっと中に入ったんだけど
そう、古びた感じはしなかったな。
空き部屋が多いのは気になったけど。



だって、近衛さんと爺やさんの二人暮らしでしょ?
そりゃ全部の部屋なんか使いきれないよ。



そうなんだけど・・・
なんか、違和感って言うのかさ・・・



ふぅん。



お。



よ、よぉ。
奇遇だな。
今、近衛さんちの帰りか?



気になって見にきてくれた?



何、言ってんだよ。
通りかかっただけだっての。



今日は佐藤のとこ行かないんだ。



あ、そうだな。






ぁ!



これは!



ヴィルヘルミナ?

ヴィルヘルミナ!
居るの?
ヴィルヘルミナ!

ヴィルヘルミナ。



お帰りなさいませ。
もうすぐ食事の準備が整うのであります。



食事?



手作りでか?



むろん。
一口食べれば笑みのこぼれる楽しい食事であります。



気分爽快。



心配ご無用。
特訓を積んで来たのであります。



換気の特訓はしなかったのか。






ただいま。



お帰りなさい。ゆうちゃん。



うわぁっ!
どうしたの?これ。



ちょっと失敗しちゃった。



母さんが失敗・・・






お待たせしたのであります。



うぅ・・・



ヴィ・・・ヴィルヘルミナ・カルメル。
これは一体・・・何と言う料理だ?



ロールキャベツであります。



ロールキャベツ!?



キャベツの切り方、肉の混ぜ方、味付け、煮込み
全てのレシピを応用してひと手間加えているのであります。



美味向上。



応用・・・



あ・・・
食べて元気になって欲しいのであります。



あ・・・
はむ。



どうで、ありますか?



苦い。
ところどころ味が無い。



ぁ。



でも、ヴィルヘルミナが作ってくれたから
美味しい。






シャナ、まだ怒ってたな。
明日、ちゃんと話してみようかな。
そういや、池も・・・
周りの事・・・か。

2008年12月30日火曜日

灼眼のシャナII 5 2/3




灼眼のシャナII 5 2/3





こちらでございます。
本来なら、わたくしが学校までお送りする所
毎朝、坂井様にお越しいただいて本当に感謝しております。



気に、しないでください。
どうせ鍛錬があるから早く起きなきゃならないし。



鍛錬、でございますか?



あー、いえ、何でもありません。



おはようございます。



外から見ても凄いけど中も豪華なんだね。
近衛さんち。



そうでしょうか?



そっか。
近衛さんの基準だとあれが普通なんだ。
となると、佐藤の家に行っても驚かないのかな?



佐藤さん?



うちのクラスの佐藤だよ。
ほら、この間一緒にデカ盛り食べに行った・・・



ぁー。



ま、ゆっくり覚えていけばいいよ。



坂井さんの事はわかります。
そう、良かった。
覚えてもらって。



ん?






現国の教科書と、ノートと。
もう一人でも大丈夫じゃない?
ねぇ、吉田さん。



え?
あ、はい。



まだ大丈夫ではありません。



そ、そう?



じゃ、あせらなくていいから
わからない事があったら何でも聞いてね。



おお、やってるな、坂井。
頼んだ俺が言うのもなんだが
世話係も大変だなぁ。
朝から帰りまで着きっきりらしいじゃないか。



あ、いえ、僕だけじゃなくて
吉田さんも居ますから。



そうそう、その事なんだがな。
校内だけならともかく
送り迎えまでするには吉田はつらかろう。
お前の家、近衛の家とは逆方向だろう?



あ、それは・・・



そこまで考えてなかったんでなぁ。
すまん、すまん。
えっと・・・
緒方は確か近かったな。
吉田と変わってくれるか?



は、はい。
あたしでよければ。



吉田、それでいいか?



はい。



じゃぁ緒方、今日から早速坂井と協力して
近衛を頼む。



みんなも係りじゃないからと言って知らん顔するなよ。



はーい。







う・・・む・・・
むむむ・・・
お買い得なのであります。



原価相応。






なぁ、坂井。
最近、シャナちゃん達どうしたんだ?
ここのところずっと・・・



僕に聞かれても・・・
二人で何か話しでもあるんじゃないのかな?



そうは見えないけどな。



坂井君と喧嘩したわけじゃぁ ないよね。
こうして毎日、二人ともお弁当をくれるんだし。



あの、よろしければ、こちらとこちら いただけますか?



あ、どうぞ。






近衛さんをかまい過ぎだって?
そうは言うけど、ああいう子だし
ほっとくわけにもいかないだろ。



そんな事を言ってるんじゃない。
もう少し、周りの事も・・・
とにかく
かまいすぎだ。



池?



ヘイ、いらっしゃい いらっしゃい!
キャベツ、ピーマン、青菜に白菜
みんないいとこ いってるよ!

はーい、お姉さん、いらっしゃい!
どれも安いよ!
目茶安!
新鮮でお買い得だよ!

お、キャベツかい。
煮てよし、炒めてよし、生でよし
ちょっとこじゃれて、ロールキャベツなんてのもいいねぇ。
どうだい?
お姉さん、ベッピンさんだから
今日はサービスしちゃうよ。



料理・・・



まぁ、カルメルさんじゃありませんか。



へーい、奥さん、いらっしゃい。
毎度どうも。



奥様。



どうしたんですか?
何か心配事でも?



いえ、特にそういう事は無いのであります。



おせっかいだったら、ごめんなさい。
もしかして・・・シャナちゃんの事 ですか?



はぁ。



気にはなっていたんです。
ここの所、来てくれないし。
悠二に聞いてもよくわからないみたいで。



奥様。
食事と言うのは合理的なだけではいけないのでありましょうか?



そうですね・・・
それだけなら、こんなにたくさんのお料理は無いでしょうね。



栄養を摂取するだけでは人間は満足できないと?



ええ。
品を変え、味を変え、手間をかけることで
毎日楽しく食事が出来るのだと思いますよ。



ぁぁ。



カルメルさん。



はい。



よろしければ少しうちに寄って行かれません?



ぁ?






よぉ、おがちゃん。



ぁ?



今日、部活無いんだろ?
一緒に帰ろうぜ。



あー、ごめん。無理。



え?なんで?



緒方さん、そろそろ行くよ。



うん、うん。
今、行く。

お世話係、就任しちゃったからね。
部活の無い日くらい手伝わないと。



そ、そっか。



んじゃ。



帰るか。



あ、ああ。






まだ、帰らないの?



おまえこそ。



ぁ!



ぁ!



おかしいよ。またこの感じ。
凄く痛い。
嫌な気持ち。



わからない。
怒るつもりないのにイライラする。
悠二のしてることがわからないけど、頭にくる。






あぁ、あぁぁぁぁ。
そこ、そこ、そこ。
あぁ、効く。



こんなもんでいいですか?
手、痛くなっちゃいましたよ。



ぇえ?
もうちょっといいじゃない。
ね、これ一杯飲む間。



さっきから何度も聞きましたよ。

2008年12月29日月曜日

灼眼のシャナII 5 1/3




灼眼のシャナII 5 1/3


家族の食卓。





並外れたお嬢様育ちの近衛史菜(このえふみな)。
そのお世話係を務める悠二。
史菜(ふみな)はなぜか悠二の傍から離れない。
その姿はシャナと吉田の気持ちを大きく揺さぶり
二人はそこから逃れる事も出来ず
ただ、もがき続けていた。






いってててて。

あれ?痛くない。
怪我も・・・してない。



存在の力を
徐々に操れるようになっているのであります。



肉体強化。



存在の、力で?



今日も、ありがとうございました。
シャナ、どうしてます?



学校で会っているはずであります。



毎日。



鍛錬に来てくれない理由とか知りませんか?
尋ねても答えてくれなくて。



『都合が悪い』
としか聞いていないのであります。



詮索無用。



そう、ですか・・・



ではまた、明日。






当てるつもりの攻撃を、かわしたのであります。



直後転落。



それは確かに不手際。
しかし・・・
急場の肉体強化も、ある程度可能となっているようでありました。






時間であります。



定刻。



う・・・



また、これか?



利便性や調理速度を追求した結果
やはりここに立ち返ったのであります。



簡単便利。



しかし、連日こうでは
人間のいう食の彩りに欠けると思うのだが。



それは・・・
我らには無用のものでありましょう。



ぁ?
食べないのでありますか?



お風呂。






待ってよ、シャナ。
何を怒っているんだよ?



怒ってなんか無い。



怒ってるよ。



怒ってない!

私はただ・・・






私は、ただ・・・



また脱ぎ散らかしたままでありますか?
何でも人任せと言うのは関心しないのであります。



整理整頓。



わかってる。



まったく わかっていないのであります。



わかってるってば。



ミステスの鍛錬を
いつまでわたくしに任せるつもりでありますか?
理由の説明もなしにただ行きたくないなどとは・・・



行きたくないから、行きたくないの!



怒鳴ったところで事態に変化は無いのであります。



現実逃避。



昨日も、一昨日もその前も
そうして大きな声を出すばかりで・・・



だから・・・
わかってるって言ってる!!



いったい、ヴィルヘルミナはしつこい!
しつこすぎる!
服の事も、悠二の事も
私がわかってるって言ってるのに、
そうやって
何度も、何度も、何度も。






お茶ぐらい、飲んでいかれません?
このところ、朝早くから足を運んでいただいているのに。



奥様、お気になさらず
わたくしにとっても日課でありますから。



ですけど・・・



無理に勧めちゃ悪いよ、母さん。
カルメルさんにも都合があるんだから。



ええ・・・



じゃぁ、近衛さんのとこ、寄って行くから。



行って来ます。



はい、行ってらっしゃい。



では、わたくしもこれにて。



お構いもしませんで。






おはようございます。
坂井様。
今朝はお嬢様の支度が遅れております。
せっかくお迎えに来て頂いたのに、申し訳ございません。



いえ、そんな。



もう、まもなくかと思うのですが
どうぞ、中でお待ち下さい。



あぁ、僕はここで。



そうおっしゃらずに。
どうぞ。

2008年12月28日日曜日

灼眼のシャナII 4




灼眼のシャナII 4


この話もアニメだけの物です。

しかし・・・

天然ジゴロの坂井君。

八方美人は周りを悲しませるよ。(男の子に八方美人って呼んで良いのだろうか)



本人はいたって真面目に(真面目すぎるくらいに?)接しているのが

何とも憎いです。


ふと思い出したのは、ハヤテのごとくのハヤテ君。

風邪より重い病気を感染させそうです。



シャナも吉田さんも不機嫌になるのは当然!



そして佐藤があらゆる部分で悠二に勝負を仕掛ける。

悠二は・・・特別だから仕方ないけど

佐藤には納得できない。

男ってこんなものですかね。


大食い競争しなくても・・・

ラーメンとパフェが好きな私としては

デカ盛り天国、行って見たいと思ってしまいました。

食べきれるかどうか、自信は無いですけど。


これを見ているとついついイリヤの晶穂とイリヤの取材を思い出したりして・・・



しかし、2個目のパフェに挑戦するシャナも凄いと思ってしまった私です。


灼眼のシャナII DVD2巻


★灼眼のシャナ★その他の商品

2008年12月27日土曜日

灼眼のシャナII 4 3/3




灼眼のシャナII 4 3/3





近衛さん!



ぁ。



どうしたの?



ぁあ。

これって、野良猫から助けたの?



大丈夫です。



やっぱり、似てる。

きみは・・・



ぁ!






次は人参をピューレして・・・

ぁ。

私、嫉妬してるのかな?
こんな気持ち、やだな。






シャナ、遅いな。



あの方は来ないのであります。
今夜からわたくしが鍛錬の相手を務めるのであります。



ぇ?






巣箱、気に入ってくれたみたいだね。



シャナさんが居ません。



え、そうだね。

朝の鍛錬にも来なかったし。
まだ怒っているのかな?
でも、どうして?



おはよう、吉田さん。



おはようございます。



おはよう・・・ございます。



おはよう。



シャナ!

シャナ?



これ。



うん。



吉田さん、図書委員会なんだってさ。






ぁ。

シャナちゃん。






シャナ、本当にどうしたんだろう?

2008年12月26日金曜日

灼眼のシャナII 4 2/3




灼眼のシャナII 4 2/3





あれ、近衛史菜(このえふみな)が居ない。



え?



あそこ!



近衛さん!
待って!



勝手に動かないで。
みんなおまえに付き合わされてこんな事やっているんだから。
その事を自覚して。



シャナちゃん。



ごめんなさい。



おまえは・・・



そんなに怒らなくても。



悠二。



え?何?






なんでこんな所に?



ぁ!
凄い!






ふーん。
じゃぁ結局、例の転校生に怪しい所は無かったんだ。



えぇ。
たぶん、うちの学校で一番無害な子だと思います。



あっそう。
で、そっちは?
アウトロー(外界宿)からの返答、来たんでしょ?



バルマスケ(仮装舞踏会)が活動を再開したと言う情報は
依然入ってないようであります。



やっぱり、他人の空似だって。
ヘカテー一人をフレイムヘイズの所に送り込むなんて
いくらベルペオルでもありえないってぇの。



それは・・・



まぁ、零時迷子が戒禁つきって事で
慎重になるのはわかるけどね。



あの、アウトロー(外界宿)っていうのは一体?



我々フレイムヘイズの情報交換の場であります。



支援施設。



群れる事を嫌うフレイムヘイズどもの集まる
数少ねぇ場所さ。



それはそうと、あんた こんなとこで のんびりしてていいの?
チビジャリとミステスの坊や
今頃二人っきりで鍛錬の真っ最中でしょ?



たまになら問題ないのであります。



へぇ~。
少しは悠二の事、認めたんだ。



僅少極々。



じゃぁ今日は、あっちもこっちも
お楽しみターイムって事ね。



坂井のやつフレイムヘイズ相手に訓練してるのか。






シャナ!
なんかいつもより激しくない?



無駄口 叩かない!



なんで・・・
こんなに・・・



坂井悠二。
動作の起こりを力の脈動で感じるのだ。



うん。



うわ!
いったー。



まだまだね。



坂井悠二。
貴様の感覚は非常に鋭敏だ。
ぐぜ(紅世)の王に匹敵する存在の力も秘めている。
今後の成長しだいで只のトーチとも
只のミステスとも違う新たな道が見つかるやもしれぬ。
励む事だ。



新たな道・・・



そうだ。
貴様だけが歩む事のできる道だ。






悠二は強くなれるよ。






頑張ればきっと・・・
余計な事に惑わされなければ。



うん。






デカ盛り天国。



この店か。



珍しいな。
佐藤や田中が付き合うなんて。



デカ盛りと聞いて黙っていられるか!



カレー デカ盛り、お待ち!

カツどん デカ盛り、お待ち!

ラーメン デカ盛り、お待ち!

もう一丁、ラーメン デカ盛り、お待ち!



う、なかなか やるじゃねぇか。
相手にとって不足なし!



坂井、勝負だ!



え?
なんかよくわかんないけど、僕だって!



シャナちゃん、本当に一人で食べるの?



そっちこそ三人で食べたら意味が無い。



あたしたちは、これでも、多いくらい・・・だけど・・・



二人ともあんまり無理するなよ。



行けー!
どんどん、かっ食らえ!



何、やってんだか・・・?



同時だ!



凄い!



坂井君・・・



くそ、引き分けか!



あれ?



どうしたの?



あの、近衛さんが・・・



うん?



近衛さんが居ないんです。



どうだった?



だめ。居なかった。



お手洗いだと思ったんですけど・・・



迷子にでもなったのかな?



とにかく、探そう。



行く必要ない。



シャナ?



なぜ、悠二が探さなきゃいけないの?



なぜって、お世話係だし・・・



ここは学校じゃない。



でも、学校の帰り道だろ?
それに、送り迎えするって約束したから。



近衛史菜(このえふみな)にはもう警告した。
勝手に動くなって。
なのに黙って居なくなった。
それでも探す必要があるの?



シャナ。



帰る。



待ってよ、シャナ!

何を怒っているんだよ。



怒ってなんかない。



怒ってるよ。



怒ってない!
私はただ・・・



ただ、何?



あんなやつ、ほっとけばいい。



どうしてそこまで?
もう、ともがら(従)じゃないってわかったのに。



そんな事じゃない。
私は・・・



シャナ?



もういい!



私が目を離したせいで。



まぁ、気にし過ぎだって。



僕らも手分けして探そう。



そうだ。



ぁ!
もしかしたら・・・

2008年12月25日木曜日

灼眼のシャナII 4 1/3




灼眼のシャナII 4 1/3


憂いの少女たち。





近衛史菜(このえふみな)が頂の座(いただきのくら)ヘカテーでは?
と疑うシャナは襲い来るともがら(従)の前で
ぎりぎりの賭けにでる。
自らの危機に対しても身動き一つしない史菜(ふみな)に
ようやく疑いをとく。
しかし、悠二と接近する史菜(ふみな)の姿に
シャナの心は新たに揺れ始めていた。






近衛さん、当分、毎朝迎えに行くから
困ったことがあったら何でも言ってよ。
遠慮なんて要らないから。



はい。ありがとうございます。






近衛・・・
またやっているのか?
こりゃ誰か面倒見る人間が必要だな。
なぁ。



え?
僕、ですか?



一番適任だろ?



近衛、池の隣に座りなさい。
どうした?
早くせんか?



ぁ?






だからって、なんで悠二が。



しょうがないよ。
なんだか、なつかれちゃったんだから。
こっちの生活に慣れるまではいろいろとフォローしてあげないとね。






おはよう、吉田さん。



おはようございます。
坂井君。
シャナちゃん。



おはよう。



おはよう、近衛さん。



おはようございます。



もしかして、わざわざ待っていてくれたの?



私も近衛さんのお世話係りなのに
お迎え、坂井君に任せちゃったから。



それは、気にしなくていいって言ったのに。
吉田さんの家、方向逆なんだから。



でも・・・



登下校は僕に任せてよ。
その代わり、女の子同士のことはよろしく。



はい。



そろそろ行かないと授業に遅れる。



あ。



じゃぁ、行こうか。



はい。






なんで体育の授業がプール掃除なんだ?



さぁな。
ま、机に向かうよりはいいさ。



近衛さん!駄目!



危なかった。



ん?



おがちゃん。



何、サボってんのよ?!



ほら、こう持ってブラシを押すように前に。



待て!おがちゃん。



待てるか!



お返しだ!
この!



やれるもんなら、やってみなさいよ。
ベー。



くらえ!



うわぁ!



ほらほら、こっち。



田中!



それ!



そりゃぁ!






今日もおかかだね。
そんなに気に入った?



はい。
おかかのおにぎり美味しいです。



いいよな、坂井は。
二つも弁当食えて。



あはははは。
どうしたの?
食べる?



はい。



駄目だよ、近衛さん。
それは一美が坂井君のために作った物なんだから。



あ、いいんです。
かまわないですよ。



じゃぁ、ちょっとだけだよ。



美味しいです。



もしかして、これも?



はい。



いいかな?



悠二にあげたんだから悠二の好きにすればいい。



う、うん。
じゃぁ、はい。これ。






それじゃぁ、吉田さん。
またあした。



はい。



いいの?
見送るだけで。



池くん。
行ったら?
お世話係なんだしさ。



うん。



お世話係、か。



なんで吉田一美まで?
いつもなら悠二と二人なのに。



あ、あの店、新しくオープンするんですね。



ほんとだ!
明日開店だって。
面白そうだから、明日の帰り
池とか誘ってみんなで来ようか?



はい。



でかもり天国。

灼眼のシャナII 3




灼眼のシャナII 3



この話もアニメオリジナルです。

近衛史菜(このえふみな)はゲームのキャラと聞きますが

残念ながらゲームの内容を知らないのでわかりません。


駆掠の轢(くりゃくのれき)カシャも原作には・・・


と思っていましたら、外伝『ゾートロープ』

コミックス版の5巻と小説版S-2に出てくるようですが・・・

アニメよりもあっけなく、シャナに瞬殺されます。



出てくるシチュエーションは違うようですので

やはりアニメのみのストーリーのようです。



しかし、駆掠の轢(くりゃくのれき)カシャ

があまりにも弱すぎるので、この映像を見るまで完全に存在を忘れていました。


戯睡郷(ぎすいきょう)メアのほうがまだ存在感あります。


灼眼のシャナII DVD1巻


★灼眼のシャナ★その他の商品

2008年12月24日水曜日

灼眼のシャナII 3 3/3




灼眼のシャナII 3 3/3





頂の座(いただきのくら)ヘカテー
なのかどうか、はっきりさせてもらう。



ヘカテー?。



封絶!



イヤーッハー。
見つけたぜ。
フレイムヘイズだ!
はぁ、少しはやるってか?
だが、俺に勝てるかな?
駆掠の轢(くりゃくのれき)カシャ様に。



知らない名前ね。



向こうも我らを知らぬ。
全くの駆け出しか。



そうよ、ただいま売り出し中ってわけよ。



俺の指輪、コルデーに迂闊に手を出すと
そうなるんだよ。



こんな程度じゃ売り出したところで買い手もつかない。



いつの世も雑魚と言うのは存在する。



ウヒャーハハハ。
おれを甘く見るからそうなるのよ。
あー、名前聞いとくの忘れちまった。
これじゃ、自慢にならねぇ。



なら、教えてあげる。
私は炎髪灼眼の討ち手。
名前はシャナ。



炎髪灼眼。
ま、まさか天壌の劫火の・・・



ほう、称号程度は知っていたようだな。



なむさん、傷・・・腕を・・・
存在の力を・・・



シャナ!

シャナ?



ヘカテーなら黙って喰われるはずがない。
今にわかる。



まさか、そのために?



存在の・・・
存在の力を・・・



シャナ、もういいだろ?
近衛さんは人間だよ!



シャナ!



血だ。



人間ね。



うむ。






近衛さんを確かめるためだけに
あのともがら(従)を利用したんだ。



あれがなかなか立ち去らないくせに仕掛けてこないのは
私や弔詞の詠み手をはっきり見つけられないせいだと踏んだのよ。
案の定、弔詞の詠み手が近衛史菜(このえふみな)に
自在法を使ったり
私が存在の力を撒き散らしていたら食いついて来た。



でも、もし近衛さんが喰べられたらって
思わなかったわけ?



助けたでしょ。
ちゃんと。



けど・・・



こうでもしなきゃ、安心して鍛錬も出来ないじゃない。
今日はヴィルヘルミナが待っているから。



え?!



覚悟しておく事ね。



はい・・・






あれで良かったのでしょうか?
参謀閣下。



あぁ、あれがいいのさ。
万時順調。
そう、順調だよ。フェコルー。






そうですか。
近衛さん、やっぱりともがら(従)じゃなかったんですか。



うん、他人の空似ってやつみたい。



良かった。
これで安心して・・・
あ、近衛さん、おはよう。



おはようございます。



ぇ!



授業の用意を。



いや、近衛さん、もうちょっとさ
ほら・・・



ぁ!



落ち着いてゆっくり出せば。

これ、鳥の羽じゃぁ。



羽?



うん。あれ?



はー。



取れないな。

もうちょっと頭をこっちに寄せて。

2008年12月23日火曜日

灼眼のシャナII 3 2/3




灼眼のシャナII 3 2/3





そうなりゃ気配にびびって消えるでしょ。
もし来たらぶっ殺・・・






さてと、楽しめそうな獲物は・・・
フレイムヘイズは居るかな?






みんな!
次、体育だけど男子はグラウンド、女子は体育館に変更になったから。



はーい。



悠二、油断しないで。
まだはっきり違うって決まったわけじゃない。



うん。



近衛さん、体操着持ってきた?



はい。



まさか、着替えも自分でやるのかって聞かないよね?



いえ、着替えは手伝っていただくだけで大丈夫です。



はぁ?
あはははははは。
手伝うってどこのお姫様?
近衛さんってほんと面白いわ。
わかった。
手伝うから更衣室行こう。
一美。



う、うん。



やっぱり似てる。



確実に確かめる方法があればいいんだけど。



でも、ともがら(従)の気配も無いし。



考える。



気配っていえば、なんでほっとくの?



何を?



街の外れに居るともがら(従)だよ。
当然、気づいているんだろ?



ほう。



今は放っておく。
ヘカテーの事もあるし。
でも、気づいたのは悪くない。



ほめられた。
でも、なんでほっておくんだろう?
大丈夫かな?






はい、腕上げて。
いくよ。
そのまま、そのまま。



はぁ。



はい、よくできました。



この子がともがら(従)なんてとても思えないけど。
でも、もし・・・






もし、あの子がともがら(従)だったら・・・
やっぱり坂井君を狙って・・・
もう、普通の生活に戻った気がしてたけど・・・
坂井君が立っているのは・・・
そんな簡単な場所じゃないんだ。
わかってたはずなのに・・・



一美、危ない!



大丈夫?



うん、ごめんなさい。



怪我はありませんか?



うん・・・
ありがとう。



あの・・・
近衛さん。



はい。



朝、席を決める時
その、坂井君の横がいいって言ったでしょ?
どうしてかなって?



坂井君?



覚えてない?
近衛さんの隣の席の。



坂井君・・・



そっか、覚えてないんならいいんだ。



ごめんね。ただその・・・
近衛さん、坂井君と前に一度会ったことがあるんじゃないかなって
近衛さんがこの学校に来たのも偶然じゃなくて
坂井君が居るから・・・
ぁ!
え?
近衛さん?
近衛さん?

やっぱり考えすぎじゃないかな?






近衛さん、お昼だよ。



はい、先ほどから待っているのですが・・・



え?何を?



昼の御前を。



もしかして運ばれてくるの待ってるの?



ちょっと、近衛さん!
学校でそれは無いって!
待ってても来ないから買いに行こうよ。
あたしも購買行くから。



おう・・・



どうしたの?



ご一緒に。



あ!
僕は弁当があるから。



そうですか。



坂井君、好かれちゃったね。



行こう、近衛さん。



信じられないな!
どんな生活してるんだ?



坂井君、私やっぱり近衛さんは違うんじゃないかと思うんです。



うん、僕も。



芝居かもしれない。



何の話?



あ、いや・・・



お、おまえたち!
またこんな時間に。



まぁ、まぁ。



それより今すれ違ったの転校生なんだって?



うん。
そうだ!



マージョリーさん!
マージョリーさん!
出てください!



おい、お呼びだぜ。



うっさいわね。
ぁあ?なぁに?!



弔詞の詠み手なんかに頼る事無いのに。



でも、マージョリーさんは自在法の専門家だろ?



うむ。



まぁ違う視点も大切だし。
ここで自在法を使うのはちょうど良いかも。






へっへぇ。
居やがる、居やがる。
ぷんぷん臭いやがるぜ。






ここのお勧めはね、コロッケパンとカレーパンと。
あ、あれ?






こんな所にも居るんですね。
こちらにお住まいなんですか?



ふーん、チビジャリが疑うのも無理ないわね。



いっはー。
こいつは驚いたぜ。
瓜二つだ。



でも、顔だけね。
それっぽい気配も無いし。
ま、念のため確かめてみますか。

娶ってみなけりゃわかんない。



いってぇ女房の膝とひじ。
のりでくっつけたもんなのか?!



あぁ・・・
どこへ・・・



近衛さん!
こんな所に居たんだ。
パン、無くなっちゃうから勝手に買っといたよ。



ありがとうございます。



反応はシロだな。



自在法使った事も気づかないし
後はチビジャリの確認だけね。






自在法。
見つけた。
ヘヘヘヘヘ。






マージョリーさんの判定にも引っかからなかったんだから
近衛さんはヘカテーじゃないね。



相手が相手だから油断は禁物よ。
確証を得ないと安心できない。



どうでもいいけど
どうしてそんなに力を振りまいて歩いているわけ?
あのともがら(従)も近づいているみたいだし。
放っておくと危険なんじゃ?



悠二!



先に帰って。



え?
でも・・・



早く!



シャナ?



なるほど。
坂井悠二は排除するか。
邪魔するに決まっている。



うむ。
多少荒っぽい手ではあるからな。






あそこに住んでいるんですね?



ちょうどいい場所ね、ここ。



こちらに気づいたようだ。
来るぞ!

2008年12月22日月曜日

灼眼のシャナII 3 1/3




灼眼のシャナII 3 1/3


疑惑の転校生。





零時迷子を狙って現れた戯睡郷(ぎすいきょう)メア。
窮地に追い込まれた吉田だが悠二への想いが事態を打開する。
明らかになる零時迷子に秘められた戒禁。
時を同じくして悠二たちのクラスに転校して来た少女は
頂の座(いただきのくら)ヘカテーに瓜二つだった。






転校生を紹介する。
近衛史菜(このえふみな)くんだ。
慣れるまでみんなでフォローしてあげてくれ。



頂の座(いただきのくら)ヘカテー!

封絶!



坂井君、シャナちゃん。



吉田さん!
どうして?



カムシンさんに貰ったこれ、いつも着けてるんです。
でも、どうして急に?



それが・・・



どういう事?



うむ。



止まっている。



封絶の中で動かないってことは・・・



彼女・・・近衛さんでしたっけ?
何かあるんですか?



そっくりなんだ。
前に御崎市を襲ったバルマスケ(仮装舞踏会)の一人に。



ぇ?



頂の座(いただきのくら)ヘカテー。
悠二を使って存在の泉を作り出していたのもそいつ。



坂井君を?
じゃぁ、また坂井君を狙って?



いや、もしヘカテーなら封絶の中で動けなくなるなんて
ありえない。



うむ。
しかし・・・



似過ぎてる。



アラストール。
ともがら(従)がここまで人間に擬態できる可能性は?



安易に否とは言えぬが
しかし、我の知りえる範疇には無いな。



そう。



シャナ。
うまく言えないけどヘカテーと一緒に居た時の空気を
全然感じない。
顔はそっくりなんだけど。



私も同じ。
でも・・・
この街の、しかも悠二と同じ学校に
ここまで似たやつが来るなんて偶然はありえない。



それは、うん、確かに・・・



いつまでも封絶を張っているわけにはゆくまい。
当面は警戒を厳しくするよりないな。



あ、平井、どうかしたのか?



なんでもない。



そうか。

えー、近衛史菜(このえふみな)くんは
小さいころから海外での生活が長くて
最近帰国したばかりだそうだ。

慣れない日本の生活に戸惑う事も多いだろう。
みんな、助けてやるんだぞ。



はーい。



近衛、一番後ろの席が空いているからそこに座りなさい。



え?



近衛、そこじゃない。
一番後ろだ。



ここに座ります。



って言われても・・・



ここが、いいんです。



え、えっ?
先生!



なんだ、初めてだし・・・
しょうがない。
菅野、代わってやりなさい。



ぇえっ?



わざと悠二の近くに。



よし、授業を始めるぞ。



さて、昨日・・・
まだこっちの教科書、揃えてないのか?



いえ、カバンに入ってます。



じゃぁ、出しなさい。



自分で出すのですか?



おいおい、自分で出さなきゃ他に誰が出すんだ?



そうですか。



あぁー。



ちょっと近衛さん。



うん、まぁいい。
坂井、手伝ってやれ。



はぁ。



恐れ入ります。



いえ。
これは、何?



あ、爺やが机に敷くよう持たせたものです。



え?



変わった子だね。
面白そう。






おい、佐藤。
学校、おもいっきり始まってるぞ。



もうちょっと・・・



ハハハハ。
律儀に毎晩親分に付き合う事ねぇんだぜ。
青少年。



まぁ、そうなんだけど・・・



なぁーんか、街の外にすっごい気配がする。



ともがら(従)ですか?



まぁね。
けど、この街には3人もフレイムヘイズが居るし。

2008年12月21日日曜日

灼眼のシャナII 2




灼眼のシャナII 2



前回、1の感想で私は大きなミスをしました。

あらかじめ原稿を作っているのがバレバレ。


1の感想を書いた時期は2話の1/3の打ち込みを終えた時に書いています。


それで混乱してしまいました。すみません。m(_._)m


1のあらすじは、第1期のダイジェスト版だけで終わっていますね。


お料理ネタは2話からでした。


原作で、シャナがお料理を千草に習うのは

アニメでも出てきましたが第1期、原作のVI巻。

ミサゴ祭りの準備をしている頃です。


その後は原作ではお料理のシーンは出てきません。


アニメでは戒禁について今回初めて出てきました。

しかし、原作で最初に戒禁という言葉が出てくるのは・・・



愛染兄弟が来たとき、シュドナイが零時迷子に手を伸ばし

シュドナイの腕をもぎ取ります。

そしてその腕が悠二の身体の中に残されたために

悠二の存在の力が大きくなったという設定です。


アニメでは渾の聖廟(こんのせいびょう)で

ヘカテーと器を合わせたためとなっていますが。


戯睡郷(ぎすいきょう)メア、

このキャラクターはゲーム版のキャラらしいですね。

原作には出てきません。


ヘカテーにそっくりな近衛さんも。


私はゲーム版を知らないのでこの辺りはノーコメントという事で。



アラストールが戒禁について話をするのも

原作ではVI巻です。

カムシンが来て、そのことについてマージョリーさんと話をしている時に

戒禁についても話をします。



でも、アニメ版では今回初めてアラストールが

零時迷子に戒禁がかけられていると知ります。



灼眼のシャナII DVD1巻


★灼眼のシャナ★その他の商品

灼眼のシャナII 2 3/3




灼眼のシャナII 2 3/3





吉田さん!



あいつがこの夢を操っているともがら(従)?



でも、あの女の子じゃない!



そうね、改めて名乗らせてもらいましょうか?
私は戯睡郷(ぎすいきょう)メア。
ご存知でしょ?
ここは私の自在法、ゲマインデの中。
あなたたちのイメージで作り出した世界。



つまり、昨日倒したのはおまえの本体じゃなかったって訳。



あれはただのミステス。
この宝具、パパゲーナを宿していた戦闘用のね。
私はその身体に取りついていただけ。



気配さえ感じさせなかったのは、おまえが小さすぎたのね。
そのおまえが何のつもり?



それは私が知っていればいい事。



相手をしてもらおうか。



悠二!
私が戦うから隙を見て吉田一美を起こして!
夢から抜け出すにはそれしかない!



わかった。



ゲマインデの中では全て私の思い通りになるのよ。
この少女は永遠に目覚めない。
そして あなたたちも。



言ったでしょ。
この世界では私の思い通りになる。



シャナ!



油断しないほうがいいわ。
夢でも死ぬ。



こっちはいいから吉田一美を。



よそ見をするんじゃないよ。



いくら夢の中だからって
シャナの攻撃を受けて何とも無いなんて?
まるで身体が無いみたいに。






昨日倒したのはおまえの本体じゃなかったって訳ね。






もしかして、あれも本体じゃないとしたら?
まさか・・・



少しは頭が切れるみたいね。



シャナ!
僕の中だ!
メアは僕の中に居る!



え?!



あなたたちがバタバタしている間に
もう、私の手は零時迷子に届く。
あなたはもう、ミステスの中に居る私には
手を出せないはずよ。



悠二!



まさか・・・これは・・・まさか・・・戒禁?



あ!
戒禁?



あのバルマスケ(仮装舞踏会)が追うほどの宝具。
手に入れれば皆が存在を知り
追いかけてくれるはず・・・だったのに・・・
こうなればその宝具を葬った者として私は・・・



おまえ!



私が死ねばその瞬間にゲマインデは閉じる。
でも、その前にあの少女が起きる事は絶対に無い。
どちらにしてもお前たちは・・・



まずい。



吉田さん!
起きて!
吉田さん!

吉田さん!



・・・くん。
坂井・・・くん・・・



吉田さん。



坂井君。



なぜだ?
そんな馬鹿な!






今の・・・



吉田さん、ありがとう。
おかげでみんな戻って来れたよ。
でも、よく気がついたね。
凄いよ。



凄い?
私は、ただ坂井君が居るのがわかったから。
ちょっとでも坂井君に会いたかったから。



も、もっと・・・



坂井君、大丈夫ですか?
疲れたんですね。



私は・・・



またこんな事になったら大変だから
お弁当には気をつけて。
悠二にあげるのなら、だけど。



お弁当の量、半分にするね。



うん。






何?
戒禁?



うん。
あの悠二の中に入ったともがら(従)が
確かにそう言った。
零時迷子には強力な戒禁がかけられている。



なんと・・・



まさか、戒禁とは・・・






マージョリーさん
毎晩、飲みすぎですよ。



そのぉ~
俺らも学校行けないですし。



ぁあ?何よ。
急に学校好きになったの?



い、いや。



おい、それにしたって
ちぃと飲みすぎじゃねぇか?
我が愛しのマージョリー・ドーよ。



なんかね、嫌な予感がすんのよ。






転校生を紹介する。
近衛史菜(このえふみな)くんだ。
慣れるまでみんなでフォローしてあげてくれ。



まさか!



また夢なんじゃぁ?

2008年12月20日土曜日

灼眼のシャナII 2 2/3




灼眼のシャナII 2 2/3





うん。



僕が?



悠二は強くなれるよ。






むぅ、むむむぅ。





池、昼飯買いに行かない?



うん?
何言っているんだよ?
おまえにはあるだろ?



え?



あの、坂井君。
今日はクラブハウスサンドにしてみたんですけど。



あぁ。



へぇ!凄いね!
吉田さんって苦手な料理ないんじゃ?



そんな事無いけど。



僕も弁当は買ってきてあるから
一緒に食べようよ。



私、お茶持ってきます。



変な気、使うなよ。



うん、ごめん。



はい、どうぞ。



じゃあ、いただきます。



悠二!
これ!



これって?



あげる。



シャナが?

へぇ~。ありがとう。
もしかして、今朝はこれを作るために?



え?



いっぱいあるから分けてあげようと思っただけ。
これからもそうするかも。



ありがとう。
貰うね。



美味しいけど・・・
さすがにこの量は・・・

朝からしごかれて食欲ないし・・・

どっちか残すわけにも・・・






いてぇ・・・



おい、坂井、どうした?



悠二!



坂井君!






悠二・・・



坂井君、お弁当全部食べてくれたけど
やっぱり多すぎたんだ。



そうよ、だからおまえはもう悠二に何も持ってこないで。
わかってるでしょ。
私も悠二もいつ戦いがあるかわからない。
悠二がこんな状態だったら困る!



そんな・・・
私、お弁当の量、減らすから。



あたしのだけでいいの。
おまえは何も知らないけど
悠二はもうただのミステスじゃないんだから。
おまえはかまわないで!



ずるいよ。
そんな言い方、ずるい。

私は何も知らないかもしれないけど
でも、坂井君が好き。
だからその気持ちを込めてお弁当を作る。
これからも・・・



おまえは・・・



戦いとか関係ない!



おまえはわかってない。
結局、吉田一美なんかただの人間よ。
悠二だってそう思う。



封絶!
悠二!起きて!悠二!



シャナちゃん。
坂井君は体調が・・・
そんな場合じゃない。



悠二、ともがら(従)が居る。
一緒に来て。



わかった。



坂井君。



まって、私も・・・



え?



ううん、気をつけて。






ミサゴ祭り?!



封絶の中なのに気配が無い。



シャナ。
あれ、ミサゴ祭りのお炊き上げだよ。



悠二、今はそんな物どうでも・・・



だって、今9月だろ?!



え?



ミサゴ祭りは8月なのに。



あ・・・
あれは!



これと全く同じ事、前にもあった気がする。



悠二!
聞いてるの?



待って、この感じ。
前と同じ繰り返しって・・・






一瞬の、そして永遠の夢を。






どうして忘れてたんだ?

シャナ!夢だ!
また夢の中に居る!



やっぱりだ。



悠二!
どういうこと?



昨日と同じなんだ。
あの小さなともがら(従)と戦ったろ?



僕、あの時
夢を見させられたんだ。
その事自体、忘れてたけど
今みたいに前と全く同じ事が起こって・・・



何?
どうしたの?



シャナ?



うー!
何するのよ?!



うん、今度のシャナは本物だ。



なるほどね。
これは夢の中ってわけ。
あの小さいともがら(従)にそんな力があったなんて。



倒したと思ったけど、こんな状況って事は、まだ・・・



居る・・・。



けど、変だな。
前は夢だって気づいたら、すぐ目が覚めたのに。
どうして今は僕もシャナも夢だってわかっているのに
目が覚めないんだろう?



ともがら(従)に聞けばわかる。



ぁ。



どうしたの?



シャナ、この夢の世界では
自分たちが知っている事しか起こらないって
さっき言ったよね。



それが?



封絶は保健室に居る時から見えた。
という事は、もう夢の中だったんだ。
だから、保健室での吉田さんは
僕とシャナが知っている事しか言わないし
できないはずだ。
でも・・・






坂井君、待って、私も・・・



え?



ううん、気をつけて。






あの時の吉田さんを僕は知らない。
シャナは?

僕たちが知らない行動を取れるって事は
つまり・・・



この夢は吉田一美の夢でもあるってこと?



うん。
吉田さんも夢だと気づけばきっと。

2008年12月18日木曜日

灼眼のシャナII 2 1/3




灼眼のシャナII 2 1/3


全ての序章。





二学期も始まって間もないある日、
悠二は突然デジャヴに襲われた。

それは小さなともがら(従)が見せた夢。
悠二がそれを見破った時
シャナが現れ、ともがら(従)を一刀両断するのだが。






はい、これで大丈夫。



ごめん、千草。
急に来て。



お弁当の作り方、教えるくらい
いつでも大丈夫よ。
あんまり切羽詰った顔、してるから・・・
何かあった?



え?






坂井君、これ食べてもらえますか?



え?

美味しい!
吉田さん、やっぱり料理うまいね。
うん。






ただ、嫌だっただけ。



え?



どうして嫌なのかわからないけど
悠二がお弁当食べてるのが嫌だった。



玉子、冷蔵庫から出してくれる?



うん。



ただね・・・






本来であれば調理ごときで
奥様の手を煩わす必要など無いのでありますが・・・



いいから、ヴィルヘルミナは
私の代わりに悠二の鍛錬についていって!



本来であればわたくしが・・・



早く!






シャナちゃん。
私が教えるのはいいんだけど
カルメルさんには頼まないの?
そのほうがカルメルさんも。



ヴィルヘルミナは全然料理が出来ないから無理。



そんな事ないんじゃない?
カルメルさんにも得意なお料理ぐらいあるでしょ?



電子レンジで暖めるやつか
お湯をかけるやつか
あと、生。

でも、それってたぶん、お弁当じゃない。

これに割るの?



ええ、そうよ。






うわぁぁぁーー
ちょっと待って。



坂井悠二、口を開く前に攻撃をかわせ。
存在の力の流れを読むのだ。



そんな、簡単に・・・



なぜ、調理の手ほどきなど必要とされるのか?
完全なるフレイムヘイズであるあの方が。

しかも教官としてわたくしではなく、奥方を。



いく・・・



いや、しかし・・・



万条の仕手よ。
これが鍛錬であることを忘れてはおるまいな。



手加減必須。



大事はあるまいな。坂井悠二。
どうしたのだ?
万条の仕手。
いかにミステスを鍛えるためとは言え
行き過ぎだぞ。



少し考え事を。
それより今の力は?



今頃気づくとは、いささか以上に集中を欠いているようだな。
坂井悠二が持つ存在の力は以前と比べはるかに大きくなっているのだ。



星黎殿(せいれいでん)。



まさか・・・



ミステス、坂井悠二は
頂の座(いただきのくら)ヘカテーと器を合わせ
存在の泉の一部となった。
やつの器は底なしだ。
そこに零時迷子が膨大な存在の力を溢れさせた。

その際、流れ込んだ大量の力が
坂井悠二の中にそのまま残留しておるのだ。
零時迷子はその力を丸ごと回復させ続けている。



予測不可。



零時迷子にそんな機能が。



うむ。
ゆえに下手にこの街を出るのも躊躇しておるのだ。






我ら栄えあるバルマスケ(仮装舞踏会)が
仮住まいとは情けないねぇ。
あの教授は張り切っちゃぁいるが
星黎殿の修復にはかなり時間がかかるだろうよ。
ま、その間にやるべき事はやっておくさ。
ねぇ、千変。



そうだな。
俺もそろそろ出かける事にしようか。



ここもさびしくなるねぇ。



ふ。
心にも無いことを。
それより俺の居ない間
俺のヘカテーに妙な真似をしてくれるなよ。



妙なまねとは?



妙な真似は妙な真似さ。
先の渾の聖廟(こんのせいびょう)の事もある。



あれも全て我々の大命の為。
ヘカテーだってわかっているはずだけどねぇ。



大命か。
ま、とにかく・・・
俺は俺の仕事をするさ。






今日はきつかったな。
なんで急に鍛錬の相手がカルメルさんになったの?



別に・・・
同じ相手とばっかりじゃ癖がついて良くないの。
だから・・・



それより貴様の存在の力が大きくなっている件だが。



そう、それ。
量だけならぐぜ(紅世)の王並みになっている。



え?
そんな実感無いけど。
自分の事だとわかりにくいんだよな。



我らの鍛錬はその力を制御するために行っているものだ。
せめて封絶を張れる程度にはならねば。

2008年12月17日水曜日

灼眼のシャナII 1




灼眼のシャナII 1


この話は完全にアニメだけの物です。

悠二の夢という事で第1期のダイジェスト版を紹介。

ちょっと心憎いですね。


ヴィルヘルミナが悠二の鍛錬の相手をするのも

シャナが千草にお料理を習うのもアニメだけの話です。


そしてシャナが悠二にお弁当を渡し、

開けてみたら・・・

どう見てもメロンパン5個は入っているように見えるのですが

お弁当箱にそんなに入るの?


そしてヴィルヘルミナが料理に関して嫉妬?

食材を前にしてうなっているヴィルヘルミナは笑えます。


シャナの言うレンジで暖めるやつか、お湯をかけるやつか

それとも生。

実を言うと私の母もこういう場面においてはヴィルヘルミナそっくりでした。

それは料理とは違うというシャナの認識は正しい。

まぁ、吉田さんのお弁当を見せ付けられれば納得かもしれません。


シャナの第2期はアニメだけの話が非常に多いように私は感じます。


灼眼のシャナII DVD1巻


★灼眼のシャナ★その他の商品

2008年12月16日火曜日

灼眼のシャナII 1 3/3




灼眼のシャナII 1 3/3





バルマスケ(仮装舞踏会)とていつ再び動き出すかわからぬ。



うん。



悠二。
学校行こう。



うん。



あのさ、シャナ。



何?



ずっと聞こうと思ってたんだけど
星黎殿(せいれいでん)で戦った時
最後になんて言ったのかなって?



まったく、もう。



あ、あまり覚えてない!
たぶん悠二がちょっとは頑張ったから・・・



悠二が・・・までは聞こえたんだけど



違う!
悠二のこと少し見直した・・・とか
そういう事よ!
なによ!



え?
それだけ?



うるさい!うるさい!うるさい!
つまんない事聞かないで。



つまんない事なんだ。



そう、覚えてないくらいつまんない事。



そっか。
やっぱ、そうだよな。
ありえないもんな。






おはようございます。



吉田さん。
おはよう。



おはよう。



あ、おはよう。
池くん。



おはよう。






私は、坂井君が好きです。






吉田さんの事、2学期は勝負に出るかも。






これが2回戦ってわけ?



私、本気だから。



あたしだって、負けない。






頭痛い・・・
マルコシアス、何とかして。



気持ち悪い・・・



だから、酒はほどほどにしとけって言ったんだよ!
我が底なしの酒樽、マージョリー・ドウ。
面倒は見ねぇぜ。



静かにしてよ。



マージョリーさん。
水、ここに置いときますよ。
学校の帰りに薬、買ってきますから。



早くよ、早く。



はいはい、行って来ます。






いい、天気じゃない?



おう、いい天気だな。

2008年12月15日月曜日

灼眼のシャナII 1 2/3




灼眼のシャナII 1 2/3





申し訳ありません。



いいんだよ、マリアンヌ。
痛かったね。

オチビさん、また伺うよ。
ここは私の狩り場だからね。



シャナ・・・
今のどういうこと?
どうしてフリアグネが?



狩り場って言ってたわね。
この街にトーチが多いのもあいつが・・・



うむ。
であれば納得がいく。



なんてやつ。



シャナ、僕の言う事 聞いてくれる?
フリアグネが現れるなんてどう考えてもおかしいよ!
前と同じことが繰り返されているんだ。
何か感じない?



壊れた所を直さなきゃ。






あの後の授業も前にやった所ばかりだった。
絶対におかしい。



坂井、帰らないのか?

何だよ?



池、今 何月だ?



はぁ?
9月に決まっているじゃないか。



9月に桜が咲くなんて変だよな。



親の機嫌もとっておかないと小遣いに影響するからね。
何かあるの?
じゃぁな。



カルメルさん。
カルメルさん!



何事でありますか?
まさかあの方に何か?



たぶん、シャナだけじゃない。
学校中が変なんです。
倒したはずのともがら(従)が現れたり
みんなの行動も前の繰り返しばかりで。
カルメルさん、何か気づいたことは?



あの方のお迎えに参上したのであります。



下校時刻。



ヴィルヘルミナ!
来なくていいって言ったのに。



買い物ついでなのであります。



もう・・・



悠二、夜の鍛錬 遅れないで。



時間厳守。



どういう事だ?
僕以外みんな・・・

まただ。
これは何なんだ?

思い出せない。
でも、こんな妙なこと出来るとしたら
ぐぜ(紅世)のともがら(従)の・・・

たとえば自在法がかかっているとか?
自在法?
マージョリーさんなら!



佐藤の家、確か萩野町だったっけ?
行った事ないんだよな。






落ち着け。
今、この状況を把握できているのは僕だけだ。
動けるとしたら僕しか居ない。
けど・・・
僕一人でどうにかなるのか?
シャナやカルメルさん
フレイムヘイズがみんなおかしくなっているのに。

こんな事が出来るともがら(従)だとすると
相当の・・・

そんな凄いともがら(従)だとしたら
どうして誰にも気づかれずにこんな事が出来たんだ?
もし自在法をかけられるにしたって
せめて直前には気配ぐらいあるはずだ。
あのシャナが気づかないはずがない。
そうだ、シャナなら気づく。
こんな事ありえない。

逆に考えてみるんだ。
この状況を把握しているのが僕なんじゃなくて
こんな状況になっているのが・・・
僕だけだとすれば・・・



ゆうちゃん、コーヒー入れたから降りてこない?



母さん。



ん?



コーヒー、いつものやつ?



そうよ。
美味しいでしょ?



今まで聞いたことなかったけど
そのコーヒーどこで買ってくるの?



お父さん、近いうちに一度帰れるかも知れないんですって。






シャナ!



さぁ、お兄様。
お望みの贄殿の遮那(にえとののしゃな)ですわ。



わぁ~い。



いけるはずだ。
僕が思っているとおりなら。



なぜ、死んだはずのフリアグネが襲ってきたのか?
なぜ、前と同じことがおきるのか?
そして、佐藤の家にはなぜ行けなかったんだ?
その答えは・・・

いけるはずだ。
僕が考えているとおりなら。



やめろ!
もうやめろ!



あ?



わたくしのお兄様。
何でもなさって。
わたくしが許しますから。



うん。



そうなんだ。
シャナは何も言えない・・・
だってこんな時にシャナが僕になんて言うのか
僕にはわからないから。






私、悠二が・・・






ここでは僕が知っていることしか起こらない。
僕が知らない場所には行けないし
僕が知らないことは誰も答える事ができない。

なぜならそれは僕が作り出した世界だからだ。



一瞬の、そして永遠の夢を。



これは僕の夢だ!






悠二!
何してるの?!



シャナ!



戦闘中にぼうっとしないで!



ごめん、どれくらい眠ってた?



何?
数秒目を閉じていただけだが。
貴様!
眠っていたのか?



馬鹿!
大馬鹿、悠二!



うん、これが本当のシャナだ!



まだ寝ぼけているの?
いくら弱いともがら(従)だからと言って
油断しないで!
一応、宝具を持っているのだから。



弱いともがら(従)?



お帰りなさい。
つかの間の夢から。



おまえ、そんな小さい力で
よく私の前に現れたわね。



そうね、でも私にはどうしても果たしたいことがあるの。
望むままに、欲求のままに生きるのがともがら(従)でしょ?



その望みは叶わない。



こんな小さい存在のともがら(従)なんて初めて見た。



うむ。
自ら姿を現さねば気づかぬ程であったな。



でも、不思議な力だったよね。



不思議って?
悠二を居眠りさせたこと?



いや、えーと・・・
あれ?
何かあった気がするんだけど・・・
何だっけ?



もう、本当に寝ぼけすぎ!



気を緩めるな。
坂井悠二。
貴様が零時迷子と言う宝具を宿しておる事を忘れるな。
バルマスケ(仮装舞踏会)とて
いつ、再び動き出すかわからぬ。



うん。

2008年12月13日土曜日

灼眼のシャナII 1 1/3




灼眼のシャナII 1 1/3


再びの刻。






一瞬の・・・
そして永遠の夢を。






その日の朝は中学時代からの親友
池速人と出会うことから始まった。

最後の朝にしてはあまりにも普通に・・・






おはよう!

おはよう。



坂井。



おはよう。池。



おまえが一緒だと高校入った気がしないな。
新鮮味が無いって言うか。



僕のせいにするなよ。
今日の放課後、あいてる?



予備校で模擬試験。



うわぁ~。
もう大学受験の準備?



親の機嫌もとっておかないと
小遣いに影響するからね。
何かあるの?



いや、暇だし駅前に行ってCDのチェックでも・・・
って、あれ?

なんか、前にも同じ会話しなかったっけ?



ん?



なぁ、池。
今って9月だよな。



そうだよ。



まぁ、いいか。






そう、2学期は始まっている。
あのいろいろありすぎた夏休みは嘘みたいだ。






坂井くん。
おはようございます。



おはよう。

前より少し強くなった気がする吉田さん。



吉田さん。
放課後、明日の生徒会の準備 手伝ってもらって大丈夫?



もちろん。
池くん一人じゃ大変だし。



ありがとう。



勝負に出ると決めたらしい池。



あー、かったりぃ。



佐藤の家に居候を決め込んでいるマージョリーさんは
相変わらずらしい。



じゃぁ。



そして・・・



もう、ヴィルヘルミナ!
見送りはしなくていいって言っているでしょ!



あなたが現在所属している学校と言うものを
確認したかったのであります。



視察。



そういうのは体育祭とか文化祭っていうのがあるの!
帰って!



では、その折には是非とも通知
徹底していただきたいものであります。



撤収。



悠二!



僕とシャナは・・・
この街に居る。






ちゃんとノート取っておけよ。
先生、テストに出すからな。



シャナは変わらない。
でも、僕はずっと引っかかっている。

あの時、シャナと消える覚悟をした時・・・






天破壌砕(てんぱじょうさい)。

あたし・・・悠二が・・・






そう、あの時シャナは何て言ったんだろう?

もしかして僕を・・・
いや、いくら何でも あのシャナがそんな事・・・



こら、平井!
ノートも教科書も開かないで何をしてるんだ?
この問題をやれと言ったはずだぞ!



おまえ・・・

その穴埋め問題、全然意味の無い場所が空いているわ。
クイズじゃないんだから
前後の文脈で推し量れる所を空けなさいよね。

正しい答えは
That which wee call a rose, By any other name world smell as sweet.
だけど原文を丸暗記でもしてなきゃわかるはずが無い。
その板書も段落で・・・



なんか前にも同じことが無かったっけ?







うわぁ~!
これ一美が作ったの?
かわいい!



さすが吉田さん。



美味しい!



これは売っているのと全然ちがうよ。



ほ、ほんとですか?



変だ。
これと全く同じこと、前にも・・・
さっきだって・・・



来る!



封絶?



こんにちは、オチビさん。
逢魔が時に相応しい出会いだ。



狩人フリアグネ?
そんな?
どうして・・・?



シャナ!
これは・・・



おまえがその人形の主?



そう、狩人フリアグネ。
それが私の名だ。
直接会うのは初めてだねぇ。
天壌の劫火、アラストール。



嬉しくはないがな。



会うのが初めてって?
そんな馬鹿な!



それがきみの契約者、炎髪灼眼の討ち手か。
どれほどのものか・・・



試してみる?



ほう、少しはやると言うことかな?



どうして死んだはずのフリアグネが?
でもシャナは・・・?
アラストールまで。
まるで・・・



同じだ。
これも前と・・・
一体なにが?

今、何が?



ご主人様、申し訳ありません。



いいんだよ、マリアンヌ。
痛かったね。
オチビさん。

2008年12月12日金曜日

劇場版 灼眼のシャナ




劇場版 灼眼のシャナ


ほぼ1巻の原作どおりです。
2時間にまとめなければいけないという規制は
無理があるのだろうと思います。


ただ、本当の平井ゆかりさんが消える時
プリクラの写真からは彼女の姿が消え、
吉田さんの写真にはシャナの姿に入れ替わる。

ラストシーンでの坂井悠二が消える時
完全に残り火が雫となって空に上っていくのに
0時の鐘と同時に悠二は元に戻る。


零時迷子が無作為転移しても良いはずなのに・・・
(もっともここで消えたら話も終わるのだが)


必死で笑いをこらえるシャナ。
悠二が消える直前のシャナも異常に優しいと思うけど・・・


上手にまとめたな。
そのように感じます。



何となく書きそびれていたので・・・

シャナとイリヤの共通項。
二人ともこの世の物とは違うものを相手に
戦うことが存在の全てとして育てられた。

幼少期、閉ざされた場所で限られた人としか接触が無かった。

こう考えた時
イリヤに武術を教え、使命感を与えるとシャナになる?



他にも取り上げたい漫画やアニメがあるのですが
それを手がけるとシャナのIIがいつになるか未定になりそうなので
とりあえず、次にシャナのIIをする事にしました。


劇場版 灼眼のシャナDVD

灼眼のシャナI


★灼眼のシャナ★その他の商品

2008年12月11日木曜日

劇場版 灼眼のシャナ 10/10




劇場版 灼眼のシャナ 10/10





いや・・・。



どう?
僕、直せる?



もはや残り火とも言えぬ。
今のおまえはほんの小さな火の粉にすぎん。



そっか。
不思議だな。
消えるのは淋しいけど
もう、つらいとは思わない。

わかったよ。
自分が何者か?
なんてどうでもいい。

今できることをやる。
それだけだったんだ。



馬鹿な悩み。



うん。



おまえは初めからそうしてた。



そうかな?
そうだったんだ。
シャナ。



ん?



お願いがあるんだけど。



なに?



シャナって名前・・・



ぁ?



ずっと使ってくれないかな?



うん。



あ!
え?
あれ?
居る?
まだ居る!
消えてない!
なんで?



坂井悠二。
これこそが貴様の中になる宝具の力だったのだ。
午前零時と共に存在の力を回復する。
その名を零時迷子と言う。



それじゃぁ・・・



そう、おまえは消えない。



しかし、貴様が危険なミステスであることに変わりは無い。
我らはしばらく留まり、貴様を見張る事とする。



うん。



文句ある?



無いよ。



よろしい。

劇場版 灼眼のシャナ 9/10




劇場版 灼眼のシャナ 9/10





このベル、爆発する時としない時がある。
そうか!
あいつ攻撃していると見せかけて
あのベルで都喰らいを起こしてるんだ。

知らせないと。
気づいているのは僕だけだ。
今なら止められる。
今なら街を・・・
僕だけが今できること。



この銃を1発当てるだけで終わるはずだったものを。

思いのほか手ごわい。



ご主人様。
私が・・・



駄目だ。マリアンヌ。
あと少しで・・・



ご主人様。
ご主人様が討ち滅ぼされれば
私も生きてはいられません。
でも、その逆は違います。
ご主人様。お願いです。
ご主人様さえ居れば私は・・・



私はきみが居てこそ・・・



ご主人様。早く!



フリアグネ様。



マリアンヌ・・・
そうだとも。
私が居れば、必ずきみはよみがえる。
そして、いつまでも二人で生きよう。
二人で・・・
もう、あと一振り、二振り。
それで都喰らいは完成するよ。

だから・・・
まず、それ!



やばい。



この・・・
討滅の道具が!



封絶だ!



都喰らいが止まった?



壊れてしまえ!
全て!
全て!!
全て!!!



シャナ!



チビじゃり!



なに?



おい、こいつは・・・



まさか・・・?



やべぇ!
ありゃ天壌の劫火だ!
逃げろ!
巻き込まれちまう!



冗談じゃないわ!
マルコシアス!



あれが・・・?



天壌の劫火?



顕現。
天罰神がこの世に顕現しやがった。



でも、トリガーハッピーをくらったのになんで?



狩人フリアグネ。
おろかな。



天壌の・・・劫火・・・



この子は爆発などせぬ。
我を受け止めて尚余りある器の持ち主。
偉大なる者なのだ。

ぐぜ(紅世)出生の魔人たる、我が
契約者を選ばぬとでも思ったか?

受けよ!
報いの火を。



マリ・・・アンヌ・・・

2008年12月10日水曜日

劇場版 灼眼のシャナ 8/10




劇場版 灼眼のシャナ 8/10





私、なんで・・・



人と関わるとはそういう事だ。



人と・・・






おいおい、ほどほどにしとけよ。
酔っ払って戦うつもりか?



だって、探知の自在法にもひっかからないのよ。
やつのお望みどおり夜まで待つしかないじゃない。
行く時はあんたが清めてくれればいいでしょ。



ったく、清めの炎は酔い覚ましじゃねぇぞ!



ぁ?



私のかかわったあれって・・・






捨てるんじゃない。
生かすんだ!






ちょっと、いつまでボサァッとしてるんのよ?
あんたのヘマで時間を無駄にさせられちゃって
ほんと、いい迷惑。



別に予定はないけどな。



足手まといになるなら来なくていいわよ。



行く!



はぁ?



戦う!



あっそう。



ハハハハハハハ。
ようやくフレイムヘイズの目に戻ったってか。
こいつは夜が楽しみだぜ!
なぁ、天壌の。






どうかな?
舞台としては申し分ないだろ?
後はフレイムヘイズを待つだけだ。



ふん、
ごらん、ミステス。

これはトリガーハッピーと言って
フレイムヘイズを殺すための武器なんだよ。

フレイムヘイズは自らの身体を器として
ぐぜ(紅世)の王を宿している。
炎髪灼眼なら天壌の劫火、アラストールをね。

しかし、王の力はとてつもなく大きい。
そのためにフレイムヘイズの器に入る時
存在を休眠させるんだ。

だが、このトリガーハッピーは・・・
王の休眠を破る事が出来る。

目覚めた王の膨大な力は
一瞬でフレイムヘイズの器を破壊する。
つまり、フレイムヘイズは爆発してしまう。

楽しいだろ?
しかも現れた王はこの世のバランスを崩すのを恐れて
ぐぜ(紅世)に帰るしかない。

残るのは勝者としてのこの私だけという訳だ。
ここならあの天壌の劫火が現れても
街には被害が及ばない。

マリアンヌ
素晴らしいショーになるよ。



はい、ご主人様。



どうして街を心配する必要があるんだ?
街が壊れたってこいつらには関係ないはずなのに。






行くか。



うん。



暴れるわよ、マルコシアス。



アイアイヨー!






銃に当たるな!



トリガーハッピー?



くそー
あれが切り札か!



気をつけろ!



うん!



フレイムヘイズ
一撃で吹き飛ばしてあげるよ。



シャナ!



フレイムヘイズが共闘するとはね。



今日は特別よ!



トーチの鼓動が大きくなっている。
変だ。
絶対。

シャナ!
こいつの目的は狩りじゃない!
街全体に何か仕掛けている!



何?



トーチの仕掛け・・・
街全体に・・・?
まさか!

狩人フリアグネ。
貴様の狙いは都喰らいか?



なんですって?!



都喰らいだと?



今頃気づいても遅いよ。
そう、かつて一人の王が成し遂げた
都喰らい。

都市一つを丸ごと巨大な力の塊にする。
私なら出来る。
いや、もう果たしつつある。
邪魔はさせないよ。



街を力の塊に?
じゃぁ、この街が・・・
母さんやみんなが・・・



ちぃっ
都喰らいと聞いちゃぁ
マジになるしかねぇぜ、相棒!



わかってるわよ!



けど、どうやって止めるのよ!



狩人、ぶっ殺すしかねぇだろ!



急げ!
都喰らいが起これば世界が崩れる。



うん。

劇場版 灼眼のシャナ 7/10




劇場版 灼眼のシャナ 7/10





ご主人様、トーチが・・・



まさか、気づいたとも思えないが・・・
しかし、急がなくてはならないな。マリアンヌ。
きみの言うとおりフレイムヘイズの訪れがこうも頻繁では
やはり面倒だ。






ひっかかんなかったわね。



でもまぁ、近くに潜んでんなら
見つかったーっつって慌てて出てくるんじゃねぇか?



その前に別のも釣れたみたいね。



おまえたち、何してんの?!



あーら、いきなりのお言葉ね。
こんにちは、も無し?



弔詞の詠み手、蹂躙の爪牙。
貴様達だったのか。



よぉ、よぉ、よぉ。
天壌の劫火じゃねぇの。
ってことは、そいつは炎髪灼眼か?



随分とお子ちゃまねぇ。



貴様ら、一体何の・・・



あんた達がやったのか?



ぁん?



あんた達がやったんだろ?
どうしてだよ?
どうして、あんな簡単にトーチを消すんだ?



はぁ?
何、これ?



トーチみてぇだが。



トーチだって、
トーチだって何かしようとしてたかもしれないのに!
何かを思ってたかもしれないのに!
どうして・・・
どうして?!



なんなのよ?
鬱陶しい。



消しちまえ、消しちまえ。
鬱陶しいトーチが!



待て。
それはミステスだ。
迂闊に壊してはならん。



マジかよ?
どうりで吠える訳だ。



くそぉ・・・



ミステスの肩を持つわけではないが
むやみにトーチを消すのは関心せぬ。
フレイムヘイズがバランスを崩してどうする?



なーに呑気な事を言ってんのよ?
こんなにトーチが多い状態で
ほっとくほうがどうかしてんじゃないの?



職務怠慢だぜ。
天壌の。



トーチの多さは承知している。
だが、そのトーチに仕掛けが施されているらしいのだ。



仕掛けだと?



だったらフレイムヘイズ殺しの罠かもね。
あんたたちも知ってるでしょ?
この辺りでご同輩が何人も消えているって。



だから真打の俺達が乗り込んできたって訳よ。



我らはトーチの多さに疑問を持っての事だが。



あぁ、俺達もここへ来て驚いたぜ。
普通じゃねぇからな。
仕掛けねぇ?



アラストール、なんか嫌な感じがする。



うむ。



珍しい光景だねぇ。
フレイムヘイズの井戸端会議とは。



フリアグネ。



これは、これは。
とんだ大物だわ。



狩人か。
イヤッハー、こいつはすげぇぜ!



弔詞の詠み手、それに蹂躙の爪牙だね?
無粋な自在式も納得だよ。
せっかく街に書いた絵を台無しにしようとは・・・
最悪の気分だ。



まだまだこれからよ。
最悪は。
封絶!

狩人フリアグネ!
その首、貰ったぁ!



街に書いた絵だと?



遅い!



ふ。



あ!炎が・・・



どういう事?



火避けの指輪、アズュール。
どんな炎も近づくことを許さない。
美しく高潔な宝具だ。



ふん。
どうしてコレクターって言うのは
能書きを垂れたがるのかしらねぇ。



しかも決まって面白くねぇ。



それは残念だ。
では・・・
これはどうかな?

バブルルート。
私のとっておきの宝具の一つだ。
どんな武器でもこいつを切る事は出来ないんだよ。



だったら、直接ぶん殴るまでよ!



チェッ。
そういやぁ、人形遊びが得意だったな。
あいつは。



切れないなら、持ち主のほうを!
こんな玩具!



あれは・・・



下がれ!



やべぇ。
近くで受けてたら ひとたまりもなかったぜ。



あのミステス・・・



私のダンスパーティによる爆発を見破るとは
中に入っている宝具の力か?

少々目障りだな。



ハハハハハハ。
面白い。
フレイムヘイズが剣を止めるとは。
ハハハハハハ。

これは貰っていくよ。



待ちやがれ!



フレイムヘイズ。
まだ戦う気があるなら
今夜、この街の一番高い場所まで来るがいい。
最高の舞台を用意して待っているよ。



あーぁ、逃げられちゃった。
ったく、何やってんのよ。



私は・・・






どうやらフレイムヘイズのほうはうまくいきそうだね。
あれのおかげで。
奴らさえ始末してしまえば
後はもう・・・
マリアンヌ、きみは生まれ変わる。
誰に頼ることも無い。
確かな一個の存在になるんだ。
そうなれば、私達は永遠だ。



ご主人様。



永遠?

トーチをあんなに作ってたのは
宝具を狩る為じゃなかったのか?
くそ!
このままじっとしてるだけなんて。

2008年12月9日火曜日

劇場版 灼眼のシャナ 6/10




劇場版 灼眼のシャナ 6/10





もう!あと10発ぐらい殴るんだった。



わからぬなぁ。
あれはトーチだ。



それが・・・



木や石の前で裸身をさらした所で
何を恥じる。
常のおまえならば・・・



なんか嫌だっただけ!



つまりあれは、おまえが久しぶりにかかわた人間というわけか。



人間じゃない。
すぐに消える只のトーチよ。



うむ。






誰も気づきやしないさ。マリアンヌ。
あの天壌の劫火ですらね。



でも、ご主人様・・・
フレイムヘイズがこの街に目をつけることも多くなりました。
ご用心を。



大丈夫だよ、マリアンヌ。
あと少しできみのための力が集まるのだから。
邪魔などさせはしないさ。



トーチがこんなに輝いている。
この計画が成功すれば
きみは燐子(りんね)などという道具ではなくなる。
この世で生きていける一つの存在になれるんだよ。



ご主人様。
私はもう十分な思いをいただきました。



いいや、まだ足りない。
きみは私から力を与えられなければ
三日と持たずに消えてしまう。
あまりにはかない存在だ。



私はそれがご主人様との
分かちがたい絆であると信じています。



あぁ、マリアンヌ。
きみはなんと嬉しい事を言ってくれるんだ。



でもね・・・
私はどうしても成し遂げたいんだ。
ぐぜ(紅世)から渡り来た意味。
この世に存在を求めた理由。
全てはマリアンヌ、きみの為だったのだから。






なるほどね。
このトーチの数、普通じゃないわ。
噂以上に臭うわね。この街。



あぁ、確かに臭うぜ。
おめぇの酒臭い息がよう!
ワハハハハハ。



お黙り、馬鹿マルコ。

あら?
フレイムヘイズの気配もあるじゃない。



だなぁ。
同業者が先乗りしてるんなら
手ぇひくか?



ふん。
そんな決まり、どこにあるのよ。
先に見つけたほうがぶっ殺す。
それだけでしょ。



フハハハハ。
ちげぇねぇ!
いっちょぶっちぎるか!
わが愛しのゴブレット、マージョリー・ドーよ!



当然。






アラストール。



うむ。
フレイムヘイズだな。






極寒のエベレストから生中継。
撮影隊は今イエローバントと呼ばれる
決し圏を突破した。

三千、我々が居るのはエベレストでも最も難所といわれている場所で






はぁ、やっぱり駄目・・・
坂井君にクッキー渡すなんてまだ。

もうちょっと勇気が出るまで待とう。
いつかきっと言えるときが来る。






早く!



わかってるよ。
ちょっと待ってくれ。



ここで戦いたくないって言ったのは・・・

ぁ!

アラストール、見た?
あれの灯り。



うむ、ミステスの中に入っているのは、もしや・・・






やっぱり慣れないな。
灯りが見えるのって。
人の寿命を覗き見しているみたいだ。
心臓みたいに鼓動してるし。



鼓動?



どういう事だ?



どういうって・・・
あんたたちにも見えてるんだろ?
灯りが揺れたり膨れたりしてるのを。



アラストール。



いや、我にも見えぬ。



え?
だってあんなにはっきり。



おまえって、やっぱり変なミステスね。
中に入ってる宝具のせいだと思うけど。



え?



おそらくはかなり特殊な物だ。
空けて確かめねばはっきりとは言えぬがな。
それより気になるのは、貴様の言うトーチの鼓動だ。
ほかはどうなっている?



僕が見る限り全部そうだけど。



普通は鼓動なんかしないわ。



あるいはこの街全てのトーチが
そうなっておるのやも知れぬ。



アラストール。



うむ。
何らかの仕掛けか。



自在法?!



探知の自在法か。



なんで今の人、消えたんだ?



自在法を使うには存在の力が必要なの。
そのためにトーチを使ったんでしょう。



そんな!?
誰がそんな事?
あのフリアグネって奴か?



いや、昨夜から感じていたフレイムヘイズ。
立ち去らぬようだな。



え?
シャナの他にもフレイムヘイズが?



その名前で呼ばないで!
これだけトーチが多いんだから
フレイムヘイズなら嫌でも気づくわ。



狩人をおびき出すつもりだな。






マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ。
四方を配して寝床の夢を破るお化けをこづかれよ!

劇場版 灼眼のシャナ 5/10




劇場版 灼眼のシャナ 5/10





池!

吉田さん!
吉田さん・・・
吉田さん!



この間と同じ燐子(りんね)ね。
おまえの主の名は?



私が・・・言うと、思う?



ううん、確認しただけ。
でも、もう無駄駒をちょろちょろ出すぐらいだから
よほどの馬鹿なんだろうけど。



おまえ・・・



こんにちは、オチビさん。
逢魔が時に相応しい出会いだね。



わかる。これがぐぜ(紅世)のともがら(従)だ。



へぇ~。
私の自慢の宝具であるレギュラー・シャープを
刀一つでここまでしのぐとは。



ご主人様。申し訳ありません。



謝るのは私のほうだよ。
慣れない宝具を持たせてしまってごめんよ。

まったくフレイムヘイズは
ひどいことをする。



おまえが主ね?



そう、狩人フリアグネ。
それが、私の名だ。
直接会うのは初めてだねぇ。
天壌の劫火、アラストール。



見かけに惑わされるな。
数多くの宝具を駆使して
フレイムヘイズを幾人も葬っている
強大なぐぜ(紅世)の王だ。



うん。



それが君の契約者。
炎髪灼眼の討ち手か。
どれほどの者かと思っていたけど。



何ですって?



天壌の劫火よ。
契約者がこんな貧弱では
偉大なるぐぜ(紅世)の魔人の力も
宝の持ち腐れという物だな。



持ち腐れかどうか、試してみる?



ふん。
そう言った討ち手が何人も私の前で倒れていったよ。
ミステスを巻き込むわけにもいかない。

また伺うよ。
ここは私の狩り場だからね。
何が入っているのかな?
その中。
楽しみだ。



やまり只のともがら(従)ではなかったな。
ぐぜ(紅世)の王。
それも狩人フリアグネとは。
ミステスを狙うのも道理だ。



狩り場って言ってたわね。
この街にトーチが多いのもあいつが。



うむ。
であれば、納得がいく。



なんて奴。
壊れた所を直さなきゃ。
どいて、そいつを使うから。



え?
使うって?



そいつの存在の力を使って壊れた所を直すのよ。



吉田さんを使って?



そうよ、ともがら(従)の喰い残しのトーチが無いんだから
その死にかけを使うしかないでしょ?
人間なら死にかけでも一人で十分足りるわ。
そいつはトーチとして配置すれば何も問題ないでしょ?



おおありだ!
吉田さんが僕みたいに死ぬって事だろ?



仕方ないじゃない。
元になる力が無いと直せないんだから。
別の奴でもいいけど。
あいつとか。



そんなこと。



じゃぁ、おまえでも使う?



え?
それでいい。



何よ?
駄々こねてたくせに随分簡単に決めるのね。



簡単なもんか。



じゃぁ、何で残された時間を捨てたりするの?



捨てるんじゃない。
生かすんだ!






なんて変な・・・じゃない。
妙な・・・違う。
嫌な・・・
そう、嫌な奴。



かなり遠慮なく力を使ったな。



仕方ないでしょ?
あいつが自分から言い出したんだから。
それでもまだ、残してやったほうよ。



やっぱりここに居たんだ。



居て悪い?



そんな事、言って無いだろ?



なぜ、我等がここに居るとわかった?



何となく居るような感じがしたからかな?



なるほど。
あれだけの力の発現に立ち会えば
わかっても来るだろう。



何の用?



用っていうか。
女の子が屋根の上に居たんじゃ
落ち着かないからさ。
中に入れば?



中?



だって、濡れるだろ?
だいたい、僕を見張るなら
傍に居たほうがいいと思うけど。



そうね・・・



思いつかなかったのか?



そんなに偉そうに言うほどのこと?



別に偉そうになんか・・・



入る。



え・・・あ、そう。
どうぞ。



そのベットを使って。
僕は父さんの書斎で寝るから。



おまえを見張るために入ったのに
なんで別の部屋で寝るのよ?



え?だって・・・



貴様が言い出したのだ。
ここで寝ろ。



わぁ!
何するの?



着替えるのよ。
当然でしょ?



いや、だけど・・・えーと・・・
どっか場所。



あ?



何をうろたえている。
貴様が気にすることは・・・



どっかに潜ってて。



あ、うん。



早くして!



せかさないでくれよ。
寝巻きとかは?



覗くな!



覗いてないって!



寝巻きとか持ってるのかって聞いてるんだよ。



無いわよ。
あるのは下着だけ。
身体の汚れはアラストールが炎で清めてくれるから
替えるのは気分だけど。




ふぅん。
今日、学校に来た狩人ってのが
この街でトーチを作ってたんだな。



それも大量にね。
普通、ひとつの街でともがら(従)が
こんなに人をたべる事は無いわ。



バランスを保つためのトーチとは言え
数が増えればやはり世界のゆがみは大きくなるからなぁ。
しかし、それこそが狩人の狙いやもしれぬ。



狙い?



トーチが多ければ貴様のようなミステスも生まれやすい。
我らのようにフレイムヘイズをおびき寄せることも出来る。
まさに狩り場だ。



でも、どんなフレイムヘイズがわかってないのに
少し余裕がありすぎる。



確かに遊びも過ぎれば命取りだ。
もともと強大な王ではあえるが・・・



あいつが自信を持てる何かがあるのかも。
戦ってみればわかることよ。



じゃぁ、明日は学校休みだし
街の外へ出ないか?
また、巻き込まれる人が出ると嫌だから。



いいわ。
でも、おまえは一緒に来るのよ。
囮なんだから。



うん、わかってる。

う、わぁ~!
いってぇー・・・

2008年12月8日月曜日

劇場版 灼眼のシャナ 4/10




劇場版 灼眼のシャナ 4/10





池くんって彼女、居ないのかな?






おい、坂井、おまえどうしたんだよ?
大丈夫か?



池のせいじゃない。
これがトーチなんだ。



何なんだ?
あいつ。



平井さん、まだ消えてなんか居ないよね。

頼むから、まだ・・・






まったくうろちょろするなって言ったのに。






良かった、ここに居たんだ。
あぁ、池は用事があるからって。
あぁ、それ、僕のところ切っちゃえば
池とツーショットになるよ。

ん?何?



この景色が好きだから・・・



そっか、だから来たんだ。
平井さん、明日は池を連れて来ようよ。
ここで池と、だから・・・
消えちゃ駄目だ!



平井さん・・・



わかったでしょ?
これがトーチよ。
何したって無駄。
残りかすはいつかは燃え尽きる。
誰もその存在を覚えていないし、跡も残らない。



違う!
違う。
僕が知っている!
平井さんが居た事。
池が好きだった事。
彼女が平井ゆかりだった事!
彼女は絶対に居たんだ!
ここに・・・居たんだ。



それで?



僕もここに居る。
自分が坂井悠二である事を僕が知っている。



おまえは只のトーチよ。



それでも僕は坂井悠二だ。
きみだって・・・



私は只のフレイムヘイズ。
それだけ。
ある意味トーチと同じね。



只のって言い方、もうやめろよ!



だってそうだもの。
おまえは只のトーチ。
私は只のフレイムヘイズ。



違う!



違わない。



どうしてきみは・・・?



何?



名前・・・



え?



名前、教えてよ。



名前は無い。
只のフレイムヘイズ。



また言った。



うるさい、うるさい、うるさい!
名前なんか要らない!
他のフレイムヘイズと区別する時は
贄殿の遮那のフレイムヘイズで通るわ。



にえとの の しゃな?



この子の持つ大太刀の名だ。



贄殿の遮那・・・

じゃぁ、きみはシャナだ。
僕は今からそう呼ぶ。
きみはシャナ。
もう、只のフレイムヘイズじゃない。
僕も只のトーチじゃない。
坂井悠二だ。



勝手に名前をつけないで。






一美、お風呂沸いたわよ。



はーい!



明日、渡すんだ。坂井君に。
でも、理由もなく渡したら迷惑かな?
ゆかりちゃんに相談してみよ。






ぁ!



おい、どうしたんだよ?坂井。



池、あれって・・・



うん?平井さんがどうかしたのか?



平井さん?
なんであれが?



池、頼む。
宿題の答え教えて。



わかった。
おまえ、顔洗ってきたほうがいいよ。



何してるんだ?



言ったでしょ。
おまえを見張るって。



だからって、こんなとこまで。
それに、そこは平井さんの席。



平井ゆかりは私よ。



え?



平井ゆかりの存在に私を割り込ませたの。



わ、割り込ませた?



昨日の残りかすを使ってね。



でも、顔が全然・・・



ゆかりちゃん!おはよう。
坂井君、おはようございます。



おはよう。



言えた。



吉田さんが平井さんと仲 良かったのに
全然気づいていない。



存在に割り込むってのは、元の人間に似せるとか
そういう事じゃないの。
他が認識していた平井ゆかりって存在を私にすげ替えたのよ。



そんな・・・



平井さん!
こないだ借りてたノート、サンキュ。



うん。



違う・・・
僕は知ってる。
平井ゆかりが誰か・・・



おはよう、シャナ。






あのフレイムヘイズはミステスに張り付いているようだね。



はい。
私たちが狙うのを待っているのでしょう。



正しい判断だ。
とても正しい。
ご希望通り、出向いてあげるべきかな?
ミステスの中の宝具に興味があるのは確かだ。



では、是非とも私に行かせてください。
先日の失敗をそのままにはしておけません。



わかったよ。
でも、相手は炎髪灼眼だからね。
これを持ってお行き。






私の傍から離れないで。



僕の勝手だろ。



ゆかりちゃん、今日一緒に帰らない?
ちょっと相談が・・・



駄目、忙しいの。



そっか。
ごめん。



なんか、今日のゆかりちゃん、怖い。



シャナ・・・



坂井。
帰りに本屋に付き合って欲しいんだけど?



うん。



来た。



え?



これってこの間の?



封絶よ。



ちょっと待って、学校で?



場所なんて関係ないわ。
おまえがここに居るんだから。
簡単に予想できた事よ。



待って、まだみんなが。



封絶したのは敵よ。
向こうに言えば?



え!



このままじゃみんなが巻き込まれる。
僕が何とかしなきゃ。
僕のせいなんだ。

ちょっとごめん。
池!



こんな物。

劇場版 灼眼のシャナ 3/10




劇場版 灼眼のシャナ 3/10





申し訳ありません。
ご主人様。
お気に入りの燐子(りんね)を一つ
失ってしまいました。



きみは何も悪くないよ。
マリアンヌ。
少しばかり厄介なフレイムヘイズだっただけさ。
むしろ、ミステスを見つけたお手柄を
褒めてあげたいぐらいさ。



ですが、逃してしまいました。
お願いです。
私にあのミステスを狩らせて下さい。



きみの気持ちは嬉しいよ。
マリアンヌ。
でも、急ぐ事は無い。
よく考えて慎重に。
相手は天壌の劫火のフレイムヘイズだからね。



はい。



ほら、玻璃壇(はりだん)をごらん。
アリアンヌ。
なんて美しいんだろう。
今はこの時を味わおうじゃないか。
フレイムヘイズの事なんか忘れてね。





ゆうちゃん、朝ご飯できたわよ。



今行く。



珍しいわね。
ゆうちゃんが寝坊なんて。
昨日も帰ってきたと思ったらさっさと寝ちゃうし
具合でも悪い?



いや、たまたまだよ。



ここ、今日も砂嵐のゴビ砂漠から
ズームアーップ!


あら、ゴビ砂漠ですって。
今、お父さんが行っているはずよ。
映ってるかも。



そう。

うん、やっぱり大丈夫だ。
母さんはトーチじゃない。
僕がもう、死んでいるなんて知ったら・・・
あ、でも最初から子供は居なかった事になるのか。
悲しませるより最初から居ない事になったほうが
ましかもな。

いや、もう居ないんだっけ。
本物の坂井悠二は。



ゆうちゃん、どうかしたの?



あ、いや、別に。
もう、行かなきゃ。
今度の先生、時間に厳しいんだ。
行ってきます。



行ってらっしゃい。
気をつけて。






じゃぁ、今僕が心配してる事って何だ?
本物の坂井悠二なら絶望したり
不安になったりするのは当然だけど・・・
僕は・・・



なんでここに?



ぐぜ(紅世)のともがら(従)を探すより
おまえを見張ってたほうが早いと思ったのよ。
おまえ、かなり珍しいトーチだから。
きっとまた来るわ。



うん・・・
そう言えば昨日、あの燐子(りんね)とか言うのが
僕の事、ミステスって。



ほう、よく覚えていたな。



ミステスって言うのは
ぐぜ(紅世)のともがら(従)が作った
宝具とか力そのものを入れたトーチのことよ。



宝具?



珍しい宝みたいな物。
宝具はトーチが燃え尽きたら
ランダムに次のトーチに転移する。
言ってみれば旅する宝の蔵ね。



なんで僕に?



知らないわよ。
宝具のほうで勝手に移動するんだから。



敵はおそらくおまえが燃え尽きてしまう前に
狙ってくるであろう。



燃え尽きる前に、ね・・・

ねぇ、僕って一体何なのかな?



トーチでありミステスよ。



でも、僕が考える事は坂井悠二としての物だ。



残りかすなんだから当然でしょ。



そっか・・・



それにしても・・・

この街、トーチが多すぎる。



うむ。
やはり尋常とは言えぬな。



それって・・・



平井さん!
灯が・・・小さい・・・



もう、残り少ないんでしょ。



だって、襲われたのは昨日だよ。



じゃぁ、多めに喰われたのね。
昨日の燐子(りんね)たちは派手に喰い散らかしたから。



平井さん!
平井さん!
おはよう!

あの、おはよう。



おはよ。



これが・・・
あの、平井さん?



もって今日いっぱいってとこね。



そんな?!
何とか元に戻せないの?



無理よ。
残りかすなんだから。

本人はもう死んでいる。



そんなの・・・ひどすぎる。



平井さん!
遅刻するよ。走ろう。
ほら、もっと元気出して。



なんなの?あれ?
自分のときは元に戻せなんて言わなかったのに。



他人の身に置き換えて
ようやく実感できるという事であろう。






平井さん、消えるなんて
そんなの無しだ。






池くんて彼女居ないのかな?






こら、
思いっきり遅刻だぞ。坂井。



すみません。



坂井、バツ一つ。



あの、平井さんも。



あぁ、そうか。
一緒だったのか。
まぁ、いい。
早く座って。



どうしたんだよ?
珍しいな。



うん。

みんな、平井さんを見ない。






平井さん、お昼は?



え、べつに。



な、池。
いいよな。



いいけど。



ほら。






それで、その新しい予備校の講師がね
なんと、村田の兄貴だったんだよ。



池さ、今日 予備校ある?



いや、今日は休み。



あ、じゃぁ放課後 駅前に遊びに行かない?
平井さんも一緒に。
どうせ暇だろ?



え?ん、まぁ。



よし、決まり。



平井さん、池も行くって。






ほら、池、もっとくっついて。
いくよ。

結構いい感じじゃ。
あ、僕ちょっと邪魔だったかな。
ごめんね、平井さん。



なぁ、おまえさ・・・



次、何やる?
商品キャッチャー?
平井さん、池と対戦ゲームは?

あぁ、池、ちょっと平井さんと遊んでて。
すぐ戻るから。



おい、坂井!



おまえ、囮なんだからもう少しじっとしてて!
いくら同情したって、あれは ただのトーチ。
消えるのは避けられない。



でも、みんなが平井さんの事、忘れなければ!



無駄よ。



無駄でも・・・



あんな馬鹿なトーチ、初めて見たわ。



うむ。






あれ?
池、平井さんは?



え?
平井さんってなぁに?



平井さんだよ。
一緒に居たろ?



そうだっけ?



そうだっけ?って。



まさか、平井さん、もう・・・



そう言えば、さっき出て行ったような気もするけど。



ほんとか?
出て行ったんだな?



たぶんね。
お!これ、もしかしてクリア?



池、なんでそんなに無関心なんだよ!
ちゃんと思い出せよ!
さっきまで3人で一緒に居たろ?
平井さんはな・・・平井さんは・・・