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2009年3月24日火曜日

闇のパープルアイ 最終話




闇のパープルアイ 最終話


最終話。
倫子の最後!
そして旅立ち・・・




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あなたは・・・
あたしを覚えてないでしょうね?



覚えている。
こうして、抱かれたの
覚えてるよ。
ママ!



慎ちゃんね。
慎ちゃんが育ててくれたんでしょ?



パパは今でもママのことを愛してる。



早く慎ちゃんに会いたい。






ママ。
大丈夫?



大丈夫よ。
心配しないで。



あたしね
ママに会ってわかったの。



何?



本当の父親じゃないのに
パパが、あたしの事
大切に育ててくれたのは
パパがママのこと、すごく愛してて
あたしがママの娘だからよね。



麻衣。
麻衣にはそんな人、居ないの?



暁生はただ、同属っていうだけで・・・



同属?



俺もあなたと同じ血を受け継いでいる。






おぉ、麻衣。



どうした?

二人とも、あまり心配かけないでくれよ。



ごめんなさい。
パパ。



気持ちは・・・
わかるよ。
わかりすぎるくらい。



パパに会いたいっていう人が居るの。
驚かないでね。



水島慎也さん・・・



うそ・・・だろ?



ママよ。



曽根原の手で17年間
生態保存されていたんだ。



覚えてる、この匂い。
昨日のことのように覚えてる。

楽しい時も
苦しい時も
ずっと傍に居てくれた人の匂い。



本当に倫子なのか?



倫子。



慎ちゃん。



慎ちゃんだ。
やっぱり慎ちゃんだ。



会いたかったよ。

会いたかったよ。






どうした?
まるで失恋でもしたような顔だな。



何 言ってるのよ。



人には必ずたった一人の人が居る。
問題はその人にめぐり会えるか、会えないかだ。



ぇ?



きみのパパがそう言ってた。



パパとママを見てるとほんとにそんな気がする。



なによ。



遠まわしに言葉でくどいても
きみはその気になってくれないだろ?



くどくって、何よ
突然。
やめてよ!
卑怯だよ。



卑怯でも何でもかまわない。
俺はきみが好きだ。



同属だからでしょ?
手近に同属の女の子が居たからでしょ?
あたし、そんなの嫌だから。



おい、待てよ!



ついて来ないで!



ゴホッ。ゴホッ。






あたしね
こうして慎ちゃんの腕の中に居る時が一番幸せ。



俺もそうだよ。
倫子が傍に居てくれれば
他には何もいらない。



でも、驚いたな。



ん?



慎ちゃんがお医者さんになっているなんて。



なんだよ。



滅茶苦茶勉強したんだね。
あ、ごめん。






良かったんだよね。
良かった。






やめてよ!



俺はきみが好きだ。






どういうつもりよ。






そう、慎也は短命種を治す研究をしていたのね。
じゃぁ、あなたにちょっと頼みたい事があるんだけど。






良かったね。
外出許可おりて。



あぁ。



それに明日には退院してもいいそうよ。



ほんと!



うん。



やっぱりママが特効薬だったんだ。
張り切ってお弁当作ってきちゃった。



すごい!



じゃ、食べようか。



暁生。



あたしが呼んだの。
いけなかった?



ううん。
別にいいけど。



美味しいよ。



良かった。



食欲、無いのか?



なんか、胸がいっぱいで。
ありがと。慎ちゃん。



ん?



麻衣をここまで育ててくれて。



俺は何もしてないよ。
あの子は
自分が人と違うのに気がついても
まーっすぐで、強くて
優しい娘に育ってくれた。
倫子と同じように。



慎ちゃん。
あたし幸せよ。
麻衣のこんな姿
見れると思ってなかった。
もう十分よ。
十分に幸せ。



倫子。



だから、いつ
命の終わりの時が来ても・・・



倫子。
そんな事、言わないでくれ。
俺は何とかしておまえを
どんな事しても・・・



ママ!

ママもバスケやってたんでしょ?
一緒にやらない?



やめとけって。



いいじゃない。
ね。



ちょっとやってみようかな?



大丈夫か?



大丈夫。
麻衣とバスケやるの夢だったの。



エ、エン。



ママ?

ママ?
大丈夫?
具合悪い?



麻衣、
ママはちょっと疲れてるんだ。



でも、それだけでこんな!



いいのよ、麻衣。
ママは大丈夫。






あった!
几帳面だこと。
克明に麻衣の成長が記録されているわ。



このほうが気に入ると思うんだけどな。



麻衣の物ね。
頂いておくわ。






まだ話してないんでしょ?
短命種のこと。



あぁ。

幸い麻衣には
まだその兆候は全く無い。
もしもの事を考えて
麻衣の身体をずっと調べていたんだ。



そうなの。



俺が、医者になったのだって
短命種を何とか治す方法を見つけようと思ったから。



慎ちゃん。



ん?



麻衣は変わらない?
普通の女の子と何も変わらない?
あたしが初めて変身した時と
ちょうど同じ年頃でしょ?



変身なんかしてないさ。
それらしいアザもどこにも無い。
しかし・・・
目が、紫に光る時がある。






なに?



曽根原!



子供はもう、寝る時間よ。



許さない。
あたしと・・・
パパの家でこんな・・・



おとなしく眠りなさい。
子猫ちゃん。






麻衣?



曽根原よ。
曽根原の匂いがする。
麻衣を・・・
麻衣を助けに行く!



ゴホッ、ゴホッ。



倫子!



麻衣。






さぁ、まず最初の実験よ。



なによ、それ。



大丈夫よ。
あなたのママも通った道よ。
変身を誘発できるか
身体にショックを与える実験から始めましょうね。
さぁ、変身なさい。
純血種の変身するさまを
このあたしに見せて頂戴。



やめて!



う!
あたしは、変身なんかしない。



抑える必要は無いのよ。
さぁ、あなたの中に眠っている獣の血を
目覚めさせるのよ!



うわぁ!



まだまだ刺激が足りないのかしら?



とんだおてんばね。






やっぱり曽根原とは決着をつけなきゃいけないのよ!



無茶はやめてくれ。
倫子。



もう少しで血清が完成するんだ。



血清?



短命種を治す血清だ。
麻衣の血液から作りだせるんだ。



でも、麻衣が・・・
曽根原がもしあたしの時みたいに
麻衣を攻めていたら・・・



俺が行くよ。
俺は麻衣にかけてみようと思う。
俺だって麻衣には普通のままで居て欲しいんだ。



麻衣の事、好きなのね。



むこうは全く相手にしてないみたいだけどね。






あなたに一つ、いい事を教えてあげましょうか?



なによ。



あなたはまだ、知らないようね。
変身人間は短命種だって事。



短命種?



そうよ。
あなたのママも
もう長くはないわ。
あと、1週間ってとこね。



嘘でしょ?!



変身人間はね普通の人より寿命が短いの。
変身のたびに細胞組織が衰え
やがて血を吐くようになって死んでいくのよ。



そんな・・・
嘘よ。
嘘に決まってる!



じゃぁ、どうしてママは血を吐いたのかしらね?






うぁぁぁぁ!






さて、今度はどんな実験をしてみようかしら?



もう、いやぁー!



最初の変身はね、感情の高ぶりによっておきる事が多いのよ。



やめてよ、気持ち悪い。



あなたのママが最初に変身した時は
どんな時だったと思う?

レイプされそうになった時よ。

同じこと試してみる?



暁生。



あたしを甘く見ないで頂戴。
あなたたちには、この超音波が一番効くらしいわね。



頼む・・・
麻衣を・・・
麻衣を帰してやってくれ。



ふふふ。
あきらめの悪い男ね。



ママ。






麻衣と、慎ちゃんと
短い時間だけど一緒に暮らせると思ったのに
曽根原の為に。



やっぱり俺が曽根原の所に行くよ。



慎ちゃん。



麻衣のデータや血液サンプルまで盗まれているんだ。
あれがあれば、倫子の身体を治せるかもしれないんだ。



だったらあたしも行く!



おい、倫子!



曽根原はどんな手を使ってでも麻衣を変身させようとするわ。
もし・・・
麻衣が・・・
豹に変身してしまったら
あの子、どんな思いをするか。



わかっているよ。



慎ちゃん、覚えてる?
あたしが初めて変身した時の事。



あぁ。



確か、曽根原の罠で不良たちに・・・



そうよ。

最初は自分が変身したなんて気がつかなかったわ。
でも、
そのうち、嫌でもそれを認めなきゃならなくなるの。
当たり前に恋をして
当たり前のことで、泣いたり、笑ったり
普通の女の子として生きたかったのに
全部それが駄目になるの!
何度も、何度も獣の姿に変わらされて
殺したくない人の喉もとにこの牙を・・・



やめろよ。
もう、いいよ。



麻衣には絶対にそんな思いをさせたくない。
あたしは麻衣を助けなきゃいけないの。
だって
麻衣を産んだのは・・・
このあたしだもの。



倫子。



だから、あたしも行く。






頭がガンガンして力が入らない。



今度はママを操っていたのと同じ超音波よ。



くそう。
人を動物扱いしやがって。



やっぱり、あたしも変身してしまうのかな?



約束してくれないか。
どんな事があっても・・・
変身しないって。
何があっても人を殺さないって。



あたし、わかんないよ!
自分の身体が
どう変わっちゃうのか。
全然わかんないよ!






いいよ、無理するな。



でも・・・



いいから。

倫子。
ここで待ってろ。
これだけは言っとくぞ。倫子。
麻衣は、おまえだけの子供じゃない。
俺の子供でもあるんだ。
産んでくれと頼んだのは、この俺だ。
それに・・・
俺は麻衣をずっと育ててきた。



慎ちゃん。



俺は・・・
倫子にずっと助けられっぱなしだろ?
17年前だって、おまえが命を賭けて
俺と麻衣を助けてくれた。
今度は、
俺の番だよ。

ここで待ってろ。



慎ちゃん!



任せておけ。






遺伝子の配列が違うわ。
それに血液だって。
麻衣は短命種である可能性が確かに低い。
だとしたら、この血が・・・






暁生。
あなたもそうなの?



ん?



あなたの命も・・・
長くはないの?



だったとしたら?



なのに
あたしを好きだって言うのね。



いけないか?
麻衣。
俺は同属だっていうだけで
きみを好きになったんじゃない。



きみのパパが・・・
きみのママを・・・
愛したのと同じように・・・
麻衣の事を・・・

ゴホッ。



暁生!



ほんとにもう、長くないみたいね。
可愛そうに、このままじゃ死んでも死にきれないわよね。



曽根原!



ゴホッ、ゴホッ。



うふふふふふ。
いい実験を思いついたの。



うわぁー!
あぁぁぁぁ!



さぁ、変わりなさい。
暁生。
豹に変身して、麻衣を襲うのよ。
あなたが襲えば、麻衣は必ず変身するわ。



うわぁー!



さぁ、早く!
麻衣を襲うのよ。






お願い。
もう、何も望まない。
これが本当の最後でかまわないから
あたしに麻衣を・・・
麻衣を助け出す力を頂戴。






そうよ、麻衣。
変身するのよ。



やめろ!
麻衣!



パパ、壁のスイッチ。



麻衣。



パパ!



ふふふふふふ。
どうしたの?
麻衣ちゃん。
変身していいのよ。



だめだ。



ママ?



倫子。



撃ち殺してかまわないわ。



ママ?



曽根原!
止まれ!

俺は人なんか殺せない。
そう思ってた。
でも、おまえは別だ。
俺たちを苦しめ続けたおまえだけは・・・



待って。
完成したのよ。
短命種を治す血清よ。



まさか・・・



あなたの研究を参考にさせてもらったのよ。
張ったりじゃないことは
あなたが一番わかってるわよね。



曽根原!



拳銃を捨てなさい。
これが欲しいのでしょ?



どこまで汚い奴なんだ。



パパ!

曽根原!

パパ!

パパ、しっかり!



麻衣。



慎ちゃん!



倫子。
これでおまえは助かるぞ。



え?



これで、短命種が治るんだ。



そんな事より慎ちゃんが!
倫子の身体が良くなったら
海外に移り住めばいい。

変身人間なんて誰も知らない
遠い国で・・・
幸せに暮らすんだ。



しゃべらないで!
わかったから!



パパ!



麻衣。



慎ちゃん。



大丈夫。



パパ!



慎ちゃん!
しっかり!

慎ちゃん!



パパ!



倫子。



なに?



麻 衣 を た の む。



そんな事、言わないで!
しっかりしてよ、慎ちゃん!



いやぁー!



なんでよ。
やっとママに会えたのに。
どうしてよ。



ママ!



これは、暁生さんの為に使って。



だって、これはママの為に・・・



あたしは一度死んだ身よ。
麻衣。
慎ちゃんに会えただけでも十分。
暁生さんと一緒に逃げて。



やだよ!
一緒に行こう。

早く行きなさい!
麻衣!



ママー!



女の子はね
心から愛し合える人の傍にずっと居られれば
それが一番幸せなの。

そうすれば
あなたの身体の中に流れている血も
永遠に目を覚ます事はないわ。



ママ。



あたしね
慎ちゃんが居てくれて
それがわかったの。
だから
麻衣も早く・・・



ごめんね、ママ!
ごめんね、パパ!



ごめんね、麻衣。
あなたを育てられなくて・・・






麻 衣 を た の む。






麻衣。






暁生!






一人ぼっちになっちゃった。



麻衣ちゃんでしょ?



曽根原!



やっぱりあなただけは生きていたのね。
ところで、今夜はお暇かしら?
テレビ関東でね
暁生がテレビに出演するのよ。
良かったら見に来てくれないかしら?



暁生。






夢にまで見たこの日が
やっとやってきたのよ。
変身人間の存在が、全世界に知れ渡るのよ。
楽しいわ。
うふふ。
父を馬鹿にした学者連中の驚く顔が目に浮かぶわ。






ごめんね、ママ。
ママの言うこと、守れそうにないよ。






じゃぁ、練習しましょう。
はい。
じゃぁ、まいります。






生物学、遺伝子工学の学者から
動物の進化論の専門家まで
第一人者ばかりを集めてみましたよ。



常識をくつがえす世紀の一瞬ね。






本番中。


ウィークエンド
スペシャル


人類の進化と
突然変異説を追う!






私の父は長年
この動物の存在を信じてきました。
そして、この動物に関する研究を重ね
その存在の可能性をアピールしてきたんです。
しかし
それを実証できなかったために
そこに並んでいる皆さんに
認めてもらえませんでした。

でも、私は
父の考えを信じ、やっと
その動物を手に入れる事ができたのです。
これは、そのうちの一頭です。
どうぞ、ご覧下さい。



なんだ。



ただの豹じゃないか。



豹のどこが珍しいんだ?



馬鹿にするのもいい加減にしてもらいたいな。



もっと近くに来てその目でしっかりと
確かめたらいかがです?



さぁ、暁生君。
あなたが変身する様子を
全国の皆様に見てもらいましょうね。



暁生君。
今のあなた、ゾクゾクするほど
素敵よ。



どうした!



麻衣ね。



曽根原!
暁生を返して。



よく来たわね。
麻衣ちゃん。



スタジオに豹を放すわよ!
危ないから外に出て!



キャー!



スタンバイ、オッケイね。



はい、オッケイです。






暁生。
しっかりして。
これは短命種を治す血清よ。
使って。
あたしは曽根原を追うわ。
あいつが許せない。



待てよ。
曽根原を・・・
殺す気なのか?



あたし、こんなに人を憎んだ事
無い。



約束したろ?
何があっても
きみは人を殺しちゃいけないんだ。



約束 守れそうにないよ。



麻衣。






どう?
これであたしに変身を見せてくれる気になったかしら?



ママも、あたしたちも
本当は静かに暮らしたかったのに
あなたがあたしたちを目覚めさせたのよ!



おかげであたしの研究が正しかった事が証明されたわ。
でも、視聴者は満足してないでしょうね。
変身の最後をしっかりと見れなくて。



あなたなんか人間じゃない!



ふふふ。
どうする気?
殺したくなった?



ほら、あれだ。
照明。



さぁ、全国にあなたの変身を見せてあげなさい。



曽根原。



憎いでしょ?
このあたしが憎いでしょ?
あたしに純血種の変身を見せて頂戴。



すごいわ!
今までに見たことのないパワーだわ。



そうよ、その調子よ。
麻衣。
このエネルギーが変身を呼び起こすのよ。
一息よ。
さぁ、豹に変わりなさい!



待ちなさい!
麻衣。



その声・・・



倫子。



何があっても麻衣は変身させないわ。



ママ。



しぶといわね。



曽根原。
あなたが生きている限り
私たちは幸せになれないの。
死んでも死にきれないのよ!



どうするつもり?



今度こそ死んでもらうわ。



こんな時のためにね
屋上のあちこちに爆薬が仕掛けてある。
このスイッチ一つで、みんな吹っ飛ぶわよ。
それでもいいの?



曽根原。



あと一息だったのに残念ね。

本当に吹っ飛ぶわよ!

あなたたちの運命はね
いつだって、あたしのこの手の中にあるのよ。
ふふふふふふ。



思い上がるのも、いい加減にして!



どうするの?
その身体でまだ変身できるのかしら?



あなたは私たちの身体には詳しくても
心の中までは全然わかってない。

私たちに流れている血はね
本当に大切な者のために命を投げ出す
勇気と、力を与えてくれる血なの。



ママ。

駄目。

ママ、あたしが・・・



ママ!

ママ、しっかり!



愚か・・・ね・・・






ママ?






これで・・・
良かったんだよね・・・






早くしろ!



あー、パンツ見る気でしょ?



ばーか。



慎ちゃんのこと、好きになって良かった。



おまえがどんなに変わろうと
俺は倫子の事をずっと好きで居られるって。



慎ちゃん。



倫子。



痛い!
痛ーい!



抱いて。



綺麗だよ、倫子。






パパ。
ママ。
これで長かった二人の戦いも終わったよね。



行こうか?



うん。






女の子はね
心から愛する人の傍にずっと居られれば
それが一番、幸せなの。
そうすれば
あなたの身体の中に流れている血も
永遠に目を覚ます事はないわ。

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