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2009年4月30日木曜日

ツバサ・クロニクル 4




ツバサ・クロニクル 4


冒頭のさくらのナレーション



翼をなくした鳥は
思い出という名の大空を舞うことは出来ません。
でも、私は信じています。
今を生きている限り
思い出は流れる時のように
新たに生み出されていく事を。



この部分はアニメだけのものです。

後はおおむね、コミックスどおりです。




時は流れる。

そしてまた思い出も日々作られていく。

その思い出が些細な事かもしれないし

その人にとって非常に重要な事かもしれない。


時にはこのさくらのように本人に自覚は無くても

誰かの運命を変えてしまうほど重要な事になるかもしれない。



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2009年4月29日水曜日

ツバサ・クロニクル 4 3/3




ツバサ・クロニクル 4 3/3






翼とは人の思いが形になったもの。
たとえ全てが失われても
すぐに消える事は無い。



だが、それも
消えゆく蝋燭の灯りが最後に燃え上がるような
一瞬の出来事でしかない。






ぁ!
ぁ!
さくら!

さくら!



あははは。



お見事だね。



大丈夫。
怪我はしてないようだね。



さくら、目を開けてくれ。



これって・・・
ほんとの羽。



その子が言ってたぜ。



笙悟さん!



その子、おまえの仲間だったんだな。



さくらは・・・
さくらは何て言ってたんですか?



『自分の羽を探す』
そう言った。



羽を・・・



おまえとの勝負
次に会うときまでおあずけだ。






さくらちゃんは無意識のうちに
自分の記憶を自分で探そうとしていたのかもしれないね。



はい。



うーっぷ!
寝ちゃった!



寝すぎだ!



モコナ夢見た!
めきょ!ってなる夢見た!



今度は夢じゃなくて本当に頼むよ。



任せとけい!



そう言えば、笙悟くんだっけ?
彼が言ってたね。
さくらちゃんのおかげで、悪い奴らが心を入れ替えたって。



はい。



悪しき者の心を、改めさせるほどの優しさ。
それがさくらちゃんの本質・・・
なのかもしれないね。



はい。



さくら・・・
今度は必ずきみの羽をみつけるからね。

2009年4月28日火曜日

ツバサ・クロニクル 4 2/3




ツバサ・クロニクル 4 2/3





ぁ・・・
あれは・・・






うん!



ところで、お客さん。



い!



まさか・・・
とは思うけど、お客さん、
この子に悪さする気じゃないだろうね?



げは!



ど、どうしてそんな事を・・・



お客さんたち、あんまりいい噂
聞きませんからね。



えへへへへへへ。



美味しい!



い?



とっても、美味しい!






さくらちゃん、見つかった?



答えるまでもねぇ。



こっちも見当たらないねぇ。



あ、そうそう。
これ・・・
黒たんに、あげる。
これが結構かさばるんだよね。



あのなぁ・・・

これで、よし!



無茶するねぇ。



ファイさん!
黒剛さん!

さくら、見かけました?



こっちもいろいろ探してみたけど・・・



そう・・・ですか・・・



小狼くーん!



ぁ?



めきょ!
ふぅ。



なんだって?
さくらが・・・?



はい。
やつらと一緒でした。



この前のパンク軍団?



そうです。
確かに見ました。

待ってください!

僕に、考えがあります!



考えって?






ここ、どこ?



ふふん。
おれたちのアジトに決まってるっす。



余計なこと言ってねぇで、早くしろい。



へぇ。



へへへ。
この子さえ居ればあのガキどもはおれ達の言いなりだ。
そうすれば笙悟のチームなんぞはひとひねりだぜい。



わぁ・・・
ひろーい!



いや・・・



こいつは・・・



子分たちはどこに行ったんだ?

ぁ?



なんすか?



我々はボスのあまりの負けっぷりに
愛想がつきました。
もう、チームには居られません。
みんなで出て行きます。
探さないで下さい。
チーム一同。

そ、そんなぁ・・・
立ち上げから25年。
苦労に苦労を重ねて
やっとここまでチームを大きくしたのに・・・



ぁ?



どうしたの?



どうしたのじゃねぇ。
おめぇの仲間のせいだぞ。

ぁ!



おまえたちのせいで、おれのチームは・・・

おれのチームは・・・



泣いちゃ駄目。



い・・・あ・・・



泣いちゃ・・・駄目。



ぁ・・・

おれの、負けだ。






ほんとにうまくいくのかよ?



たしかに僕の巧断は4級で一番弱いランクだけど
人を探し出す力があるんです。



おれ達の居場所もこうやって突き止めたんだね?



そうです。
強い巧断は心の強い人にしかつきません。
笙悟さんや、小狼くんみたいに。
巧断は自分の心で操るもの。
だから、僕みたいに弱い人間には
弱い巧断しかつかないんです。



正義君・・・



でも、そんな僕にもやれる事があるんです。
どうか、僕を信じてください。



うん、ありがとう。



あっちです!






おおきい!



一緒にお好み焼き食って
おれのこと、なぐさめてくれて
あんなにいい顔で笑って・・・

ほんとは俺達に騙されて
ここに連れてこられたって言うのになぁ。



なんか、罪の意識を感じるっす。



だろ?
あの笑顔にもっと早く出会ってたら・・・
俺は今頃まともな道を歩いていたと思う。
だから、決めたんだ。



決めたって、なんでさぁ?



話ってのはなんだ?



んー。



ん?



俺は今日限りチームを解散して
かたぎに戻る事にした。



なんだと?



縄張りはおまえにくれてやる。
好きにしてくれ。



いったい、何があったんだ?



そいつは言わねぇ。
あの子の事は誰にも言わないって決めたんだ。



あの子?

そうか。



ボス!
た、大変っす!



どうした?



さくらちゃんが・・・
あそこに・・・



ぁ?



さくらちゃん!



ちょっと目を離した隙に
急に居なくなったと思ったら・・・
あんな所に登ってたんでさぁ。



おまえ!
一体、何をしていたんだ?



そうか。
あの子が・・・



笙悟、頼む。



任せとけ!



お嬢さん。



ぇ?



そんなに高い所が好きか?



うん。



だったら、おれがいい景色を見せてやるから
こっちに来な。

しっかり捕まっていろよ。



はい。



笙悟の奴にすっかりおいしいとこ
持ってかれちまったっすねぇ。



いいんだよ。
これで。

元気でな。さくらちゃん。






笙悟ってば、もう!
何やってんのよ!






ぁ!



ぁ!



ん?
どうした?



羽・・・



え?



あたしの・・・
はね・・・

見つけなきゃ。



おい!

2009年4月27日月曜日

ツバサ・クロニクル 4 1/3




ツバサ・クロニクル 4 1/3


汚れなき放浪。





翼をなくした鳥は
思い出という名の大空を舞うことは出来ません。
でも、私は信じています。
今を生きている限り
思い出は流れる時のように
新たに生み出されていく事を。






うん?



私のお下がりだけど
着替えは済ませておいたから。



今日は街の南側へ行こうと思っています。



そう。
気をつけて。



おーい。
そろそろ出かけるよ。
小狼くん。



はい。



行って来るよ、さくら。






彼女に覚醒の兆候があるわ。



そのようだな。



人の心は
信じがたき力を
内に秘めているもの。



その心が崇高ならばなおさら。






ぁ・・・



ぁ。






ぁ!






ぁ!






ぁ?



お客さん、たこ焼きは始めてかい?



たこ焼きって言うのか?



たこ焼き!
たっこ焼き!



どうやって食うんだ?



口の中に入れて噛むんだ。



なめているんか!



前から気になっていたんだけど
ちょっと聞いていいかな?



何ですか?



あの子、さくらちゃんって
どんな子なんだい?



さくらとは幼なじみで
おれの居た国の王族の・・・



そうじゃなくて・・・



ぇ?



知りたいのはあの子の本質。



本質?



黒りんに話した、例の本質の話。



おい!
全部食うな!
こら!



前に居た世界で出会った人が
別の世界ではまったく違う人生を過ごしてるって言う・・・
あれですね?



あの話を聞いてから
いろんな人の本質について考えるようになってさ・・・
その人の物の考えかたや、行動や・・・
周りの人に及ぼす影響とか・・・
そういう人の本質みたいなものって
たとえ住む世界が違っても
変わらないような気がしてね。

ま、気がするだけなんだけどねぇ。



さくらの・・・本質・・・



ここに居たのね。
皆さん。

ごめんなさい。
私がついていながら
さくらさんが・・・



さくらが・・・



さくらが居なくなった?



えぇ。
私が目を離した隙に・・・



さくら、起きたの?



みたいだね。



おれ、探してきます。



探すって、どこを?



それは・・・

でも、さくらを一人にしてはおけません。



どうする?



ほうっては置けないだろうね。
さくらちゃん、記憶、無いし・・・
それに、妙な連中に目をつけられたら
大変だよ。
この間の黒りんみたく。



誰が黒りんだ!



黒りん!
黒りん!



おめぇも黙ってろ!



私は戻ります。
もしかすると、さくらさんが帰ってくるかもしれませんから。



えぇ、お願いします。

ふーん。






さくら・・・
どこに行ったんだ?






ねぇ?
間違いないっすよね?



うん、確かにあいつらが連れていたお姉ちゃんだ。



じゃぁ、早速・・・



待て。



どうして止めるんっす?
あの子を引っ張り込めば
例のガキやら黒いのやらは
こっちの言いなりっすよ。



もちろん、そうだけどよ・・・
手荒なまねはすんじゃねぇって言ってんだよ。
いいか・・・
こういう時はだな・・・



お嬢さん、こんにちは!



こんにちは!



ボス?
ノーリアクションっす。



馬鹿!
この子は外国から来たから
言葉がつうじねぇんだよ。






でー・・・
なんでお好み焼きなんです?



ちょっと待ってね・・・
はい、はい、はい・・・



アジトに戻ったって
何にも無いだろ?



そんなに見られると、やりにくいな。

珍しいかい?
お好み焼き。



うん。



お嬢ちゃん、名前は?



ぁ・・・



きみの、名前だよ。



ぁ・・・

さくら。



ボ・・・ボス・・・

この子、うちらの言葉、しゃべれるじゃねぇすか。



そ、そのようだな。

2009年4月26日日曜日

ツバサ・クロニクル 3




ツバサ・クロニクル 3



コミックス版とアニメ版

微妙に違う点はありますが、ほぼ同じです。


ここで、黒剛がなぜ侑子さんのもとに送られたかが

少しわかるのですが・・・


ファイはとても協力的ですが、黒剛は全然ですね。

なぜ、おまえらと一緒に行動しなければいけないのか?

みたいな・・・


うーん、コミックス版を知っているので複雑です。

ここである程度この旅について真相を知っているのは

ファイだけなんですよね。(ちょっとネタバレ)



だからファイは協力的なんですけど・・・




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2009年4月25日土曜日

ツバサ・クロニクル 3 3/3




ツバサ・クロニクル 3 3/3





げぇ!
やつも巧断を?



おまえは・・・
夢に出てきた・・・

こいつは!

俺に、使えってか?
そうか・・・
おまえも暴れてぇのか。



その願い、かなえてやるぜ!
破魔・竜王刃(はま・りゅうおうじん)!



うおぅ!

さ、作戦、変更だ・・・
おい、黒いの・・・
おまえでいいから、俺たちの仲間にならねぇか?



冗談じゃねぇ。
俺が仕えるのは、生涯、ただ一人。
知世。






今日は一体、何があったんだい?
教えてくれよ。くーろりん・・・



あぁ、まぁな。



黒りん、全然聞いてない!



ふーん、
みたいだねぇ・・・






おい。



あ、はい?



寝ろ。



でも・・・



とにかく・・・
寝ろ。



はい。
そうします。



うん。



おやすみ。
さくら。

2009年4月24日金曜日

ツバサ・クロニクル 3 2/3




ツバサ・クロニクル 3 2/3





では、何としても
無駄な殺生はやめないという事ですね。



俺はただ強くなりてぇんだよ。
もっと、もっと
誰よりも強くな。
その為の戦いだ。
誰が死のうが生きようが
かまってられるか。



ぁ・・・



では、仕方ありませんわね。



ん?
うぉ!



これから貴方を異界へ飛ばします。



飛ばすな!

う・・・!



貴方はきっとたくさんの人々と出会うでしょう。
そこで、本当の意味での強さを知るでしょう。
そのために
別れはつらい事ですが
私は貴方を見送りましょう。



って、おめぇがやってんだろうが!



もう一つ、術をかけておきましょう。



なんだ?
これは?



それは・・・
呪(シュ)です。



『呪』だと?
うわぁ!



『呪』は、貴方がこれ以上
無駄な殺生をせぬための物。



どこだ?



あなたが人を殺めるたびに
あなたの強さが減っていくのです。



どこに居る?
知世姫!



ん?



ぁ!



あ!

夢?



おはようございます。






ぁ?



ようにあうで。じぶんら。
その格好やったら、街歩いても大丈夫や。



それじゃぁ、行ってきます。



さくらさんは、私が傍に居ますから。



お願いします。



ぉ・・・



お昼代、入っとるさかい
3人で仲よう食べや。



ありがとうございます。



で、なんでそのガキに渡すんだよ?



一番しっかりしてそうやからや。



どういう意味だよ?



わぁ~い!
あはははは。



待ってるんだ。
さくら。
羽は必ず見つけ出すから。






うーーーーん・・・



どうだい?



モコナ、感じない。



そうか・・・



昨日は感じた羽の波動を
今日は感じないって・・・
どういう事なんだろうねぇ・・・
黒たんはどう思う?



妙な呼び方するんじゃねぇ!



黒さま、こわーい。



チッ、ったく。

ぁ?

あ、あれは・・・!



どうしたの?



あいつ。
間違いねぇ。



ぁ・・・



黒たん。



どうして、あいつがここに?
いや、んな事はどうでもいい。






それは、『呪』です。






あいつをとっ捕まえて
あのふざけた術を解いてもらうぜ。






居ましたか?
黒剛さん。



黒たんにも困ったもんだねぇ。
こっちは羽を探さなくちゃならないのに・・・



ぱ。
ん?



どうしたんだい?



ぷう!



黒たんの居場所がわかったのかもしれないね。






お好み焼き。
星月。



う!



ここからいい匂いがする!



言われて見ると確かに・・・



モコナお腹すいた!



いらっしゃい!



お客様は何名様ですか?



ぁ!



えーっと、三人。
いや、二人と1匹かな?



なら、こちらへ。



王様!
どうしてここに?



お、王様?



うちは店員が焼くシステムですから。



このまましばらくお待ちくださいね。



兄ちゃん、こっち豚玉。



あいよ。



ご新規、豚玉一丁!



『王様』って・・・
前居た国の王様かい?



はい。



で、豚玉1丁の人が
神に仕える神官か?



はい。






てぇーやっ!



遅いぞ!
小僧!



王!



さくらは無事なのか?



それが・・・



妹は無事かと聞いている!



やはり・・・
その羽は姫の心です。



こ・・・心?

ぁ・・・



姫の中にあった
生まれてから今日までの思い出が
全て消えているのです。
そして、飛び散った心は
既にこの世界には・・・
無い。



なんだって?



そ・・・そんな・・・



小僧。



ぁ。



妹を・・・
頼む。



はい。



ふ。
ここから先は、一歩も通さん!






こっから先は、自分でやってください。



ぁ・・・



次元の魔女が言ってたよね?



ぇ?






異世界を旅する事は想像以上につらい事よ。
さまざまな世界があるわ。
知っている人、前の世界で会った人が
別の世界では、全く違った人生を送っている事もある。
同じ姿をした人に
いろんな世界で何度も合う場合もある。






彼らは小狼くんの国に居た二人とは
同じだけれど同じじゃない。
言うなれば根源が同じなんだ。



根源?



命の大元。
性質とか、心とかそういった物だよ。



つまり、魂って事ですか?



そうだね。



もしかしたら黒剛さんも
もと居た世界の誰かを見つけたのかも。






ちくしょう。
どこ行きやがった?



おい、おまえ!



ぁ?



やっぱり、おまえか。
わざわざ俺たちの縄張りに入ってくるとは
探す手間が省けたってもんだぜ。



てめぇらなんぞに用はねぇ。
うせろ。



そっちには無くても、こっちにはあるんだよ!



なんだと?



てめぇを餌にして、あの忌々しいガキを
俺たちの仲間に引っ張り込むのさ。
昨日は遅れをとったが
おれの巧断は一級だぁ!
さぁ、怪我をしたくなかったらおれ達について来い!



だーははは!
おれの巧断は身体の一部を
刃物みたいに変化させられるのだ!
これぞ、名づけて・・・
蟹鍋旋回(カニナベセンカイ)!



えーへへへへ。



いきなりやりやがって・・・
あんな野郎、剣さえありゃぁ
一太刀で片付けられるってのに・・・



うわぁ!



だっはは!
おれの巧断は甲羅の棘を武器にもできるのだ!
これぞ名づけて・・・
蟹動(カニドウ)・・・



待て!

うん?



冗談じゃねぇ・・・
そんなもんでやられねぇぜ。
俺は死ねねぇ。



ん?



もと居た世界に、帰るまで。
あいつに会うまではな・・・
うわぁー!

2009年4月23日木曜日

ツバサ・クロニクル 3 1/3




ツバサ・クロニクル 3 1/3


破魔の刀。





ぁ!



な!



ぁ!



あ!



ぁ?



あ!



そっちは炎でこっちは水。
こいつは面白れぇ勝負になりそうだぜ。



チームのほとんどは悪い連中ばかりだけど・・・
笙悟さんたちだけは弱いものには決して手を出さない
いいチームなんです。
特にリーダーの笙悟さんは
みんなの憧れの的なんです!



ふん。
いくぞ!



きゃぁ!



おまえ、小狼と言ったな?
気に入ったぜ。
お前の事。



笙悟!
警察だ。



今からいいとこだったのによぉ・・・
野郎ども!
散れ!



ほう!



次、会ったときが楽しみだぜ。



ぁ!
はぁ・・・

さくら!



良かった。
身体が温かくなった。



これで一安心だね。



そいつは?



さっきの爆風にやられたみたいだねぇ。
心配しなくても、気を失っているだけだから。



心配なんぞするか!



それよりも、あっちがすごーく
気になるんだけど・・・



驚かせてすみません。
今のは・・・



きみの巧断なんだね?



はい!



なんでもありだな。



やーっとみつけたで。



ぇ?



誰だ?
てめぇは?



わいは有洙川 空汰(ありすがわ そらた)。
で、こっちはわいの奥さんの・・・



嵐(あらし)です。






小狼くんか。
かっこ良かったなぁ。



わいの奥さんは結婚前は巫女さんやったんや。
そりゃ神々しかったで
ハニー(嵐)の巫女さん姿は・・・
今は結婚して引退したけど
霊力はまだ健在や。
それで兄ちゃんたちが来るのを予知したっちゅう訳や。

ここはわいらがやっとる下宿屋や。
部屋は空いてるから好きに使うたらえぇ。



そいつは、助かるね。



でも、どうして俺たちに
そんなに親切にしてくれるんです?



侑子さんに・・・
いや、次元の魔女には借りがあるさかいな。
じぶんらが、ここに居る間は
わいが面倒みたる。
ただし・・・



ぁ?



わいの愛しいハニーに手出したら
ただじゃ済まんで。



って、なんで俺だけに言うんだよ?



ノリや、ノリ!



ノリノリ!



でも、本気やぞ。



だから出さねぇっつの!



お茶を入れてきます。



顔色、良くなったみたいだね。



羽のおかげです。



でも、今後はどうやって探すつもりだい?
この子の羽・・・



それは・・・



モコナ、わかる!



え?



モコナ、羽の波動を覚えた。
だから、羽が近くにあったら・・・
メキョ!
ってなる。



ぇ!



う、うん・・・



モコナ、さっきもなった!



え?



それは小狼君のマントに引っかかってたやつだよね?



それとは別。



ぇ?



小狼が戦ってた時
近くにもう一つ、別の羽があった。



なんだって?






メキョ!



おまえ、小狼と言ったな。
気に入ったぜ。
お前の事。






笙悟・・・






これならいけるかもしれないね。



羽を近くに感じたら・・・
教えてもらえるかな?



まーかしとけ!



俺には関係ないぞ。



ん?



俺は、自分が居た世界に帰る。
それだけが目的だ。
おまえらの事情に首を突っ込むつもりも
手伝うつもりも・・・
全くねぇ。



はい。
これは、おれの問題だから
迷惑をかけないよう、気をつけます。



真面目なんだねぇ。
小狼くん。



で、そっちはどうなんだ?
そのガキ、手伝ってやるってか?



うーん・・・
そうだねぇ・・・
とりあえず、オレは元いた世界に戻らない事が
一番大事なことだからなぁ。
ま、命にかかわらない程度の事ならやるよ。
他にやることも無いし。



ありがとうございます。



モコナも、羽が見つかるまで
次の世界には行かなーい!



モコナもありがとう。



へっ。






またね。
小狼。

2009年4月22日水曜日

ツバサ・クロニクル 2




ツバサ・クロニクル 2


多少の時間の前後はありますが

ほぼコミックス版のとおりです。



ホリックを見る限り

ワタヌキは次元の魔女でる侑子さんの事を

対価を払えばネガイを叶えてくれる・・・

というような感じがするのですが


このツバサを見ての感想は

侑子さんが対価として求めるものは現金のことは無い。
(少なくとも現金を受け取っている場面は見た事が無い)


まぁ、現金なんてその時間、その場では価値があるけど

時間、空間が変わったら無意味といってしまえばそれまで。



今回、4人の人間が侑子さんのミセに集い

共に旅をする事になるのだが


それぞれにとって一番価値のあるものを差し出さなければいけない。



黒剛にとっては刀、銀竜。

これはコミックス版では黒剛の過去が明かされたとき

どれだけ大切なものかわかるのだが(すみません、アニメ版は・・・覚えていません)

黒剛にとって特別なものであると同時に

それなりの品物であることは間違いないと思うのです。

つまり、かなりの名刀。

金銭的価値などつけられないくらいの物。


仮に持つ人が変わったとしても、刀の価値はあるでしょう。




そしてファイにとっては背中の文様。

この模様が何なのかは後に明かされるのですが

これはファイにとって必要なものだったわけで

他の人にとっては・・・どうなのだろうか?

その模様が非常に装飾的で美しいものであれば

コレクター的な価値はあるように思えるのですが

後に明かされるファイがなぜその模様を持つようになったのか?

これを知る限り・・・

ただ、魔術関係の研究者、コレクターなら欲しいと思うのだろうか?

ファイにとっては非常に重要なものだけど

金銭的価値という視点で見たとき

また、他の人が使えるか?

という点で見たとき、

本人には価値があるけど他人には価値のないものと見えてくるのです。




そして、もっと貨幣価値のつけられない対価が・・・

小狼とさくらとの関係性。


これこそは、最も本人には重要だけど

他人にとってはどうでも良いもの。


侑子さんは小狼から一番大切で

しかも他人から見れば全く価値のないものを対価として受け取る。



でも、こう考えると

侑子さんは利害を追求してないんですよね。


小狼は必要な事をするために侑子さんの力を借りる。

その為に、一番重要なものを対価(犠牲、痛み)として差し出す。


小狼は(さくらも)対価(代償)を払っているが

侑子さんはその手伝いをしただけ。


このように見ていくと

只より安いものは無し。

只より高いものは無し。


ある大きなことをするためには、それ相応の対価(犠牲)を必要とする。

何事も同じだと思う私です。


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2009年4月21日火曜日

ツバサ・クロニクル 2 3/3




ツバサ・クロニクル 2 3/3





やっちまえ!



あれがクダンって代物か。



本当に知らないんですね。



ぁ!
あれは・・・



うわぁ!



何してんだ?
てめぇ!



これだよ。



それは・・・



やっぱりね。
さっき、ちらりと見えたんだ。
これがあの子の記憶のかけら・・・
なんだよね?



おれの服に引っかかっていたのか?
偶然。



この世に偶然なんて無い。



え?



って、あの魔女さんが言ってたでしょ?
だからね
この羽もきっときみが無意識に捕まえたんだよ。
その子を助ける為に。



ん・・・



なんてね。
よくわかんないんだけどね。



ぷう!



とにかく、早くあの子に。



はい。



危なーい!



ぁ!



おい!



危険です!
戻ってください!



無茶するね。



あの人
どうしてあんな危険な真似を?



大切な人を守るためには
あの羽が必要なんだよ。



大切な人を守る・・・



ボス!
あんな所に一般ピープルが!



かまう事は無い!
どんどん、打って、打って打ちまくれ!



あ・・・



よし!



なーにやっちょるんだ?
狙え!狙え!



あ・・・



のぉ!



あ!



あ!



ぁ!
夢じゃなかったんだ。



はぁ・・・
あいつ・・・



あの人、巧断がついていたんだ!
しかも特級だったなんて!



特級ってなぁに?



巧断にはランクがあって
一番強いのには特級って呼ばれているんです!



モコナ、納得!



ふっ。
面白ぇ。



おれは力が欲しい・・・
さくらを守る為に。
一緒に戦ってくれるか?



わかーった!
奴は連中に雇われた助っ人だ!
野郎ども!
まずは奴から片付けろ!



うひゃぁ!
逃げろー!



待って、ボス!



ありがとう。



どうやらおまえの巧断も特級らしいな。



ぁ・・・



俺は浅黄笙悟だ。
おまえは?



小狼。



おまえのは炎を操る巧断か。
だが、俺の巧断は・・・



あ!



そっちは炎でこっちは水。
こいつは面白ぇ勝負になりそうだぜ。



ふふふふふふ。

2009年4月20日月曜日

ツバサ・クロニクル 2 2/3




ツバサ・クロニクル 2 2/3





その子は、あなたにとって何?



さくらは、おれにとって・・・






早く!
こっち、こっち。



お城の中で遊んだりして誰かに怒られたりしない?



大丈夫よ!
それより何して遊ぶ?



う、うん・・・






幼なじみで・・・






あ!

小狼!






この国のお姫様だけど・・・






あの・・・
あのね・・・
さっき言いたかったこと・・・
この次、会ったときに言うね。






おれの・・・
大切な人です。

でも・・・
行きます。

さくらは、絶対、死なせない!



異世界を旅する事は
想像以上につらい事よ。
さまざまな世界があるわ。

例えば・・・
そこの二人が居た世界。



ぁ?



ぇ?



服装を見ただけでもわかるでしょ?
どちらもあなたが居た世界とは違う。

知っている人
前の世界で会った人が
別の世界では全く違った人生を送っていることもある。

同じ姿をした人に
いろんな世界で何度も合う場合もあるわ。

中には犯罪者だらけの世界や
嘘ばかりの世界。
戦の真っ最中という世界もある。

その中で生きて旅を続けるのよ。

どこにあるかもわからない
記憶のカケラを求めて
いつ終わるとも知れぬ
長い、長い旅を・・・

でも、決心は揺るがないのね?



はい。



覚悟と誠意。
何かをやり遂げるために必要なものが
あなたには、ちゃんと備わっているようね。



来たわね。



はい。



この子はモコナ・モドキ。
あなたたちを異世界に導くものよ。



ちた!



おい、もう1匹居るな。
そっちもよこせ。



そっちは通信専用よ。



しゅた!



モコナはあなたたちを異世界に連れて行くけど
行き先をコントロールする事はできないわ。
だからあなたたちのネガイが叶うかどうかは
運次第。

けれど世の中に偶然は無い。
あるのは必然だけ。

あなたたちが出会ったのも
また、必然。



あ?



うん。



ん。



さぁ、行きなさい!



モコナ・モドキもどっきどき!
はぁー、ぷう!



ぁ!



ぷう!



あ!



なんだ!?



あ!



ぱく。



ぱぁ!



どうか、彼らの旅路に
幸、多からんことを。






さくらは、おれの一番大事な人だ。
だから、何があっても絶対に死なせない。
たとえ、さくらが
おれを忘れても・・・
絶対に・・・



ん?



ぁ!
あれは・・・



ぁ!



汝の愛するものを思う心の強さ
確かに認めた。



おまえは・・・



我、炎を司る物の主。



ぁ!






ぷぅ!

みたいな?



あ!



ん。
ぽい。



今のは・・・



ツッコンデくれない・・・
エーン、エーン。



目が覚めたみたいだね。



ぁ・・・
さくら!



ぁ?



ここは一体どこなんです?



ぷぅ。



さぁ?
オレ達も今さっき目覚めたばかりだから。
でも、一つだけ確かなこと。
それは・・・
ここがオレたちの知らないセカイだってこと。



ぁ!



ずっとその子の事を離さなかったんだね。



モコナも抱っこされたーい!



きみ、えーっと・・・



小狼です。



こっちは名前、長いんだ。
ファイでいいよ。
で、そっちの黒いのは何て呼ぼうか?



『黒いの』じゃねぇ!
黒剛(くろがね)だ!



黒剛ね・・・
黒ちゃーん、とか
黒りーん、とか
呼んでいい?



モコナも抱っこ!



お・・・



抱っこ!
抱っこ!



おい!
てめぇ!
何のってんだ!



まるで氷みたいだ!
このままじゃ、記憶のかけらを見つける前に
さくらは・・・



何、やってるんですか?
そんな所で!



え?



早く!
早く、逃げて!



きみは?



僕、斉藤正義(さいとうまさよし)と言います。
皆さん、随分珍しい格好で・・・
もしかして外国の方ですか?



外国人ね・・・
ま、そんなとこかな?



とにかく、ここは危険です!
急いで逃げてください!



何が、どうしたってんだよ?



早くしないと、始まるんです!



始まる?
何が?



わぁ!
始まっちゃった!



なんだ?
あいつら?



あ・・・どうしよう?
あ?
あれだ!



今日こそ決着をつけてやるぜぃ!



望むところさ!



あの人たちはこの界隈で
縄張り争いをしているチームなんです。
数日前からこの橋をめぐって
毎日のようにバトルを続けているんです。



そいつは面白そうだなぁ。
でも、あいつら誰も武器を持ってねぇな?
どうやって戦うんだ?



もちろん、巧断(くだん)に決まってるじゃないですか!



クダン?
なんだそれ?

2009年4月19日日曜日

ツバサ・クロニクル 2 1/3




ツバサ・クロニクル 2 1/3


戦うチカラ





これから、別の世界に住む人のところに
あなたたちを送ります。

同じ力を持つあの人の元へ。



さくら・・・






さてと・・・
行きますか。
魔女の元へ。






な・・・
何をしやがる?



あなたは強くなりたいと言った。
でも、もはやわが国には
あなたより強い者はおりません。
それゆえ、あなたを異界へ送るのです。



へ、単なる厄介払いだろうが!



では、元気でお過ごしくださいね。



てめぇ!
覚えて居ろよ!






着たわね。



ぁ?

さくらを、助けてください!
お願いです!
さくらを助けてください!



その子、『さくら』って言うの?



はい。



あなたは?



小狼(シャオラン)です。



この子、『たいせつなモノ』をなくしたのね?
そしてそれはいろんな世界に飛び散ってしまった。



ぁ。



このままでは
この子・・・

死ぬわ。



ぇ!?



で、てめぇは誰だ?



先に名乗りなさいな。



俺は黒剛(くろがね)。
つか・・・
ここ、どこだよ?



ここは日本よ。



あ?
俺が居たのも日本だぜ?



それとは違う日本。



訳わかんねぇぞ!



あなたは?



セレス国のウイザード(魔術師)。
ファイ・D・フローライトです。



四月一日、蔵に行って『アレ』を取って来て。



ぁ、はい。



どうすれば、さくらを助けられるんですか?
教えてください!



彼女の命を救うには・・・
いろんな世界に飛び散った記憶のカケラを
集めなければならない。



飛び散った・・・
記憶のカケラ?



ぁ!
あの羽が・・・



えぇ、そうよ。
あの羽を全て集めれば
この子の命を救うことができる。



ぅ。



それが、あなたの『ネガイ』ね?



はい。



あなたたちもここに来たという事は
何かネガイがあると言うこと。



ネガイ?
だったら簡単だ。
俺を元いた所へ、今すぐ帰せ。



オレは元いた所にだけは
帰りたくありませんね。



あなたたちのネガイは同じなのよ。
あなたは元のセカイに帰りたくないから
ほかのセカイに行きたい。



うん。



あなたはこの異世界から
元のセカイへ行きたい。



そうよ。



そしてあなたは、その子を救うために
いろんな世界へ行って
飛び散った記憶のカケラを集めたい。



うん。



目的は違っても手段は一緒。
要は違う次元、異世界へ行きたいの。
でも、異世界に行くには
それ相応の対価が必要よ。



対価?



ネガイを叶えてもらうのに
それに見合うだけの価値があるの物を
差し出せ。
という事ですね?



えぇ、そうよ。
異世界に行くにはそれ相応の対価が必要だから
それぞれのネガイをかなえることは出来ないわ。
けれど、3人で一つのネガイなら・・・
3人分の対価でOKしてもいいわ。



3人分?



例えば、あなたの場合・・・
その刀・・・
とか。



馬鹿言うな!
この銀竜は俺の命だ!
ぜってぇ、渡さねぇぞ!



それもいいわ。
その代わり
ぜってぇ、元の世界には帰れない。



てぇ・・・



どうす る の ?



必ず取り戻しに来るからな!
それまで預ける!



あなたの対価は、背中の文様ね。



ぇ?

この杖じゃ駄目ですかね?



駄目よ。
対価はその人にとって最も
価値のある物でなくっちゃ。



仕方ない・・・
ですね。



小狼。
あなたの対価は・・・



ん・・・



関係性。



関係性?



あなたにとって一番大切なもの。
それはその子との関係。
だから、それをもらうわ。



どういう事?



もし、その子の記憶が全て戻ったとしても
彼女の中にそれまで在った
あなたに関する全ての記憶だけは・・・
決して戻らない。



ぁ!



だから、あなたと彼女は
もう、かつての関係にはなれない。
それが小狼、
あなたの対価よ。



ぁ・・・

2009年4月18日土曜日

ツバサ・クロニクル 1




ツバサ・クロニクル 1



アニメとコミックスでは大筋のところはコミックス通りなのですが

アニメのほうはだいぶ書き加えられている・・・

これが私の印象です。



初めてこの作品をテレビで見たとき

第1話から告白???


なんて、思ったのですが・・・
(この時はコミックスを知らなかったので)


このあとが大変なんですよね。


アニメ版では桃矢の台詞

『妹を・・・たのむ』

となっているのですが、コミックス版では

敵の剣(?)に毒が塗ってあり、桃矢も重症(?)になるようです。

そして雪兎さんが

全ての責は自分が負うと言い、二人を侑子さんのところへ送ります。

(1巻56~59ページ、5巻104~109ページ)




飛王(フェイワン)と星火(シンフォ)は・・・

コミックスではほんの1ページしか出てこないのですが

アニメ版では、しっかり出ていますね。


今思えば、NHKで放送されていた頃は平和だった。



もうすぐ連載は終わりそうな雰囲気だけど

なんとかハッピーエンドで・・・と思う私です。




ツバサ・クロニクルDVD 1巻

ツバサ(1)

ツバサ(5)

×××HOLiC(1)

×××HOLiC(2)


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2009年4月17日金曜日

ツバサ・クロニクル 1 3/3




ツバサ・クロニクル 1 3/3





あ!



てぇーや!



遅いぞ!
小僧!



王!



さくらは無事なのか?



それが・・・



妹は無事かと聞いている!



雪兎、さくらを診てくれ。



わかりました。



これは・・・

あなたの記憶を読み取りました。
姫の背中から羽のような光が飛び散ったと言うのですね。



はい。



やはり・・・
その羽は姫の心です。



こ・・・こころ?



姫の中にあった、生まれてから今日までの思い出が
全て消えているのです。
そして、飛び散った心は・・・
すでにこの世界には・・・
無い。



なんだって?



そ、そんな・・・



心の無い躯(からだ)は
虚ろな容器(いれもの)に過ぎません。
このままでは姫は・・・



おれにできることは無いですか?



小僧。



ぁ!



妹を・・・
たのむ!



はい!



さぁ!
あちらへ!



ふ。
ここから先は一歩も通さん!






これから、別の世界に住む人のところに
あなたたちを送ります。
同じ力を持つ、あの人の元へ!



あの人って誰ですか?
そこへ行ったら何をすればいいんですか?



あの人は『次元の魔女』と呼ばれています。
彼女に全てを話してください。
そして、姫を救う手立てを!



さくら・・・






さてと、行きますか・・・
魔女の元へ。






な!
何をしやがる?



貴方は強くなりたいと言った。
でも、もはや
わが国には貴方より強い者はおりません。
それゆえ、貴方を異界へ送るのです。



て、単なる厄介払いだろうが!



では・・・
元気でお過ごしくださいね。



てめぇ!
覚えてろよ!



姫様。
黒剛(くろがね)はいずこに?



あの方の元に送りました。
きっとよしなに取り計らってくれるでしょう。
旅が・・・始まりますわ。






来たわね。



誰だ?
これ?



『次元の魔女』さん・・・ですよね?



そうとも呼ばれているわ。



ぁ!

さくらを、助けてください!

お願いです!
さくらを助けてください!

2009年4月16日木曜日

ツバサ・クロニクル 1 2/3




ツバサ・クロニクル 1 2/3





ぇ・・・



丸見えなんだよ、さくら。



きゃ!

ただいま。
桃矢(トウヤ)兄様。



また、あの小僧のところか?



小僧じゃないもん!
小狼だもん!



あんなガキ、小僧で十分だ。



ガキじゃないもん!
小狼、ひとりで暮らして
お仕事頑張ってて、偉いんだもん!



偉かろうがガキはガキだ。



違うもん!



お二人とも、そのあたりになさったらいかがです?



ん?



ぁ?



雪兎(ユキト)さん!



先ほど、遺跡の発掘隊の方々から
こちらを預かりました。



これって・・・



そうです。
あの遺跡は地上に出ているものだけではなかったのです。
ほら、ここに地価に続く道があるでしょ?



えぇ。



ここから先はどうなっているのか
発掘してみないとわからないそうです。



という事は・・・



だからあのガキも
まだまだ、まだまだ
忙しいというわけだ。



ん。
兄様の意地悪!



いけませんよ。王。
あれでは姫様がお可愛そうです。



二人の時に敬語はやめろ。



ですが、王・・・



雪兎。
もとはただの幼なじみだろ?



桃矢・・・



腹立つんだよ。
あのガキ。
けれど・・・
あいつが『運命の人』なんだろ?



うん。
小狼君だよ。
さくら姫の運命の人は・・・
でも・・・

ぼくの先見には
二人の未来に、とてつもない困難が待っているのも見えた。
姫には不思議な力がある。
それが何なのかは
ぼくにはわからない。

けれど、それは・・・
世界を変える力だ。
そして、その力が困難と波乱を呼ぶ。






うむ。
鏡に映る虚像がごとく偽りの時を生きる者よ。
時は満ちた。
全ては今より始まる。






うははははははは。

弱ぇえ、弱ぇえ。
もうちょい骨のある奴はいねぇのか?



それは本当ですか?
蘇摩(そうま)。



はい。



あれほど殺生はせぬようにと
申しつけておいたのに。



いかがなさいます?
知世姫様?



こうなっては仕方ありません。






寝ちゃったの?



うん、これしか方法が無かったからな。



これからどうするの?
ファイ?



そうだな。
アシュラ王をこの手で封印した以上
もう、この国には居られないだろうね。

いや・・・
この世界には・・・

行かなきゃならないんだよ。
アシュラ王が居ない世界へ。



ぁ。






小狼・・・
まだお仕事してるかな?

今度会ったら言わなくちゃ・・・
小狼に好きだって。

は・・・
何の音?

綺麗な音・・・

何かがぶつかるみたいな・・・

遺跡のほうから聞こえる・・・



は!



呼んでる・・・
私を・・・






これは何のマークだろ?
この国の紋章とも違う。

ぁ?

ぁ・・・

姫!

どうしてここに?



うわぁ!



なんだ?






あれは・・・



桃矢!






なんだ?
こいつら?






あれは・・・



さくら・・・



な・・・なんだ?



さくら!






次元を超える力。
行方を指し示す翼。
今、その力が蘇る。






さくら!



さくら・・・
さくら!



体が・・・どんどん冷えていく・・・






失敗しましたね?



いや。
全てはこれからだ。
そして、全てが終わった時
時空を超える力がこの手に・・・

2009年4月15日水曜日

ツバサ・クロニクル 1 1/3




ツバサ・クロニクル 1 1/3


必然のデアイ





ただいま、父さん。



はい?



小狼(シャオラン)!



うわぁ!



お帰りなさい!
遺跡の発掘はどうだった?
怪我は?
熱とか出なかった?
ご飯ちゃんと食べてた?



あ・・・はい。
大丈夫でした。



敬語。



は・・・



敬語、やだって言った。



でも・・・姫・・・



さくら。



え・・・



名前、呼んでって言った。



あぁ・・・いや・・・うん・・・



さーくーら。



さ・・・さくら。



あ、ごめんなさい。
重いよね。



本当にお帰りなさい。
小狼。



ただいま。



今度はいつまでこっちに居られるの?



着替えを取りに帰っただけだから
夜には仕事に戻るよ。



そう・・・



明日からの発掘に備えていろいろ買い物があるんだ。
一緒に行かないか?



え・・・
わぁ・・・






さっきから何をそんなに気にして?
もしかして、また城を抜け出して?



だって私が小狼の所へ行くって言うと
兄様 ご機嫌ナナメになるんだもん。



王様は妹の事が心配なんだよ。



そうかな?
単なる意地悪みたいな気がするんだけど。



ぁ・・・
あ・・・



あー!
美味しそう!

小狼、今日のおやつはこれにしようよ!



良かったら持ってくかい?



え?
いいの?



ほかならぬ姫様が相手だからね!



姫様がおられるぞ!



姫様だって?



この国の人たちは
本当に姫の事が好きなんだなぁ。



姫様が居たぞ!



城の警備隊・・・



捕まったらお城に連れ戻されちゃう。
どうしよう?

え?



行くぞ。



あ・・・







はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
はぁーー・・・



こんなに走ったの久しぶり・・・



おれもだよ。



うん。



あ・・・!



少しだけこのままでいさせて?










あの遺跡を発掘するのが
死んだ父さんの夢だった。



もう7年になるのね?
小狼がこの国に初めて来てから。



考古学者だった父さんは
この国の遺跡調査の許可を得るために
城に出向いたんだ。



あの時、初めて出会ったんだよね?
私たち。



父さんは発掘作業の途中で亡くなってしまったけど
幸せな人生だったって。
最後に父さん・・・
笑ってた。



小狼は私のお城に住む気は無い?



城に?
それはおかしいよ。



おかしくないもん。
だって小狼は私の幼なじみだもん。



王族でもない人間が
城で暮らすなんて出来ないよ。
それに、遺跡の発掘の仕事で
十分暮らしていけるし・・・



でも・・・
お仕事で、最近、会えないし・・・
淋しいよ。



ん?
ぁ・・・



小狼は淋しくない?



淋しいよ。
でも、遺跡の発掘はおれと父さんの・・・



わかってる。
大事な夢・・・
なんだよね。

わかってるけど・・・
でも・・・
やっぱり・・・
会いたくなるの。



ぁ・・・



あたし、夜寝るとき、いつも考えてる。
小狼、何してるかな?って。
私のこと、ちょっとでも考えてくれてるかな?って。



考えてるよ。

おれも・・・
考えてる。



あのね・・・
あたし・・・
小狼にね・・・
言いたい事が・・・あるの・・・

あたし・・・
小狼のこと・・・



ゴーン!



わぁ!



だ、大丈夫?



ちょっとびっくりしただけ。



ぁ・・・



鐘が鳴ったから戻らなきゃ。



送って行こうか?



ううん、大丈夫。



あ・・・



あの・・・
あのね・・・
さっき、言いたかったこと・・・
この次、会った時に言うね。

絶対言うから・・・
待っててね。



ぁ・・・



こんな気持ちになるのは良くないよね?
父さん。
いくら幼なじみだって
相手はこの国のお姫様なんだから。

2009年4月14日火曜日

×××HOLiC 5




×××HOLiC 5



この話はコミックス3巻の終わりと6巻の終わりの話が

混ぜてあります。



ワタヌキは百目鬼の試合の帰りに

キツネのおでん屋さんに迷い込むのですが

百目鬼の試合の様子はコミックスにはありません。


そして6巻の終わりには満月の日のお使い。

このアニメ版5話ではお使いの行き先はキツネのおでん屋さんですが

コミックスでは、どこかの(骨董屋?)店に行くように言われます。



途中でワタヌキが転び、

鳥の尾羽が傷ついてしまう。

それを破邪矢を使って鳥の尾羽を治す。


この話はアニメだけのものです。



この侑子さんの世界ではシリトリは古い護法として使われているのですが

実際に護法としてそれが使われたかどうかは不明です。


ただ、子供の頃、怖そうな道を通る時

誰かと一緒であれば、シリトリをしたり歌を歌ったり・・・

歌のシリトリをしたり・・・


そういう経験は何となく覚えています。



DVD ×××HOLiC 第二巻

×××HOLiC(3)

×××HOLiC(6)


★×××HOLiC★その他の商品

2009年4月13日月曜日

×××HOLiC 5 3/3




×××HOLiC 5 3/3





おや、おや。
昨日のお客さんじゃないですか!



あ!
羽のお兄ちゃん!



突然アヤカシに追いかけられて・・・



今日は厄日ですから。



よ!
久しぶり!



モコナさん。
ご無沙汰しております。



おまえ、偉そうだぞ!



ま、シリトリしてきたからな。



関係ねぇだろ!



シリトリ?

それは古い護法をご存知ですねぇ。
あ、なるほど。
それで。



え?
護法なんですか?



えぇ。
夜道や怖い場所を通る時に使うんですよ。
二人で途切れないように結界を張るんです。



そういう事だったのか。

ごめんな、モコナ。



わーかればいいんだ!
四月一日と書いてワタヌキ!



だから偉そうにしすぎなんだよ!
おまえは!

あ、そうだった。
お重。

お重が壊れてないかどうか確認してくれませんか?



えー?!

鳥籠?!
しかも空っぽだ。



ほ、ほう。
これは満月にしか姿を現さない
月光鳥のつがいです。

以前、侑子さんのお宅に伺った際に拝見して
いたく気に入りまして
いつか譲って欲しいと言ったのを覚えていてくださったんですね。

この鳥は満月の光の下でしかこちらの世界に出てこられないのですよ。

うん?

なんと!
怪我をしてますね。



あ!
アヤカシがぶつかった時だ!

途中でシリトリが続かなくて
避けきれなかったんです。
それが荷物にぶつかっちゃって・・・



シリトリだけに尻尾の尾を取ってかれたか。



かわいそうに・・・
これじゃぁ、飛べない。



この間の破邪矢を持っといで。



あれ?
うん。



ねぇ、どうするの?



大丈夫。
見てごらん。



ぁ!

すごい!



あー!



治ったみたいだね。



綺麗だな!



月が沈む前には戻っておいで!



さて。
今日はもう、店じまいにしましょうかね。
わたくしたちもお月見でもしながら
残ったおでんを食べましょうか。



月見酒!



お前なぁ!



月見酒!



帰りはどうするんだよ!



あ!



帰りはうちのチビに送らせましょう。

破邪矢を持っていけば、シリトリをしなくても
無事に帰れるはずですよ。



うん!



そうですか。
じゃぁ、お言葉に甘えてお邪魔させていただきます。



おーむ。



あー・・・



どうしたんだい?
また、何か言いたいことでもあるのかい?



う!
うんとね。

僕もシリトリしたいの。



いいよ。
しよう。



ぷう!
モコナもする!
モコナ、シリトリ得意!



今度は意地悪するなよ!



まかせとけ!
四月一日と書いて、うそつき!



ワタヌキ!



ちなみに八月一日と書いて
ホズミ!



関係ねぇし!

じゃぁ、きみからどうぞ。



は!



なんでもいいから好きな言葉から始めてごらん。



好きな言葉・・・
じゃぁね・・・
うんと・・・

えーと・・・

おでん!






どうやら、四月一日も無事に役目を果たしたようね。
この素晴らしい月に・・・
乾杯!

2009年4月12日日曜日

×××HOLiC 5 2/3




×××HOLiC 5 2/3





あー!
四月一日だ!



遅くなりました。



もう・・・
おーなーかー すーいーたー!



すみません。
これで、勘弁してください!



その風呂敷の模様は・・・
キツネのおでん!



え?
侑子さん、やっぱり知っているんですか?



まぁね。
あそこのおでんの味は
一度食べたら忘れられないわよね。



キツネのおでん!

キツネのおでん!



さぁ!
あとお酒。



いきなり単語で命令かよ?!
おまえは!



いいわね!
お酒、燗にして頂戴。
それから、芋焼酎と泡盛も続けてお願ーい。



はい、はい。



おでん!おでん!



わかりましたよ!






四月一日、四月一日。



あー、はい、はい。
ただいま、ただいま。



あー、来た、来た。



あーぁ。
またこんなに飲んじゃって。
もう。

この分だと明日の朝また、二日酔いだよ。
液キャベ用意しておくか。



それにしても、ほんと立派な月ね。
そう言えば、明日は満月だったわね。



月見酒ができる!



それもそうね。
それじゃ、明日に備えて・・・



はぁ!



今日のところは・・・

うちに今ある酒を全部片付けちゃいましょう!



おう!



えー!



さぁ、張り切って飲むわよ!



そんなとこで張り切るな!



モコナ、頑張る!



そんなとこで頑張るな!



四月一日、つまみが無くなっちゃったわ。
私、コマイのあぶり、お願いね。



なまこ酢が食べたい!



はぁ・・・
またマニアックなオーダーだよ。






今夜は満月だったわね。

と、いう事は・・・



月見酒かな?



もちろん。
四月一日にまた酒の肴
いろいろ作ってもらわなくっちゃ。



宝物庫!
宝物庫!

月見酒!
ほう!
月見酒!
月見酒!



その前に・・・






出来ましたよ。
山菜のてんぷら。



ありがとう。



あれ?
侑子さん、何してるんですか?



今日はちょっとお使いを頼まれて欲しいのよ。



お使い!
お使い!



別にいいんですけど・・・
どこまでですか?



例のおでん屋さんへ。



あぁ、そうか!
あのおでんが入っていたお重を返すんですね。



それから、これも。



え?



それもおでん屋さんまで持っていけばいいんですか?



ううん。



これは四月一日の護身用。



護身用って、いったい?



今日は満月の夜よ。



ぁ?
ふーん。
それって何か問題でも?



自分自身の体質のことをよく考えてごらんなさい。
ただでさえ、あなたはアヤカシを寄せ付けやすいのよ。
今日は友引の満月の夜で
しかも13日の金曜日よ。
そんな偶然が重なれば
どんな不吉な事がおきるか
わからないでしょ?



お、脅かさないでくださいよ。
侑子さん。



だから、いざと言う時の為に
持って行きなさい。
中にはとっておきの物があるから。



あ、はぁ。






侑子さんもあんなに脅かさなくてもいいのになぁ。
それに、そんなに危ないんだったら
そもそもお使いを今日じゃない日にしてくれればいいのに。

ぁ?



目の錯覚?



ぁ?

じゃない!



うわぁ!



うわぁー!



不吉な事ってこれだったのかよぉ?!

あ、そうだ!
侑子さんが護身用にって。



よっ!
四月一日!

四月一日と書いて、ワタヌキ!



おまえかよ!



しりとりするぞ。



ぁ?



モコナから
シ リ ト リ。



え?



リ、だよ!
リ!



早く!



リ、だぞ!
リ!



リ・・・えーと・・・
林檎!



胡麻すり!



えーと・・・



竜胆!



瓜!



またリかよ?!



早く!
リ!



理屈!



釣り!



おまえ、わざとやってるだろ!



早くってば!



リ・・・
リ・・・
リ・・・

リトマス試験紙!



心理!



リンパ!



パリ!



理解!



胃薬!



理由!



馬乗り!



利害!



伊万里!



あー!
もう無いよ!



早く!
特大のが来たよ!
早く!
四月一日!



あー・・・
わからん・・・



あーわぁー!
お使いの荷物なのに!



早く!
四月一日!
戻ってきたぞ!



あー
リ・リ・リ
理科!



管理!



利益!



金利!



陸の孤島!



陸の孤島はちょっと違うな。



あー!
もう、無いって!



早く!



えーっと、じゃぁ!
力学!



栗!



略奪!



つまり!



つまりは違うだろ!
どう考えても。



いいから、いいから!



リ、リ・・・
輪唱!



うすのろ!



うすのろって何だよ?!
リで終わってないじゃん!

あ、
別にいいのか。

ろ・・・
ろ・・・
ろ・・・
ろ・・・
ろ・・・

あーもう、急にロになったら
逆にわからないってば!



言い訳はいいから
早く!
早く!



ろ・・・
ろ・・・
ろ・・・
ろ・・・
ろ・・・

論理!



どうだ!
やったぁ!

今度はおまえがリだ!



あ!
着いた。



え?

2009年4月11日土曜日

×××HOLiC 5 1/3




×××HOLiC 5 1/3


第5話。
「シリトリ」





第20回市長杯弓道大会。



百目鬼君ってすごいね。
利き腕、怪我してるのに。



そうかな?
まぐれっぽいかな。



なんか興味なさげだね。
百目鬼君の応援に来ようって言ったの
四月一日君でしょ?



ちがうよ
あいつがどうしても弁当作れって言うから
それでまぁ・・・

あいつの怪我の理由作ったの俺みたいなもんだし。
でも、一人で来るのもなんだかなぁ・・・だし。
それなら日曜日にひまわりちゃんを誘い出す口実になるかなぁって。



え?
なに?



いや、なんでもないよ。

それにしても確かにあいつ順調だよな。
これは、ひょっとして、ひょっとすると
ひょっとしちゃうのか?



優勝おめでとう!
百目鬼君!



おう。



わざわざこいつが活躍する姿を
ひまわりちゃんに見せつけに来たようなもんだものなぁ。
まったく・・・



あ?
どうした?
四月一日。



なんでもないってば!



優勝した時の矢だ。
ほれ。



あ?
何すんだよ?!



記念にやるよ。



こんな折れた矢、記念になるか!



うふふふふふ。
四月一日君と百目鬼君って
ほんと、仲いいよね。



また、このパターンか。






つまんない事で遅くなっちゃったなぁ。
すぐに出来るのはパスタ系だけど
昨日もだったしなぁ。
侑子さんがそれで満足してくれるかどうか・・・?

あ、あれ?
え?

なんだろう?
このすっげぇいい匂いは・・・!



ぁ!

屋台?



おでん。



ちょっと味見させてもらって
美味しかったら、今日の晩御飯はこれにしよっかなぁ!



え?



うわぁー!!!



キツネー!



あー!



うわぁ!

やっぱりどう見てもキツネだよな。
なのに直立二足だし。
そのうえ服着てる。



おやおや。
人間のお客さんとは珍しいですね。



出た!
おっきいのも居た!
しかもしゃべってる!



たいした物もありませんが
よろしければ寄っていってくださいな。



あのぉ・・・
それってまさかかぶり物じゃないですよね?



はははははは。
違いますよ。
わたくし、正真正銘のキツネです。



あっははは。
ですよね。



いや、ここで長い事やってますが
若い人間のお客さんがいらっしゃったのは
数えるほどですね。



そうなんですか?



お若いのにたいしたもんです。
あなた、よほど強い力をお持ちのようだ。



そんな事がわかるものなんですか?



そりゃぁ、もう。
そうでなければ、わたくしたちの
このお店も見ることができませんから。
さ、どうぞ。

さぁ、さぁ。



うまい!

すっごく、おいしいです!



そうですか。
それは良かった。



特に、この揚げを煮たのが
すごく美味しい!



まぁ、キツネの作るおでんですからね。
揚げには特別なこだわりがあるものでして。



ぁ。



あ、さっきはごめんな。
驚かせちゃって。



ううん。
こっちこそ。



ん?



どうも、そのバッグの中が気になっているみたいですね。



う!



気になる物って言っても・・・
お弁当は食べちゃったんだよなぁ・・・

あ!
あいつ、いつの間に・・・
おれのバックはゴミ箱じゃないっつーの!

これの事?



あー。



あげるよ。



え?
いいの?



うん。
どうぞ。



うわぁー!
どうも、ありがとう。



いいえ。



どうも、すみませんねぇ。



いいんです。
おれが持っていてもしょうがないですし。
それに、もともとおれの物じゃないですから。



どうもうちのチビは珍しい物を集めるのが好きでしてね。

どうでしょう。
今日のおでん代はこの羽でって事で。



え?!
ちゃんと払います。



いえいえ、いいんです。
今頂いたのは破邪矢と申しましてな
大きな霊力を秘めている矢なんです。



破邪矢?



はい。
わたくしたちを悪いものから守ってくれる効果がある物です。
どのようないきさつで手に入れたにせよ
とても貴重な品であることは間違いありません。
むしろこれではこちらが頂きすぎなくらいなんです。



はぁ。



それに、今日は珍しく人間のお客さんが来てくれて
わたくし自身も非常に楽しかった。
お土産を持って帰ってくださいますか。



うわぁ!
そうだった!

そうだった!
晩御飯作らなきゃいけないんだった!
どうしよう。



侑子さんによろしくどうぞ。



え?






もしかして・・・?
夢?
じゃないよな。

2009年4月10日金曜日

×××HOLiC 4




×××HOLiC 4


この話はコミックス版では2巻に載っています。

私は本物の占い師さんは知らないのですが

(今思えば学問的に占いをしている人だけでしょうけど)


この占い師のようなお婆ちゃん、昔はどこにも居たような気がします。


行けば、よく来たねって暖かく迎えてくれるお婆ちゃん。



残念ながら私の知っているこのような存在の人は

ほとんど他界してしまい・・・


数少ない迎えてくれそうな人も

遠い、高齢で・・・という感じです。



いまもこういうお婆ちゃん、居るのかな?

私も歳をとったとき、こういうお婆ちゃんになりたいと思いました。



DVD ×××HOLiC 第二巻

×××HOLiC(2)


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2009年4月9日木曜日

×××HOLiC 4 3/3




×××HOLiC 4 3/3





振り子。振り子!



あの・・・
聞きたい事は?・・・とか
占う事は?・・・とか
聞かないんですか?



もう、わかっているのよ。
ここに四月一日が来たって事は
本当に視て欲しい事があるって事だから。

占って欲しい事を正確に読み取り
その占いの結果だけを伝える。
多くもなく、少なくもなく
相手に必要な事を必要なだけ。
簡単なようでいて
本当に難しい事なのよ。



それって、侑子さんも前に・・・



安心し。
ご両親はちゃんと成仏しとるよ。



ぁ!



たいへんな事故で亡くなりはったんやねぇ。
君尋くんを守るために。

けど、今はどっこも痛うないって。
二人とも穏やかや。
君尋くんがこんな立派にええ子に育って嬉しいって。



そうですか。
良かった・・・



あぁ、けどな、
変なもの仰山視るのはちょっと心配してはるな。
そっちは出会いがあったはずや。
あぁ、なるほど。
これにつられて来たんやね。
うちまで。

蝶々はな、旅立ちのしるし、変わる前兆。
そっちも変化するはずやねぇ。
変化のきっかけは・・・
もう、あったね。

あとは、ええなと思うとる女の子がおるみたいやけど



え!



先がわかってもうたら、つまらんから
言うの、やめとくな。



え?!



喧嘩ばっかりしとる男の子の友達がおるな。
そっちはこれからもっと縁が出来おるから。



え!?



聞きたい事はこんなもんかね?



これ以上聞いても、対価、払えないもんねぇ。



え・・・あの・・・
ありがとうございました。
どれくらい払えばいいんでしょう?



君尋くん、料理上手なんやから
お酒のアテがええな。



イェーイ!



持ってきました!



でも、いいんですか?
そんなもんで。



心こめて作るご飯のどこが、そんなもんや?
料理上手のお父さんに習うたのやろ?



ぁ、はい!

気合入れて作ります!



モコナもやるぞ!



台所、こっちっすね!



ぷっぷぷう!



蝶々は・・・
侑子ちゃんの顔やったねぇ。



君尋くんが変わるきっかけは
侑子ちゃんやね。
あの子がどんなふうに変わるか楽しみやね。



そう言えば、今夜の天気はどうかしら?



大丈夫。
帰る頃にはやむから。






あぁ、もうちょっと教えてくれても良かったのになぁ。
ひまわりちゃんの事なんか特に!



それは駄目。



え?!
あんなにすごい人なのに。
視えてるんでしょ?



占いはね、
占う者と、占われる者との間で行われるやり取りだから。
知りたいと思っているものには占い師は答えなくてはならない。
己の出来る限り、全ての力で。
決しておろそかにしてはならない。

どの職業でもそれは同じ事だけど
目に見えない、形にできない事だからって
嘘をついたり
できない事を、さも出来るように振舞うのは
本気の相手にも失礼よ。



あ!



いいえ。
占いは他人の生きる方向
生き筋にかかわる事だから
失礼だけではすまないわね。
だからこそ・・・
本物の占い師は
自分の占いに
自分の生き筋を賭ける。

つー事だから・・・



ぁ?



帰ったら飲みなおす!



まだ飲むのかよ!
それに、つー事で
って話、つながっていませんから!



飲みなおす!

四月一日!炭水化物!



もう、太りますよ!



平気、平気!



ガンガン飲むぞ!
炭水化物!



炭水化物は飲めませんよ!

あ、お粥にしてあげますよ。

2009年4月8日水曜日

×××HOLiC 4 2/3




×××HOLiC 4 2/3





あ!
わかるんですか?



今は一人暮らしなの?



はい、アパートで。



自主性があって独立心も旺盛。
何事にも前向きね。

家事とかは得意なのかしら?



嫌いじゃないです。



人見知りはあまりしないほうね。

運動は?



わりと好きです。



うふ。
活発で頭もいいのね。



いや、そんな事は・・・



今は、人間関係で悩んでいる。



あ・・・はい・・・
まぁ・・・



何よ?



大丈夫よ、あなたはとても素直な人だから。
誠意をもって接すれば相手もわかってくれるわ。



誠意ですか?



だから、何よ?



他に悩みはある?



ぁ、えーっと・・・
あるには、あるんですが・・・



言いにくい?



と言うか・・・
ぁ、ぁ・・・



大丈夫。
用は気の持ちようだから。



え?



暗く考えていたら何もかもが嫌になってしまうでしょ。
何事も前向きにとらえて頑張るだけで
世界は違って見えてくると思うの。
困難な事かもしれないけど
立ち止まっているだけじゃ何も変わらないわ。
勇気を持ってみてね。



はい。



ありがとう・・・



今夜の天気は・・・
どうかしら?



天気予報ではこのまま晴れると言ってましたね。



そう・・・



侑子・・・さん?



お時間です。



延長なさいますか?



いいえ。
もう、十分よ。






あのぉ・・・
払ってもらってありがとうございました。
占い代。
やっぱ、すごいんですね!
占い師さんって。



どこがすごいと思った?



え?
だって・・・
何も見ていないのに、いきなり
あなたの お父さんは
なくなって いませんねって。



それ、どっちにも取れるでしょ?



え?



あなたのお父さんは亡くなって既に居ませんね。
あなたのお父さんは亡くなってはいませんね。
死んでるとも、まだ生きているとも
どっちにも取れるのよ。

お父様が亡くなっているってはっきり言ったのは
四月一日よ。
彼女じゃない。



でも・・・
でも、小さい時から苦労してるでしょって。



幼い時にご両親を亡くしている子供は
ほとんど小さい時から苦労していると思うわよ。

自主性があって、独立心も旺盛なんてのは
牡羊座の特徴とされている部分よ。
本屋で売っている星占いの本にも書いてあるわ。



家事が得意ってのは?



男の子の一人暮らしなのに、身奇麗にしている。
家事を自分でしてないとそうはいかないわね。



人間関係に悩んでいるんじゃないかって?



現代社会において・・・
人間関係に少しも悩まない人なんて居る?



ぁ・・・



誠意を持って
なんて言うのも対人関係の基本みたいなもので
特別なアドバイスでも何でもないわ。

他に悩みは?
って聞かれたとき
四月一日、アヤカシを見る自分の事を考えていたでしょ?



はい。



彼女のアドバイスを覚えている?



気の持ちようだって。



気の持ちようでアヤカシを見ないようになるなら
とっくになっているでしょ?

はぁ。
彼女はそんな悩み
想定してなかったのよ。

学校での揉め事とか
恋の悩みとか
そんな事だろうとあたりをつけて
一番穏当にああ言ったのね。



て、事は・・・
あの占い師さんは・・・



学問として占いを学んで占う人も居るわ。
それなら、それでいいけどね。



そう言えば、モコナの事もぬいぐるみって・・・



モコナはモコナ!
やな感じ!



じゃぁ、やっぱり・・・
占いとか、占い師ってあてに・・・



探しましょ。



え?



四月一日に本物の占い師を見せてあげる。






半分に折って。



はい。



もう一度折って。



探しもの、探しびと、探している場所(トコロ)。
探すもの、探すひと、探すべき場所(トコロ)。
導け、飛ぶものよ。
カ(彼)の人の下(モト)へ。



蝶々?



良かった。



はぁ!



蝶なら近いって事よ。



蝶々、ひらひら!



あのハンカチ、蝶以外にもなるんすか?



えぇ。
もっと遠いと鳥になったりね。



はぁ!



あ、あぁ。



見つけたわね。



え?
ここっすか?



ここよ。



けど、看板も何もねぇし・・・
すっげぇ、普通の・・・



よぉ来たね!
侑子ちゃん。
待っとったよ。



お久しぶりです!



まぁ、まぁ、全然変わらんね。
侑子ちゃんは。

よぉ、かわいらしいね。
名前、何て言うの?



モコナ!
握手!



モコナちゃんね。
はい、握手。



まだ小さいのに一人で住んで偉いね。



なん・・・で?



こんな所で立ち話もなんや。
さ、はよおあがり。



侑子さん、
おれの事、あのお婆さんに何か言いましたか?



そんな暇、無かったでしょ?



ですよね。



四月一日、
本当の占い師がどんな存在か
その目で確かめるのよ。



はぁ・・・






あーむ。



ぼくの名前も教えてもらえるかね。



あぁ、四月一日 君尋です。



君尋くんね。



あのぉ・・・
やっぱり名前聞くのも、占いのデータ
集めているからですか?



いや、データて
名前、呼ぶとき困るやろ。



それだけっすか。



けど、えぇ名前やね。
お母さんがつけてくれたんやね。



え?



あの子もなぁ、
やーっと最近ちゃーんと鳴けるようになって
最初は下手で心配したけど偉いもんや。



さ、ここに手、置いて・・・

2009年4月7日火曜日

×××HOLiC 4 1/3




×××HOLiC 4 1/3


第4話。
「ウラナイ」





ほんとに四月一日くんってお料理上手ね。
この卵焼きすっごく美味しい。
ケーキみたい。



ひまわりちゃんの肉団子だって美味しいよ。



あ・・・
それは買ってきたの。



え?



私はあっためただけ。



あ、あのぉ・・・
何だろう・・・
うん、絶妙なこう・・・
見事なあっため具合だね。



あほ。



誰があほだ!
しか・・・
なに食ってんだ!

自分の分はどうしたんだよ。
ちゃんと作ってきてやったろ!



食った。



うふふふふ。



かわいい!



百目鬼君と四月一日君って仲いいんだね。



誰が仲いいもんですか?
あ、弁当の事誤解してんならそれは違うから。
ちょっとした、あれが、あれで・・・

食うな!

この間、おれを助ける為に百目鬼が怪我して
そのお詫びつーか、カタつーか、何つーかで
弁当作る約束したなんて
ひまわりちゃんには絶対知られたくない!

いや、それよか何で俺より百目鬼のほうを先に呼ぶわけ?
なんで、なんで?
あー、どうするの!どうするの!



そうだ、四月一日君て・・・



え?
おれ?

やったー!
先に呼ばれた!

どうだ、百目鬼、ふふん。

何、何?ひまわりちゃん。



お誕生日っていつ?



え?
えーと・・・
4月1日だけど。



ふーん。
名前と一緒なんだね。
なんだか、いいね。そういうの。



いいのは、ひまわりちゃんのほうだよ。



百目鬼君は?



3月3日。



うふ、それってひな祭り?



かわいいね。



かわいって・・・
百目鬼の事をかわいいって・・・



もう、終わりだ!
破滅だ!



四月一日君は牡羊座だね。
私、11月27日だから射手座なの。
牡羊座と射手座って同じ日の宮同士で相性いいんだって。



復活!






これ、美味しいわね!
四月一日にまとめ買いしておいてもらいましょ。



おう!



こんにちは!
バイトに来ました!



四月一日、来た!



もう・・・
また昼間っから酒、飲んで・・・
昨日作ったイカの塩辛があるっしょ。



塩辛もいいけど、もっと炭水化物ぃな物が食べたい。



あ?!
もしかして昼ごはん食べてないんですか?



うん。



もう、おれなんかお昼・・・
おーっと、これは俺だけの心の宝石箱にしまって。

おれ、今日、気分最高なんで
何でも作りますよぉ!



みたいだねぇ。



聞きたいですか?
聞きたいなら話してもいいですけど・・・



心の宝石箱にしまったんじゃないの?



実はですね・・・



でも、それは太陽宮だけ見た場合でしょ?



太陽?



月がどこにあるとか、
金星はどこかとか・・・
ちゃんとホロスコープ作ってみなきゃ
相性はわからないわよ。



う、うん?



知らないの?



全然・・・



四月一日。
占いとか好き?



いや、全く。



よし!
じゃぁ、行くか!



行くぞ!



はい?






で、どこ行くんですか?



四月一日に占いってのがどういう物か
教えてあげようと思って。



いや、だからおれ、全然興味無いんですけど。
何億っている人間を
たかだか10個ぐらいのパターンに分けるって・・・
そもそも無理があるし。



でも、女の子は好きよ。
占い。
知れば、ひまわりちゃんと会話が弾むかもね・・・



うーー!
知りたいな!



ナイス笑顔よ!
四月一日!



あ、でも何で外に?
行き先は?



あたしが信頼している占い師さんとこ。



侑子さんが?
誰かに占ってもらったりするんですか?



あら、意外そうね。



侑子さんなら自分で・・・



自分の事を自分で占うのはタブーの一つなのよ。
勝手に見えたりするのはともかくね。
予言とかはそういう事が多いわね。



予言と占いって違うんですか?



正確にはね。

今から会う占い師に会えばわかるわ。



う!



ひょっとして、これ・・・



手土産。



まだ、飲むのかよ!



飲むぞ!



よーし!
急ぐわよ!






あ!



どうしたんです?
ここでしょ?



違うわ。



場所、違いました?



場所は合っている。
でも、違う。



は?
じゃぁ、帰りますか?

え?
どうするんです?



確かめたいの。

あの人の場に、今いるのが
どんな占い師なのか。






これ、何すか?



誕生日とか生まれた場所を書くのよ。
占う相手へのデーター収集ってとこね。



なるほど。



うほぉ!
いひひ。
あは。



あ!



お待たせしました。



あ、あ。
よろしくお願いします。



そちらは?



付き添いです。



じー。



かわいい、ぬいぐるみですね。



え?
はぁ。



緊張しないでね。



優しそうな人だなぁ・・・
侑子さんと大違い。



聞こえてるわよ。



うわぁ!
しまった!
心の声が、つい口から・・・



うふふふふふふ。

じゃぁ、始めましょうか。



あ、はい!



あなたの、お父さんは・・・
なくなって いませんね?



え・・・

はい、おれが小さい時に亡くなりました。



お母様は?



亡くなってます。



ご兄弟は?



いません。



小さい時から随分苦労なさった。

2009年4月6日月曜日

×××HOLiC 3




×××HOLiC 3



この話はコミックスでは3巻に出てきます。

コミックス版ではひまわりちゃんが侑子さんに相談する時に

百目鬼も同席しています。


でも、アニメ版ではワタヌキと侑子さんが居る所へ

ひまわりちゃんが来ます。


私が中学校の頃も流行りましたね。

コックリさん。

呼び名がエンゼルさんに変わったり、

もう一つ別の呼び方もあった様な気がしたのですが

思い出せません。



コックリさんの場合は神に鳥居を書くけど

エンゼルさんには鳥居を書かないとか・・・



逆さ言葉で話すから変換しなければいけないとか・・・



学校でも何回か禁止令が出たり・・・


コックリさんは禁止だけどエンゼルさんなら違うから良いんだとか・・・

(両方とも変わらないのであれば意味不明なのだけど・・・)


まぁ、教師側もただ禁止というのでは隠れてするから意味が無いんですけど・・・

でも、危険性をはっきり言えないから

生徒も隠れてする。


多くの人間は交霊術など信じないし

特に教師は否定するのが原則で(信教の自由と教える事の禁止)

科学で説明がつかないものは全て否定したいのが多くの人間で・・・


でも、交霊術が成功するかしないかは別として

人の思い、集団の心理は時には狂気にも、凶器にもなるわけで・・・



ここの所をしっかり抑えて

禁止なら禁止と説明しないと無理なんですよ。


もっとも、言っても聞かずに

私だけは大丈夫と過信してやる人も居るわけなのですが

コックリさんの場合、最低二人、基本3人が必要なので

一人では出来ませんから・・・

×××HOLiCの中にも後に出てきますね。

私だけは大丈夫と自信過剰な女性が・・・



DVD ×××HOLiC 第一巻

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