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2009年4月16日木曜日

ツバサ・クロニクル 1 2/3




ツバサ・クロニクル 1 2/3





ぇ・・・



丸見えなんだよ、さくら。



きゃ!

ただいま。
桃矢(トウヤ)兄様。



また、あの小僧のところか?



小僧じゃないもん!
小狼だもん!



あんなガキ、小僧で十分だ。



ガキじゃないもん!
小狼、ひとりで暮らして
お仕事頑張ってて、偉いんだもん!



偉かろうがガキはガキだ。



違うもん!



お二人とも、そのあたりになさったらいかがです?



ん?



ぁ?



雪兎(ユキト)さん!



先ほど、遺跡の発掘隊の方々から
こちらを預かりました。



これって・・・



そうです。
あの遺跡は地上に出ているものだけではなかったのです。
ほら、ここに地価に続く道があるでしょ?



えぇ。



ここから先はどうなっているのか
発掘してみないとわからないそうです。



という事は・・・



だからあのガキも
まだまだ、まだまだ
忙しいというわけだ。



ん。
兄様の意地悪!



いけませんよ。王。
あれでは姫様がお可愛そうです。



二人の時に敬語はやめろ。



ですが、王・・・



雪兎。
もとはただの幼なじみだろ?



桃矢・・・



腹立つんだよ。
あのガキ。
けれど・・・
あいつが『運命の人』なんだろ?



うん。
小狼君だよ。
さくら姫の運命の人は・・・
でも・・・

ぼくの先見には
二人の未来に、とてつもない困難が待っているのも見えた。
姫には不思議な力がある。
それが何なのかは
ぼくにはわからない。

けれど、それは・・・
世界を変える力だ。
そして、その力が困難と波乱を呼ぶ。






うむ。
鏡に映る虚像がごとく偽りの時を生きる者よ。
時は満ちた。
全ては今より始まる。






うははははははは。

弱ぇえ、弱ぇえ。
もうちょい骨のある奴はいねぇのか?



それは本当ですか?
蘇摩(そうま)。



はい。



あれほど殺生はせぬようにと
申しつけておいたのに。



いかがなさいます?
知世姫様?



こうなっては仕方ありません。






寝ちゃったの?



うん、これしか方法が無かったからな。



これからどうするの?
ファイ?



そうだな。
アシュラ王をこの手で封印した以上
もう、この国には居られないだろうね。

いや・・・
この世界には・・・

行かなきゃならないんだよ。
アシュラ王が居ない世界へ。



ぁ。






小狼・・・
まだお仕事してるかな?

今度会ったら言わなくちゃ・・・
小狼に好きだって。

は・・・
何の音?

綺麗な音・・・

何かがぶつかるみたいな・・・

遺跡のほうから聞こえる・・・



は!



呼んでる・・・
私を・・・






これは何のマークだろ?
この国の紋章とも違う。

ぁ?

ぁ・・・

姫!

どうしてここに?



うわぁ!



なんだ?






あれは・・・



桃矢!






なんだ?
こいつら?






あれは・・・



さくら・・・



な・・・なんだ?



さくら!






次元を超える力。
行方を指し示す翼。
今、その力が蘇る。






さくら!



さくら・・・
さくら!



体が・・・どんどん冷えていく・・・






失敗しましたね?



いや。
全てはこれからだ。
そして、全てが終わった時
時空を超える力がこの手に・・・

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