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2009年6月30日火曜日

×××Holic 15 1/3





×××Holic 15 1/3


第十五話。
「カイホウ」






波。
高まり静まる物。
波。
生まれ、拡散してゆく物。
波。
自分があらがえない物。



たぶん駄目。
きっと失敗する。
私なんて何も出来ない。



鎖。
自然の決まりごと。
時の流れ。
軀という名の器。
心という名の自我。



私は全然、妹と違うから・・・



一つだけ、人が使える鎖。



早く、出たいな。






ぁ!

大丈夫ですか?



ぇ?



お姉ちゃん!
血が出てる!



ぁ・・・



出よう。



お姉さん、怪我とかなさってたんですか?



おっとりしてるから、よく転ぶけど
今日はどこも。
中に怪我するような物は無かったし
アヤカシも手出しは・・・
本当に突然・・・






はやく・・・
出たいな・・・






もう、どうしたの?
お姉ちゃん。
大丈夫?



ごめんね。
でも、なんともないみたい。



ほんとに?
なら、いいんだけど。



まさか・・・



心配かけてごめんね。
大丈夫だから安心して。






犬も歩けば
モコナにあたる。



はい!

はい!



あ。



やった!



モコナも積もれば
山となる。



はい!

はい!



あ・・・



ふふふん。



なんか、ずるくない?



なんか、ずるくない。



白モコナ隠して
黒モコナ隠さず。



はい!

はい!



とった!



なんかずるい!



なんかずるい?



火中のモコナを拾う。



はい!

はい!

はい!

はい!



その、まさか
でしょうね。



でも、いきなり自分を怪我させるなんて?



それだけ、そこから出たかったんでしょ。
お姉さんのほう。

それに・・・
その時だけじゃないでしょ?
彼女から波を感じたのは。



ぁ。
コンタクト!






見つからないと
思います・・・



ぁ・・・



そ。
コンタクトは見つからなかった。
彼女が自らを縛ったから。



じゃぁ、侑子さんが言ってた
人だけが使える鎖って・・・
言葉?



そ。
怖いわよ。
言葉は。

一度口から出てしまった物は帰せない。
無かったことにはならない。
それが、どれほど人を縛るかわからず
人はその鎖を使い続けている。






もし、料理、失敗したら?






妹には迷惑かけてばかりなんです。






言葉は生きているの。
そして時には人の行き筋さえ縛る。






ん?



で、どうすんだ?



あ?



あの双子だ。
もう、会わないのか?



おれが決める事じゃないよ。



そうか?



でも・・・つーか
むしろ・・・つーか
おまえが貸したハンカチ
返したいって言ってただろ?



あぁ。
けど、まぁ
おれは、どっちでもいい。



どっちでもって?



ハンカチ1枚無くなった所でかまわんし。



あの双子
二人ともおまえ目当てだろうがよ!



そうなのか?



明らかに
明白に
一目瞭然に
そうだろうが!

なのに、その言い草、その態度!



それより、おまえだろ?
どうしたいんだ?



え?



また会うのか?
もう会わないのか?



はぁ。
そりゃ誘ってくれるのは嬉しいよ。
おまえメインだもの。
けど・・・



ん?



知っちまったからなぁ。
言葉が鎖だって。



会うの、もう
やめるのか?



ううん。
知っちまったんだから
どうにか、あのお姉さんにそれ
伝えられないかな?
と思って。

っても、こんな話
誰も信じちゃくんねぇだろうけど。

ふん。
危ないヤツと思われるのがオチか。



そうしたいんなら、そうすりゃいいだろ。



え?



出来ないって決め付けたら
双子の上のほうと同じなんじゃねぇのか?

おまえが行く時はついて行ってやるから。



え!



そん時はおれの分、おごれよ。



だぁー!
それが目当てかい!?






あ、あの・・・
ハンカチ、洗ったんですけど
どうしても落ちなくて・・・



これ、買った物なんですけど・・・



どうも。



ぁ。



飲み物、買ってくる。



お、おう。



いらっしゃいませ。



気になりますか?



え?

2009年6月29日月曜日

×××Holic 14





×××Holic 14


この話はコミックス4巻に対応しています。

この回からエンディングが変わりましたね。



毎度の事ながら

侑子さんの台詞・・・ちょっと重いと思いました。

ワタヌキに


働かせてあげてるし
掃除させてあげてるし
ご飯も作らせてあげてるし・・・



この作品が放映された時はそれほど感じなかったのですが

普通に働く事ができて・・・


これがどんなに大切な事か・・・



そして言葉は鎖。

人は言葉に縛られる。



これ、絶対に無理だよ・・・

と思っても


大丈夫、ちゃんとうまくいく・・・



こう自分自身に言い聞かせて・・・


なぜか出来ちゃうんですよね。


しかも、絶対にどうにもならない・・・

というような内容まで。


別の言い方をすれば引き寄せの法則とか言う人も居ますが。




でも、ワタヌキ!

百目鬼と二人で並んでハンバーガー食べているのは良いのですけど


いきなり、なんでおまえと並んで・・・


この台詞には思いっきり突っ込みたい。



オーダーする時に気付かなかったのか?

しかも、画像をよく見ていれば

百目鬼はワタヌキのポテトを食べているし・・・



今まで一話かぎりで終わっていた HOLiC が

今回初めての2回続きです。



×××HOLiC DVD5巻

×××HOLiC(4)


★×××HOLiC★その他の商品

2009年6月28日日曜日

×××Holic 14 3/3





×××Holic 14 3/3





一つ、気になる事があって・・・



どうして四月一日はもてないかってこと?



違います!



だめよ。ひがんじゃ。



ひがんでません。
話、聞いてくださいよ。



いいわよ。
聞いてあげる。
ただし・・・



あ!



それは波ね。



波?



波。
水面に出来る高低。
音波、電波などの波動、振動。
高低、起伏するもの。
それと、もう一つ・・・
自分で抗えないものも波と言うのよ。






へぇ!
あのお店、行ったんだ!
美味しいんだよね。
よく知ってるね。四月一日くん。



たまたま入ったら当たりで・・・



うん、うん。



あたしも大好きなんだ!



あ・・・あぁ・・・
ひまわりちゃん、可愛すぎ!



大丈夫?
立ちくらみ?
プリント、持とうか?



だい、だい、大丈夫だよ!
あのさ、もし良かったら、今度一緒に・・・
ぁ!

ひまわりちゃん、誰とケーキ食べたんだろう?
まさか・・・



うーん。
クラスの女の子たち何人かで。



おれ、声に出してた?



ん?

声って?



いやぁ、その・・・
何でもなくって・・・

あの、今度一緒にあのケーキ屋・・・



より蕎麦屋がいい。



百目鬼君も先生の用?



おう。



なんで肝心なときに限って百目鬼が現れるんだよ?



今日、授業終わったら教室に居ろよ。
そのまま一緒に出るから。



わかったよ。



どこか、お出かけ?



いや。



映画。



あー!



二人で?



うわぁー!



いや。
4人で。



へぇ~。



大学生とか言ってたなぁ。
坂下のバス停前の。



あぁ、女子大ね。



あの、違ったの。
ひまわりちゃん!



面白いといいね。
映画。



ぁ・・・






ひまわりちゃん、全然気にしてなかったなぁ。

いや、ひまわりちゃん
いい子だから気を使ってくれたんだよ。
ほんとに心のそこから楽しんできてねって気持ちから・・・
って事は、やっぱり
おれが誰と会おうが問題にしてないって事で・・・

いや、それは百目鬼のことも気にしてないって事だし
それはそれで・・・

あ、おれって人間ちっちぇ~。



あぁ。
やっぱり怖い場面になると見えるな。
そうでなくても、映画館は多いからな。
だからこれまでなるべく避けるようにしてたんだけど。

でも・・・
こいつが居るからそうでもないかな?
気持ちも悪くならないし・・・



ん?
怖いのか?



んなわけ、ねぇだろ!

でも、やっぱりムカツク!



キャー!



ごめんなさい。



いや。



思ったより怖いね。
百目鬼君がいてくれちゃって助かっちゃった。
安心できるって感じ。
うふふ。



ふーん。
百目鬼のアヤカシを寄せ付けない力って
普通の人も感じんのかな?

ん?

大丈夫ですか?



え?



怖いっすよね?



いえ。



おれじゃぁ、頼りにならないよなぁ・・・

たぶん、お姉さんのほうも百目鬼が気になっているんだよな・・・

でも、だったらなんで、もっと話しかけたりしないんだろう?
妹さんに気、使ってるのかな?



ぁ!



はやく・・・



ぁ・・・



出たいなぁ・・・



ぁ!

2009年6月27日土曜日

×××Holic 14 2/3





×××Holic 14 2/3





えぇ。
それらは人にはどうしようもない物。

だけどね、一つだけ人にも使える鎖があるのよ。






鎖か?



うん。

って、なんでおまえと並んで
ハンバーガーなんか食ってんだよ!?
しかもおれのおごりで!?



おまえが、鎖がどうとか
縛りがどうとか独り言
言ってたからだろうが。



やめろよ!

ぁ?

おれが変な趣味の持ち主みたく聞こえるだろ?



変な趣味はともかく
変なヤツだな。



ほっとけ!



じゃぁ、さっさとしゃべれ。



命令かよ!?



独り言が口に出るほど気になってたんだろうが。



う、うん。



いらっしゃいませ。



その、コンタクトの双子・・・
本当に人間だったのか?



は?



座敷童女といい
また人間じゃない可能性だってあるだろ?



侑子さんは特に何も言ってなかったけど。



おまえ、憑かれやすいんだろ?
アヤカシとか言うのに。
座敷童女は問題なかったかもしれないが・・・
他のもそうかはわからんだろ?



だとしても、おまえには関係ないだろ?



ある。



そりゃ、今まで何べんか
おまえに助けられたけど。



違う。



おまえに、もし何かあったら・・・



ん?



弁当が食えなくなる。



まだ作らせる気かよ!?



こちら、お下げしましょうか?



あ!
昨日の!



え?



コンタクト、残念でした。



あぁ!
昨日、お姉ちゃんと一緒に探してくれた人ね!
私、妹です。



すみません。
間違えちゃって。

ほら、例の双子の・・・



あぁ。



両親も間違えるの。
わかるのはお互いくらいよ。
こちら、お友達?



はぁ・・・



どうも。



ごめんなさいね。
暑い中、ずっと探してくれたって
お姉ちゃん、言ってたわ。
なのに、名前も何にも聞いてないって言うんですもの。
いつも、ぼうっとしているお姉ちゃんらしいけど。



いえ、そんな。



そうだわ!
こっちも姉と私で二人だし
お友達と一緒にどうかしら?






って、言われても!
言われたとしても、
普通、遠慮とか
配慮とかあるだろ!?

聞けよ!おい!



待たせちゃった?



ぁ?

いやぁ、今さっき来た所です。



良かった。



こんにちは。



じゃぁ、行きましょうか?



残念でしたね。



ぁ!



コンタクト。



ぁ・・・
ぇぇ・・・






少し歩くけど、大丈夫?



はい。



でも、絶対、美味しいから
期待しててね。



ごめんなさいね。
連絡先も聞いてないって気付いたの
家に帰ってからで・・・



あ、いえ、そんな・・・
気にしないでください。



本当に、いつも私ってそうで・・・
気がきかないって言うか・・・
ぼうっとしてるって言うか・・・



そんなこと・・・



おかげで、妹には迷惑かけてばかりなんです。



仲、いいんですね。
妹さんと。



二人っきりの姉妹で
何をするのも一緒だから。



おれ、一人っ子だからわからないんですけど。
不思議な感じじゃないですか?
自分とよく似た顔の人がいつも傍に居るのって?



えぇ。



そうなんだ!
私、和菓子も結構好きかも!



団子もうまい。



そう、そう。
趣味似てない?
百目鬼くんと。



でも、妹は私と全然・・・
違うから・・・



まただ。
この感じ・・・






甘い物、百目鬼君も四月一日君も大丈夫って言ってたよね?



はい。



食べに行ったりする?



あぁ・・・
買いに行かされたりとか・・・



いろいろですね。



いろいろ?



それって彼女と一緒に?
デートとか?



いやぁ、彼女なんて・・・



だって、ステキだもの。
ねぇ。



ぁ?



やっぱり。






ご馳走様でした。



こっちもいろいろお話できて
楽しかったわ。



ぁ・・・



ん?



あれ?



百目鬼君、さっきカフェで話してた映画
良かったら一緒に行かない?



ん?



4人でどうかな?
バイト先で割引チケット手に入るから。
ね?



いやぁ、おれ、実は映画館って苦手で・・・



苦手?
どうして?



そのう・・・
ちょっと・・・



百目鬼くん、お友達を誘ってあげてくれない?
大勢のほうが楽しいよ。



この感じじゃぁ、百目鬼も行きそうにねぇし
二人も気になるし・・・

行きます。



ほんとに?



はい。
たまには、いいかなって。



良かった。
楽しみだね。

待って。
今、電話してチケットとって貰う。
善は急げって言うしね。



ま、いっか。



やっぱり。



ぁ?



いつもと同じ。



あの・・・






お茶に続いて
今度は映画館でデートっと。



デートじゃないす。



なに?
なんだかテンション低いわね。



あの双子・・・
人間っすよね?



人間じゃないものに見えた?



いやぁ、違うんですけど・・・



人間よ。

安心して行ってくれば?



いや、でも・・・

妹さんのほうが百目鬼にかなり興味あるみたいで。
ちょっとやりにくいって言うか
なんていうか・・・



四月一日はおまけなのね?



おまけ!

おまけ!



それで、また拗ねちゃってるの?



拗ねてないっすよ。



拗ねてる!

拗ねてる!



一つ、気になる事があって・・・

2009年6月26日金曜日

×××Holic 14 1/3





×××Holic 14 1/3


第十四話。
「フウイン」





うわぁ~
老舗のデパートは緊張しますね!

ぁ・・・
ちょっと、侑子さん。
どこ行くんですか?



デパートと言えば地下食品売り場。
デパ地下でしょう?



ヒュー!
そうだ!そうだ!
デパ地下だ!



えー?!

デパートときたら普通
着物とか宝石とか酒場とか・・・



どこからの知識なの?
それ。



だせぇ。



行くわよ、四月一日!
行列必死、限定物を狙うのよ。






ステキ!
ホテルメイドのグラタン!
嵐山の湯葉豆腐!
グランメゾンのローストビーフ!



うわ!
高!

グラタンも湯葉豆腐もローストビーフも
おれが作ってるじゃないですか。
ここで買わなくたって。



それはそれ、これはこれよねぇ?



なー。



たまには四月一日の料理じゃなくて
別の味が恋しくなるのよ。



なんだよ?
おれ、虐げられてないですか?



どこが虐げられてるのかしら?



こき使われて
ずーっとただ働きで
ねぎらいの言葉も無しで!
挙句、ないがしろにされて!



あら、四月一日
食べたくないの?



え?



たまには四月一日にも自分が作ったんじゃないご飯
食べさせてあげようと思ったのに。



ぇ?

そうだったんですか!
おれ、てっきり・・・



わかったわ、四月一日。
すねてたのね。



スネ、スネ!



本妻が愛人に妬くようなもの。

いわば、ここは愛人の家。



全然、違いますよ!



大丈夫。
四月一日にはいろいろあげてるでしょ?



あげてるって、何すか?
何か貰った覚えも、証拠も全然ないんですけど?



働かせてあげてるし
掃除させてあげてるし
ご飯も作らせてあげてるし・・・

そうだ!
今日はデパートの高級食材で
中華を作らせてあげるわ。



なんじゃ、そりゃ!?



ほらね。
ちゃーんとあげてるでしょ?



あげる、違いでしょうが!



違ってないわ。
言葉っていうのはねぇ
生き物なんだから。



生き物って?






それにしなよ!



でも、ひらめなんて・・・
高いし・・・
もし、料理失敗したら・・・



けど、美味しそうだし!
ほら!
ドーバー海峡から空輸だって!
凄くない!?
これにしようよ!

これ、ください!






あぁ、双子ですよね。






次、何買うんだっけ?



失敗しちゃった時ように
お肉を買っていくわ。
もっと安いので。



もう、お姉ちゃんっていつもそうなんだから!
慎重って言うかなんて言うか・・・



お料理、下手だから。






二人ともそっくりっすね。

侑子さんも魚、食いたいんすか?
中華じゃなくて?

駄目っすよ。
人の物、物ほしそうに見ちゃ。



誰が物、欲しそうよ!?



だって、あんなに見てたじゃないすか?



あの子達、今日は肉料理になるんだろうな・・・
と思って。



ぁ?






うーん。
今日は何にすっかな?
さっぱりと、トマトの冷たいカッペリーネとか。

あ!
今日は焼酎の買出しと窓拭きやんないと。

って、これじゃ本当にさせてもらって
やる気満々、大喜びって感じじゃ。

う・・・
不覚だ!

ぁ?

デパートの双子の片方だ。



どうか、しましたか?



ぁ。
コンタクトを落としてしまって。



ぁ・・・
この辺りですか?



はい。



一緒に探しますよ。
一人より二人のほうが確立高いだろうし。



すみません。



いやぁ、こういう事って
お互い様ですから。



ありがとうございます。
でも・・・
見つからないと・・・思います。



ぇ?






で、時間が無くなって
さっぱりトマトの冷たいカッペリーネじゃなくて
ただのお蕎麦になったのね?



すみません。
時間が無くて。



ま、蕎麦で日本酒ってのもオツでいいんだけどね。



お蕎麦!
オツ!



けど、結局見つからなかったんですよ。
コンタクト。



でしょうね。



まぁ、ちっちゃいもんだし
時間も時間だったし
仕方ないかなって。



そうじゃないのよ。



え?



見つからなかったんじゃない。
見つけなかったのよ。



それって・・・?



探す前から、見つからないように縛られていたのよ。
生き物はね、いろんな物に縛られているの。
自然の決まりごと。
時の流れ。
軀という名の噐。
心という名の自我。

それは全ての生き物に共通する鎖。



鎖・・・



えぇ。
それらは人にはどうしようもないわ。

だけどね、一つだけ人にも使える鎖があるのよ。

2009年6月25日木曜日

×××Holic 13





×××Holic 13



コミックス5巻とおおむね同じ内容です。

しかし、コミックスでは羽根の生えた女の子がワタヌキに

私のことを睨んだから謝って

というのはお祭りの翌日で学校での出来事です。


そして侑子さんが羽根は蟲(コ)で術者が作った物

とコミックスでは言うのですが


アニメ版ではこの部分はカットされています。



この術者とは誰なのか?


侑子さんはワタヌキのいない間に羽根の姿を変え

作り出した術者をたどろうとするのですが失敗し

誰が作った物なのかは明かされません。


しかし、侑子さんは作った術者を見つけたと言います。



さて、術者は誰なのでしょうか?



私としてはツバサに絡んでいるあの人だと思うのですが・・・



もうすぐツバサもホリックも連載が終わりそうな気配。

終わる時、わかるのでしょうか?


×××HOLiC DVD5巻

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2009年6月24日水曜日

×××Holic 13 3/3





×××Holic 13 3/3






百目鬼!
おまえは、ここに居ろ!
おれ、ちょっと気になるから見てくる!






たしか、こっちのほうに・・・



ん?



さっき、私のこと睨んだでしょ?



え?



睨んだわよね。



睨んではいないよ。



でも、私は睨まれたと思ったの。
だから謝って。



もし、そう思わせちゃったのだとしたら
悪かったけど
おれは本当に睨んでなんか・・・



いいから、早く謝ってよ!



謝る必要なんてないだろ。



ぁ・・・



謝れ!
謝れ!



羽が・・・



謝りなさい!



謝るのはそっちだろ?



大丈夫?



うわぁーって!



だぁー!!



言ったでしょ?
気をつけなさい。
って。



侑子さん!



あなた、餌食にされるところだったのよ。

その子みたいにね。



「エ」にされないようにって
餌食の事だったのか。

この化け物、一体なんなんですか?



羽根よ。

人に寄生してのびているの。
そして、とりつかれた人間は
少しずつ心の抑制を失っていく。
その代わり色々な事から開放されるの。



この子は運悪くとりつかれちゃったって事ですか?



そうじゃないわ。
ニュースでもよく見るでしょ?
事件を起こした犯人の友人や知人にインタビューすると
決まってこう言うわ。

おとなしい、普通の人でした。
とてもそんな事をする人には見えませんでした。
って。

でもね、このアヤカシは誰にでもとりつく訳じゃない。
抑制力を失ってもかまわないと
強く思っている人にしか寄生しないの。
この子にはアヤカシをひきつける様な素養があったって事よ。



気づいた!
大丈夫?



一つの感情を失うと
魂が不安定になって
軀とのバランスが狂ってしまうの。
しばらくはそのままでしょうね。



そんな・・・
どうやったら元に戻るんですか?

侑子さん!



人間の長所は欠点があるってことよ。
無くしてしまった感情はもう一度育てなおせばいい。
時間はかかるかもしれないけどね。

2009年6月23日火曜日

×××Holic 13 2/3





×××Holic 13 2/3





もしかして・・・



どうしたの?
これ。



ちょうど学校の帰りに
路地裏を通りかかった時の事なんですけど・・・

うわぁー!!!



侑子さん!
急に何するんですか?!

危ないなぁ!
それに、自分からふったんだから
最後まで話、聞いてくださいよ!



気をつけなさい。
四月一日。



はい?



「エ」にされないように。






うむ。

ちゃんと三角になってるな。



キツネの耳の形だろ?
どうせ食べれば一緒なのに
変なところにこだわるよな。

それにしても
ひまわりちゃんと一緒に食べたかったよな!
お弁当。



九軒は日直だろ?



知ってるって!



で?



なんだよ?



さっきの話の続きだよ。
おまえが昨日の帰りに見かけたって言う
背中に羽根が生えた女子。

そのあと、どうなったんだ?



あぁ・・・
それがな・・・



邪魔よ。



あぁ・・・
あ、ごめん。



今の?



あぁ。



背中の羽根、おれには見えなかったな。



そうか。
やっぱり、アヤカシか何かなのかな?

ぁ!



どうした?



いや、気のせいかもしれないけど・・・
今、すれ違った時
あの子の背中の羽根が
昨日より大きくなっていたような気がしたんだ。






こんにちは!



こんにちは!



あれ?
侑子さんは?



主さま、今日はお出かけ。

モコナとお出かけ。



あぁ、そうなんだ。
秋祭り、誘おうと思ってたのに。



主さま、残念だって。

今日も四月一日で遊びたかって。



おれで、かよ!



わーい!
四月一日のつっこみ!

微妙なつっこみ!



そうだ。
なんなら二人も一緒に秋祭りに来ないか?
ひまわりちゃんも一緒なんだ。

浴衣あったよな。
確か、前
たんすの中の物に風通しした時に
二人の浴衣もあったような気がするし。



行けない。



それって、侑子さんの許可が要るってこと?



マルとモロはこのミセから出られない。
マルとモロには魂が無いから。



タマシイが無い?



ミセの中と外は同じに見えるけど
違う。

魂の無い軀(カラダ)はミセと外とのハザマを
越えられない。
カラダが耐えられない。



それって、どういう・・・
うひゃぁ!!

また、おまえか!



四月一日、モテモテ!

超モテモテ!

微妙にモテモテ!






結局、よくわからなかったなぁ。
さっきのタマシイの話。

ミセの中と外が違うってどういう事なんだろう?
侑子さんが帰ったら聞いてみるか。
この間言われた「エ」の事も気になるしな。

あ!
ひまわりちゃーん!

うん。
可愛すぎる!



どうしたの?
四月一日くん?



ううん、何でもない。
ごめんね。
待たせちゃって。



平気。
私が早く来すぎちゃっただけだから。
今ちょうど、四月一日君の話、してたところなんだよ。



え?
おれの話って?



よ。



ど、ど、ど、ど
百目鬼!
おまえ、なんでここに居るんだよ?!



四月一日君、百目鬼君と仲いいから
誘ったほうがいいと思って。



ひまわりちゃんが誘ったのか?



どうしたの?
四月一日くん?



ううん。
ナイス判断って言おうと思って。



四月一日も来たことだし
行くか。



こら!
何、仕切ってんだ!
てめぇ!



四月一日君!
早く行こう!



ぉぅ!






四月一日君、夜店とか好き?



うん、夜店そのものは凄く好きだよ。

こういう所はいっぱい出るからな。



いっぱい出るって何が?



え?
あ、あぁ・・・
その・・・

虫とかさ・・・



そうだよね。
秋になったものの、まだ蚊とか多いものね。



神社だと普通は出てもおかしくないんだよな。
アヤカシとか・・・
やっぱり、こいつのおかげなのかな?

そりゃぁ、なんだかんだ言って
ちょっとは感謝してるけど
でも・・・
やっぱり!



おい。
これ、やるぞ。



だから、なんでおまえが勝手に決めるんだよ!?



私もやりたい!



だよね。
やっぱり祭りといえば
金魚すくいがなきゃ始まらないわけでさ・・・
さっきから腕がなってたところなんだよ!
見てよ!
この張り切っちゃってる右手!



ひまわり!



ぁ?



あぁ。
ごめんなさい。
私、ちょっと行って来るね。



あ、あの・・・



浴衣かわいいね。



ぁ・・・

はぁ・・・



おまえはやらないのか?



なんで、おまえとツーショットで
金魚すくわにゃならねぇんだよ?!






そっちが当たってきたんでしょ?



ぁ?



ちょっと、リエ。



あ、あの子・・・



だから、謝ったじゃねぇか!



あれで?



やめなって。



そうだよ・・・
もう、行こう。



いや、ちゃんと謝ってもらう。



しつけぇな。
おまえ、ちょっとおかしいんじゃねぇか?



えい!



ちょっと、何してんの?



おかしいのは、あんたよ。



やばいって。
早く行こう!






間違いない!
やっぱり羽根が成長してるんだ!

2009年6月22日月曜日

×××Holic 13 1/3





×××Holic 13 1/3


第十三話。
「ヘンボウ」






ん・・・



どう?
四月一日君。



うーん。
あんまり進んでない。
こんな事なら
選択クラスで美術とらなきゃ良かったよ。

どうせ書くなら
ひまわりちゃん
書きたいなぁ~。

そっちはどう?

え!



どうかな?



なんかとても個性的だよね。
あはははははは。



でもさ、まだ暑いのに外で絵を描くなんて
大変だと思わない?



うん。
そう、そう。
そうだよね。
それに風景画じゃなくて自画像なんてなぁ。
やっぱりうちの学校って、ちょっと・・・
いや、かなり変わってるよ。



あぁ!
さすが!



すっごい上手だよね!



ねぇ、もう終わったんなら
あたしのも手伝ってくれない?



え?



あ、わたしも!



お願い。



ぇ・・・
う、うん。



ありがとう!
助かる!



サンキュー!



どうしたの?

あぁ、あの2組の子
みんなに優しくて、おとなしい良い子だよ。



ふーん。



あの子がどうかしたの?



ううん。
何でもない。






なぁーんだ。
またここに居たの?



早く帰ろう!



ごめん。






今日は、久しぶりに制服姿のひまわりちゃんも見られたし
嬉しかったなぁ。

で、一つ言いたいんだけど・・・

なんで、おまえが居るんだよ!



部活が休みなんだよ。



なんで、新学期早々休みなんだよ!?



おれに言うな。



ぁ!
うわぁ!



まだ管狐を連れまわしているのか?



連れまわしているんじゃない!



じゃぁ、連れまわされて居るのか?



違う。
勝手について来ちゃうんだ。



相変わらずなつかれているんだな。



ふぅ。
こないだも管狐を連れ出したのが見つかって
結局あとで侑子さんに散々雑用させられたんだよな。

ぁ?



明日の弁当は・・・



いきなり弁当の話かよ!



稲荷寿司にしろよ。



キツネつながりで思いつくな!



ぁ!
百目鬼の弁当、作らされる事自体に抗議しなかった。
はぁ・・・
いつまで続くんだよ。
この状況。

まぁ、自分の分作るついでだから
いいと言えばいいんだけどさ。

いや、良くない!良くない!
その甘さが百目鬼を付け上がらせてるんだ!

ぁ・・・

あの子達、美術の授業の時の・・・



ぁ?



羽根?

服の柄かな?
まさか、コスプレ?
でも、さっきは気づかなかったけど。






あぁ、悪いんだけど
小銭があったら貸してくれない?
明日返すからさ。



あ、私も!



いや!



ぁ・・・



あの子、いつもと別人みたいじゃなかった?



普段、おとなしいタイプって
切れると怖いって言うよ。



やめてよ。
脅かすの。






ぁ!

ぁ?
羽根?






いひゃぁ・・・

シー・・・



四月一日!



はい!



四月一日!
ポケットの中のものを今すぐ見せなさい!



あ・・・
え・・・
あの・・・
その・・・

いや、これには深い事情がありまして
断じて連れ出そうと思ったわけじゃないんです!
勝手に着いてきちゃったんですよ!
ごめんなさい!



反対側のポケットの事よ。



え?
こいつの事じゃ無かったんですか?

もしかして・・・

2009年6月21日日曜日

×××Holic 12





×××Holic 12


この話はアニメだけの物ですが・・・

2巻でひまわりちゃんが百物語の時に話した内容を

再現・・・と言う感じになっています。


アニメ内時間では

ひまわりちゃんが避暑から帰ってくるのが

8月20日。

学校が始まるのが9月1日?

それとも、8月27日ぐらい?


という事で8月20日以後の学校が始まる前と推測されます。



ワタヌキが百目鬼くんに

助けて

と言わせる・・・これが目的だったようですが

かなり無理難題なのでは?



せっかく百目鬼君が一言言えば助けてやるなんて言ったとしても

ワタヌキの性格からして

だーれが、おまえなんかに!


と絶対に言いそうなので。


ワタヌキは百目鬼くんと一緒に居るから

アヤカシに気づくのは最後の場面ですが

貸し別荘の前に立ったとき侑子さんが・・・


なんかすごく意味深な声で、ここね・・・という。

侑子さんの事だから、絶対にあの時、気づいているはずなのですが・・・

そう言えば、まずいものに出会ったとき

下手に経などを唱えるよりも

居ない物としてひたすら無視・・・

ってのもあったような・・・



DVD ×××HOLiC 第四巻

×××HOLiC(2)


★×××HOLiC★その他の商品

2009年6月20日土曜日

×××Holic 12 3/3





×××Holic 12 3/3





うわぁ・・・
た・・・



四月一日。



ぁ・・・



言え。



百目鬼。



こ、こ、こ・・・
これ・・・
と・・・とれ・・・

ぁ?



これでも言わないのねぇ。



ぇ?

どういうこと?

い・・・



ふぅ。
壊れちゃった。
いひ。



へぇ!!!






つまり、全部、仕込みだったわけですね?!



ま、簡単に言っちゃうとそうね。



どんだけびびったと思ってるんですか!
冗談にしてはタチ悪いですよ!



と、思ったんだけど・・・
ひまわりちゃんがね・・・



ぁ?



せっかく海に行くのに
四月一日が泳げないのは可愛そうだって。



ぇ?



今回の別荘、近くに海があるからって選んだのに
四月一日、泳げないでしょ?
今頃の海は特に
アヤカシやら霊やらいっぱいだもんねぇ。



ぇ・・・



で、ひまわりちゃんに
四月一日は泳げないって伝えたの。
そしたら・・・

なんとかしてあげられませんか?

って凄く一生懸命でね・・・



ひまわりちゃんが、一生懸命・・・

おれの事を!



だから教えたの。
百目鬼くんに助けてもらえばいいって。



四月一日がちゃんと声に出して
助けてって言って
それを百目鬼君が了承すれば
一日だけなら、霊やアヤカシを寄せ付けないように
ケイヤクできるから。

ま、一日限定だけど・・・



ちなみにひまわりちゃんの対価は
昨日飲んだシャンパンよ。



ひまわりちゃんが、おれのために・・・



なんで、百目鬼に
助けてなんて言わなきゃならないんですか?!



ってなるだろうから、ひまわりちゃんが考えて
モコナが協力したの。

四月一日が百目鬼君に
助けて
って言う方法を。

でも、ちょっと懲りすぎたわねぇ。
あんまり怖かった物だから
とっさに助けを呼ぶ声も出なかったんだもんねぇ。



別に怖かったわけじゃぁ・・・



ごめんね。
四月一日君
もっと別の方法を考えれば良かったね。
それに、結局、泳げないし・・・



いいんだよ。
気にしないで。



夕食後の片付けの時に言っておけばよかった物を・・・



なんだと、てめぇ!



荷物の時でも良かったのに・・・



ねぇ!






それにしても、ひまわりちゃんが考えたの?
あの展開。



前にも百物語、やったでしょ?
そのとき、ネットで調べたら出てきた話なの。
この辺りであった実話だって。



あぁ、よくある都市伝説みたいな感じのやつね。



そ。
青い洋服を着た女の人が閉じ込められて
青いペンで
『ここから出して』って書くって言う・・・



青いペン?

あぁ、それで台所に青い花とか飾ってたんだ。
ほんと、凝ってるよね。



え?



でも、よく用意したよね。
あの紙の壁は別荘に着いてすぐ
2階に上がった時だとして
花はいつ?



知らねぇぞ。



ぇ?



壁作ったり、部屋に字書いたりはしたけど・・・
花は知らないぞ。



あの花、水が入った花瓶に活けてあったよな。

おれたちが着いた時、蛇口が固かった。
しばらくの間、使ってなかったみたいに。

でも、あの花も
花瓶も水も・・・
新しかった。

誰が用意したんだ?



まーたまた
そうやって、まだ言わそうって言うの?

そうはいきませんって。
どうせ、別荘の管理人さんかなんかに頼んで
先に仕込んだんでしょ?



ん?



窓・・・



ぁ・・・






あー、
やっと出られる。

2009年6月19日金曜日

×××Holic 12 2/3





×××Holic 12 2/3





ひまわりちゃんと隣になりたかったよ!



九軒なら向かいの部屋だろ?



お向かいより、お隣のほうがなんかいい感じなんだよ!



違いがわからん。



おまえには一生わからねぇだろうよ!



じゃぁ、わからんでいい。



むかつく!!






あなたは気づいてくれたかしら?
私に気づいてくれたかしら?
ねぇ・・・
あなた・・・
私は・・・ここに居るの。






はぁ、美味かった。



お肉の焼き加減
絶品だったわよ。



ひまわりちゃん
おかわりは?



おなかいっぱい。
ありがとう、四月一日君。
本当に美味しかったよ!



いやぁ~
そんなぁ!



おかわり。



お前は食いすぎだっつーの!
いったい、いくつ食うつもりなんだ!






ねぇ、あなた。
私はここに居るの。
ここに居るのよ。
気づいて欲しいの。
あなたを待っている私。






はぁ。
食後のシャンパンもいいわね。



美味い!



はははは。
そりゃ良かったですね。
運んできたかい、ありましたよ。

はい、ひまわりちゃんには
シャンパンのシャーベット。
ちゃんとアルコールは飛ばしてあるからね。



ありがとう。



ひまわりちゃん!
可愛すぎる!



こっちにもよこせ。



こっちは可愛くねぇ!



さて・・・
明日に備えて早めに休みましょうか?



そうですね。
四月一日君。



ん?



せっかく来たんだもの。
明日、一緒に泳ごうね?



は・・・

うん!



おやすみなさい。



おやすみ!






一緒に泳ごうね?

一緒に泳ごうね?

一緒に泳ごうね?






おい・・・



って、おれの幸せメリーゴーランドに
割り込むな!

な・・・なんだよ?



助けて
って言え。



なんでじゃ?

こんくらいの片づけで
なんでおまえに手伝ってもらわにゃいかんのだ?



あほ。



な・・・
明日の朝飯
おまえの分だけ作んねぇぞ!
こら!

こらぁ!






待ってるの。
私はあなたを・・・
あなたの好きな青い色のドレスを着て
あなたが来てくれるのを待ってる。
あなたにして欲しい事があるから。
待ってるの・・・
待ってるの・・・
待ってるの・・・
待ってるの・・・

待ってるの。






ぁ?

なんだ・・・気のせい・・・

じゃない!



隣から?

ぁ・・・



でも・・・



ここって行き止まりだよな。



行き止まりなのに
なんでこの壁ずっと続いてるんだ?
まるで、もう一部屋あるみたいに・・・

ぇ!

アヤカシか?
その感じは・・・

いや、どっちにしても
もし、ひまわりちゃんに何か危害を加えるような物だったら・・・



あいつになんか頼らなくても一人で行けらぁ!



ドアらしき物は無い。
あの引っかく音はなんで聞こえてくるんだ?

うわぁ!



つ、続いてる!



ドア?



わぁ!



ぇ・・・



ここからだして
ここからだして
ここからだして



うわぁ・・・

2009年6月18日木曜日

×××Holic 12 1/3





×××Holic 12 1/3


第十二話。
「ナツカゲ」





もうすぐ・・・
あなたが、やってくる。
私はあなたを待っている。
あなたのクツおとがする。
あなたがドアの前まで来て
私は・・・
やっと・・・
あなたに・・・
会える。






ここね。

いい所じゃない!



いひひ。
楽しそう!



うふふふふふふ。



そりゃ楽しいでしょうよ。
侑子さんとそれは
手ぶらっすからね!



それくらいの荷物でへたばっているなんて
だらしないわね。



ねぇ。



こんだけ持てば誰だってへばりますよ!



百目鬼君はへばって無いわよ。



はぁ?



ごめんね。
百目鬼君。
荷物、持ってもらって。



いや。



おれだって、ひまわりちゃんのカバンなら
10個や20個。



みーんな!
荷物は全部、四月一日が持ってくれるって!



言ってねぇ!



わかった。
持ちたいなら、持て。



持ちたかねぇよ!



ぅ!



すごいね。四月一日くん!
まだ持てるの?



はぁ・・・

楽勝だよ!

な・・・何が入ってるんだ?

だ、大丈夫だよ。ひまわりちゃん。



あほ。



なんだと!
てめぇ!



ここが、私たちが泊まる貸し別荘ですね?



えぇ。
最近、本当、暑かったでしょ?
ちょうど夏休みだし
みんなで避暑をかねてどうかと思って。



最高です!

お前はいらんけどなっと・・・と・・・と。



荷物、やっぱり重そうね?



そりゃ、こんだけありゃ・・・



助けて・・・
って言えば百目鬼君が手伝ってくれるかもよ・・・



言いません!



絶対言わない?



絶対に!



言ったほうが楽になるのに。



なりません!



やっぱ、あほだな。



二度も言ったな!
この野郎!

何かと言えば阿呆、阿呆言いやがって
だいたいなんでお前のほうが落ち着いていやがるんだよ!



さーて、入るわよ。
鍵は?



ここ!






あつい。
今日はとても暑い・・・
あなたの為に飾った花
青い花瓶の中から私を見ている青い花。
こんなに暑いと枯れてしまわないかしら?

そう、水を替えなければ。
あなたの為の、大事な花だから。






素敵ですね!



そうね。
手入れも行き届いているみたいだし。



ねぇ、上へ行ってみましょうか。



おう!



へぇ!
台所も綺麗だな。

て・・・
何よりも先にここを見ているのが
自分でもなんちゅうか・・・

けど、作るのはおれだしな。
材料も運んだしな。
自分でな。

ん。
んーーーー

あたーーー



ぁ・・・



力ねぇな。



つかんでただけだ!
ひねってねぇからな!



うわぁ~!
すぐ下が海なんですね!



そ。
せっかく夏なんだから泳がないと。
水着、持ってらっしゃいって
連絡しといたでしょ?



はい!



よかったわね?






あなたが来てくれた。
ずっと待っていた
あなたが・・・
青い花は気に入ってくれたかしら?
あなたは喜んでくれるかしら?
笑ってくれるかしら?






部屋も綺麗だ。



うーん!
潮の香りか!



うーん!
ひまわりちゃんの水着姿!
かわいいだろうな!

けど・・・
海はな・・・
出るんだよな・・・
アヤカシやら、霊やらがわんさと・・・

あー・・・
でも、でも・・・
ひまわりちゃんと泳げるチャンスなのに!

ぁ?

なんか・・・
気に・・・
なる・・・ような・・・



どこが?



い!
いや・・・



何が気になるって?



おまえが隣の部屋だって事だよ!
あー!
ひまわりちゃんと隣になりたかったよ!



九軒なら向かいの部屋だろ?



お向かいより・・・

2009年6月17日水曜日

×××Holic 11





×××Holic 11


ワタヌキがお萩を作る場面は

アニメだけの物です。


コミックスのほうでは4巻で

バレンタインチョコを作る事になります。


そして・・・

ワタヌキはひまわりちゃんにあげようと思ったのですが・・・


アニメでは、ひまわりちゃん、避暑でお出かけ。

コミックス版では風邪でおやすみ。


結局、ワタヌキはひまわりちゃんにあげる事ができなかった。



そして・・・


アニメとコミックス共通の部分が

ワタヌキが作った物を百目鬼が食べ、

座敷童女が百目鬼の中からそれを取り出して、百目鬼は昏倒。

ワタヌキはそれを座敷童女から取り返す。


たぶん、放送時期が夏だったのでバレンタインではなく

お中元としたのだと思われます。

(実はリアルで放送されていた時期を知らないので)

でも、ここに出てくる座敷童女って・・・

やっぱ天然?

それに比べ、雨童女はすごく強引という印象。


私はどちらも好きですけど。


DVD ×××HOLiC 第四巻

×××HOLiC(4)






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2009年6月16日火曜日

×××Holic 11 3/3





×××Holic 11 3/3





ぁ・・・



大丈夫・・・ですか?



うん。



何で助ける?



悪い奴なのに!



泣かせたのに!



そうだ!そうだ!



なんで?なんで?



この人は悪くないの!



はぁー!
待て!待て!
こらぁー!



あのぉ・・・



はい。



とりあえず・・・
ありがとう。



ごめんなさい。
わたし・・・
このお萩を渡したかっただけなんです。



うん。
でも、渡す相手の魂ごと奪っちゃったら
元も子もないよ。



え?



え?って・・・

それを百目鬼に渡したいのに
あいつを昏倒させちゃ駄目だよって・・・
意味なんだけど・・・



ぁ!
違うの!

私が・・・
渡したかったのは・・・
あなたです。



え?



え?



お中元です。



え?



え?
じゃないでしょ!
四月一日 君尋!



え?



まったくもう!
やっぱり間違えてた!



ぁ!

雨童女!



うん!

鈍感!



ぇ?



こんなのの、どこがいいんだか?



ぇ?
なに?



全然、違うってば!



違うって?



お中元ってのは
日ごろ世話になっている人に贈り物をして
恩を売っておこうという人間界の習慣の事。
好きな人にプレゼント渡すのは
それはまた別なのよ!



ぇ、え・・・!
やだ・・・うそ・・・



そそっかしいというか
なんと言うか・・・
どっちも、どっちだけど・・・



え?
なに・・・?
何なの?



間違えてごめんなさい。



雨童女と知り合いって事は・・・
きみはいったい・・・



座敷童女よ!



え?
座敷童女?!



この子がこんな人間の多い所にくるのは
珍しいのよ。
悪意とか邪気に弱いからね。
いつもは霊気の強い山奥に避難しているんだから。
烏天狗たちと一緒に。



へぇ~。
じゃぁ、あいつらが烏天狗?



そう。



モコナ!
もう、よせ!



了解!



さぁ、用も済んだし
そろそろ帰りましょ。



ぁ・・・



ほら、あんまり長いと良くないよ。

じゃぁね!
四月一日 君尋!



うん。






お疲れ。
どうだった?



バイバーイ!



なんか背中に変な羽の生えた
空中暴走族みたいな烏天狗が
スノボ乗って出てきて
雨童女まで出てきて・・・

それから、あの子がこれを・・・



キャー!
けなげね!
愛しい四月一日に
一口でもそのお萩を食べて貰いたかったんでしょうね!



はぁ。



こーの
色男!
かわいい座敷童女ちゃんにお萩なんか貰っちゃって
やる、やる!



いやぁ・・・
いやぁ・・・えへへへ
まいったなぁ。



男前!



って、これはもともと
おれが作ったお萩じゃないすか?



そうよ。
そのお萩は
アヤカシを視る力を持つ四月一日が作って
それを祓える百目鬼君の中に一度取り込まれたお萩。

座敷童女の愛情がこもった
特別なお中元ってわけね。



あれ?
なんか納得いかないんすけど。



さぁ、それ早く
百目鬼君に戻しましょ。



そうだ!
おれ、結局これ食えねぇじゃないすか!



お腹の上にそっとかざして。



あの子、おれにくれたんだけどなぁ・・・



ぁ・・・



どうも。



あ、どうも。

ん?
あ?



助けがいのない反応だな。



頭いてぇ。



たんこぶ!



あのね、いまさっきねぇ
四月一日がかわいい女の子からお萩もらったのよ!



お萩?



あのなぁ!
おめぇが食ったんだろうが!



話が見えん。



詳しく聞く?



えぇ。



ぁ?



実はね・・・



おう。



かくかくでね、しかじかでね・・・



へぇ。



かようかよう、だったんだけどね。



なんと!






残暑お見舞い
申し上げます。

まだまだ暑い日が続きそうですね。
お互い夏バテには
気を付けましょう。
アルバイト、頑張ってね。

九軒ひまわり



ひまわりちゃんから届いてたんだ!
でも・・・



壱原侑子様
四月一日君尋様

九軒ひまわり



なんで、おれのは
侑子さんと連名なのかな?



氷と水が無いわよ。



頑張ります。

2009年6月15日月曜日

×××Holic 11 2/3





×××Holic 11 2/3





隣、どうぞ。



ぇ?
え・・・あの・・・



あぁ。
いいの、いいの。
気にしないで。

では、お邪魔虫は退散します。
じゃ。



ぁ?



待ってください。
あ、ごめんなさい。

でも・・・
あの・・・
その・・・



あの?
おれは居ないほうがいいのかなって?



いえ、そんな・・・
違います。

あの・・・



あぁ、要するにぎこちない二人のための潤滑油が
必要だと・・・
わからないでも、ないか。



ん?



こ い よ!



あの・・・



あぁ、ごめんね。
こいつ、そんなに悪いやつじゃないんだけど
ちょーっと無愛想で、無神経で、鉄面皮で・・・
自分勝手で、冷酷非情で。目つきが悪いだけなんだよ。

大丈夫、大丈夫。
おれの事は居ないものと思ってお気になさらず・・・



ひ!
すみません。
お話中・・・だったのに・・・
お邪魔しちゃって。



あーぁ。
ちゃんと返事してやれよ。
ほんとに愛想ねぇな。



私、慌ててしまって
大切な人に渡すお中元・・・



お中元?



ぁ?



えぇ。
お中元。
持ってくるのを忘れてしまって・・・



でも、ありました!



は!



ここに。



ぁ!



うふふ。



ぁ!



わぁ!
すごく美味しそうなお萩!



だぁ!
百目鬼!
おい!
百目鬼!

どう・・・なってんだ?



ぇ?
は?

あの・・・
その・・・

あたし、ただ・・・
お中元・・・
わ・・・渡したくて・・・



ちょっと、待って・・・



飛んだ・・・

普通、飛ばねぇよな?
女の子は?

って事は、あの子は・・・



人間じゃないわよ。



うわぁーー!!!



ゴン!



ぁ・・・



いい音したわねぇ。



あーらら。
見事に魂、抜かれてるわ。



魂?
って事は、このままにしておいたら
百目鬼は・・・



このままよ。



やっぱ、あの・・・
おれが居たからなんすか?
あの子?



そうね。
あの子はそうそう逢える者じゃないわ。



つーことは、やっぱり
おれのせい・・・
なんすかね?
これ。



うん。



どうすりゃ、もとに戻りますか?



教えてあげてもいいけど
高くつくわよ!



う・・・
く・・・



バイト代につけといてあげる。



だぁー!!!



ぁ?



えーー!



でけぇー!



素敵よ!
モコナ!
かっこよすぎ!



四月一日。
この鳥に乗ってあの子を追いかけなさい。



え?
これで?



つべこべ言わずに乗れ!



だから、侑子さんが非常識なのはいつもだけど
これはどうよ?
ほどがあるだろ?



四月一日!



ぁ?



今日中にあの子が百目鬼君から奪った物を取り返さないと
彼はずっと眠り続ける事になるわよ。



ん・・・



行くぞ!



え?



は!



百目鬼君はあたしが見ていてあげる。
モコナ!
四月一日をよろしく!



ラジャー!
了解!






うわぁ!
高っけぇ!
本当に飛んじゃってるよ!
ハリウッド映画みたいだよ!
おれ!



ワタ!
ぼさっとするな!
女の子、捜すんだろ?



わかってるよ。



はいやー!



だから高けぇって!



高いほうが探しやすいだろ?



高すぎだっつの!



ひゅー!



おまえも、結構楽しんでんじゃ?
それに・・・
探すって言ってもな・・・
あの子がどこに居るのか?

ぁ!



居た!



モコナ!
あれだ!



ん?



あそこ!
月の中!
追いかけてくれ!



つかまってろ!






きみ!
ちょっと待って!



ぁ!



あぁ、怖がらないで!
あの、おれ
決してあやしい者じゃ・・・



説得力ないなぁ。



おまえらが
その主たる原因の一つだって事に気づけ!



あの子
行っちゃうぞ!



だから早く追いついてくれって!



待てったら!



囲まれた!



なんだ?
こいつら?



てめぇ!
あの子を泣かせたな!



ぇ?



あの子を泣かせた!



泣かせた!



悪い奴だ!



悪い奴!



悪い奴は・・・
バチをくれ!



おとなしく・・・



バチを・・・



くらえ・・・!



そんなもん、当たったら
痛いだろうが!



おまえ!



反省が足りん!



どぁーー!



振り切ったか?



うわぁー!!
また来た!
また来た!
また来た!



任せろ!



バチを・・・!



くらえ!



モコナすげぇ!
やるじゃん!



おーとっと。
もーっとほめていいぞ!



何、手綱放してんだ!
黒饅頭!



いまだ!



わぁ!
取れない!



バチを・・・
くらえ・・・!



へ・・・
しまったぁー!



ワタ!



あぁ・・・!

2009年6月14日日曜日

×××Holic 11 1/3





×××Holic 11 1/3


第十一話。
「コクハク」





へっへっへっへー。
どうだ!
百目鬼!
この野郎!

なんだ!
その三白眼は!

いつも、いつも
すわった眼しやがって!

はぁ。

うまい・・・
うますぎる・・・






へぇ!
暑い、暑い!
こんちわーっす!



うっ!



お待ちしておりました。



ましたー。
ましたー。



おーはーぎー!



うわぁ!



おはぎだ、わっしょい!
おはぎだ、わっしょい!



その前に何かいう事あるだろ?!



ナイス、お中元よ。
四月一日。



普通、お中元ってのは
早朝5時に人をたたき起こして要求するもんじゃないっすよ。



普通ってなぁに?
誰にも迷惑かけないなら
普通じゃないって事に問題なんてないわ。



じゃぁ、俺には迷惑かかって無いって言うんすか!



いやぁ~ん!
四月一日が怒った!



怒った!

四月一日が怒った!



怖ーい!



ご開帳!



うわぁ~!



初めて作ったから味はわかんねぇっすよ。



う~ん!
美味しぃ!



美味しぃ!



さすが四月一日。
憎いね。
色男。



顔は関係ないと思いますけど。

はい。
お煎茶。
渋めに入れました。



うーん。
でもね・・・
お中元に芋焼酎が届いちゃっているのよね。



結局、飲むのかよ!



あんこ、うま、うま~。



関東は粒餡
関西は漉し餡らしいっすよ。



どっちも美味しいよね~。



春は牡丹餅
秋はお萩と
季節で名前も変わるそうで。



牡丹餅。

お萩。



まぁ最近は一年中、お萩って言うらしいですけどね。



なんで、お盆やお彼岸にお萩
食べるんっすかね?



昔から、小豆の赤い色には
災厄よけのまじないの効果があると信じられていて
それが後に先祖供養と結びついたのね。



ふーん。
なるほど。



ワタ。
ご馳走様。



え?
って、おい!
もう全部食べちゃったの?



四月一日の分はそこに残しといたわよ。



え?



お一つ、どうぞ。



あぁ、いいんすよ。
俺、作りながらつまんでたんで。



そう?
それなら四月一日が食べて欲しい子に
おすそ分けしたら?
お中元の時期だし。



食べて欲しい子?

そうだ!
ひまわりちゃんに逢いに行く絶好の口実になる!



おすそ分け!
おすそ分け!

ひまわりちゃんに、おすそ分け!

行って来まーす!



と言ってもうまくいかないのが
人って生き物
なのよねぇ~。






ピンポーン。
ピンポーン。


変だな?
ひまわりちゃん、お昼寝でもしてるのかな?

それともお風呂にでも入っているのかな?
シャワーかもしれないな。

今日は暑いからな。
あ、ジグソーパズルにでも熱中してて
手が離せないのかな?

まさか、百目鬼の野郎と一緒になんてこと無いよねぇ?



ひまわりちゃーん!



何?
あれ?



みーちゃん!
まーくん!
こっち、いらっしゃい!



予定では・・・






うわぁ~!
美味しそうなお萩!
これ、四月一日くんが作ったの?
上手!
食べてもいい?



もちろんどうぞ!
是非!






美味い。



え~?
ほんとに?



うん。



だーーー!!!
おれが愛情こめて作ったお萩が
百目鬼に奪われた!

吐け!
すぐ吐け!



何やってたのか知らんが
通報されるぞ。



うるせぇ!
童心に帰って傷心を癒してただけだ!



おおげさな奴だ。



黙れ!
小豆の赤い色には
災厄よけのまじないの効果があるって信じられて
だから、最後の1個は
ひまわりちゃんに食べて欲しかったんだ!

って、聞いてんのかよ?!



九軒、二十日まで軽井沢から帰ってこないんだろ?



え?



今朝、届いた。



え?



葉書?



残暑お見舞い
申し上げます。

毎日暑いね。
私は今、軽井沢にいます。
帰りは20日になる予定です。。
お土産があるので
帰ったら連絡します。
では、また。

ひまわり



ひまわりちゃんの字だ!



来て無いのか?
おまえの所には?



来てるよ!
来てるに決まってるだろ!



そうか。



来てねぇ。
なんで百目鬼にだけ
ひまわりちゃんの残暑見舞いが来るんだ?
年中、女子から手紙とか貰ってやがるくせに!



なんで?
なんで、こんな鉄面皮がもてるんだよ?



ぁ?



ほたる。



いつの間に・・・



きゃぁ!
ぅ・・・



なんだ?



さぁ。



ん?



あ、
あぁ、あぁ。

ち。
百目鬼のファンかよ!

こんな冷酷非情な奴のどこがいいんだか?



あのぉ・・・



ぁ・・・ぇ・・・



おれ、もう帰るんで
隣、どうぞ。



え?

2009年6月13日土曜日

ツバサ・クロニクル 11





ツバサ・クロニクル 11


この話はコミックス版3巻4巻に対応しています。


小狼が偽物さくらを見破るのに

さくらが小狼という。

しかし、小狼は

姫は自分のことを、もう小狼とは呼んでくれないと。


記憶をなくしてからのさくらは

小狼くんと呼んでいる。


なんとも言えない台詞だなと・・・


そして羽根が戻り、さくらが取り戻した記憶が

お誕生日の日にからっぽの椅子に話しかけていたり

小狼が来てくれて嬉しいというであろう場所が

小狼の言葉が消えている。



これが侑子さんに渡した対価の結果。



たぶん、普通の人がある場面を忘れていて

あそこに誰かが座っていただろうと思うとき

霧の中みたいな感じでいるのだろうけれども


このツバサの中では空っぽの椅子に話しかけている。


これが、せつないですね。


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2009年6月12日金曜日

ツバサ・クロニクル 11 3/3





ツバサ・クロニクル 11 3/3





あなたの出番は、まだ先みたいよ。
でも・・・
目覚めるのが、あなたのためになるのかは
わからないけれど・・・






さぁ、みんな!
今日は領主を倒した祝いの宴だ!
どーんと盛り上がっていこうぜ!



おう!



本当に、ありがとう。
領主をやっつけてくれて。



おれは、何もしてないよ。



あの、城の秘術がとけなかったら
ずっと城には近づけなかった。
だから、小狼たちのおかげだ。



いや・・・
本当に、おれは
何も・・・



黒ぴーも大活躍だったよね。



まぁな。



うん。
屋根を直してくれて助かった。



そっちかい!



うふふ。



羽根が戻ったおかげでさくらちゃん
前より明るくなったみたいだね。



はい。



そうそう。
春香ちゃんに貰った薬
よく効いたよ。



母様から作り方を教わった薬なんだ。
私にはまだまだ無理だけど
でも、頑張って
母様に恥じない術師になる!



なれるわ。
きっと。



はぁ・・・
うん!



やっと・・・
街に入れた!



う。
誰だ?



密偵衆です。



はぁ?
そんな馬鹿な。
政府から使わされる密偵衆が
こんな子供のわけが・・・



水戸黄門だ!

ねぇ、ねぇ。
どっちが助さんで、どっちが格さん?
うっかりの弥七は?
かげろう娘は?
風車のお銀は?



なんの話だ?



さぁ?



じゃぁ、ぱーっと見せる印籠は?



これの事ですか?



それは、密偵衆の紋章!



葵のご紋じゃない。



こいつ・・・
何一人で
盛り上がったり、盛り下がったりしてんだ?



そういうお年頃なんだよ。



ほ・・・
ほんとに子供だったんだ。



領主は突然手に入れた力のほとんどを使って
この街に結界を張っていたようです。



その結界によって
秘術の力を持つものは
誰一人、街に入ることが出来ませんでした。



でも、結界が消えて・・・



やっと、ここに来る事ができました。



遅くなって本当に申し訳ありませんでした。



この傷・・・
街に入ろうと一所懸命頑張ってくれたんだな。



あなたたちのご苦労やつらさに比べれば
何ほどのこともありません。



来てくれてありがとう。



非道な手段で領主となったものは
居なくなったようですね。



新しい領主を決めなくては。



新しい領主は要らない!



ぇ?



この蓮姫(リョンフイ)はみんなで力を合わせて
どこよりも美しい街にするんだ!



おう!



ぁ?



一つ、聞いてもいいですか?



ぁ・・・
ぇ・・・



旅人であるあなたたちが
なぜ、命をとして街を救ってくれたのです?



みんなで、花がたくさん咲いている
素敵な街にしていこう!



さぁね。
なんでだろうね?



しるか。



後のこと、頼みます。






ありがとう。
春香。
もう、おれたちは行かなければいけないんだ。



そんな・・・
一体どこへ行くんだ?

ぁ!



モコナもどきもどっきどき!
ぷう!



なんだ?
なんで、あれ
羽根が生えたんだ?

ぁ・・・
まだ、来たばかりなのに・・・



やらなければならない事があるんだ。



元気でね。
春香。



ぁ・・・



ぱぁ!



さくら・・・

小狼・・・



また会おう。
いつか・・・きっと・・・



ありがとう。
みんな。

2009年6月11日木曜日

ツバサ・クロニクル 11 2/3





ツバサ・クロニクル 11 2/3





きっと、おまえの母親は・・・



おまえが殺したんだ!
この街を守ろうとした母様を。
母様が言ってた。
どんな力を使っても
失った命は戻らないって。

どんなに恋しくても・・・
どんなに会いたくても・・・
もう、母様には会えないんだ。






でも、忘れないで。
母はいつでも、あなたの傍で見守っているから。






それなのに・・・
それなのに・・・

そんなたわごと・・・



春香・・・
仇を討ちたいか?



あぁ!



それで気が済むならいい。
けれど
この男に、春香が手をかけるほど価値があるか?



う・・・






秘術とは
人に幸福をもたらす力。






こんな奴・・・
殴る手がもったいない。



うん。



く・・・
来るな!

さ・・・
触るな・・・



おう・・・

い・・・
い・・・



そこまでだ。



ふふふふふふふ。



ぁ!



う・・・
う・・・



そのお姉さんなら信用しても大丈夫だよ。



この男は、私が預かる。
ゆっくり礼をせねばならぬ。



う・・・



よくも私をこんな城に閉じ込めてくれたな。
我が、秘妖(キイシム)の国で
息子ともども、最高のもてなしをしてやろう。



いやだ!



春香とやらはおぬしか?



そうだ。



おまえの母はよい術師だった。
この領主の卑劣な罠によって亡き者となったが
私との戦いで己を磨き
お前が成長して自分をもしのぐ術師になることを
楽しみにしていると言っていた。

強くなれ!
春香!

亡き母のように
私と秘術で競えるほどな。



やる。
絶対に。



ふ。



やだ!

やだ!



では、またな。
かわいい虫けらども。



いやぁー!



ぁ・・・






お、おう!






終わったな。
これで。



えぇ。



おう!



ありがとう!






ぁ・・・






お誕生日、おめでとうございます。
さくら姫。



ありがとうございます。
雪兎さん。



これぐらいじゃ足りないんじゃないのか?
この大ぐらいには。



こんなに一杯食べられないもん!



いいや、軽いだろ?



兄様、嘘ついてるんだよ。
こんなに食べられないの!
ほんとだよ!



どうだか?



王子!
さぁ、せっかくの料理です。
頂きましょう。
料理長が今日の焼き菓子は自信作だと
言ってましたよ。



誕生日だから特別に腕をふるったって
言ってたしな。



本当?
お城の料理長が作ってくれるお菓子
本当に美味しいの!

あのね・・・
今日、来てくれてありがとう。
あたし・・・

あたし、誕生日に・・・と居られて
本当に、本当に嬉しい!

うふ。






どうして・・・
誰も・・・
居ないのに・・・



羽根、また一つ・・・
取り戻せた。






これから、別の世界に住む人のところに
あなたたちを送ります。



さくら・・・






さてと・・・
行きますか?
魔女のもとへ。






な、何をしやがる!



あなたは強くなりたいと言った。
でも、もはやわが国には
あなたより強い者はおりません。
それゆえ、あなたを異界へ送るのです。



て、単なる厄介払いだろうが!
うわぁ・・・



では、元気でお過ごしくださいね。



てめぇ!
覚えてろよ!






異世界へと渡る力を持つものは
既に存在する。
だが、あの玖楼国(クロウコク)
地中深く埋まったものは
それを遥かにしのぐ力だ。

今、はぐくまれつつあるのは
世界を変えることが出来る力。
その力を得るために
長い時間をかけてきた。
ふ・・・



必ず、手に入れる。

2009年6月10日水曜日

ツバサ・クロニクル 11 1/3





ツバサ・クロニクル 11 1/3


選ばれたアシタ。





出でよ。



おう。



あれは・・・



この街の者たちだ。
身の程も知らず、わしの城を攻めてきたので
秘術をかけてやった。
いまや彼らはわしの思うままに動く
兵隊となったのだ!
この者たちを倒せるか?

小僧!
ふふふふふふふふふ。
うはははははははは。



おまえが街の者どもを攻撃したら
その痛みを何倍にもして
あの小娘たちに味合わせてやるぞ。



助けて!



やれ!



ぁ!



反撃してみろ!
小僧!



どうした?
もう終わりか?



く。



小狼!



うわっ・・・






ほらほら、急いで
黒ぽん。



後ろ走ってて言ってんじゃねぇよ!






あっ・・・
う・・・



やはり、この羽根がある限り
わしは無敵だ。
うはははははは。



小狼!
小狼!
しっかり!



助けて!



助けて・・・
小狼!



ぁ・・・






あのね、これから小狼君のことを
小狼って呼んでもいい?



ぁ・・・



ね、小狼!






小狼!
出せ!



ぁ!



ぉ!



あれは秘術か?



なんだと?



あの二人は偽物だ。



な、何を言っている?
あれは確かに・・・



今の・・・
姫は・・・

もう、おれを・・・
小狼とは呼ばない。



あ・・・
遊びは、終わりだ!



おぉ!



わぁ!



小狼!



いえーぃ・・・



さぁ、おまえたち。
さっさとこの小僧を始末してしまえ!



みんな!



ぁ!



目を覚ませ!






あれは・・・






おぉ・・・



な、なんだ?



どうして、おれたち
こんな所に?



春香!



あ!さくら!



おれも、おまえたちも
みんな秘術で操られていたんだ。
でも、春香のおかげで
正気を取り戻せた。



私一人じゃない。
母様もだ。
この鏡は母様から貰った秘術道具なんだ。



なんだと?



私の力はまだ弱いけど
でも、この鏡にかけて
もう、おまえなんかに
街のみんなを自由にはさせない。



く・・・
この・・・



みんな、むこうに兵隊が集まっているわ。



わかった。

ここは、任せた。



うん。



行くぞ!



おう!






うー。
ひでぇめにあった。



それは気の毒にのう。



え?

そ・・・
その声は・・・
い・・・



ふふふふふふふ。






おう!
やってるね・・・



二人とも!
遅い!



ごめんね。
こっちもいろいろあったんだよ。



羽根を・・・
返せ。

それはさくら姫の記憶だ。
返せ。



小狼くん・・・



ん・・・
待て・・・

これを使えば
春香の母親を生き返らせえる事ができるんだぞ。

だが、わしを倒せばそれもかなわぬ夢。

どうだ、春香よ。
母が恋しかろう!
母に会いたかろう!
この、強大な力を使えば
きっと・・・

2009年6月9日火曜日

ツバサ・クロニクル 10





ツバサ・クロニクル 10


この話もコミックス3巻に対応しているのですが・・・


街の人が領主の所へ行こうという場面と

春香のお母さんが、さくらにのり移り

秘術の鏡を渡す場面はアニメだけの物です。



街の人が領主の所へ行くと言う場面は

コミックスのほうでは、城で領主に街の人が操られて

小狼を攻撃しようとする場面しか出てきません。



この辺りが、アニメでは膨らませてかかれています。



そしてアニメ独自の場面。



さくらにのり移った春香の母が

枯れ木に緑を・・・

と言う場面、鏡を手渡す場面などは私自身、好きな場面です。




DVD ツバサ・クロニクル 3

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2009年6月8日月曜日

ツバサ・クロニクル 10 3/3





ツバサ・クロニクル 10 3/3





秘術とは人に幸福をもたらす力。



決して私利私欲のために使ってはならない。



えぇ。



そうか。
私は秘術の力で領主を倒す事ばかり考えていた。
でも、それは違うんだ。
私の力は、誰かを幸せにするためにあるんだ。



さぁ、もう一度。



出来た。



春香。
手を。



ぇ?



これは?



母からの贈り物。
秘術の鏡です。



秘術の鏡・・・



それを用いて人々に幸福をもたらすのです。
いいですね?



はい。



わたしはそろそろ行かねばなりません。



母様!



春香。
これでお別れです。



いやだ!
母様!
もっと一緒に居たい。
ずっと私の傍に居て!



それは出来ません。



なら、いつか必ず、私が秘術で母様をよみがえらせてみせる。



それは、かなわぬ願いです。
たとえどんな力を使っても
失われた命は決して戻らない。
だからこそ、命は尊いのです!



ぁ・・・
ぁ・・・



でも、忘れないで。
母はいつもで
あなたの傍で見守っているから。



ぁ・・・
ぁ・・・



さようなら。
春香。



母様!






お城に行くの?



うん。



そうだ。



なーんだ、おまえか。
脅かすな。

どうした?



領主様のご命令だ。
一緒に来い。






ここか。
モコナ。



うん。
ここ、不思議な力
一番強い。



ついに、見つけた。



ここ。



ぁ・・・

さくら・・・
春香・・・

ぁ・・・



めきょ!
さくらの羽根だ!



やっぱりここだったのか。



わしの秘術を破るとは
やはりおまえたちは
政府の密偵衆か?



降ろせ。



政府にわしの事が伝わったのか。
いや、たとえそうだとしても
これがあれば密偵衆を倒す事も可能・・・

ぉ!



二人を降ろせ!



ぅ・・・



うわぁ!



小狼!



わしに指一本でも触れてみろ。
あの二人の命は無いぞ。

出でよ。



おう!



あれは!



この街の者たちだ。
身の程も知らずにわしの城を攻めてきたので
秘術をかけてやった。
いまや彼らはわしの思うままに動く兵隊となったのだ。
この者たちを倒せるか?
小僧!
ふふふふふふふふ。
わはははははははは。

2009年6月7日日曜日

ツバサ・クロニクル 10 2/3





ツバサ・クロニクル 10 2/3






おまえ、蹴り技を使うようだが
傷を負った足をかばって
おれ様に勝てるはずがないだろ?



かばったりしない。



ん。
なんだと?



どこを怪我していようが、関係ない。
やると決めた事はやる。



うわぁー!

あぐ。



それだけだ。






ふふふ。



ぁ!



なかなかの策士だな。



俺は雨が嫌いなんだよ。
だから
さっさと止めろ!
てやぁ!






おぅ!
まさか・・・
あの秘妖(キイシム)が破れるとは!
息子は・・・

こ、これは・・・






おれが負けるはずがない。
蓮姫(リョンフイ)の領主の
親父様の秘術のち・・・力は・・・
まて・・・






おぉ・・・






小狼の勝ち!

わーい!






そうだ・・・
やつらを使えば・・・






また妙なことをしやがったら

ぁ・・・



てめぇ、次は何の術をかけやがった?



今のは礼だ。



ぁ?



私は額にあった秘術の石によって
領主に囚われていたのだ。



なるほど。
それを黒ぽんが壊したんですね。



これで私は自由だ。
あの馬鹿な親子より
よほど気骨がある童たちの行く道を
ふさぐ気も無い。

ふ。



どうしたんです?



また卑怯な手を使おうとしているな。
あやつ。






ぁ!



領主だ!



愚かものども。
我が秘術の恐ろしさを知れ!



ぁ!



ふふふふふ。






街は領主のせいで
すっかり変わってしまった。



ぁ・・・



でも、こうして街外れまで出てくれば
懐かしい風景が残っているのですね。



何を言ってるんだ?
さくら。
おまえ、この街に来たのは初めてだって。



春香・・・



ぁ・・・



か、母様・・・



母様!



母様・・・



逢いたかった。
春香。






あの小僧どもにこれ以上
好き勝手はさせん。
その為には・・・
よいな。



仰せのままに。






でも、どうして母様はさくらに
魂を宿らせる事が出来たんだ?



それは
領主が私の魂を門の中に封じたからです。






わしにたてついた者は
弔う事すら許されぬ。



母様!



おまえの母の魂は
天にも召されず
地にも眠らず
不毛なる異世界を永遠にさまようのだ!



母様!
母様!



これで邪魔者は消えた。
もう、この街はわしの物だ!
わはははははは。






門の中に封じられた私は
特別な力を持った
神の愛娘が来る日を待ち続けました。
そして、やってきたのが
この少女でした。






ぁ・・・



神に愛でられし娘よ。
さぁ、行くのです。
愛すべき人とともに
帰るべきその場所へ。



姫!






ここは・・・



覚えていますか?



忘れるはずが無い!
ここは、母様が私に扇の秘術を見せてくれた場所だもの。



秘術道具が無いのに・・・



道具はあくまで秘術の力を強める物。
さぁ、春香。
あなたの力を母に見せてください。



うん。



ぁ・・・



ん!



どうしてだ?
どうして私は母様みたいな力を出せないんだ?



それは、私が言ったことを忘れているからです。



ぁ・・・



思い出すのです。
あの時の私の言葉を。



母様の言葉・・・



ぁ・・・