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2009年7月16日木曜日

ツバサ・クロニクル 15 1/3





ツバサ・クロニクル 15 1/3


信じるココロ。





私、記憶があまり戻っていないから
誰かに疑われる事、慣れてなくて・・・



大丈夫です。



え?



おれは姫を信じます。



ありがとう。



かつて、この地方に住んでいた者たちは
沈黙を美徳とし
肝心なことは言葉にせず
胸にしまうことが多かった。



ぁ・・・



ためらうことはありません。
それは元より、あなたの物だから。



ぁ・・・






全ての事件の黒幕は
あなたですね?
カイル先生?



小狼くん。



やっと真実を見つけました。
子供たちと、さくらの居場所を教えてください。



私が子供をさらった犯人ですって?
何を勘違いしてるんです?
私はあの子を心配して後をついて来ただけです。



こいつか?
こいつはな・・・



モコナ108の秘密技の一つ。
超変身なの!



ぁぁ・・・



お手柄だったね。
モコナ。



えへへ。



先生が催眠術をかけたのは
街の自警団の人たちが守ってくれています。



催眠術?
何の事です?



先生が催眠療法を使うことは
街ではみんな知ってますよ。



むむむ・・・



先生の診察記録と
グロサムさんの作った失踪リストを
照らし合わせてみました。

姿を消した子供たちは、その数日前に
必ず先生の催眠療法を受けていました。






黒い鳥・・・






あの時、子供は空を指していたのに
鳥は飛んでいませんでした。






さ、こっちへおいで。






あなたは子供たちに暗示をかけていた。
足跡が残らない雪の日に
居もしない鳥を追って
子供たちが自分で姿を消すように。



むむむ・・・

ちょっと待ってください。
そもそも、その子供たちの失踪リストという物は
信用に値する物なのですか?



それは私が保証しよう。



ぅ・・・

グロサムさん。



あのリストは
私が自ら被害にあった家を一軒一軒
訪ね歩いて作ったのだ。

そして、この方たちに
国の歴史書と共に貸し与えた。



グロサムさんの所にも
あの歴史書があったのですか?



なぜそんなに驚く?



そりゃ困るよね。
都合の悪いページを抜いたほうを
オレたちに渡してたんだから。



とんでもねぇ野郎だぜ。



先生、違うよな?
先生が子供たちをさらったなんて
嘘だよな?
違うよな?
嘘だよな!
先生!



ふ。ははは。
ははは。

そうさ、私が子供たちを集めたんだよ。



先生!



なぜそんな事を?



あの城に
私の求めるものがある。
それを取り出すことができるのは
子供だけだったからだ。



・・・
そんな事のために!



そんな事?



あれの力を知らないから
そんな馬鹿が言えるんだよ。



それは、さくらの羽根の事ですね?






ぁ・・・



みんな何処に?



休息の時を迎えたのです。



え?



ここは、かつて子供たちを保護した施設ですから。
みんなに不自由な思いをさせる事はありません。



それじゃぁ・・・
みんなを連れて帰らなきゃ!



あなた一人では無理です。



だったら、小狼君たちを呼んできます。



では、私が城の外まで案内しましょう。



はい。



さ、こちらへ。






なぜ私に目をつけた?



それは・・・






グロサムさんは、伝説に登場する
さくらさんの羽根を狙っているそうです。






誰も話していないのに
先生は羽根がさくらの物だと知っていた。
子供たちと、さくらの居場所を教えてください。
それと、もう一つ・・・



うぅぅ・・・



先生にさくらの羽根の事を教えた者が
誰なのかも。



う・・・
えい!
えい!
えい!



水の上を走ってる!



いや、よく見ろ!



行きましょう。



姫、今、行きます。






小狼くん・・・

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