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2009年8月5日水曜日

×××Holic 19 1/3





×××Holic 19 1/3


第十九話。
「リフジン」






ふぅ。
しっかし、片付けても、片付けても終わらないな!
いつもちゃんと整理整頓しないから
年の瀬になって大変な思いするんですよ。
ねぇ、
侑子さん、聞いてますか?!



うん?
別に大変じゃないわよ。



うん。
全然大変じゃないな。



大変じゃない!

大変じゃない!



真昼間から何、してるんですか?



何って・・・
月が出たら月見酒。
雪が降ったら雪見酒・・・
よく言うでしょ?



はい、はい。
言います。
言いますとも・・・
はぁ・・・ぁ。



ったく!
何かと理由をでっち上げて飲むんだから。

うわぁぁぁ!

ぁ?



侑子さん!
こんなもん、見つかりましたけど・・・



あぁ。
そう言えばそんな物もあったわね。



あったなぁ。



懐かしいわねぇ・・・



あの頃を思い出すよなぁ・・・



遠い目をするな!
中、見ますよ。
しょうもない物だったら・・・
処分しますからね。



別にいいけど、たぶん・・・



あれ?



無理、無理。
それはある条件が揃わないと
開けられないのよ。



条件?



それより、熱燗、お代わり頂戴。



お代わり!

お代わり!



こっちは麦焼酎、お湯割りな!



お湯割り!

お湯割り!



焼酎は多めで、梅干中に入れないで
別で持ってきて。



梅干!

梅干!



肴もお願い。
湯豆腐なんてどう?



湯豆腐!

湯豆腐!



おつだねぇ!



つーか
まだ大掃除の最中なんですよ!
どんだけ人使い荒いんすか!



しょうがないでしょ。
人生、諦めが肝心よ。

じゃ、湯豆腐大至急ね。



うわぁ!
理不尽だ!






うわぁ!
なんだかんだ言って
結局今朝まで降り続いていたもんな。



ん?



四月一日君!
もしかして、それってラブレター?



そんなこと、あるわけ無いよ。
ありっこない。
ありっこない。



だぁ!



ハズレ!



ちから抜けるわ。



あれ?
裏になんか書いてある。



え?



とっても楽しい事を思いついたので
学校帰りに公園に集合すること。
百目鬼君とひまわりちゃんも連れてきてね。
侑子。



なんだ、これ?



侑子さんから?



うん。
でも、怪しいよな。
だいたい侑子さんの我がまま、最近
ひどくなる一方だし。

これもどうせ、侑子さんお得意の
悪巧みなんだろうな。



どうせ
とは何よ!
侑子。



うわあぁ!
聞こえてんのかよ?



面白そう!
行って見ましょう!



ぇ?



ね?



おう。



え?!






なんか悪い予感するな。



市立第三公園。



ん?
あれ?
モコナ。



よ!
四月一日!

四月一日と書いて
ワタヌキ!



今さらそのネタかよ!
しかも、それがまるで
おれのフルネームかのように呼ぶな!



もしかしてモコナちゃんも
侑子さんにここに来るように言われた?



まぁな。



偉そうにするとこか!

ん?

あれ?
なんでこんな所に?



四月一日くんの知り合い?



うん。



はじめまして。



どうも。

まったく、こんな所まで付き添う事になるとはね・・・



ぇ?



あ!



あ、あの・・・
すみません・・・
この間、これ・・・
忘れてたから・・・



それは百鬼夜行の時に無くした。
わざわざ、このために来てくれたの?

ごめんね。
ありがとう。



そんな・・・
いいんです。



はーい!
みんな、集まっているわね。



侑子さん!
まだ、雪積もっているのに
公園に人集めて、何するつもりなんですか?



いい質問ね。
ずばり!
雪合戦よ!



イェイ!



はぁ?



雪合戦、イェイ!
ホ!



嫌ですよ。
この歳になって雪合戦なんて。



やーね。
雪合戦に歳なんて関係ないじゃない。
それに・・・
遊びは大人だからこそ楽しいものもあるのよ。




こ、こ・・・
これは大人の遊びにつながるんですか?



いいえ、全然。



たぁ!
とにかく、おれは絶対いやっす!
やるんなら二人でやってください。
って、言うか、一人と一匹で。



一匹じゃない!
一モコナ!



無視、無視。
帰ろう、帰ろう。



すごーい!
面白そう!



てぇー!
おい!
百目鬼!



ふん。



やる気、満々かよ!
てゆうか、その手袋、変だぞ!



私、二つ持ってるから貸したんだけど・・・
かわいくなかったかな?



いやいやいや!
手袋は全然、まるっきり完全無欠にかわいいよ!
はめてる人物のほうに若干の・・・
いや、そういう問題があるだけでさぁ・・・



どうする?
雪合戦だってさ。
私たちは帰ろうか?



えーと・・・
わたしは・・・



いいわ。
どうせ、ここまで来たんだし・・・
付き合ってあげるわよ!



ありがとう!



だぁ!
もう!
侑子さん、本気なんですか?



もちろん!
それに、勝者にはちゃんと景品も用意してあるわ。



あ・・・
それは・・・



願ったものが何でも出てくる玉手箱よ。



なんでも・・・って?

何でも?

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