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2009年9月20日日曜日

ツバサ・クロニクル 26 1/3





ツバサ・クロニクル 26 1/3


最後の願い。






人は誰でも願いを持っています。
その願いがかなうとき
人はそれを幸せと呼ぶのでしょうか?






ふ。



何をする気だ?
彼を目覚めさせるつもりか?



違うわ。
ただ・・・



ただ・・・なんだ?



いつかは必ず来るのでしょうね?
その日が・・・



ん?






・・・?



次の世界に到着!



うわぁ!



何が到着!だ?
やい!白いの!
もっとまともな着地ができねぇのか?



ぁ?



あ!
これってあの時の!






ん、ぱこーん!






これ、侑子からのお手紙だよ。



次元の魔女から?

この文字、読めないねぇ~。



ホワイトデーは
倍返し
遅れた罰は
三倍返し

顔を入って 侑子



だって。



意味わかんねぇぞ。



ほっ
めきょ!



ほぉ!



モコナ羽根の波動をすっごく感じる!



小狼くん!



任せてください。
今度こそ必ず羽根を手に入れる・・・



あ!



小狼くん?!






小狼・・・
どうしてここに?



さくら。



遺跡の調査をしていたら
ここが太古の庭園だったことが
わかったんだ。



それで花を植えたの?



昔を再現してみたくてね。



そうだったんだ・・・



ねぇ、小狼。
このこと、みんなに話してもいい?



ぇ?



ここって街の人たちがよく遊びに来るでしょ?
みんな誰がこの花を植えたのか
知りたがっているの。
評判は兄さまの耳にも届いているわ。

兄さま
花を植えた人を見つけたら
褒美をとらせるって・・・



この事は黙っていてくれないかな?



どうして?



とにかく・・・
頼むよ。



わかった。
内緒にしとくね。



ふ。



でも、ちょっとドキドキするかも。
本当の事を知っているのが
私と小狼だけなんて。
小狼。
二人だけの秘密だよ。






ぁ・・・



あ・・・



わ!起きた。



ここは?



大丈夫?



おれは、どうしていたんですか?



着いてすぐ倒れちゃったの。



このところ、ずっと頑張ってきたからね。
きっと身体のほうが先にねをあげちゃったんだね。



黒りんが小狼を運んだんだよ。



すみませんでした。



謝るくらいなら
倒れんな。



目が覚めたか?



ぁ・・・



この人はこの村の長老さんだよ。
小狼くんを抱えて歩いていたら
家に来ないかって
声をかけてくれたんだ。



おぬしら
不思議な伝説や事件を尋ねて
旅をしているそうじゃな?



はい。
この村にもそういう類の話はありませんか?



ついて来なされ。






ぁ・・・!



あの空中神殿には
私らが崇拝する神が祭られておる。
かつては大地にあったのじゃが
半年前のある夜の事・・・






おぉ!・・・



だが、異変はそれだけでは無かった。
神が言葉を発したのじゃ。



神様は何て言ったの?



一つだけどんな願いでもかなえてやると。



どんな願いでも・・・か?



ただし、その恩恵を受けられるのは
あの神殿の中に最初に入った者だけだと言われた。



ぁ・・・



村の男たちは自分の願いをかなえるために
先を争うようにして空中神殿へ向かった。
だがほとんどの者は神殿を守る漆黒の兵隊に襲われて
命を落としてしもうた。

今となっては神殿を目指そうとする者も居なくなったがな。
おぬしらも死にたくなかったら決して
あの神殿に近づいてはならぬぞ。
良いな。

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