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2009年9月3日木曜日

ツバサ・クロニクル 22 2/3





ツバサ・クロニクル 22 2/3





あの時、たしかに
おれの名前を呼んだ。






久しぶりだね。
小狼。






やっぱり本人なのか?
でも、もしそうだとしたら
なぜ、星史郎さんは
鬼児たちを従えて居たんだ?



ぅ・・・






予定外の干渉があったようですね。



これもあの、魔女の一手か?



どう、対処するつもり?



干渉できる値が限られているのは
あちらも同じ。
たとえ予測と違う事が起こったとしても
それもまた、道筋のうちだ。

そして、こちらには
あれがある。






コンコン。



あ、はい?



朝ごはん、出来たの。



すみません。
下から呼んでくれれば。



眠ってないの?



少しは横になりました。



でも、目が赤い。



ぁ・・・



鬼児と一緒に居た人の事を考えていたの?



いえ、そんな事は・・・



隠さないで。
自分の気持ち。



ぇ?!



もっと心配になるから。



姫・・・






お帰りなさい!



ただいま帰りました。



今回の旅はどうだった?
どんな国に行ったの?
珍しいもの見られた?



い・・・!



ぁ!



どうしたの?



いえ、何でも・・・



あ!
怪我してる!



は、はい。



どうして包帯しないの?



包帯を見たら
姫が心配するかと・・・



するよ!
小狼くんが怪我したり痛かったりしたら
心配だよ!
でも、それを隠したり黙ってたりするほうが
もっと心配になるよ・・・



ぁ・・・



あたしを心配させたくないなら
つらいの隠さないで。






余計な事、言って
ごめんなさい。



いえ。



でも、何かできることがあったら
言ってね。



はい。






桜都国中央市役所。



で、何で市役所なんだよ?



新種の鬼児についての情報が欲しいんです。



聞いたぜ。
そいつはお前に
戦い方を教えた奴かも知れねぇんだろ?



はい。



気になるか?



ならないと言ったら嘘になります。
あの人の記憶を消すことなんて出来ません。
でも、それよりももっと大切なことがあるんです。



ぁ?



あの人が本当に姫の羽根を持っているのか?
それを確かめるのが先です。






すぐやる課。



新種の鬼児・・・
ですか?



はい。



そんなものは存在しません。



紹介された情報屋だって
言ってたぞ?
確かに新種の鬼児が現れたってな。



市役所では把握しておりません。



あ?!



おれも会ったんですよ。
人が鬼児を従えているのを。



鬼児を従える者についての情報は
こちらではお教えできません。



ん!
教えられないだけで
存在しない訳じゃ無いんですよね?



お教えできません。



じゃぁ、それは何処なら教えてもらえますか?



鬼児狩り以外は立入禁止の区域です。



俺達は鬼児狩りだ!
問題ねぇだろ?!



では、お教えできますが
大変危険です。

かなり高ランクの鬼児狩りでも
帰って来る確立は7%未満です。



へ。
そりゃぁいい。
この剣の切れ味を試したかったところだ。



承りました。
では、こちらを。






ったく・・・
勿体つけやがって。



あの人、さっき言ってましたよね?



何をだ?



新種の鬼児に関しては
そんな物は存在しませんって。



それがどうした?



でも、鬼児を従える者に関しては
こちらではお教えできません
と答えました。



だから何だ?
あ?



ひょっとして・・・
新種の鬼児と言われている物と
鬼児を従える者とは
別なのかもしれません。



ん?
訳わかんねぇぞ?






頑張るね。
ゆっくりでいいよ。
さくらちゃん。



はい。



モコナも手伝う!



う・・・






ここか?
特に気配はねぇな。



鬼児には生きている物の気配がありません。



そう言やぁ、前に後ろを取られた事があったが
そいつが原因だったのか?



黒剛さんの住んでいた国には
魔物が居たんですよね?



あぁ。
だが、魔物にも気配はあった。
この国の鬼児ってのは一体なんだ?
って、ここで突っ立ってても
らちがあかねぇか。

おそらく中には強ぇえ鬼児どもが居るだろう。
で、おめぇは剣もまだ抜いたことのない
修行の身だ。
それでも入るのか?



はい。



死ぬ気はねぇんだな?



はい。



行くぞ!






今、灯りを・・・



つけるな!



ぁ・・・



敵に居場所が知れる。
それに、お前の鍛錬にもなるからな。



はい。

黒剛さんには見えてるんだ。



伏せろ!



う!



てやぁ!



鬼児?



こりゃ進むたびに
鬼児と対決って事になりそうだな。



行くぞ。



目隠しして歩いた時のように
気配を感じるんだ。



階段だ。
上がるぞ。



ここは?



う!

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