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2009年9月17日木曜日

ツバサ・クロニクル 25 2/3





ツバサ・クロニクル 25 2/3






そう言やぁ、小僧が言ってたな。
鬼児は生きている物の気配がしないのに
襲ってくるってな。



小狼くん・・・





あなたもイの一の鬼児という役割を
演じているだけで
現実世界に存在していますよね?



えぇ、そうよ。



本当のあなたは
今と同じ姿をしているのですか?



いいえ。



あなたは永遠の命を与えられると聞きました。



そのとおりよ。



回りくどい質問はやめましょう。

あなたの本当の名前は・・・
昴流(すばる)・・・
ですか?



違うわ。






実は、彼女も私と同じように
このパークのシステムを作った一人なのです。



じゃぁ、永遠の命を与えるというのは?



ゲーム世界の中で彼女を倒したものは
以後、何があっても死なないという
特権を与えられる。

その事を意味しています。



なるほど。



星史郎さんって人は
その力を
自分が探している者の力だと考えたんだね。



ふ。



うわぁ!



ぁ・・・






ぇぃ。



では、双子の吸血鬼について
何か知っていますか?



知らないわ。



今回も違いましたか。



ご期待に添えなくてごめんなさい。



二人が居ないのなら
長居は無用です。



もう、立ち去るつもり?



はい。



その前に、この困った状況を何とか
してくれないかな?



僕が立ち去れば
程なく異変は収まります。
ただし、実体化した鬼児たちは
そのまま残るでしょう。



それじゃぁ、このパークだけでなく
桜花国(エドニスコク)全体が危険だわ。

鬼児は想像の産物だから
現実の世界で倒す事は
不可能よ。



それなら心配はいりません。
ここには、彼が居ますから。



星史郎さん・・・

おれはその羽根を捜して旅をしているんです。



だけど、小狼の物じゃないよね。



はい。
でも・・・

おれの大切な人の・・・
とても、大切な物です。



ぅ・・・
小狼くん!



ぼくと戦うのかな?



おれに戦い方を教えてくれたのは
あなたです。
今のおれでは
あなたには勝てません。
桜都国の戦いでよくわかりました。

けれども
必ずその羽根を取り戻すと決めたんです。



ぁ・・・



うん。



まだ未熟なおれには
この剣は扱いきれない。
抜かないままでは
万に一つの勝ち目もない。
だから・・・

わずかな可能性でもあるのなら
それに賭けます。



ふ!



やったか?



いや。



炎の剣か。
小狼にぴったりだね。
きっときみはもっと強くなる。

これからさまざまな出来事を経て
もっと、もっと
その先にある事実が
たとえ望む物ではなくても
その強さがきみを支え導く。



星史郎さん・・・?



ぁ!



あ!



小狼がこれを探しているなら
きっと再び出会えるだろう。
だから・・・



星史郎さん!



う!



じゃぁ、また
小狼。



えい!



あ・・・



え・・・



小狼くん・・・



感じる!



ぁ?



感じるって何をだよ?



羽根は消えたのに
その力だけがまだ残っているみたいなの。



皆さん!
あれを!



ぁ!



羽根の力よ。
あの男の子と羽根は消えてしまったけど
羽根の力の一部は
まだわずかに残されているの。
残留した力はごくわずかだけど
あの子が次元を超えた影響で
強さを増してしまったわ。

あなたも逃げて。
あの光が消えるまで
鬼児たちは活動を続けるから。



ぁ!



わかったでしょ?
鬼児を創造した私ですら
彼らにとってはもはや敵なのよ。

だから、あなたも
早く逃げなさい。



おれが何とかします。



ぇ?
どうしてあなたが戦うの?



災いの原因が羽根だから。
逃げるつもりはありません。



きゃぁ!

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