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2009年11月30日月曜日

×××HOLiC◆継 3 感想・原作比較





×××HOLiC◆継 3 感想・原作比較



この話はコミックス8巻に載っています。

ワタヌキと鴉天狗の会話


おまえが太刀打ち
できるような物じゃないぞ。

だろうな。
だけど
侑子さんがおれをよこしたんだから
何か、おれに出来ることがあるはずだ。



今、改めてこの台詞を読むと

やっぱり小狼くんに似てますね。

当然と言えば当然なのだろうけど・・・



でも、初めてこのアニメとコミックスを読んだ時には

まだそれがわかりませんでした。


ワタヌキがかっこいいなと思った一場面です。



一方、百目鬼は侑子さんの店の前で待っていた。




ここで待っていたって事は
あたしに用があったんでしょ?
この、何も無いところに。

おれには
ここには、朽ちた塀と
荒れた土地があるようにしか見えません。

百目鬼君は店に入る必要が無いから
見る必要も無いの。
用は何かしら?

四月一日の目は
もう、戻らないんですか?

どうしてそう思ったの?

学校の窓ガラスに映った自分を見ながら
そう、つぶやいていました。




ここでようやく開かされる侑子さんの店の状況。

一般の人には空き地に朽ちた門と塀があるのみ。


百目鬼くんの眼が開かなくなったときに

ワタヌキが侑子さんの店へ行こうと言ったのに

百目鬼の返事は自分は店に入れないと言う。



侑子さんは顔も広く、知り合いもそれなりに居るらしいが

魔女で不思議な店の店主。

でも・・・侑子さんは何者なのか?



店があるはずの場所は空き地にしか見えなく

必要のある人にしか店には入れない。


疑問は深まるばかりです。




そして侑子さんは百目鬼くんやモコナにも言っていたが

ワタヌキは知らなければいけないから・・・という。

一体何を?



この答えが女郎蜘蛛の台詞で出てきます。



座敷童女がこんなにも
あなたの目を取り返そうとしているのに
あなたはそれを平気で捨てる。

つまりこの子はあなたがゴミみたいに扱う物を
守ろうとする愚か者だと思っているのね。

見て。
管狐もあんなに心配してる。
他にも居るでしょ?
あなたを大切に思っている者。

それをわからず、自分を大切にしない
他者が傷つくのは厭うのに
自分は傷つける。

傷ついたあなたを見て
あなたを大切に思う者が
どう傷つくかもわからない。




ワタヌキは

ワタヌキ一人の物ではなく

ワタヌキを大切に思う人みんなの物。

ワタヌキが傷ついた時、多くの人が心配し悲しむ。

そして多くの人もまた傷つく・・・



ワタヌキは女郎蜘蛛にそれを言葉で教えられる。




一方、侑子さんの所には

雨童女が来るのですが・・・


この部分はアニメだけの物です。



侑子さんの台詞で


出かけたほうと
待つほうと
忙しいのはどちらかしらね?

迷惑をかけたくないから
一人で行く。
その気持ちがわかるから
我慢して待ってる。
二人とも辛いわね。

そうね。
すべては半々。

片方が全てを引き受ける事なんて無理。
でなきゃ、世界は傾きすぎる。
壊れてしまう。



冷静を装っているけど心配している侑子さんとモコナ。

そして、不満一杯な顔をして侑子さんの所へ来た雨童女。


コミックスには書かれていないけど

待つ者の辛さが書かれている。



私自身、好きな話です。


大変な事が起きている。

自分はただ待つことしか出来ない。


今は電話もメールもあるけど

逆に電話やメールをする事で相手の時間を束縛したり

邪魔になる可能性もあったり・・・



だからただひたすら待つことしか出来ない。

辛い時間だったりしますが、それは全て必要な事。



そして、ワタヌキの眼が戻らなかった時に・・・と

百目鬼君の片目を半分預かった侑子さん。


百目鬼君もまた、ワタヌキの帰りを待つ一人だと思うのだが・・・



ワタヌキが無事帰ってきて侑子さんとモコナが出迎え・・・


ワタヌキの台詞。


右目は無くなったけど
わかった事がありますから。



これもワタヌキに必要な道筋の一つだったのでしょう。



×××HOLiC◆継 第二巻(通常版)

×××HOLiC(8)


★×××HOLiC★その他の商品

2009年11月29日日曜日

×××HOLiC◆継 3 3/3





×××HOLiC◆継 3 3/3


×××HOLiC◆継 3



傷ついたあなたを見て
あなたを大切に思う者が
どう傷つくかもわからない。



あたし、そういうの
嫌い。

と言う訳で
あなたの提案は却下よ。



く・・・



あらら。
泣かせちゃったかしら?
かわいい泣き顔
見たいわ。



座敷童女を
返してください。



こういうのは
好き。



管狐!



素敵!
お姫様、救出ね。

いいわ。
座敷童女は返してあげる。

でも
これは、貰うわ。



ごちそうさま。



本当に蜘蛛の糸と
狐火って相性が悪い。
そろそろ退散するわ。

またね。



どうした!



邪気が消えたぞ!



座敷童女は無事か?



お、おい!



おい、しっかりしろ!



どうした?



おい!



大丈夫か?






まぁまぁ、ヤマトさん
どちらへおでかけ?



ちょっと海へ。
たちこまさんは?



ちょっとテロの鎮圧に。



まぁ、いいですわね。



出かけたほうと
待つほうと
忙しいのはどちらかしらね?

とりあえずは無事みたいよ。



ぇ?
ほんとに?



すぐに戻って来るでしょう。



どうしたの?



あの子が一人でやるって言ったから
私は手伝わないって言ったから
全てが終わるまで
待ってるわ。



迷惑をかけたくないから
一人で行く。
その気持ちがわかるから
我慢して待ってる。
二人とも辛いわね。



平気。



そうね。
すべては半々。

片方が全てを引き受ける事なんて無理。
でなきゃ、世界は傾きすぎる。
壊れてしまう。






良かった。
目を開けないかと思って
怖くて・・・



女郎蜘蛛の邪気で気を失ったんだ。



我らが住む山のこの泉は清い水だ。



邪気を洗い流す力がある。



暫らく浸かってろ。



ごめんなさい。
ごめんなさい。
何も出来なくて・・・
右目が・・・



違うよ。
おれこそ・・・
本当に・・・
ごめんな。






はぁ。

侑子さんちの風呂?



お帰りなさい。



よっ!
帰り!



このお風呂の湯は井戸水を汲んであるから
あの山に通じてるのよ。



あの・・・



ゆっくり温まってきなさい。



薬箱、用意してあるぞ。






管狐、寝ちゃってる。

寝ちゃってる。



さすがの管狐も疲れちゃったみたいね。



頑張って・・・
くれましたから。

右目、喰われました。
何か、変でしたよ。
右目が何かの中を通るような感じで。



右目は戻らないわ。
もう、女郎蜘蛛の中に溶けて消えてしまったから。



ふ・・・
ですね。

無くなった感じがしますから。



いいの?



よくは無いですけど・・・

右目は無くなったけど
わかった事がありますから。



それは?!



百目鬼君の右目の半分。



!・・・



取り出したのはあたしよ。
もちろん対価は貰ったわ。

あなたの右目が戻らなかったら
渡して欲しいと言われたの。

どうする?



飲んで。



寝たのか?



疲れたんでしょ。



四月一日も頑張ったからな。



あなたはあなただけの物じゃないのよ。
この世に自分だけの物なんて
一つも無いの。

みんな誰かとかかわって
何かを共有している。
だから、自由にならない。

だからこそ
面白くて
悲しくて
いとおしいの。






弁当!



それがなんだ?



作ってきてやったんだよ!
四月一日さまが!



だから、それが・・・



おまえがアホみたいに食うから
重たいんだよ!
だからおまえが学校まで持て!
作るのがおれで
運ぶのまでおれじゃ不公平だろうが!
だから!



半分ずつだな。



って、おい!
礼もなしかよ!
こら!

おい、おい、おい・・・



まだ食ってない。



よぉし!
食ったら言えよ!
ありがとうございます。四月一日様。
二度と逆らいません
って土下座してな
うはははは。



アホ。



なんだと、こら!
百目鬼のくせに!

2009年11月28日土曜日

×××HOLiC◆継 3 2/3





×××HOLiC◆継 3 2/3


×××HOLiC◆継 3


あ!
座敷童女!



ぁ・・・!



アイドル自ら登場ね。



ふ~ん。
噂どおりね。
かわいい男の子。



だれだ?!



それはあなたが一番知っているもの。



ぁ・・・



それ・・・は・・・



あなたの右目。



ぁ!



あなたの目
み~んな欲しがってね
取り合いになっちゃったのよ。

手に入れれば力が数十倍になるなんて
今時、秘宝でもありえないもの。



う!
くそ!
また冷気が・・・



特に『八咫烏』(ヤタガラス)と『風狸』(フウリ)
がご執心でね
ちょっと苦労したわ。
でも、これも道筋どおりなのかも。

あなたが恨みを引き受けた蜘蛛は
あたしの眷属(ケンゾク)だから。



眷属って・・・?
じゃぁ・・・



あたしは蜘蛛を統べる者。

昔は女郎蜘蛛なんて呼んだ人間も居たわ。



怒っているわね。
管狐。

雨童女の所から移ったと聞いたけど
本当にその子が好きなのね。
座敷童女もあなたにご執心のようだし。

この目があたしに渡ったと知って
取り返しに来たのよ。



ぁ!






お願いです。
それはあの人の目。
どうか・・・



どうしてあなたが頼むの?

あなたもこれが欲しいの?
それとも、持ち主が好き?



ぇ?



かわいい子。
力になりたくて仕方がないのね。

でも、駄目。
これは返さない。



なぜ?



意地悪だから。



そんな・・・






あたしと会うだけで
妖気に当てられて
つらいとわかっているでしょうに。



返して・・・
あの人の眼・・・



ぁ・・・



お願い・・・



動かないで。







あ~ら。



あ!



暴れちゃ嫌ね。



あ!

あ!



捕まえた。

蜘蛛の糸は強いの。



う!



あなたの力じゃ引きちぎれないわ。



うふふ。
蜘蛛の糸と狐火は相性が悪いのよね。

管狐を止めて。



ぁ・・・






ピンポーン!



よう!
久しぶり。
雨童女!



いらっしゃ~い!



あなたも作る?
200分の1、ヤマト。
何だったら、長門もあるわよ。



暇なの?



そうとも言えるし
とても忙しいとも言えるわね。
あなたも・・・でしょ?



はぁ。

たちこまないの?!






管狐!



怒鳴ってごめんな。



ありがとう。
優しいのね。

この糸はしおり糸と言うの。
これがあるから蜘蛛は何処にでも飛んで行ける。
一番強い糸よ。

興味無い?
残念だわ。



座敷童女を返してください。



右目を返して・・・
じゃないのね。



あれは、恨みを買ったおれのせいです。
だから右目は好きにすればいい。
だから、座敷童女を返してください。



うふふ。



は!



でもね
座敷童女もこの世界じゃ貴重品なのよね。

座敷童女の心の臓を食べると
寿命が100年延びるっていうわ。



おれの・・・
おれの右目に価値があるんだったら
ほかの所は・・・
ほかはどうなるんですか?!



もちろん、両目が揃えばもっと凄いわね。



じゃぁ、左目も渡します。
だから座敷童女を返してください。



この子が大切?



おれはまだ少ししか話した事が無いけど
いい子だと思う。
烏天狗もみんな、座敷童女を大切にしている。
だから・・・
返してください。

左目だけじゃ足りないなら
他も・・・



嫌い。



ぇ?



そういうの
あたし、嫌い。
投げ出しちゃうのね。
自分を。

そんな簡単に投げ出せる物が
大切な物と交換できると思う?



ぇ?!



座敷童女がこんなにも
あなたの目を取り返そうとしているのに
あなたはそれを平気で捨てる。

つまりこの子はあなたがゴミみたいに扱う物を
守ろうとする愚か者だと思っているのね。



違う!



違わないの。

見て。
管狐もあんなに心配してる。
他にも居るでしょ?
あなたを大切に思っている者。

それをわからず、自分を大切にしない
他者が傷つくのは厭うのに
自分は傷つける。

2009年11月27日金曜日

×××HOLiC◆継 3 1/3





×××HOLiC◆継 3 1/3


朋分
(ハンブン)


×××HOLiC◆継 3



四月一日
百目鬼君ちに行っちゃったね。



百目鬼君ちに行って
変なアヤカシが出てきたね。



変なアヤカシ
主さまが捕まえたけど
カラス天狗たちがやって来たの。



カラス天狗がやって来て
座敷童女が捕まったって。



座敷童女が捕まって
四月一日が一緒に助けに行くんだって。



大丈夫?!






う!
あ!



あ?

何処だ?
ここ。



どうした?



なんか、冷気が・・・



邪気だ。



漏れて来ている。



この中に居るんだな。



そうだ。



あ!



座敷童女を捕まえているのは



おまえが太刀打ち
できるような物じゃないぞ。



だろうな。
だけど
侑子さんがおれをよこしたんだから
何か、おれに出来ることがあるはずだ。



ぁ・・・



何も見えない。
でも、
何かある。



ありがとう。






管狐が結界を破った。



しかし、中に入れば・・・



あれが黙ってはいないぞ。



それでも
我らは待つしか出来ない。



あの子供が
座敷童女を助け出してくれるのを。






冷気
外より強い。



一番強いのは・・・



下か・・・?



はぁ・・・
冷蔵庫に居るみたいだ。

大丈夫だよ。
行こう。



寒い・・・



ぁ!



足が・・・
動かない・・・



ぁ・・・



くそっ!



駄目だ。
このまま意識を失っちゃ
駄目だ。



う!



あの子を連れて帰るんだ。






主さま
行ってらっしゃい。



主さま
お気をつけて。



あら、百目鬼君。



出かける所ですか?



えぇ。
ちょっと買い物にね。
四月一日が出かけてるから。

ここで待っていたって事は
あたしに用があったんでしょ?
この、何も無いところに。



おれには
ここには、朽ちた塀と
荒れた土地があるようにしか見えません。



百目鬼君は店に入る必要が無いから
見る必要も無いの。
用は何かしら?



四月一日の目は
もう、戻らないんですか?



どうしてそう思ったの?



学校の窓ガラスに映った自分を見ながら
そう、つぶやいていました。



そう。

本当にわからないとね。
四月一日は・・・






はぁ、はぁ・・・



う!

2009年11月26日木曜日

×××HOLiC◆継 2 感想・原作比較





×××HOLiC◆継 2 感想・原作比較


この話はコミックス、7巻、8巻に載っています。

ワタヌキは百目鬼が自分の眼を取り戻すために

蔵の整理をしながら、その方法を探していると知る。


それを知ったワタヌキは百目鬼のために弁当を作って持って行くのですが・・・

ひまわりちゃんから借りた本から

本の虫・・・が出てきて文字を食べてしまう。


今までこのホリックで出てきたアヤカシは

私は、いつも、それ!知ってる!・・・・



だったのですが

この本の虫・・・

名前は別の意味で知っていましたが

古い文字や貴重な事柄が書かれたものが大好きと言う。

こんなアヤカシは初めてですね。


よく、私も本の虫と言われましたが

納得と言えば納得です。



しかし、重箱を思わずかぶせたワタヌキ。

侑子さんに聞けば・・・


と言った瞬間に、呼んだ?


と登場する侑子さん!



あなたはなんてタイミングで現れるんですか?!

瞬間移動でも使ったのですか?!


でも、お酒までしっかり用意しているという事は・・・


たぶん、ワタヌキの後をつけてきて

蔵の前で待機していたのだと思うのですが・・・



そして侑子さんの台詞。


それ、飼うの?


思わず笑ってしまいました。



でも、侑子さんは動けなくなった本の虫をどうするのか?

これが非常に興味があります。


しかも侑子さんがなぜここにいるか?

とワタヌキが聞けば・・・


百目鬼君のうちの蔵にはお宝いっぱいありそうだから

見たかった。

ワタヌキがお弁当作っていったから・・・


と言うし・・・



ワタヌキは百目鬼に対して

残り物をつめてきたと言いますが

ここでワタヌキの嘘というか気遣いと言うか・・・

ばれてしまいます。


アニメでは

侑子さんが、うちは英国式アフタヌーンティーだったと言い

コミックスでは

流しそうめんだったと言います。



そして、侑子さんはひまわりちゃんから借りた本の持ち主を聞き

ひまわりちゃんねぇ・・・


と意味深につぶやく。



これがなぜなのか?



もう少し話が進めばわかるのですが、今はまだ・・・



そして、ひまわりちゃんと下校し

別れた直後で・・・



アニメ版では交通事故を見る羽目になる。


コミックス版では電柱の上から部品が落下・・・


そこへ鴉天狗登場。


いつも攻撃的な鴉天狗がどうも様子が違う・・・



侑子さんはワタヌキに行くように言うのですが・・・


モコナは心配して自分は行かなくてもいいのか?

と聞くのですが

侑子さんの台詞



四月一日が
わからなければならない事だから。



これが今回のテーマのようです。

前回の話の中でも、百目鬼君に同じような事を言っていますし・・・



×××HOLiC◆継 第二巻(通常版)

×××HOLiC(7)

×××HOLiC(8)


★×××HOLiC★その他の商品

2009年11月25日水曜日

×××HOLiC◆継 2 3/3





×××HOLiC◆継 2 3/3


×××HOLiC◆継 2



なんかこう、うぞうぞと・・・
あぁ、あと本は百目鬼が
買いなおすからって。



あ・・・
いいのに。



あいつも読みたいらしいから。

生意気に。



ん・・・






ねぇ、この本、誰の?






なんで侑子さん
本の持ち主を気にしたんだろう?
そう言えば、前に言ってたよな。
ひまわりちゃんは
おれの幸福の女神ってわけじゃないって。
ありゃ、どういう意味なんだ?



何?



なんでもないよ!
って言うか
ひまわりちゃん、今日も最高!






さぁて
今日は豚の角煮丼にするか。
付け合せは野菜たっぷりの昆布サラダかな!

うん。
やっぱり食事の栄養バランスは
大事だもんね。



ん?



あぁ!
なんだ?!
今の。

ぇ?



捕まえた!

あむ。

美味しい!



く、食った!
金魚、食った!



ん?



やべぇ。
目が合っちまった。



え?
あ?



あぁ!
あんたね。
今、こっちの世界で話題なのは。



こっち・・・って?



あんたの目
奪い合いになってるわよ。



え?



あたしも欲しいんだけど
あの子が怒るからなぁ。



あの子?



ん?

また居た!



ちょっと待って!
奪い合いってどういう事なんだ?!



あの子に聞けば?



だからあの子もわかんねぇんだってば!






それ、猫娘ね。



はぁ?
あれが?!



金魚、追いかけていたんでしょ?
猫は好きじゃない。



最近の猫娘は
ブーツにミニスカっすか?



で、猫娘が言ってたのね。
四月一日の右目が奪い合いになってるって。



はい。



ちょっと困った事になったわね。



はい?



急がないと。
あなたの右目は二度と戻って来ないわ。






戻らない・・・か。



何だって?



へ!
うわぁ!!
いきなり湧いてくんな!



さっきから後ろに居た。
おまえが百面相を始める前から。
で、何だって?

おい。



四月一日君!
百目鬼君!



ひまわりちゃん!



お掃除、終わった?



うん。
あと、ゴミ捨てるだけ。



あたしの所も終わったの。
一緒に帰ろうと思って。



うん!



百目鬼君は?



うわ!



部活。



そっか。



しっしっし。
べろべろべろ・・・



残念だけど今度一緒に帰ろうね。

じゃぁ、帰ろうか。
四月一日君。



はーい!
すぐ戻ってくるから待っててね!
行ってきまーす!



やっぱり四月一日君
元気だね。



つか、アホだろ。
ありゃ。



でも、右目
大丈夫かな?
早く治るといいんだけど。






えへへ。
本当に?



うん。
本当!
本当!



でも、あたし
結構、怖いのとか
不思議なのとか好きだよ。



え・・・そうなんだ・・・



でも、そんなひまわりちゃんも
素敵だよ!



この前、ちっちゃい女の子の霊能師がね
お払いするっていう番組があったんだけど
面白かったよ。



へぇ。
女の子。



小羽ちゃんって言うの。
すっごくかわいいんだよ。



ひまわりちゃんのほうが
ずっとかわいいよ!



あ、あたしこっち。



あ・・・
もうここまで着いちゃったか。



うん。
何か楽しいとあっという間だね。



きゃぁ。
あっという間。
あっという間。



じゃぁ、四月一日君
また明日。



また明日!





楽しいって、あれ
おれと一緒で楽しかったって事かな?
ひまわりちゃんと居たら
こんなに幸せなのに!

なんで侑子さん
あんな事を・・・



ぁ!



ピピピー!

ドン!



あ!



うう!



大丈夫ですか!



えぇ。



何だ?
事故?



ベシ!



うわぁ!
今度は何だ?!



カラス天狗!



おまえのせいじゃ!



え?!



おまえのせいだ!



あの、何だよ!



連れて行け!



待てよ!
今、事故が!



お前はここに居るべきじゃない。
居てはいけない!



ぇ?
ぁ?



だから連れて行く。



だから、どこへ?



おまえの雇い主の所だ!



侑子さん?






頼みがある。



対価が要るわ。



わかっている。
でも、頼む。



願いは?



座敷童女が捕まった。



え?!



助けたいのに近づけない。



助けたいのに助けられない。



カラス天狗でも破れない
結界のせい・・・ね。



座敷童女の身に邪気は毒だ。
あのまま捕まっていたら・・・



対価は?

モコナ。



はぁ!



天狗の扇。
秘宝でしょうに。



あの子には代えられない。



いいわ。
その願いかなえましょう。



はぁ。



でも、結界を破るだけに
この扇じゃ対価が大きすぎる。
何事も過不足なく
貰いすぎも、貰わなすぎてもいけないのよ。
だから
結界破りにうちのバイト君をつけるわ。



ぁ!



だから
あの子はこいつのせいで!



でも、あなたたちだけでは
座敷童女は助け出せないわよ。



ん。
ぅぅぅ・・・



どうする?
四月一日。



行きます。



危ないわよ。



行きます。



うわぁ!
管狐。



連れて行きなさい。



ほっ!



うわぁ!



さすが天狗の扇。
座敷童女が捕まっているところまで
ひとっとびね。



モコナ、行かなくていいのか?



四月一日が
わからなければならない事だから。

2009年11月24日火曜日

×××HOLiC◆継 2 2/3





×××HOLiC◆継 2 2/3


×××HOLiC◆継 2



ぅわぁ!



ぁ!



文字を・・・食ってる!



近づくなって!



あのままじゃ文字が食われちまうだろうが!



えぃ!
これでとびかかって来れねぇぞ!



阿呆。



ぁ?



本ごと閉じ込めてどうするんだ?



触るな!
また出てくるじゃねぇか!



出てきてもらわねぇと
本が取り出せねぇだろうが。



やめろ!
つってるだろう!
太刀打ちできねぇもんだったら
どうすんだよ!



だからおまえは出てろ!



おれの事はいいんだよ!



だったらおれのこともいいだろ?



良くねぇ!



ぁ・・・



そうだ!
侑子さんにどうすりゃいいのか聞けば・・・



呼んだ?



ぁ!



侑子さん!



やっほうぃ!



はーい!



お邪っ魔しまーす!



それ、飼うの?



ぅぇ!

飼いません!



じゃ、消えてもらった方がいいと思うんだけど。



是非!



う~ん。

うん。

百目鬼君
あのお札、頂いていいかしら?
後で新しいの、書くから。



どうぞ。



モコナ。



おう!



はぁ~~!
はぁ~~!
ぱく。



ほ~ら
美味しそうな字が
書いてあるわよ。



ここにも。



さ、これで最後。



ぁ!



さすが百目鬼君のお爺様が書かれたお札。
効果覿面ね。



な!
何がどうなってんすか?



これはね
本の虫。

本の中に住んでてね
貴重だったり価値があったりする字が
大好物なの。
だから百目鬼君のお爺様が書かれたお札に
飛びついたっと。

四隅を守るお札を
ぜぇ~んぶ食べちゃって
もう、動けないけどね。

身体の中に結界取り込んじゃった感じかな?



消えてる。



おれが重箱かぶせたからだろ。



謝ってるのか?



んな訳ねぇだろ!
おまえの態度が無駄にでかいから
いっつもおれは!
おれは!
おれは!



ふふふ。



ねぇ
この本、誰の?



ひまわりちゃんので・・・
中!
中、どうなってます?!



あぁ!
何だ、こりゃ!?
どうしよう・・・
ひまわりちゃんの本が・・・



そう。
ひまわりちゃんの・・・



はぁ。

そう言えば、侑子さん
何でこんな時間にここに?



百目鬼君ちの蔵が見て見たくなって
お宝あるかなぁって。



自分の欲望の為ですかい!



あとは・・・

四月一日がわざわざお弁当こさえてったから
お相伴に預かろうかと思ったの!



思ったの!



ぎく!



残り物らしいですよ。



あらぁ?



うち、今日
英国式アフタヌーン・ティーだったのよ。



うわぁ!
あらららら。

つか、もう遅いから
帰りましょう。
ねぇ、侑子さん。



あら、まだ宵の口よ。
酒盛りタイムよ。



だったら店で作りますよね、ね、ね。



え~
せっかく来たのに。



のに!



アフタヌーン・ティーね。



おまえは黙ってろ!



四月一日!
ほら、早速始めるわよ!



わよ!



相変わらず用意がいいですね。



じゃぁ、四月一日は料理の準備ね。



そんな!
こんな時間に材料、買出しに行くんですか?!



だって、あたし
四月一日の手づくり弁当
食べてないし・・・



ぁ!



うちの冷蔵庫の中のもの
使っていいぞ。



そんな事、言ったって・・・
何、作ったら・・・?



じゃぁ、コロッケにしろ。



おまえ、そんなにコロッケが食べたいのか?



おう。



じゃぁ、四月一日
コロッケもお願いね。



コロッケも?って
大体コロッケとお酒って
合わないんじゃないですか!






昨日は結局
百目鬼の所の蔵で
朝まで飲む羽目になるし・・・

あの二人、蛇か何か
憑いてんじゃねぇのか?



おはよう!
四月一日君!



ひまわりちゃん!

ぁ・・・

ごめん!



ぁ?



ほんとだ。
文字がばらばらになってる。



ごめんね。
止められなくて。



四月一日君のせいじゃないよ。
気にしないでね。



あ!
可愛すぎるよ!
ひまわりちゃん!



でも、本の虫だっけ?
あたしも見てみたかったな。



いやぁ。
結構、不気味だったよ。

2009年11月23日月曜日

×××HOLiC◆継 2 1/3





×××HOLiC◆継 2 1/3


『左眸』
ヒダリメ


×××HOLiC◆継 2



四月一日がひっかかった蜘蛛の巣を
百目鬼君が取り退き
その時、蜘蛛は
ひっかかった四月一日ではなく
取りのいた百目鬼君を恨んだ。



百目鬼のほうがより近い
より直接だからな。



そう。
だから蜘蛛は百目鬼君の目に
巣をかけた。



蜘蛛の復讐だ。



百目鬼君の片目を封じられた事を知った四月一日は
百目鬼君の片目の代わりに
自分の片目を差し出した。



自分で頼んで差し出すことにした。



望んだのは四月一日。
願いをかなえたのは私。



じゃぁ百目鬼は・・・






あとは、長持ちに入っている本。



誰?



四月一日さまだ!



何時だと思ってる?



そりゃこっちの台詞だ。
蔵整理にいつまでかかってるんだ?
このトロ野郎!



バイトはどうした?



終わったよ。
全然片付けてないじゃねぇかよ!
これだから百目鬼は!



だったらさっさと・・・
ぁ・・・



そんな情けないおまえに
この四月一日さまが弁当をめぐんでやろう。
拝め。
感謝の踊りを踊れ。
うはははははは。



阿呆。



なんだと!
てめぇ!



それだけ元気ならいいか。



はぁ?!



この蔵には爺さんが集めた術の本や
まじない道具やらが山ほどあるんだよ。
何ともねぇんだろ?



腹は立ってるけどな!
おまえにな!



爺さんもまずい物は持ちこまねぇように
してたみたいだし。



ぁ!
お札だ。



確かにこういう空気のこもった暗いとこって
必ず居るもんな。
感じねぇな。
けど・・・
ちょっと何か・・・



茶はねぇのか?



って、もう食ってるし!

まったく油断も隙もありゃしねぇ。



うら!
茶はねぇけど
味噌汁作ってきてやったぞ!
3回頭下げて捧げ持ってから
飲みやがれ!



おう。



捧げてねぇじゃねぇかよ!
残りもんだからな。
侑子さんところの。
おまえなんか残りもんで十分だ!



今度はコロッケにしろ。



だぁーー!!
だから人の話を聞けよ!
てめぇ!
残りもんだって言ってんだろう!



ご馳走様。



ったく。
本当に態度でかいんだから。
こいつは。



調べてんのか?



ぁ?



おれの目を戻す方法を。
おれはこのままでも平気だ。



おれは嫌だ。



そろそろ帰れ。
夜のほうがあやかしが出やすいんだろ?



ふっ。
おまえも勝手にやってんだから
おれも勝手に調べてもいいだろうが!

文句あるのかよ?!



そっちはもう見た。



う!



あっち調べろ。



偉そうに言うな!

ったく、子供の頃からそうなのかよ?!



この中か?

うわぁ!



こ、壊しちまったか?



待て。



うわぁ!!!
人んちの蔵壊した!
どうしよ!
どうしよ!
どうしよこれ!

どうしよ!
どうしよ!
それとも弁償?!



爺さんの字だ。



え?



って、おまえの爺さんが書いたのって事か?
ぁ!
すっげぇ達筆。
って達筆すぎて読めねぇ。



旧仮名だしな。



おまえ読めんのかよ?



あぁ。



おい。



ったく!
だから何度言わせるんだ!
おれは、おいじゃねぇ!



あった。



ぁあ?!



蜘蛛に取られた目を取り返す術。



ぇえ?!
そんなピンポイントな!

てか、よくある事なのか?



新月の夜に
井戸水を汲んで
失くしたほうの目を洗い
その水を・・・



ぇ!

2009年11月22日日曜日

×××HOLiC◆継 1 感想・原作比較





×××HOLiC◆継 1 感想・原作比較



この話はコミックス版、7巻に載っています。

アニメでは小羽ちゃんがテレビに少し映っていますが

コミックス版で小羽ちゃんが出てくるのは

9巻になってからです。


その為、ひまわりちゃんが小羽ちゃんの話をするのも

9巻になってからです。


ツバサのほうで小狼くんが目の痛みを感じる。


これは飛王に囚われているもう一人の少年が

目覚めが近いことを暗示しているのですが


ワタヌキもまた目に異常を・・・



これを初めてコミックスで読んだ時は

???


状態でしたが、コミックスが終わりに近づくと・・・

納得ですね。




ワタヌキは夢で半分が真っ黒で

あと半分でひまわりちゃんを見ている。



あれ?



と思ったら、顔の上にモコナが・・・



というオチなのですが


アニメではこの後、侑子さんが朝食中に

テレビを見ていて、テレビの中で小羽ちゃんの登場です。


しかし、コミックスのほうでは・・・

小羽ちゃんの事はまだ出てこず・・・



ワタヌキが侑子さんにひまわりちゃんの夢を見たというと

滅茶苦茶悪いことが起こりそう・・・と嬉しそうに(?)言います。

まさにこの後の出来事を暗示しています。



今回のワタヌキは百目鬼君に、声をかけられて

ものすごく突っかかっているな・・・


と思ったのですが



考えてみれば、ひまわりちゃんは

四月一日君、百目鬼君と呼んでいますし

ワタヌキは、百目鬼の野郎が・・・

とか、百目鬼が・・・

と呼んでいるのですが



その百目鬼君は・・・


ワタヌキのことを名前で呼んだことは無かったのでは?

いつも、オイって言ったような・・・


ひまわりちゃんのことは

九軒は・・


と言った事はあるのですが・・・



でも、百目鬼君は他人の前(侑子さん)では

四月一日は・・・


というように名前で言うのですが

本人に呼びかけるときはいつも、オイだったような・・・




そして蜘蛛の巣にひっかかり

それを払う百目鬼。


百目鬼君は侑子さんの店を知らないという。

この会話は、見ている私も

え?!


でしたね。



1期でワタヌキが侑子さん出張中に店で倒れ

それを寺に連れて来たのが百目鬼でしたし

その後、侑子さんが戻り

百目鬼が謎の女性に弓を引いた時も

ワタヌキを店に運んだのは百目鬼君だと侑子さんは言いましたし・・・



なのに百目鬼君は侑子さんの店を知らないという。

そして、店に入れないとも言う。



侑子さんが言うには

百目鬼君は無理なら出来ることを模索するから

店を必要としないから入れないのだと・・・



そしてワタヌキは自分の目を蜘蛛に差し出すことで

百目鬼の目を元に戻したのだが・・・



こんなワタヌキを見ていると

ワタヌキは心のそこで、自分はここに居てはいけないのでは?

と思っているのでは?


そんなふうにも見えてきます。


×××HOLiC◆継 第一巻

×××HOLiC(7)

×××HOLiC(9)


★×××HOLiC★その他の商品

2009年11月21日土曜日

×××HOLiC◆継 1 3/3





×××HOLiC◆継 1 3/3


×××HOLiC◆継 1



それが四月一日の願いだから。



あいつがああなるって
わかっててもですか?



そうよ。

願いをかなえる。
あのミセはそのためにある。
人間は不思議な生き物だから
人から見れば不幸な結果でも
その人にとっては幸せな事もあるの。



だったら蜘蛛からあいつの目を取り戻す方法を
教えてください。



それは出来ないわ。



なんでですか?



あの目を取り戻すためには
今度は百目鬼君
あなたが右目を失う事になる。

同じ強さの願いなら
先にあたしに届いたほうを
優先する事にしているの。

怒っているわね。



怒っていません。
あなたには。



でも、四月一日には怒っているわね。



怒っていいのよ。



人を助けるために自分を犠牲にすることが
どれほど相手を傷つけるか
それが大切に思う人なら尚更だと
まだまだあの子にはわからないから。

怒って教えてやればいいわ。






ひまわりちゃ~ん!
一緒に帰らない?



うん。



やったぁ!






あったかくなってきたね。



本当にねぇ。

最近、ひまわりちゃんとずぅっと一緒なんだよな。
帰り。
百目鬼はなんでか別々だし。



ぁ!
百目鬼君。



どこに?!
どこ、どこ、どこ、どこ、どこ。



違うの。
百目鬼君にね、貸す約束してた本があるんだけど
最近、一緒にならないでしょ?
だからずっと渡せなくて。



おのれ、百目鬼!
ひまわりちゃんと本の貸し借りなんて
羨ましいこと、しやがって!



今日、四月一日君
侑子さんのお店にバイトに行く?



うん。



じゃぁ、百目鬼君の家の近くを通るんだよね?



通るっちゃぁ
そうなんだけど・・・



これ、渡してもらっていい?



え?



ごめんなさい。
四月一日君、忙しいよね。



任せて!
ちょうど百目鬼の所へ行く用があったんだよ!






居ても居なくても
邪魔しやがって!
百目鬼の野郎!



ここだっけ?
あの蜘蛛の巣があったとこ。
片目なのも結構なれてきたし。
おれが構わねぇっつったら
構わねぇんだよ!



ぅ!



ぁ?



ぇ?



痛むのか?



ぁ!



目、痛むのか?



脅かすな、阿呆。

痛くもねぇし
何でもねぇよ。



さっさと帰るかバイト行け。



言われなくても行くっちゅうの!
つか
指図するな!

ひまわりちゃんに頼まれなけりゃぁ
誰が来るかぁ!
ひまわりちゃんが
おまえに貸してくださるってよ!

拝め!
感謝の祈りを捧げろ!

って、何だ?
その本の山?
図書館にでも行ってきたのかよ?



いや。
うちの蔵のもんだ。



ぁ?



うわぁ!
蔵のある家・・・
なんかのCMみたいだな。



そりゃ建築会社だろ。
歴史あるぜ!
って感じの蔵だな。



100年以上前から建ってるらしいからな。



100年?!
ん、でも壁とか
そこまで古い感じには見えねぇぞ。



おれが生まれる前に
一度でかい修繕をしたらしい。
それに使ってたのは
ほとんど、爺さんだけだったしな。



お爺さんって
寺の住職だったって言う?



おう。



で、おまえが言ってた
家でやる事ってのは
蔵の片づけか?

ん?



呪解読本
逆凪と結界



バイト
行かなくていいのか?
それとも、また寺の掃除したいんだったら
箒はあっちだ。



だれがしたいか!?
おまえが無理やりやらせたんだろがよ!






ふぅん・・・
はぁ・・・



人がせっかくひまわりちゃんの本
届けてやったのに
誰が掃除してなんかやるか!

家でこき使われてろ!
百目鬼の阿呆、阿呆、阿呆!



百目鬼君ちの蔵かぁ・・・
お宝、ありそうねぇ~。



お宝!

お宝!



お宝!
お宝!



ほら、ちゃんと座って。
騒がない。



お宝!
お宝!



つか、なんでおれが
アリスなんですか?



お宝!
お宝!



面白いから。
ラインウォルドメンのアリスもいいけど
やっぱ英国好きとしては
テニエルよねぇ~。



なんすか?
それ。



お宝!
お宝!



う~ん!



でも、まぁ
凄そうな蔵ではありましたよ。
あいつが持っていた本も古そうだったし。



どんな本だったの?



なんか
『呪解読本』とかありましたね。

他にも
『かやりの風』『解法』がどうとか・・・



な~るほど。



ん?
何がですか?



百目鬼君が家でやってる事がわかったわ。



ん?
だから蔵の整理を・・・



整理をしながら探しているのよ。



何を?



その目を元に戻す方法を。



え?



百目鬼君のお爺様は
ご住職で、憑き物落としもなさっていたのよね。
蔵に呪術関係の本もあるんでしょう。

呪解読本があるなんて
古書屋と術屋が土下座してでも
譲ってもらいに来るわよ。
大金つきで。

あたしが断ったから
自分で探す事にしたのよ。



あの馬鹿!
おれが勝手にやったんだから
放っておけっつぅんだよ!



それでいくと
百目鬼君が勝手にやっている事も
放っておくべきだと思うんだけど・・・



四月一日
紅茶に入れるブランデー持ってきて。



持ってきます。



バツ。



マル。



バツ。



マル。



バツ。



マル。



バツ。






人に無理だと言われても
あきらめないで自分の出来ることを模索する。
だから百目鬼君は
うちの店に入る必要がないのよ。



うわぁ~・・・



で、四月一日は行くわね。



ホッ、ホッ!

行く!



ふ。

2009年11月20日金曜日

×××HOLiC◆継 1 2/3





×××HOLiC◆継 1 2/3


×××HOLiC◆継 1



まだゴミ入ったままなのかよ?



ゴミじゃなかったらしい。



ぁ?



おい!
百目鬼!



目が
開かねぇ。



ぁ?
どうして!
病院!



こりゃ病院で
どうこうできる問題じゃねぇと思う。



だからなんで?!



ぁ!



それ・・・



糸みてぇのが張り付いて
目が開かなくなる病気なんか
聞いたことはねぇからな。



何、普通にしゃべってんだよ!
そうだ!
侑子さんなら何かわかるかも知れねぇ!
店へ行こう!



無理だ。



なんでだよ!



おれは
あの人の店に入れない。






侑子さん!
百目鬼の目が開かなくて
で、店に連れて来ようとしたんですけど
あいつ、自分は店には入れないって
訳わかんない事言って
止めたのに、自分家に帰っちまって
あの馬鹿が・・・
ぁ!



恨みを買ったわね。
蜘蛛に・・・



恨み?



したんでしょ?
恨みを買うような事。



ぁ!

でも、あれ
くもの巣にひっかかっただけで・・・



四月一日にとっては
だけ・・・
でもね
蜘蛛にとっては大切な家を壊された
一大事だったかもしれないわ。

四月一日だって
ある日突然住んでいる所を
理由も無く破壊されれば
理不尽だって憤慨するでしょ?



それは・・・



あるほうから見れば
それは大した事で無くても
あるほうから見れば
それは重大事件にもなりえる。

そしてほとんどの場合
やったほうより、やられたほうが
ダメージが大きい。

大した事無いなんて言えるのは
当事者以外。
恨みなんてね
とっても簡単に買えるものなのよ。



だとしても最初にくもの巣に引っかかったのは
おれです。
恨まれるならおれでしょう!



蜘蛛は引っかかった四月一日より
巣を壊した百目鬼くんのほうを恨んだ。

蜘蛛にとっては
百目鬼君のほうがより恨みの対象だったんでしょ。



そんなの理不尽でしょ!



恨みなんて理不尽なものよ。



じゃぁ、百目鬼の目はあのままなんですか?



蜘蛛が恨みつらみを忘れない間は。



どうすれば忘れるんですか?



気が済めば。
相手が自分が受けた同等のダメージを受ければ。
人だと同等でもまだ気がすまなくて
破滅しててもまだ恨み続ける者も居るけど
今回は蜘蛛だから
同等で十分でしょ。



だったら・・・






開かねぇな。



誰だ?



取れた。






おい。



おれは、おい
じゃねぇ。



おい。



おい
じゃねぇってんだろう。



目、治ったぞ。
あの蜘蛛の巣みたいな物
取れた。



そうか。



ちょっと待て。
おい。



だから、おい
じゃねぇ・・・



ぁ・・・



なんだ?
それは。



ちょっと
ものもらいが出来たんだよ。



何かやりやがったな。



何の事だよ?



俺の目の蜘蛛の糸をはがすために
何をやったんだ?
って聞いてんだよ。



ぁ!
ぅ!



やめろ!



ぁ!



ぁ・・・

てめぇ・・・



あの人
呼んでこい。

おれはあの店には
入れねぇんだよ。

だから
呼んでこい。



今から学校なんだよ。
なんで、おれが・・・



呼べ!






こんな朝早くに
あたしを呼び出すなんて
対価は高くつくわよ。



おれが渡せる物ならどうぞ。
だから四月一日の目を
元に戻してください。



四月一日の右目を奪ったのは蜘蛛よ。
あなたの右目に蜘蛛の巣を張り巡らせていたのと
同じね。

昨日、四月一日が言ったの。






だったら・・・
蜘蛛が
おれより百目鬼を恨んだんだったら
もっと恨まれることをすれば
恨みはおれに移りますか?






そうね
って答えた。
その方法を教えて欲しいと言われたから
教えたわ。



なんで?

2009年11月19日木曜日

×××HOLiC◆継 1 1/3





×××HOLiC◆継 1 1/3


『蜘蛛』
クモノス


×××HOLiC◆継 1



うわぁ
ひまわりちゃんだ!

ひまわりちゃ~ん!

ぁ・・・

あり?

あり?



って、おまえのせいか!



ふわぁ~・・・



二度寝かよ!

ったく、こんなもんが乗っているせいで
変な夢、見ちまったじゃねぇかよ!



けど、夢でひまわりちゃんに会えたよ!
えへへ。



えへへ。



今日はいい事ありそうだ!



いい事?



四月一日、四月一日
朝ごはん!



朝ごはん!



朝ごはん!
朝ごはん!



ん・・・



朝ごはん!



うわ!
ててて。



わかってるって!






彼女が最近話題の少女霊能師
小羽ちゃんです。



美少女ですね。



ですがこの姿に騙されちゃいけませんよ。
金沢にある某病院のそこに住む幽霊を小羽ちゃんは
たった一人でお払いしたのです。






うぅぅ。






信じられませんね。






ピ。ピ。



ぁ・・・



食事時にテレビ見てちゃ駄目でしょう!



あらぁ~。



それにテレビより大事な事話してんじゃないですか!



なんだっけ?



ひまわりちゃんですよ!
ひまわりちゃん!



あぁ。



あぁって、そんだけですか!



無茶苦茶悪いことが起こりそうね。



え?



でも、ひまわりちゃんの夢見たし・・・
ひまわりちゃん、笑顔全開だったし・・・



前にも言ったでしょ?
ひまわりちゃんは四月一日の幸運の女神ってわけじゃ
ないと思うわよ。



え~・・・
ででででも・・・
ひまわりちゃん、あんなに可愛いのに!



なんの関係があるのよ。



かわいいひまわりちゃんを見ているだけで
おれは幸せになれます!



四月一日、言いきった!



ふ~ん。
ひまわりちゃんのほうは
どうなのかしらねぇ?



ねぇ~?



ガーン・・・



四月一日
傷ついた!



とはいえ
四月一日の作ってくれる物って
本当に美味しいわね!

朝ごはんなのに
ご飯がすすんで、すすんで
これで冷酒があればいう事・・・



駄目です!



ゴーン。



ま、八つ当たりだわ。



八つ当たりだ。



自分がちょっともてないからと言って
むきになっちゃって・・・



ぅぅぅ・・・



今日の夕飯、酒は2合までです!



鬼!






せっかく泊り込みで朝飯作ったつーのに
モコナのせいで変な夢見るし
侑子さんに遊ばれるし!

ぁ・・・
ってここ、百目鬼の所の寺じゃねぇか。

ま、あいつはもう早朝練習に行ってるから
居ねぇだろうけど。



おい。



って、居るし!
なんで今日に限って・・・

何回言わせんだ!
おれはオイなんて名前じゃねぇんだよ!



ちょうどいい。
手伝え。



人の話
聞けよ!






おまえ、もっと後でも学校
間に合うだろ?



侑子さんの店から来たんだよ。
あの人の所からなら近いし。



そうなのか?



ぁあ?



おまえ、来たことがあるだろうが。
侑子さんに頼まれて。



いつ?




おれが侑子さんの店で倒れた時だよ。



店?



ぁ?
なんだ?



いや。
で、今日の弁当はなんだ?



イカ飯だよ!
おまえがそうしろって言ったんだろうがよ!
あ・あ・あ・あ・・・



蜘蛛の巣か。
周り見て歩け。
アホ。



誰が阿呆だ!



暴れんな。
余計絡むだろうに。



あぁ・・・



やっぱアホだな。



2回も言ったな!
誰が阿呆だ!






ったく。
登校途中に百目鬼に会うなんて
やっぱり侑子さんの言うとおりだったか。






どうかした?
四月一日くん。



ううん。
何でも無いよ。

でも、今日はひまわりちゃんの
手づくり弁当が食べられるから
いい事あったじゃねぇかよん。

いっただっきまーす!
あむ。
うん!美味い!
さすが。ひまわりちゃん!



それ、お店で売っているのだよ。



でも、温めたのは
ひまわりちゃん!



ううん。
お母さん!



どひゃぁ!



何、地面になついてんだ?



なついてねぇ!



どうした?



いや
ゴミでも入ったんだ。



おまえの目がそんなに繊細かよ。
ゴミくらいでよ。



で、イカ飯はどこだ?



だから人の話
聞けよ!



うふふふ。






ったく
なんでまた二人なんだよ。

ひまわりちゃん
一緒に帰りたかったよ。

なんだ?
まだゴミ入ったままなのかよ?

2009年11月18日水曜日

ツバサ・クロニクル 第2期10(36) 感想・原作比較





ツバサ・クロニクル 第2期10(36) 感想・原作比較


この話はコミックス版10巻に載っています。


阿修羅王の願いは・・・

夜叉王と結ばれる事。


しかし、長きにわたって戦っている二つの国では

決して結ばれない。


そして、夜叉王は既に死んでいて

羽根の力で姿を現していた。


既に死んでいる夜叉王と結ばれるという事は・・・

死者をよみがえらす事。



侑子さんがあなたの願いは重すぎる。


この言葉の意味がここでようやくわかります。



アニメでは小狼が

死者はよみがえらない。

これは旅で学んだ事と答えますが


コミックスでは

父さんが言っていたと小狼は答えます。




そして小狼たちは紗羅ノ国に戻ってくるのですが・・・

なぜか小狼たちの事をこの国の人たちは知りません。



アニメ版では

紗羅ノ国の人たちの服装が・・・

特に太夫の服装をみると


最初にであった時の服装は完全に江戸時代か?

と思える服装をしているのですが


戻ってきた時の服装を見ると

今風な服装に変わっています。


小狼が紗羅ノ国から過去へ移動して戻ってきたと言っていますが

服装の絵を見ると

戻ってきたのではなく、さらに未来へ移動した

このように考えたほうが自然です。


それならば小狼たちの事を知らなくても当然なので。


でも、コミックス版では最初の紗羅ノ国と

次に行った時の紗羅ノ国の人たちの服装には変化が見られません。


ツバサ・クロニクル 第2シリーズ 3

ツバサ(10)


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2009年11月17日火曜日

ツバサ・クロニクル 第2期10(36)3/3





ツバサ・クロニクル 第2期10(36)3/3





あたしたちも阿修羅さまと夜叉様にならって
ず~っと離れないからね。



阿修羅の像と夜叉の像が一緒になった。



どういう事だ?



ねぇ、ねぇ。
あれ!



あ!



これって・・・



私たちがつけてた・・・



それって二人の物?



はい。
紗羅ノ国で一座の人たちにつけてもらって・・・



修羅ノ国で着替えた時にはずして
そのまま・・・



修羅ノ国に置いてきた・・・と。



どういう事だよ?



なんで別の世界に置いてきた物が
ここにあるんだ?
あ?



もしかすると・・・
修羅ノ国は紗羅ノ国のずっと昔の姿だったんじゃないでしょうか?



どういう事だ?



おれ達は紗羅ノ国に落ちてその後
紗羅ノ国の過去である
修羅ノ国へ行ったんじゃないでしょうか?
そして、もう一度
紗羅ノ国に戻ってきた。



場所は同じで
現在から過去
過去から現在へと時間だけを移動したって事か。



こいつに聞きゃわかるだろ。



どうなの?
モコナ。



モコナ、よく覚えてない!



ったく、いざってなると
使えねぇなぁ。



黒剛もね。



何だと?!



でも、どうしてこんなに様子が違うのかな?



ひょっとして・・・






もし、二人の王のなきがらか
形見の一部でも見つかったら
どうか離さず一緒に葬って差し上げてください。

お願いします。






未来が変わった・・・か。



ぁ?



前の紗羅ノ国では
阿修羅の像は一体きりだった。



夜叉の像もね。



未来から来たおれが
あの時言った言葉を
阿修羅族の人はちゃんと受け止めてくれて
その後に作られた二人の像を
離すことなく一緒に祀った。



神様が仲良しになったから
人の争いも無くなった。



さっきの神話とも辻褄が合う・・・か。



良かったです。
みんな楽しそうです。



でも・・・



え?



ん・・・



おい、白饅頭。
それだったら最初っから修羅ノ国に落ちりゃぁ
良かったじゃねぇかよ。



はぁ~!



あ!



阿修羅王と夜叉王の剣!



はぁ~
ぱく。



守り神の中身を吸い込んで・・・



い、いいのかな・・・?



まずいんじゃないかな?



わぁ~!



モコナもどきもどっきどき!
はぁ~ぷぅ~!
はぁ~!



ほら、小狼くん。
さくらちゃんを離れちゃわないようにね。



ぁ・・・



よいしょ!



てめぇ、何しやがる!



今度は別の場所に落ちないように。






二人の神を作った対価。
確かに頂いたわ。






魔女め・・・
次元だけでなく
時間まで移動させる力を持つとは
恐ろしい魔力を持つ女だ。



やはり
あの魔女は気付いてますか?
遺跡の力を。



クロウ・リードと同じようにな。
しかし、いろいろと邪魔はしてくれたが
クロウ・リードは死んだ。
我が計画を阻む者はいまや次元の魔女だけだ。



これからどうします?
もう、打つ手は無いのでは?



確かに打てる手は全て打った。
だが状況は日々変化する。
新たな一手の準備にかからねばな。

2009年11月16日月曜日

ツバサ・クロニクル 第2期10(36)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期10(36)2/3





そうか。

神・・・か。


ん。



あ!



阿修羅王!



ぁ・・・!



あ!



阿修羅王!



ぁ!



聞こえるか?
魔女よ。



聞こえているわ。



小狼とさくら。
あの二人でなければ
私も決心がつかなかったかもしれん。



頼みがある。



対価が要るわ。
その望みに見合うだけの。



わかっている。



では、願いを。



私と夜叉王を後の世の神に。



なぜ?



神にもできぬ事があるという証に。

黄泉へと渡った者は
二度と戻らない。
燃える炎のごとく
流れゆく時間に
同じ物は何一つ無い。

変わるからこそ
戻らぬからこそ
一度しか無い命を悔いなく生きろと願う神に。






ぁ・・・!



王・・・



ぁ・・・



ぁ・・・



さくら・・・



ぁ・・・



もし、二人の王の亡骸か
形見の一部が見つかったら
どうか離さず、一緒に葬ってさしあげて下さい。



小狼・・・



お願いします。



わかった。






ん。
ぁ!

ここは・・・
新しい世界?



ちがうよ。



ぁ!



紗羅ノ国に戻ったみたいだね。



ファイさん・・・ですか?
うん。
オレも黒ぽんも
正真正銘の本人。

オレたちが落ちたのは
夜叉族の住む、夜魔ノ国っていう
世界だったんだよ。

モコナが居ないから
オレと黒るんも言葉が通じないし・・・
でも、黒ぴーが何とか夜叉族の言葉がわかったから
しゃべるのは黒ぴーに任せて
オレは極端に口数の少ない人って事にしてたんだよ。



お目目の色が違ってたのはなんで?



理由はわからないけど
夜魔の国に居たらだんだん黒くなっちゃったんだ。



でも、それなら最初に会った時
そう教えてもらえれば・・・



あぁ。
あれは黒ぴーが・・・



言うな!
馬鹿!



オレたちが本人だってわかると
戦う時、小狼くん
本気出さないからって。



え?



けっ。



小狼くんの先生だからね。
これでも。



これでも・・・
とは何だ!



そうだったんですか。
ありがとうございます。



へっ。



わーい。
黒さま、照れてる。



誰が照れてるか!



怒った!



まて!



わぁ・・・
照れてる、照れてる。



ぁ・・・



気がつきましたね。
姫。



ここは?



おれたち、紗羅の国に戻ったようです。



ぁ!



火煉太夫。



もし、具合でも悪いのか?



もしかしたら行き倒れ?



まぁ、なんて可哀想。



お家は近く?



名前は何て言うの?



あの・・・
おれたちの事、覚えていませんか?



え?



知ってる?



さぁ?



おまえさんたち
誰かと勘違いしてなさるねぇ。
私たちは鈴蘭一座の者。



ぇ?!



ぁ!






ぇへ・・・



あ!
てめぇら!



いつぞやはお世話になりました。



何の話だ?



ぁ?



やっときやがったか。



ぁ!



きゃぁ!
蒼石さまの所の若い衆よ!



いつ見ても凛々しいわ!



素敵!



本日はまことにお日柄もよく
我が社にお越しいただき
教悦至極に存じます。



あはははは。



似合わないことはしなさんな。
いつもどおりで構わないから。



そうっすか?
なら、お言葉に甘えるで。
姐さんたち。



うふふ。



あの人たち
急に仲良くなってる。



私たちの事も知らないみたいだし。



これってどういう事?



って、俺に聞くな。



ぁ!



火煉太夫からことづけを預かってまいりました。



袖振り合うも多少の縁と申します。



今日はめでたい祝いの日。



皆様も是非



お祝いに参加してくださいませ。



お祝いって?



結婚式です!






鈴蘭さん!



蒼石さんだ!



え~・・・
本日は私たち二人のために集まって下さいまして
本当にありがとうございます。
かつて、この紗羅ノ国では
長き戦乱の時代が・・・



え~!
じれったい!

せっかくの祝いの日だってのに
そんな堅っ苦しい挨拶なんぞして
どうするのさ!



そうかな?



あったりまえだろ?



鈴蘭ちゃんの言うとおりだぜ!



蒼石さま!
ここで負けたら、一生
尻にひかれちまうよ!



一座の姐さんたち
それに
社の兄さんたち
今日は来てくれて本当にありがとう。

蒼石さまの計らいで
今日は久方ぶりにあたしらの神様を
この目で拝める事になったよ。
ほら!



ぉ!



ぁ!



おう!



あれって・・・



我らの神。
阿修羅と夜叉を模したこの像は
作られた時から今日に至るまで
決して離されること無く
ずっと一緒に安置されています。

2009年11月15日日曜日

ツバサ・クロニクル 第2期10(36)1/3





ツバサ・クロニクル 第2期10(36)1/3


時をこえるオモイ。





私は・・・
己の願いをかなえる!



私がつけた傷だな。



あれは・・・!



姫の羽根!






阿修羅王が言ってた。
月がお空の一番高い時に
ここに来ればお城に行けるって。






阿修羅王・・・



ぅ・・・!



姫。
どうしてここに?



モコちゃんが教えてくれたの。
羽根がここにあるって。



二人とも
こちらへ。



ん。



ぁ。



夜叉王は?



死んだ。
もう、随分前になる。



じゃぁ、さっきまで居たのは?



まぼろしだ。
あの羽根が見せていた。
まるで生きているかのような影身(うつしみ)。



ぁ・・・



夜叉族との戦いは長い。
夜叉王と刃を交えて
ある日、気付いた。
夜叉王は病に冒されていると・・・

互角であるはずの夜叉王に傷をつけられたのも
その病のためだった。



夢を・・・
見たの・・・



ぇ?



でも、あれは夢なんかじゃない。






どうして
おまえがここに居る?

月の城でしか会いまみえることのないおまえが・・・



ぁ!



そうか。






あれは夜叉王の魂だ。

死んだ夜叉王は
魂となって私のもとにやってきたのだ。
永久の別れを告げるために。

けれど次の日
死んだはずの夜叉王が
月の城にやってきた。

羽根の力によって生み出された
まぼろしとなって。

私がつけた傷の無い夜叉王でも
私には消せなかった。
たとえそれが
ただのまぼろしでも・・・



ん・・・



ぁ・・・



探していた物はこれか?



はい。



では、返そう。



あ!



望みは叶ったか?



ぁ・・・



ん。



では、次は私の番だ。



まさか!



月の城を制した者は
己の願いをかなえる事が出来るという。

月の城は
この阿修羅が制した!

願おう。
我が真の願いを。



ぁ!



あ!



やはり我が願いは月の城を手に入れても
かなえるには重過ぎるか。



阿修羅王!
城が崩れます!
早くこちらへ!



いやだ。



早く!
王!



嫌だと言った!



阿修羅王・・・



小狼!



ぁ!



あきらめれば全てが終わる。
願い続けろ!
強く。
強く。

たとえ己が何者でも
たとえ誰かが何かを強いても
願い続けろ。

己の真の願いを。



ぁ・・・



ん!



小狼くん!



ん、はぁ!



昨日よりは今日
今日よりは明日
戦うたびに強くなる。
そういう強さだ。

願いをかなえられぬ城は崩れゆく・・・か。

私の真の願い
夜叉王をよみがえらせることは
やはり出来なかったな。



死者をよみがえらせることは
誰にも出来ません。
たとえ
それが神と呼ばれる存在でも。



誰の教えだ?



旅で学んだ事の一つです。

2009年11月14日土曜日

ツバサ・クロニクル 第2期9(35) 感想・原作比較





ツバサ・クロニクル 第2期9(35) 感想・原作比較



この話はコミックス版、9巻に載っています。


阿修羅王のところへ夜叉王がやってくる。

さくらは夢でこの様子を見ていますが

この部分はコミックスにはありません。



謎の男、飛王・リードの所に囚われている少年

彼が何者なのか?

アニメでは詳しくは出てこないのですが

コミックス版では小狼に関連がありそうな書き方。


そして、小狼の右目との関連・・・


この時点ではまだ明らかにはされていません。



しかし、阿修羅王は小狼が何者なのかを知っているような口ぶり。

そして、池の水鏡を通して、侑子さんと会話をしている阿修羅王。


阿修羅王は何者なのか?


しかも阿修羅王は侑子さんに何かを願い

その対価として不老の酒を渡している。


願いの一部は、モコナと小狼とさくらを城に招くことが必要だった。


その願いの対価は重すぎるけど

一部はさくらたちを城に招く事でよかったらしい・・・


しかし、阿修羅王の願いとは?

どうやら敵の王である夜叉王との恋に関連しているらしいが・・・


直接的な願いをかなえるためには重過ぎると侑子さんは言う。



一方、さくらは小狼の痛そうな目に思わず口付け。

モコナはそれは躯の記憶だと言う。



確かに記憶を失う前の、さくらは・・・

小狼くんの事が大好きで

小狼くんもさくらのことをとても大切に思っているのだけど

身分の違いで小狼は自分の気持ちを否定しようとしている。

当然と言えば当然の行動。


記憶を対価として渡しても

思いは誰にも渡せないという事なのか?


そして、夜叉王の配下に居る黒剛は・・・?


この回は特に目が離せないストーリー展開になっています。

だけど、肝心なところは全て???状態。

正直、先が気になって仕方の無い回でした。



ツバサ・クロニクル 第2シリーズ 3

ツバサ(9)


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2009年11月13日金曜日

ツバサ・クロニクル 第2期9(35)3/3





ツバサ・クロニクル 第2期9(35)3/3





見知らぬ者が城下を歩いていたら
すぐに誰かが城に知らせるはずだ!

そうだろ?
みんな!



そうです!



もちろん!



世話をかけたな。
もう良いぞ。

我らも城へ戻るぞ。



はい。

う!



どうした?



おい!
大丈夫か?



ぁ・・・
はい。

あ!

なんだ?






兵は要らぬとは
どういうおつもりです?



今宵の出陣は
私と小狼の二人だけで良い。



しかし・・・



もう、決めた事だ。



私にもお供させてください。
この倶摩羅、いついかなる時も
王のお傍に居ようと
心に誓っております。

王のお傍を離れる時
それはすなわち、我が命
尽きる時。

どうか、私にもお供を!



忠義な事だな。
倶摩羅。



は。



いいだろう。
同行を許す。



ありがとうございます。



ただし、今宵
何が起ころうと
取り乱してはならぬぞ。



は?



倶摩羅から聞いた。
具合はどうだ?



大丈夫です。



そうやって飲み込むばかりでは
見ている誰かが悲しむだけだ。



ぁ・・・



秘めるばかりでは
何も変わらん。

では、参るか。






あれは・・・?



奴らも手勢を連れずに来るとは・・・



ぇぃ!



てやぁ!



ふ!



よう、ガキ!



う・・・。



言っただろう。
今度はとどめをさすつもりで来いって!



う・・・

ぁ・・・!



なんだ?



手が!



手が・・・
勝手に動いた!



王!



阿修羅王!



来るな!



しかし・・・



来るなと言っている。



ぁ・・・



夜叉王。
決着をつけよう。






さくら・・・?



ぁ・・・






私は・・・
己の願いをかなえる!






あ!






私がつけた傷だな。






あれは!



姫の羽根!

2009年11月12日木曜日

ツバサ・クロニクル 第2期9(35)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期9(35)2/3





黒剛さんとファイさんに似た人に
また会ったよ。



二人とも本人だったの?



黒剛さんに似た人は
桜都国で手に入れた刀を持っていました。
でも、おれを見ても
何も反応が無くて・・・

それに二人とも
瞳が黒かったんです。



ファイさんは宝石みたいな
綺麗な青い瞳だよね?



黒ぽんは
うさうさみたいに赤いよ。



あの二人はこの世界に居る
同じ魂を持つ別人なのかもしれません。



でも、それじゃぁ
私たちと一緒に旅をしてきた
黒剛さんとファイさんは
今どこに?



ん・・・






想定範囲外の世界に
移動してしまいましたね。



これまではこちらの思い通りの世界に
彼らを落とせていたと言うのに。



適度に安全な世界に・・・
ですね?



死なれては元も子もない。
あれはこの度の計画の為に生み出したもの。
あの遺跡に埋まる物を手に入れるため
働いてもらわねばならぬ。



けれど、あの魔女が黙っていないでしょうね。



ん・・・



現に彼女のせいで
旅を操作できなくなりました。
場合によっては
死に至る恐れすらある。



わかっている!



勝てますか?
あの、次元の魔女に?



勝つために打てる手は全て打ってある!
それでも
あの魔女には完全ではない。

わが血筋であるクロウ・リードが
唯一認めた魔力を持つ女。
次元を超え
人を異世界に運ぶ術を知る女。

しかし!
あの力はこの手につかむ!



ふふふ。



思ったよりも出番が速くなるかも知れんなぁ。






う!



大丈夫?



ちょっと
こっちの目が・・・



痛いの?



少しだけ。



ぁ!



さ・・・
さくら姫・・・



ぇ?



チューだ!
お目目にチュー!



はぁー!
ごめんなさい!
つい・・・



あ、いえ・・・
あの・・・
その・・・



何だか無意識に動いちゃったの。
どうしてだかわからないんだけど・・・



うふふふ。



ぁ・・・
ぁの・・・



チュー!






いいものだな。
互いを思う心という物は。
私も心を決めねばならぬ。
この二人の未来のためにも。






さっきのチュー
からだの記憶かもしれないね。



ぇ?



侑子が言ってたの。
キオクには二つあるんだって。
心のキオクとからだのキオク。
心はもちろんすっごく大事だけど
からだも大事なんだって。

時には心が忘れても
からだが覚えている事もあるんだって。
だから何だかわからないけど
さくらが痛いお目目にチューしたいって思うのは
羽根が飛んじゃって忘れちゃった事があっても
からだが覚えているせいかも知れないね。

だからね
羽根が全部戻るまで
からだのキオクがさくらを助けてくれるよ。



モコちゃん・・・
ありがとう。



モコナもチュー!



ふ・・・






道案内をしていただいて
ありがとうございます。



王の命令だからな。
しかし
街になど行って
何をする気だ?

まさか情報を集めて
夜叉族に密告するつもりじゃないだろうな?



それなら街へは行かずに
お城の中を調べます。



それは・・・
確かにそうだな。



おれは夜叉族の手の者ではありません。



とにかく、少しでも怪しい行動をとったら
その場で成敗するから
そう思え!



はい。






浮かない顔だな。
さくら。



ぇ・・・
ぁ・・・
ごめんなさい。



小狼が心配か?



はい。



この国に居る限り心配は無用だ。



でもね
小狼って無茶ばっかりするの。



そのようだな。



怪我とかしても
全然気にしないの。
さくら、いっぱい心配してるのにね。



強い望みを持つ者は
その望みをかなえるまでは
己を省みない。
それゆえに強い。

しかし、見守る者は辛かろう。
特に小狼は・・・



ぇ・・・?



ぁ・・・



いや
それより湯浴みでもどうだ?



わーい!
お風呂だ!

あはは。
さくら、一緒に入ろうね!

うふ。
お風呂!お風呂!



気付いて無いのなら告げる必要もないだろう。
小狼が何者なのか?
のう、魔女よ。



そうね。



届いたか?



えぇ。
不老の酒。
対価として確かに頂いたわ。



無理を頼んだな。



いいえ。
あなたの依頼が無ければ
手遅れになっていたかもしれないもの。

モコナを強制移動させて
あの子たちを阿修羅王
あなたが居る次元に落とす。

これが、あなたの願い。

そしてそれによって
あの男が作った
予定調和な世界への移動は終わった。
これで、あの男のコントロールは効かない。



魔女というものは縛られる物が多いのだな。
人の願いを通してしか動けないとは。



制約が無ければ
全てはただ崩壊へと突き進むだけよ。
あの男の意のままにさせるわけにはいかないの。
阿修羅王よ・・・

あなたの本当の願いをかなえる為の対価は・・・
重すぎる。

だから・・・
あとは・・・

あなた次第よ。






一人は黒い髪でもう一人は金髪。
二人とも背はこれぐらいか?



どこかで見かけませんでしたか?



やぁ、見とらんなぁ。



あぁ。

2009年11月11日水曜日

ツバサ・クロニクル 第2期9(35)1/3





ツバサ・クロニクル 第2期9(35)1/3


ふたつのキオク。





ふっ・・・

ん・・・



ぁ・・・



どうしたんだ?






ここは・・・どこ・・・?






あれは・・・!



えい!



ふっ!



ぁ!



夜叉王。
やはり、おまえは・・・



いや。



ぁ・・・
ん。



ぁ・・・






どうして、おまえが
ここに居る?

どうして
おまえが、ここに居る?

月の城でしか
会いまみえることのないおまえが。

そうか・・・



ふ。






ぁ・・・!



は!



あ!



今度はとどめをさすつもりで来い!



ぁ!






ぁ・・・



傷は?



大丈夫です。



そうは見えないが。
やらなければならない事があるからか?
それが小狼の望む強さ
なのだな。



ふ・・・



ぁ・・・






あ!
あたし・・・
ずっと寝ちゃってた?!



うん。
爆睡。



ぁ・・・



私、夢を見ていた気がする。



どんな夢?



ぁ・・・

忘れちゃった・・・



ぁ・・・



小狼くん!

ひどい怪我!
どうしたの?



いや・・・
あの・・・



小狼ね
月のお城に行ったんだよね?



モコナ!



えへ。
口がすべっちゃった。



お願い。
辛いの隠さないで。

何も出来ないけど
せめて、心配だけはさせて。



すみません。



さわって・・・いい?



はい?



昔ね
父さまがよくこうしてくれたの。
手当てって言うんだって。

特別な力が無くても
思う気持ちをいっぱい込めれば
痛みを和らげることができるって。



ありがとうございます。



モコナも手当て!



モコナもありがとう。



月のお城に行って
何かわかった?

2009年11月10日火曜日

ツバサ・クロニクル 第2期8(34) 感想・原作比較





ツバサ・クロニクル 第2期8(34) 感想・原作比較


この話はコミックス版9巻に載っています。


鈴蘭さんの涙が阿修羅さまに落ちた時

モコナと阿修羅像に変化があったように私には見えたのですが・・・


そしてモコナの強制移動・・・


一体なぜ?

黒剛やファイさんともまだ合流できていないのに・・・



そして着いた場所がいきなり戦場。


しかし、阿修羅王は小狼とさくらを客人として城へ迎える。



通常では考えられない王の行動。

当然、臣下は納得しない。



この王の不思議な行動は・・・


次の話で明らかになるのだが・・・


そして黒剛やファイさん、そっくりの人にも会うのだが・・・

この二人が一緒に旅をしている黒剛さんとファイさんなのか?

それとも別の人なのかはまだアニメでは明かされていません。

しかし・・・二人とも瞳の色が違うという。



城に招かれた二人は・・・


小狼くんはかなり警戒モード。

しかしモコナは随分フレンドリー。



しかも、ちゃっかり

これ、侑子が好きそう。貰ってもいい?

なんてねだったり・・・



この理由も次の話でわかえるのですが・・・

初めてこれを見た時

オイオイ、大丈夫?

なんて思ったり・・・



謎だらけの話の展開で

オロオロ・・・という感じで見ていた私です。


ツバサ・クロニクル 第2シリーズ 3

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2009年11月9日月曜日

ツバサ・クロニクル 第2期8(34)3/3





ツバサ・クロニクル 第2期8(34)3/3






うん。



お願いがあります。



なんだ?



おれを月の城に連れて行って欲しいんです!



あそこは戦場。
命を落とすかもしれんぞ。



死にません。

やらなければならない事があるから。



駄目だ。



阿修羅王!



その格好ではな。



ぇ?






ほっ!

さくら、全然起きないね。



もしかすると
ここ暫らく羽根が見つかってないからかもしれない。

行ってきます。
姫。






月の城に
何処の誰とも知らぬ者をお連れになると?
何をお考えですか?
阿修羅王!



何も。

ただ、見たいと思っただけだ。
望みが叶うところを。



は?



行くぞ。
小狼。



はい。






黒剛さん!
ファイさん!



おまえ、奴らを知っているのか?



本人かどうかはまだわかりません。
でも、そっくりなんです!



あの二人は強いぞ。
おそらく夜叉王配下で最強だ。



やはりあの少年は夜叉族に通じているのでは?



確かめます。



ぁ!
待て!



ファイさん!
黒剛さん!



ほう!
阿修羅族はあんな子供まで戦に狩り出さなきゃ
ならんほど
戦えるやつが居ねぇらしいな。

閃竜・飛光撃!
(せんりゅう・ひこうげき!)



飛光撃。



やっぱり
おれの知っている黒剛さんとファイさんじゃないのか?
この世界に居る
魂の同じ別人なのか?

でも、あの刀は確かに蒼氷。
桜都国でこの緋炎と共に手に入れた物だ。



急所は避けたようだな。
今度はそうはいかねぇぞ。

破魔・竜王陣!
(はま・りゅうおうじん!)



ぁ!

黒剛さんの技!

ぁ!



てやぁ!



はぁ!



やっぱり蒼氷だ。
本当に黒剛さんじゃないのか?



斬り返して来い!
ガキ!



ふ。



今度は真っ二つになるぞ。



てやぁ!



たぁ!



まぁまぁだな。
だが、まだ甘い!



う!



天魔・空龍閃!
(てんま・くうりゅうせん!)



うわぁ!



ぁ・・・



反応が遅い。



は!



て!



らしくねぇな。
阿修羅王。



へっ!



見事だな。



おのれ!



う!
ぁ!



俺の相手だ!
手出しすんな!



ふ。






うわ!



これは!



夜魔・天狼剣。
(やま・てんろうけん)



だから、俺の相手っつってろうが!
夜叉王!



強い!
阿修羅王も夜叉王という人も。
どっちも本当に強い。

2009年11月8日日曜日

ツバサ・クロニクル 第2期8(34)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期8(34)2/3





月が昇りきった。
今日の戦いはこれまでだな。



ぁ・・・?



ぇ?!



あれ、あれ?
なんかさっきと違うとこ来てる?



あの場所に居られるのは
月が中天に昇るまで。
それを過ぎれば
我々は追い払われる。

確かにあそこにある
月が夜空に現れる天真に上る間のみ
我々はあそこに招かれる。



お城が・・・
空を飛んでいる。

私たち、あそこに居たの?



でも、どうしてあそこで戦いを?



何をとぼけている?
月の城の戦いをわからぬふりとは?
何が目的だ?
まさか、夜叉族の手の者か?!



夜叉族なら目は漆黒のはず。

この子たちは違う。



しかし・・・



その子供たちを、我が城へ。



わかりました。
早速捕まえて・・・



違う。

客人として招け。



ですが・・・



倶摩羅よ!



ん・・・



同じことを二度
言わせるな。



ん・・・
仰せの・・・
ままに。



ぁ・・・



歓迎するぞ。
子供たち。
我が、阿修羅城へ。






さっきの、黒剛さんとファイさんだったのかな?



わかりません。
でも、本人だとしたら
どうして俺たちを見て何も反応が無いのか?



美味しい!
あぅ。



待たせたな。



ぁ・・・



食事は口に合ったか?
客人。



うん!
すっごく美味しい!



ふ。
それは良かった。



ぁ・・・!



これがどうかしたか?



あの・・・
私の国の楽器とよく似ていたので。



ほぉ。



同じです!
不思議ですね。
他の国なのに!



さくら
弾けるの?



うん。
少しだったら。



それは聞きたいな。



え?!
でも、全然上手に弾けなくって。
ぁ・・・



おれも聞きたいです。



ぁぅ・・・



聞いてて嫌になったらすぐに止めてね。



すごく綺麗な音!



モコナ、
この世界に羽根の気配は?



強い力、感じる。



どこかわかるかい?



一番強いのはあそこ。

あの空に浮かんだお城。






さくらはまだ
夢の中か?



うん。そうなの。



旅の疲れが出たようです。



不安か?



ぇ?



昨日もそうやって
さくらをずっと気にかけていたな。
二人は私が招いた客人だ。
この国の者には指一本触れさせんから
安心するといい。



ぁ。



この瓶、とっても綺麗なの!
侑子が好きそう!



気に入ったのなら
どうぞ。



わぁ~い!
ありがとう!



ぁ!



あ~ん、
ぱく。



ところで、ここは修羅の国と言うんですね?



そう。
ここは我ら
阿修羅族が治める国だ。



夜叉族と言うのは?



我らが戦っている者たちだ。
長きにわたってな。



二つの勢力に分かれて
争っている。






とぼけるな!



昨日の晩、夜叉の像がまた
血の涙を流した。



それがうちの阿修羅さまのせいだと?



決まってんだろ!



もしもここから出て行かないと言うなら!



なら、どうするつもり?



こうするまでよ!



ん・・・



うちの看板スターに
手出すんじゃないよ!



邪魔すんじゃねぇ!



うわぁ!



するに決まってるんだろうが!
この唐変木!

ここで暮らす者は全て鈴蘭一座の身内!
このあたしの目の黒いうちは指一本・・・
いやさ、髪の毛一本触れさしゃぁしないよ!






まるで紗羅ノ国と同じだ。
それに鈴蘭一座の守り神は阿修羅の像。
この人にそっくりだ。



夜叉族はあの城に住んでいるんですか?



いや。



ぇ?



夜叉族も月が中天に昇りきるまでの間だけ
あの空に浮かぶ城に招かれるらしい。
少なくとも近隣の国からなどでは
無いようだな。
あの城以外で夜叉族と会った者もおらぬ。



では、何処から来たのかもわからない相手と
戦っているんですか?



そう。
はるか、いにしえからな。



なぜです?



あの城を手に入れた者は
望みをかなえる事が出来ると言われているからだ。



望みをかなえる?



そんな言い伝えのために
もう何代も阿修羅族と夜叉族は
血を流している。

あの月の城で。

望みの無い者など居ない。
もし、自分には何の望みも無いと言う者が居たら
それは己の心の奥を知らぬだけだ。



ぁ・・・

あなたの望みは、何ですか?



ふ・・・



うふふ、くすぐったい。



旅をしていると言ったな?
小狼。



はい。



何のために?



探し物があるんです。



それがこの国にあるのか?



わかりません。
でも、可能性はあります。

2009年11月7日土曜日

ツバサ・クロニクル 第2期8(34)1/3





ツバサ・クロニクル 第2期8(34)1/3


終わりなきイクサ。




こいつは・・・



黒さま!
空が・・・!



ぁ・・・



空が・・・
割れる・・・?






姫!






ぁ・・・






姫!
しっかり!

姫!






姫の羽根が関係あるんじゃ無かろうな?



わかんない・・・
でも・・・

何かとんでもない感じなんだけど・・・
あの空の色・・・



ハァ、ハァ、ハァ
これは・・・!

夜叉の像がまた・・・
血の涙を・・・






姫、目を開けてください。
姫!



ぁ・・・
小狼くん・・・
あたしは・・・



姫・・・



ぁ・・・



小狼!
さくら!



ぁ・・・



阿修羅さま!






とんでもねぇ殺気の塊がある。



空の向こうにね。



近づいてきている。






阿修羅さまは
あたし達一座の守り神だ!
決して災いを呼ぶ神なんかじゃ無い!

ちがう。
絶対に阿修羅さまのせいじゃない。

じゃないと、本当にもう
あの人に会えなくなっちまうよ。



鈴蘭さん・・・



ぁ・・・!



ぁ!



わぁ!






うわぁ!






あれは!



モコちゃん!






この世界に、羽根
無い・・・
でも
あの世界に・・・
ある。






ぁ!






なんだ?!



え~?!
移動するの?






次の世界に移動するのか?



でも、まだ黒剛さんと
ファイさんが・・・



小狼!
さくら!






誰?







目を開けてください。

姫!



ぁ・・・



姫。



私は・・・
一体・・・



大丈夫ですか?



夢を・・・
見てたみたい。

ぁ・・・!

ここは何処?



それが・・・



ぁ・・・



子供か。

こんな所になぜ居るんだ?



うわぁ!



阿修羅王、お怪我は?



ない。



ぁ!



小狼くん!
あの人って・・・



ふっ。
また決着はつかないようだな。

夜叉族と・・・



黒剛さん!
ファイさん!