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2009年11月15日日曜日

ツバサ・クロニクル 第2期10(36)1/3





ツバサ・クロニクル 第2期10(36)1/3


時をこえるオモイ。





私は・・・
己の願いをかなえる!



私がつけた傷だな。



あれは・・・!



姫の羽根!






阿修羅王が言ってた。
月がお空の一番高い時に
ここに来ればお城に行けるって。






阿修羅王・・・



ぅ・・・!



姫。
どうしてここに?



モコちゃんが教えてくれたの。
羽根がここにあるって。



二人とも
こちらへ。



ん。



ぁ。



夜叉王は?



死んだ。
もう、随分前になる。



じゃぁ、さっきまで居たのは?



まぼろしだ。
あの羽根が見せていた。
まるで生きているかのような影身(うつしみ)。



ぁ・・・



夜叉族との戦いは長い。
夜叉王と刃を交えて
ある日、気付いた。
夜叉王は病に冒されていると・・・

互角であるはずの夜叉王に傷をつけられたのも
その病のためだった。



夢を・・・
見たの・・・



ぇ?



でも、あれは夢なんかじゃない。






どうして
おまえがここに居る?

月の城でしか会いまみえることのないおまえが・・・



ぁ!



そうか。






あれは夜叉王の魂だ。

死んだ夜叉王は
魂となって私のもとにやってきたのだ。
永久の別れを告げるために。

けれど次の日
死んだはずの夜叉王が
月の城にやってきた。

羽根の力によって生み出された
まぼろしとなって。

私がつけた傷の無い夜叉王でも
私には消せなかった。
たとえそれが
ただのまぼろしでも・・・



ん・・・



ぁ・・・



探していた物はこれか?



はい。



では、返そう。



あ!



望みは叶ったか?



ぁ・・・



ん。



では、次は私の番だ。



まさか!



月の城を制した者は
己の願いをかなえる事が出来るという。

月の城は
この阿修羅が制した!

願おう。
我が真の願いを。



ぁ!



あ!



やはり我が願いは月の城を手に入れても
かなえるには重過ぎるか。



阿修羅王!
城が崩れます!
早くこちらへ!



いやだ。



早く!
王!



嫌だと言った!



阿修羅王・・・



小狼!



ぁ!



あきらめれば全てが終わる。
願い続けろ!
強く。
強く。

たとえ己が何者でも
たとえ誰かが何かを強いても
願い続けろ。

己の真の願いを。



ぁ・・・



ん!



小狼くん!



ん、はぁ!



昨日よりは今日
今日よりは明日
戦うたびに強くなる。
そういう強さだ。

願いをかなえられぬ城は崩れゆく・・・か。

私の真の願い
夜叉王をよみがえらせることは
やはり出来なかったな。



死者をよみがえらせることは
誰にも出来ません。
たとえ
それが神と呼ばれる存在でも。



誰の教えだ?



旅で学んだ事の一つです。

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