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2009年11月4日水曜日

ツバサ・クロニクル 第2期7(33)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期7(33)2/3






うわぁ~!



綺麗だろ?

あたしたちは、この紗羅の国中を旅しながら
こうして芸を見せてるんだよ。



すいません。
いろいろお世話になってしまって。



なーに。
気にしなさんな。
一度請け負った客人は
最後までもてなすのが
あたしらの流儀だからね。

あたしたちは一年に一度
月が綺麗な今頃の時期になると
ここに帰って来るんだ。

どこで興行しても楽しい事に変わりは無いけど
やっぱり自分たちの家がある
この場所は特別なんだ。

それに
ここには・・・



ぁ?



ぁ!



綺麗・・・



姫、火に触ると・・・



うちの炎は
触っても火傷なんかしないの。



ぁ・・・



守り神様が授けてくださる炎だもの。



守り神?






う・・・
ぁ・・・

やっぱり、難しい。



お箸は苦手ですか?



はい。
黒さまが羨ましいよ。



ここは俺が居た国に似ているからな。



ぁ?



どうしました?



あそこに妙な力を感じるんですけど
あれって、結界・・・かな?
何かからあの中にある物を
守る感じの力が・・・







ありますよね。



先ほどの剣術と言い
あなたの見立てと言い
ただの旅のお方ではないようですね。



ん・・・



・・・






うわぁ!

これが夜叉の像。



そうです。



あ!



血の涙・・・



月が美しいこの季節になると
夜叉の像は傷ついた右目から
血を流すのです。



原因はわかっているのですか?



ある旅の一座が祀っている
もう一つの像が関係していると言われています。






わぁ!



これが一座の守り神。
その名も
阿修羅さま、さ。



わぁ!



ぁ!



よほどの名工が作った像なんでしょうね。
どのくらい前に作られたんだろう?
何で出来ているのかな?
どういういわれがあって・・・







うへぇ・・・



小狼は歴史があるものとか
不思議な物とかを見つけたり
調べたりするのが
だーい好きなんだよね?



すみません。



でも、小狼の気持ち
わかるよ。
だって、この像
かっこいいもん!



私も好きです。
とても綺麗だし。



ありがとよ。



ぁ!



でも、あいつらは
そう思っちゃいない。



ぁ・・・






阿修羅は戦いと災いを呼ぶ神とされています。
そして、ここに祀られた夜叉は
夜と黄泉を司る神なのです。



黄泉?



死者の住む世界の事だ。



夜叉の像の流す血の涙は
阿修羅が呼ぶ戦いと災いに対する
警告だと伝えられています。



へぇ・・・



蒼石さま、そろそろお時間です。



わかりました。

では、私はこれで。



いいのかよ?



はい?



何処の誰とも知れねぇ俺達を
本尊の前に残して・・・?



あなたたちがここにいらしたのには
人智の及ばぬ理由がある。
そう、考えておりますので。
では。



何かだな?



う~ん・・・
と言うか、この像
警告とか
そんなので泣いているのかな?

もっと、何か別の理由があるような気がするのだけど。






こんな美しい神様が
戦いと災いを呼ぶなんて
信じられない。



おれも
そう思います。






今日は休演日だ。
そこで、客人として迎えた
小狼とさくらの歓迎会といこうじゃないか!

さぁ、二人とも出ておいで!



ぁ・・
ぇっと・・・



何、隠れてんだい?

この、スットコドッコイ!



キャァ!
❤❤❤!



前にも言ったが
ここは男子禁制。
客以外に男が出入りしていると
お上に知られちゃぁ
一大事だからね。

悪いが、その格好で通してもらうよ。



うわぁ・・・



大変です!
オーナー!



表にあいつらが!



ぁ・・・






今日こそ、出て行ってもらうぞ!



おや、まぁ・・・
何を言い出すのかと思えば
無体なこと。



とぼけるな!



昨日の晩
夜叉の像がまた血の涙を流した!



それがうちの阿修羅さまのせいだと?



決まってんだろ!



もしも、ここから出て行かないと言うなら!



なら、どうするつもり?



こうするまでよ!



ん!



うちの看板スターに
手を出すんじゃないよ!



邪魔すんじゃねぇ!



うわぁ!



するに決まってんだろが!
この唐変木!

ここで暮らす者は全て
鈴蘭一座の身内!
このあたしの目の黒いうちは
指一本、いやさ
髪の毛一本触れさしゃぁしないよ!



よ!
鈴蘭ちゃん!
待ってました!



でかい口をたたきやがって!
蒼石さまもなんで・・・



ぁ・・・



やっちまえ!



うわぁ~!



うわぁ~!
かっこいい!



覚えてろよ!



一昨日おいで。
このおっちょこちょい!



小狼、強いのね!



ありがとね。
小狼。



すごくかっこ良かったわぁ~!



小狼。



ぁ?



うちの舞台に出てみないかい?



え?!



あれだけ動けるなら
どんな軽業だってちょろいもんさ。



さすが、オーナー!
お目が高い!



わぁ!
素敵!
何やるの?



あたし、教えてあげる!






黒りん!



小狼くんたちを探しに行こうよ。



あぁ。



日本国だっけ?
黒さまの居た世界って。



ぁ?!



この間は知世ちゃんに会ったし
ここは黒ぽんの居た世界に似ているようだし
もしかして、黒るん
ふるさとを思い出してたそがれちゃったりしてる?



うるせぇ。



冷たいなぁ。
仲間なのに。



よく言うぜ。
おまえも腹割るつもりはねぇくせに。



そうでも無いかもしれないよ?



昨日、蒼石とやらの話の中に
阿修羅の名が出た。
その時、顔色を変えたのは何でだ?



何という事をしたのです?!



あらぁ。
何かあったみたい。

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