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2009年11月12日木曜日

ツバサ・クロニクル 第2期9(35)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期9(35)2/3





黒剛さんとファイさんに似た人に
また会ったよ。



二人とも本人だったの?



黒剛さんに似た人は
桜都国で手に入れた刀を持っていました。
でも、おれを見ても
何も反応が無くて・・・

それに二人とも
瞳が黒かったんです。



ファイさんは宝石みたいな
綺麗な青い瞳だよね?



黒ぽんは
うさうさみたいに赤いよ。



あの二人はこの世界に居る
同じ魂を持つ別人なのかもしれません。



でも、それじゃぁ
私たちと一緒に旅をしてきた
黒剛さんとファイさんは
今どこに?



ん・・・






想定範囲外の世界に
移動してしまいましたね。



これまではこちらの思い通りの世界に
彼らを落とせていたと言うのに。



適度に安全な世界に・・・
ですね?



死なれては元も子もない。
あれはこの度の計画の為に生み出したもの。
あの遺跡に埋まる物を手に入れるため
働いてもらわねばならぬ。



けれど、あの魔女が黙っていないでしょうね。



ん・・・



現に彼女のせいで
旅を操作できなくなりました。
場合によっては
死に至る恐れすらある。



わかっている!



勝てますか?
あの、次元の魔女に?



勝つために打てる手は全て打ってある!
それでも
あの魔女には完全ではない。

わが血筋であるクロウ・リードが
唯一認めた魔力を持つ女。
次元を超え
人を異世界に運ぶ術を知る女。

しかし!
あの力はこの手につかむ!



ふふふ。



思ったよりも出番が速くなるかも知れんなぁ。






う!



大丈夫?



ちょっと
こっちの目が・・・



痛いの?



少しだけ。



ぁ!



さ・・・
さくら姫・・・



ぇ?



チューだ!
お目目にチュー!



はぁー!
ごめんなさい!
つい・・・



あ、いえ・・・
あの・・・
その・・・



何だか無意識に動いちゃったの。
どうしてだかわからないんだけど・・・



うふふふ。



ぁ・・・
ぁの・・・



チュー!






いいものだな。
互いを思う心という物は。
私も心を決めねばならぬ。
この二人の未来のためにも。






さっきのチュー
からだの記憶かもしれないね。



ぇ?



侑子が言ってたの。
キオクには二つあるんだって。
心のキオクとからだのキオク。
心はもちろんすっごく大事だけど
からだも大事なんだって。

時には心が忘れても
からだが覚えている事もあるんだって。
だから何だかわからないけど
さくらが痛いお目目にチューしたいって思うのは
羽根が飛んじゃって忘れちゃった事があっても
からだが覚えているせいかも知れないね。

だからね
羽根が全部戻るまで
からだのキオクがさくらを助けてくれるよ。



モコちゃん・・・
ありがとう。



モコナもチュー!



ふ・・・






道案内をしていただいて
ありがとうございます。



王の命令だからな。
しかし
街になど行って
何をする気だ?

まさか情報を集めて
夜叉族に密告するつもりじゃないだろうな?



それなら街へは行かずに
お城の中を調べます。



それは・・・
確かにそうだな。



おれは夜叉族の手の者ではありません。



とにかく、少しでも怪しい行動をとったら
その場で成敗するから
そう思え!



はい。






浮かない顔だな。
さくら。



ぇ・・・
ぁ・・・
ごめんなさい。



小狼が心配か?



はい。



この国に居る限り心配は無用だ。



でもね
小狼って無茶ばっかりするの。



そのようだな。



怪我とかしても
全然気にしないの。
さくら、いっぱい心配してるのにね。



強い望みを持つ者は
その望みをかなえるまでは
己を省みない。
それゆえに強い。

しかし、見守る者は辛かろう。
特に小狼は・・・



ぇ・・・?



ぁ・・・



いや
それより湯浴みでもどうだ?



わーい!
お風呂だ!

あはは。
さくら、一緒に入ろうね!

うふ。
お風呂!お風呂!



気付いて無いのなら告げる必要もないだろう。
小狼が何者なのか?
のう、魔女よ。



そうね。



届いたか?



えぇ。
不老の酒。
対価として確かに頂いたわ。



無理を頼んだな。



いいえ。
あなたの依頼が無ければ
手遅れになっていたかもしれないもの。

モコナを強制移動させて
あの子たちを阿修羅王
あなたが居る次元に落とす。

これが、あなたの願い。

そしてそれによって
あの男が作った
予定調和な世界への移動は終わった。
これで、あの男のコントロールは効かない。



魔女というものは縛られる物が多いのだな。
人の願いを通してしか動けないとは。



制約が無ければ
全てはただ崩壊へと突き進むだけよ。
あの男の意のままにさせるわけにはいかないの。
阿修羅王よ・・・

あなたの本当の願いをかなえる為の対価は・・・
重すぎる。

だから・・・
あとは・・・

あなた次第よ。






一人は黒い髪でもう一人は金髪。
二人とも背はこれぐらいか?



どこかで見かけませんでしたか?



やぁ、見とらんなぁ。



あぁ。

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