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2009年11月16日月曜日

ツバサ・クロニクル 第2期10(36)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期10(36)2/3





そうか。

神・・・か。


ん。



あ!



阿修羅王!



ぁ・・・!



あ!



阿修羅王!



ぁ!



聞こえるか?
魔女よ。



聞こえているわ。



小狼とさくら。
あの二人でなければ
私も決心がつかなかったかもしれん。



頼みがある。



対価が要るわ。
その望みに見合うだけの。



わかっている。



では、願いを。



私と夜叉王を後の世の神に。



なぜ?



神にもできぬ事があるという証に。

黄泉へと渡った者は
二度と戻らない。
燃える炎のごとく
流れゆく時間に
同じ物は何一つ無い。

変わるからこそ
戻らぬからこそ
一度しか無い命を悔いなく生きろと願う神に。






ぁ・・・!



王・・・



ぁ・・・



ぁ・・・



さくら・・・



ぁ・・・



もし、二人の王の亡骸か
形見の一部が見つかったら
どうか離さず、一緒に葬ってさしあげて下さい。



小狼・・・



お願いします。



わかった。






ん。
ぁ!

ここは・・・
新しい世界?



ちがうよ。



ぁ!



紗羅ノ国に戻ったみたいだね。



ファイさん・・・ですか?
うん。
オレも黒ぽんも
正真正銘の本人。

オレたちが落ちたのは
夜叉族の住む、夜魔ノ国っていう
世界だったんだよ。

モコナが居ないから
オレと黒るんも言葉が通じないし・・・
でも、黒ぴーが何とか夜叉族の言葉がわかったから
しゃべるのは黒ぴーに任せて
オレは極端に口数の少ない人って事にしてたんだよ。



お目目の色が違ってたのはなんで?



理由はわからないけど
夜魔の国に居たらだんだん黒くなっちゃったんだ。



でも、それなら最初に会った時
そう教えてもらえれば・・・



あぁ。
あれは黒ぴーが・・・



言うな!
馬鹿!



オレたちが本人だってわかると
戦う時、小狼くん
本気出さないからって。



え?



けっ。



小狼くんの先生だからね。
これでも。



これでも・・・
とは何だ!



そうだったんですか。
ありがとうございます。



へっ。



わーい。
黒さま、照れてる。



誰が照れてるか!



怒った!



まて!



わぁ・・・
照れてる、照れてる。



ぁ・・・



気がつきましたね。
姫。



ここは?



おれたち、紗羅の国に戻ったようです。



ぁ!



火煉太夫。



もし、具合でも悪いのか?



もしかしたら行き倒れ?



まぁ、なんて可哀想。



お家は近く?



名前は何て言うの?



あの・・・
おれたちの事、覚えていませんか?



え?



知ってる?



さぁ?



おまえさんたち
誰かと勘違いしてなさるねぇ。
私たちは鈴蘭一座の者。



ぇ?!



ぁ!






ぇへ・・・



あ!
てめぇら!



いつぞやはお世話になりました。



何の話だ?



ぁ?



やっときやがったか。



ぁ!



きゃぁ!
蒼石さまの所の若い衆よ!



いつ見ても凛々しいわ!



素敵!



本日はまことにお日柄もよく
我が社にお越しいただき
教悦至極に存じます。



あはははは。



似合わないことはしなさんな。
いつもどおりで構わないから。



そうっすか?
なら、お言葉に甘えるで。
姐さんたち。



うふふ。



あの人たち
急に仲良くなってる。



私たちの事も知らないみたいだし。



これってどういう事?



って、俺に聞くな。



ぁ!



火煉太夫からことづけを預かってまいりました。



袖振り合うも多少の縁と申します。



今日はめでたい祝いの日。



皆様も是非



お祝いに参加してくださいませ。



お祝いって?



結婚式です!






鈴蘭さん!



蒼石さんだ!



え~・・・
本日は私たち二人のために集まって下さいまして
本当にありがとうございます。
かつて、この紗羅ノ国では
長き戦乱の時代が・・・



え~!
じれったい!

せっかくの祝いの日だってのに
そんな堅っ苦しい挨拶なんぞして
どうするのさ!



そうかな?



あったりまえだろ?



鈴蘭ちゃんの言うとおりだぜ!



蒼石さま!
ここで負けたら、一生
尻にひかれちまうよ!



一座の姐さんたち
それに
社の兄さんたち
今日は来てくれて本当にありがとう。

蒼石さまの計らいで
今日は久方ぶりにあたしらの神様を
この目で拝める事になったよ。
ほら!



ぉ!



ぁ!



おう!



あれって・・・



我らの神。
阿修羅と夜叉を模したこの像は
作られた時から今日に至るまで
決して離されること無く
ずっと一緒に安置されています。

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