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2009年11月23日月曜日

×××HOLiC◆継 2 1/3





×××HOLiC◆継 2 1/3


『左眸』
ヒダリメ


×××HOLiC◆継 2



四月一日がひっかかった蜘蛛の巣を
百目鬼君が取り退き
その時、蜘蛛は
ひっかかった四月一日ではなく
取りのいた百目鬼君を恨んだ。



百目鬼のほうがより近い
より直接だからな。



そう。
だから蜘蛛は百目鬼君の目に
巣をかけた。



蜘蛛の復讐だ。



百目鬼君の片目を封じられた事を知った四月一日は
百目鬼君の片目の代わりに
自分の片目を差し出した。



自分で頼んで差し出すことにした。



望んだのは四月一日。
願いをかなえたのは私。



じゃぁ百目鬼は・・・






あとは、長持ちに入っている本。



誰?



四月一日さまだ!



何時だと思ってる?



そりゃこっちの台詞だ。
蔵整理にいつまでかかってるんだ?
このトロ野郎!



バイトはどうした?



終わったよ。
全然片付けてないじゃねぇかよ!
これだから百目鬼は!



だったらさっさと・・・
ぁ・・・



そんな情けないおまえに
この四月一日さまが弁当をめぐんでやろう。
拝め。
感謝の踊りを踊れ。
うはははははは。



阿呆。



なんだと!
てめぇ!



それだけ元気ならいいか。



はぁ?!



この蔵には爺さんが集めた術の本や
まじない道具やらが山ほどあるんだよ。
何ともねぇんだろ?



腹は立ってるけどな!
おまえにな!



爺さんもまずい物は持ちこまねぇように
してたみたいだし。



ぁ!
お札だ。



確かにこういう空気のこもった暗いとこって
必ず居るもんな。
感じねぇな。
けど・・・
ちょっと何か・・・



茶はねぇのか?



って、もう食ってるし!

まったく油断も隙もありゃしねぇ。



うら!
茶はねぇけど
味噌汁作ってきてやったぞ!
3回頭下げて捧げ持ってから
飲みやがれ!



おう。



捧げてねぇじゃねぇかよ!
残りもんだからな。
侑子さんところの。
おまえなんか残りもんで十分だ!



今度はコロッケにしろ。



だぁーー!!
だから人の話を聞けよ!
てめぇ!
残りもんだって言ってんだろう!



ご馳走様。



ったく。
本当に態度でかいんだから。
こいつは。



調べてんのか?



ぁ?



おれの目を戻す方法を。
おれはこのままでも平気だ。



おれは嫌だ。



そろそろ帰れ。
夜のほうがあやかしが出やすいんだろ?



ふっ。
おまえも勝手にやってんだから
おれも勝手に調べてもいいだろうが!

文句あるのかよ?!



そっちはもう見た。



う!



あっち調べろ。



偉そうに言うな!

ったく、子供の頃からそうなのかよ?!



この中か?

うわぁ!



こ、壊しちまったか?



待て。



うわぁ!!!
人んちの蔵壊した!
どうしよ!
どうしよ!
どうしよこれ!

どうしよ!
どうしよ!
それとも弁償?!



爺さんの字だ。



え?



って、おまえの爺さんが書いたのって事か?
ぁ!
すっげぇ達筆。
って達筆すぎて読めねぇ。



旧仮名だしな。



おまえ読めんのかよ?



あぁ。



おい。



ったく!
だから何度言わせるんだ!
おれは、おいじゃねぇ!



あった。



ぁあ?!



蜘蛛に取られた目を取り返す術。



ぇえ?!
そんなピンポイントな!

てか、よくある事なのか?



新月の夜に
井戸水を汲んで
失くしたほうの目を洗い
その水を・・・



ぇ!

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