楽天

2009年12月21日月曜日

ツバサ・クロニクル 第2期16(42)1/3





ツバサ・クロニクル 第2期16(42)1/3


望郷のカナタ。





ぁ・・・



てめぇの故郷だってのに
なに、ぼうっとしてるんだ?



記憶が完全に戻ってないから
懐かしさを感じる事が出来ないのかも・・・



それに、ここが本当の玖楼国かどうかは
まだわかりません。



小狼の言うとおりなの。
だってモコナ移動してないもん。



だよね。



確かにこの街
妙だぜ。



うん。
誰も居ないの。



それどころか
生き物の気配を一つも感じねぇ。



あれって・・・



ぁ・・・






ここって覚えてる。
とても優しい考古学者の先生が
一人で住んでいて・・・



ん・・・



ここってもしかして
小狼くんの家?



ぁ・・・
はい。



やっぱり。
ふ~ん。
小狼くんって
こういう所に住んで居たんだ。



いいお部屋だね。



黒さまも興味津々でしょう。



ぁ?
うるせぇ。



ふ。



ふぅん。



ねぇねぇ、小狼!
この人、誰?



それは、おれの・・・

ぁ!

これは・・・!



なに、なに?



どうした?



本当はここに子供頃のおれが
映っているはずなんです。



ぁ?



どういう事?



もしかして・・・



もしかして・・・
なんだ?



小狼くん
一つ、確かめたい事があるんだけど。



はい。



例えば、小狼くんとさくらちゃん
二人に共通する思い出の場所とかって
無いかな?



思い出の場所?

ぁ・・・






私、夜寝る時、いつも考えている。
小狼、何してるかな?って。
私の事、ちょっとでも考えてくれてるかな?って。



考えてるよ。

おれも、考えてる。



あのね、あたし
小狼にね、言いたいことが、あるの。
あたし、小狼のこと・・・



ゴーン!



わぁ!



鐘が鳴ったから戻らなきゃ。



送って行こうか?



ううん、大丈夫。



ぁ・・・



あの・・・
あのね、
さっき、言いたかったこと・・・

この次
会った時に、言うね。



ぅん・・・



絶対言うから
待っててね。






ここ、とっても覚えてる。



ぁ・・・



あたし、誰かに
すごく大切なことを言おうとしていた。

でも、
相手が誰だったのか思い出せない。
何を言おうとしていたのかもわからない。



ぁ・・・!






うわぁ!
広い!

ここが、さくらのお家なの?



うん。



同じ城でも
俺の居た国とは
随分違うんだな。



黒ぽん、やっぱり
興味津々。



ほぉっとけ。






うん。
これが動かぬ証拠だね。



ぁ・・・



ここは
さくらちゃんの記憶が
魔術によって実体化した世界だったんだね。



私の・・・
記憶・・・?



どういう事だ?



『記憶の本』だよ。

あの本にはさくらちゃんの羽根の力が
秘められている。
だから、本を守るための魔術も
羽根の力の影響を受けていた。



姫の羽根の力と
本の魔力が一つになったために
この世界が生み出された
と言うんですか?



そういう事。

だから、さくらちゃんの心に
深く刻み込まれた物が
こうして実体化しているんだよ。

ただし、まだまだ羽根が足りないから
さくらちゃんの記憶は不完全。
それで街に人がぜんぜん居ないんだね。



ファイ!
すごい!
よくわかったね!



う~ん。
これも魔法の一種だからね。
ちょっと勉強してれば。



う~ん・・・



という事は
記憶の本のある場所は・・・



さくらがこの街に居たころ
あそこは不思議だなぁ~
謎めいてるったら、ないなぁ~
と思ってた場所にあるのかも!



ぁ・・・



ん・・・

0 件のコメント: