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2009年12月14日月曜日

ツバサ・クロニクル 第2期14(40)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期14(40)2/3






違う!



ん?



俺は諏訪のみんなを守りたい。
みんなを守る!
母上と父上を守りたい!



ふ。
それでこそ我が息子だ。



う、痛い。
痛いよ、父上!



ははははは。






てやぁ!



はぁ!
破魔・竜王刃!



お見事でございます。
若。



まだだ。
一太刀で倒さなければ
親父の龍王陣には及ばない。

親父、忙しそうだな?



お館様がおっしゃるには
若が留守役をしておられると
安心して魔物討伐に出かけられるのだそうです。



ぁ?
親父がそんな事を?



若がお館様の名を継いで
諏訪の領主になる日も
そう遠くない事なのかもしれませんな。



ん。






お帰りなさいませ。
若様。



これを母上に。






母上。
今戻りました。



あぁ。
鋼丸。
私も祈りを続けねば。



ぁ・・・



母上。
あまり無理をなさらないで下さい。
祈りも大切でしょうが
少しは休まないと。



結界を強めねば
諏訪の民が苦しむ事になります。



でも、俺は
母上にも元気でいて欲しいんだ!



ぁ・・・



優しい子。
本当にお父上、そっくり。






強くなりたい!
母上が少しでも休めるように。
早く、もっと!
強くなりたい!






あ!



父上!



刀が!
今度出た魔物はそんなに強いのか?



まぁな。
だが、俺が怪我した事は
母上には内緒だぞ。
格好悪いからな。



すぐに、傷の手当を!



いらん!
すぐに出る!



父上!



ぁ・・・



それは・・・



諏訪の領主に代々伝わる刀。
名刀、銀竜だ。



銀竜を連れて行かなければならないほどの相手なのか?



あぁ。
ちょっと厄介な相手だ。

だが、倒すさ。



いけませんわ。



ん?



母上!



家宝の銀竜をお持ちになるのなら
私をお呼びくださらないと。



昔からそうだったな。
そなたは無茶ばかりする。



それはあなた様も同じ事。



ふ。
そうだな。



家宝の出陣だ。
巫女の祝詞を。



諏訪を守る
水を統べ
天翔ける竜よ
其の名を戴きし
家宝を持つ者を守り
この諏訪を
守り賜え



ん。



では、行って来る。



ご武運を。






父上!
俺も行く!



おまえは残れ。



嫌だ!
俺も少しは強くなった!
一緒に戦える!
ぁ・・・



あぁ。強くなった。
だから、その強さで
おまえの愛するものを守れ。



父上・・・



ふ。



ぁ・・・



きゃぁ!



ぁ・・・






母上!

寝所に医者を!



いいえ。
私を祈りの間に。



でも・・・



戦いの勝利を祈り
結界を守るのが巫女の務め。
さ、早く私を祈りの間に連れて行ってください。



ぅ・・・






お館様!
これ以上しても無駄では?



く・・・
う・・・
む・・・






ごほ、ごほ。
ごほ、ごほ。



諏訪を守る
水を統べ
天翔ける竜よ
其の名を戴きし
家宝を持つ者を守り
この諏訪を
守り賜え



あ!



は・・・






あ!



母上?!



あ!



母上!



母上!
誰か!
誰か、早く!



う・・・



諏訪を・・・
あなたを・・・
守れ・・・
なかっ・・・た。



母上・・・



う・・・



母上!

あぁ~!!!

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