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2010年1月7日木曜日

ツバサ・クロニクル 第2期19(45)2/3





ツバサ・クロニクル 第2期19(45)2/3






モコナ
ここ、覚えてるよ!
み~んなで来たことあったよね?



ぁ?



そうだっけ?



ぁ・・・






領主は居なくなったのに
街はどうしてこんなに殺伐としてるんだい?



この街は今
二度目の苦難に見舞われている。
一度目は領主親子の圧制。
そして二度目は・・・

小狼
秘妖(キイシム)を覚えているか?



もちろんだよ。



なんたって
黒さまがチューした相手だもんねぇ。



したんじゃなくて
されたんだ!



ふ~ん。
黒ぽん、認めた!



あの秘妖(キイシム)の仲間たちが
街の人たちを襲うようになったんだ。







なんだって?



襲われた人たちは
魂を抜き取られて・・・






みんな待っていて。
奪い取られた魂は
必ず取り戻すから。



待っていたわ。
話があるんでしょ?



あぁ。






秘妖(キイシム)は異世界の女王だ。
彼女の国の民と
私たちナユタヤの人間は
昔からあまり仲がよくなかった。



そう言えば秘妖(キイシム)さんって
オレたちの事
虫けらとか呼んでいたね。



でも、お互いに危害を加えたことなんて
一度も無かった。
それなのに
今じゃ毎晩のように
誰かが襲われている。



それで街の連中が
ぎゃぁぎゃぁ
騒いでたってわけか。



街のみんなは自警団を作って
秘妖(キイシム)の国の民に備えている。
私と共に秘術の修行に励んでいた仲間たちまで
ついに自警団に入ってしまったんだ。



さっきの仮面の術師たちだね。



そうだ。

自警団の中には
こちらから戦を仕掛けるべきだと
言う者まで出る有様だ。

でも・・・
私は反対だ。



秘妖(キイシム)さんを信じているのね。



私の母様と秘妖(キイシム)は
良きライバルだったからな。



確かにオレたちも
秘妖(キイシム)さんには
滅茶苦茶ひどい目に合わされたけど
あれって悪い領主に操られていただけだったもんね。



そうだな。



めきょ!
羽根の波動を
モコナ
近くに感じたの!



ぁ!






やめろ!

人間には・・・
手を出すな。






はぁ、はぁ、はぁ・・・



モコナ
羽根の波動は?



こっちなの!







う~ん・・・



モコナ
どうだい?



あぁ。
だめなの。
さっきは強く感じたのに
羽根の波動が消えちゃったの。



ぁ・・・



みんな!
こっちに来てくれ!



ぁ・・・



秘妖(キイシム)さん?



あ・・・
春香か。

それに童(わらし)達よ。



しっかりしろ。
一体何があったんだ?



ぁ・・・



ぁ・・・!



私はしばしこの姿で
傷を癒す。



ぁ・・・



ぁ・・・






よ、よせ・・・



く、来るな・・・



うわぁ!






モコナが羽根の波動を感じた後に
秘妖(キイシム)さんが現れたという事は・・・



羽根は秘妖(キイシム)さんの国に
あるのかもしれません。



確かめようにも
この姿じゃどうしょうもねぇがな。



秘妖(キイシム)さんが元の姿に戻るのを
待つしかないね。



ふわぁぁぁぁ。
モコナ
眠たくなってきちゃった。



泊るところ無いんだろ?
しばらくはここを使ってくれ。



いいの?



もちろん!



ありがとう!



ぁ!
ぁ・・・



前に直してもらった屋根なんだが
雨が降ると決まってこうなんだ。



あれぇ?
そう言えば誰だっけ?
天井直したのって。



ぁ?
あぁ。
俺だ。



黒さまは責任感の強い人だから
きっとまた修理してくれるよ。



なんで俺が・・・?



そうか!
そいつは助かる!



ぁ・・・



うふふふふ。



さくら。
久しぶりに一緒に寝よう。



うん。






おはよう!
春香!



何をしてるの?



秘術の道具であるこの鏡に
朝の光を呼び込んでいるんだ。

そう言えば母さまのこの形見は
さくらが見つけてくれたんだよな。



ぇ?!
ごめんなさい。
あたし。その時の事って
よく覚えてないの。



謝る事なんてない。
さくらが言ってくれたおかげで
私は母様と話が出来たのだからな。

さくらもやってみるか?



え?!
でも・・・



母様もきっと喜ぶ。
さぁ!



変わったなぁ。
さくらは。
前よりもずっと元気になった。



ぁ!



これは・・・!



神の愛娘だからな。

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