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2010年2月8日月曜日

ツバサ・クロニクル ドラマCD 王宮のマチネ1 2/3





ツバサ・クロニクル ドラマCD 王宮のマチネ1 2/3







王に会いたいという旅の者とは
そなたたちか?



ぁ・・・
兄さま・・・



ん?



違うよ
さくらちゃん。



あの人は王さ・・・
いいえ・・・
姫のお兄さんとは
同じだけど違う人・・・なんです。



桜都国でも
同じ顔をした違う人に会ったでしょ?



はい。
わかってはいたんですが・・・
いきなりだったんで
つい、驚いちゃって。



一体何の話をしているのだ?



いえ、別に・・・



何でもないで~す!



ところで
あなたがこの国の王様ですか?



いや
違う。
私はこの国の神官だ。
名はトーヤと言う。
我らが王は
もうすぐここに来られる。



こちらが、このコラル国を治める
我らが王。



ユキトです。



ユキトさん?



あの王様
何だか妙だよね?



お人形さんみたい・・・



てか
生きてんのかよ?



実は王様にお尋ねしたい事があります。
おれたちは不思議な羽根を探して
旅を続けています。
何か心当たりはありませんか?



・・・



王様?



なんか、全然
答える気が無いみたいなの。



実は
我らが王には
心が存在していないのだ。



ぁ!

ぇ!



ユキト王は
王位を継いだ直後から
なぜか心が消えてしまった。
泣く事も
笑う事も
怒る事すらない。



かわいそう。



そなたたちが探しているという不思議な羽根は
この王宮の地下にある
宝物蔵にあるやもしれん。
だが
その部屋の扉を開けられるのは
我らが王
ただ一人だ。



と言う事は・・・
つまり・・・



何とかして
王の心を復活させねぇと
始まらねぇか。




やります!



さくら姫!



私がユキトさん・・・
いえ
王様の心を蘇らせてみせます!



それは頼もしい!
ならば、しばしこの王宮に滞在し
我らが王をお救いする手立てを考えてくれ。






こうしておれたちは
この王宮で一番大きな客間をあてがわれ
しばらくそこで暮らす事になった。

そして夜になった。
客間のバルコニーでは
さくら姫が街の景色を眺めていた。
その後姿がどことなく
寂しそうに見えた。






ここでしたか。
さくら姫。



小狼くん。

ぁ・・・
ごめんなさい。



どうして謝るんですか?



あたし、つい
勝手なことを言ってしまって・・・
王様の心を蘇らせる方法なんて
全然無いのに・・・



気にする事はありませんよ。
王様の心が元に戻らなければ
羽根の手がかりも得られないんですから。



あの王様
あたしの知っている人に
よく似ているの。
だから・・・
黙って見ていられなくて・・・



ぁ・・
そうでしたか。



その人
とっても優しくて
兄さまとも仲良しで・・・
私、大好きだったの!

あ!
ぅ・・・
違うの!
好きって言っても
そういうのじゃなくて・・・

その・・・
何て言うのか・・・
うまく言えないんだけど・・・
その人のことは
血のつながった兄さまみたいに好きなだけで・・・

ぇ・・・えーと・・・
あの・・・なんて言うか・・・



ぷぅ!



きゃぁ!



ねぇ、ねぇ
さくら
真っ赤になって何のお話し?



そ・・・
それは・・・



そんな事よりどうしたんだい?
モコナ?
いきなり飛び出してきて。



あぁ!
そうなの!
実はファイが
とんでもない事を言い出したの!

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