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2010年3月24日水曜日

ツバサ OVA 東京編3 3/3





ツバサ OVA 東京編3 3/3






待って、ファイ!



姫の所へ行くつもりか?



だとしたら?



行くな。
ここで待ってろ。



ん・・・



どこかで怪我してるかもしれない。
いや、怪我ならまだいい。

でも
もし、命を落としたら
もう、帰れないんだ。



それも覚悟の上だろう。
あの姫は。



そこまでわかってて
なぜ?






はぁ。
合ってた。

でも、足跡
もう無い。

ぁ・・・



だれ?






だからこそ
待っている者のところへ
帰ってくると約束した姫を信じて
俺は待つ。



オレは待てない。






ぁ・・・






まだ止めるなら
戦う事になるよ。



もし・・・
もし助けに行ってあなたが傷つけば
さくらは・・・
いや
姫はもっと傷つく。
あなたが姫を傷つけたくないのと
同じように。





本当に同じなんだね。
きみたちは。



あ!



ぁ!



ぁ!



ぁ!



はぁ、はぁ、はぁ・・・



さくら!



ぁ・・・



さくらちゃん!



ごめんなさい。

ファイさんが辛い時に
何も出来なくて。
ごめんなさい。
今もきっと
私よりずっとあなたが辛い。



さくらちゃん・・・



それでも
生きていてくれて
よかった。



ぁ・・・!






水の対価
確かに受け取ったわ。

玖楼国の遺跡でさくら姫
あなたの記憶を奪ったのは
飛王・(フェイワン)リードという男よ。



ぁ!



飛王の真の目的は
あなたの記憶を「飛び散らせる」事。



何のために?



願いのために。
飛王の願いを叶えるためには
必要なものが二つあるの。

一つは玖楼国に埋まっている遺跡。
そして、さくら姫
あなたが記憶を探していろんな世界を巡る事。

次元を超え
時には時間さえも越えて
さまざまな時空を「記憶」すること。



さくらは旅の最初の頃
ずっと眠っていたんだよ!
寝ている間に
起こったことを覚えているのは
無理だよ!



飛王が欲しかったのは
さくら姫の心の記憶では無いわ。
躯という名の器の記憶。

各次元や世界を
躯に記憶できる。
それがさくら姫の持つ
世界を変えうる力。

そのために飛王は
さくら姫の記憶を羽根にして
それぞれの次元に落とした。

それを拾い集める旅を
あなたにさせるために
飛王の企みを知っていた小狼をさらい
羽根を集める事を何よりも優先する
もう一人の小狼をつくり
黒剛の母上を殺め
国を滅ぼした。



へ。
何の関係がある?



貴方が諏訪を出て
日本国の忍びになり
知世姫に仕え
いつか旅立つように。



俺が知世に仕えたのは
自分の意志だ。



えぇ。
知世姫もそう信じている。

だからこそ
飛王の思惑を知っていても
あなたを送り出した。

ファイ。
あなたも同じよ。
仕組まれていた事と
そうでない事。
あなたにはもう、わかっているでしょ?



ぁ・・・



さくら姫がさまざまな時空を超えて
より安全にそれを記憶できるように
あなたたちが集められた。

旅の同行者として。

あなたたちが出会って
共に旅をする事になったのは
確かに仕組まれたからだけど

でも、その後は
あなたたち自身の意志で選んできたこと。
だからこれからの事も
あなたたちが選べばいいわ。



旅を・・・
続けます。
小狼くんを探すために。



小楼を追いかけて旅を続ければ
飛王の思惑に沿う事になるわ。



それでも
行きます。



オレ
一緒でもいいかな?


小狼くんの右目
オレの左目だから。
同じ魔力の源は引かれ合うから。
小狼くん探すのに
少しは役に立つかも。



それはファイさんの本当の気持ちですか?
本当にやりたい事
隠してませんか?



本当にしたいことだよ。
ヴイ・ラ・プリンシア。
『我が唯一の姫君』



モコナも一緒に旅したい!
黒剛は?



日本国へは帰る。
それは変わらねぇ。
だが変わったものがある。
約束は一つじゃなくてもいいだろ。



黒剛さん。



あ・・・



あなたは?
小狼?



取り戻したいものがある。
もう、戻らないかもしれない。
けれど
守れるなら
守りたい。



ぁ・・・



わかったわ。
では行きなさい。
己の望みのままに。






ありがとう。
さくらたちの怪我
治療してくれて。



完全ではないけど。



いいえ。
ありがとうございます。



神威も昴流も封真もありがとう。



べつに。



ぼくは何もしてないから。



ごめんなさい。
あのバイクとコンパス。



大丈夫。
気にしないで。
それに
この羽根と同じ物を
兄さんが持っているんだよね?
そっちのほうが大変そうだ。

で、本当にいいのかな?



はい。
この羽根はこの国に。






本当に行っちゃうの?
せめて怪我
もっと良くなるまで!



返せるようにやってみるよ。
きみたちが残していってくれた物を。



おまえたちが次に来た時にはな。



えぇ。

はい。



は!



誰だったんだろう?
夢だったのか?
幻だったのか?
それとも・・・

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