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2010年6月25日金曜日

コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE 8.5 1/2



コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE 8.5 1/2


STAGE 8.5
仮面 の 軌跡。



コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE 8.5






不意打ちだった。
全ての事が。
あまりにも突然すぎた。



あの時の俺は
まだ9歳の子供で
何も気づかず
何も知らず
何も出来なかった。

俺の母
ブリタニア后妃マリアンヌが殺された。
公式記録はテロリストによる強行。

しかし・・・
それは嘘だ。

ブリタニアの帝都
それも皇族の住まうアリエス宮に
どうしてテロリストが入り込めた?
だれかが手引きしたに違いないのだ。




母の身分は騎士侯だったが
出は庶民だ。
他の皇女たちにとってみれば
さぞや目障りだった事だろう。

母を狙う人間には
心当たりがありすぎた。






皇帝陛下。
母がみまかりました。



だから
どうした?



だから?



そんな事を言うためにお前は
ブリタニア皇帝に謁見を求めたのか?

次の者を。
子供をあやしている暇は無い。



父上!
なぜ母さんを守らなかったのですか!
皇帝ですよね。
この国で一番偉いんですよね。
だったら守れたはずです。
ナナリーの所に顔を出すくらいは・・・



弱者に用は無い。



弱者?



それが皇族というものだ。



ぅ・・・



お前は生まれた時から死んでおるのだ。
身にまとったその服は誰が与えた。
家も、食事も
命すらも
全て私が与えたもの。
つまり
お前が生きた事は一度も無いのだ。
しかるに
何たる愚かしさ!



ひ!
ぅわ!






俺とナナリーは
地下資源、サクラダイトをめぐって対立していた
ニッポンへと送られた。
ていのいい人質だ。

俺たち兄弟は
外交の道具とされたのだ。

当時のニッポン国首相
枢木ゲンブの家に引き取られた俺たちは
その息子、枢木スザクと出会った。

それまで俺の周りには
皇位を狙うライバルと家臣しか居なかった。
だからスザクは俺にとって初めての友達だった。
ナナリーもスザクと親しくなり
俺たちは異国の地で
小さな安らぎを手に入れたかのように思えた。

しかし・・・

皇暦2010年8月10日
ブリタニアは突如ニッポンに宣戦布告した。
俺とナナリーが居る事はわかっているはずなのに・・・



本土決戦において
ブリタニア軍は人型自在戦闘装甲機
ナイトメア・フレームを初めて実践に投入。
その威力は予想をはるかに超える。

ニッポン側の本土防衛網は
次々と殺されていった。
ニッポンは帝国の属領となり
自由と権利とそして名前を奪われた。

ブリタニアは俺とナナリーがようやくありついた
小さな世界すらも奪ってしまった。
だから・・・俺は・・・






僕は・・・



ん?



スザク・・・
僕は・・・
ブリタニアを・・・
ぶっ壊す!






力あるものよ。
我を恐れよ!
力なき者よ。
我を求めよ!

世界は
我々黒の騎士団が
裁く!






ゼロ。
黒の騎士団。
俺だけの軍隊。
ようやくここまで来た。

ほんの少し前まで
名前も
経歴も
心も
全てに嘘をついて
くすぶっていた俺が・・・



そう。
あの頃の俺は
ただの屍だった。



なんだ。
学生か。



ふん。
なんだ。
貴族か。



若者はいいな。
時間がたっぷりある。
後悔する時間が・・・

名は?



ルルーシュ・ランペルージ。






何も変わりはしない。
ただの学生が
どんなに吼えても暴れても
世界は揺るがない。
変わらない。

そう自分に言い聞かせて
生きていた。



ファンファンファン




うわぁ!
なんですか!






呑気に走りやがって!
えい!



やめろ!
そっちは!






あの・・・
俺たちのせい?



まさか。



ぁ?






しかし・・・
俺は、あの女
C.C.と出会った。






おい、こっちこっち。



うひゃぁ!



悲惨。



なに、なに?






ふ。
どいつも、こいつも・・・



え?
おい、ちょっと!






ぅ・・・






おい!
聞こえるか?



見つけた・・・
私の・・・






貴様たちの目的は
テロリストが奪った兵器を見つけることにある。
イレブンの居住地
シンジュク・ゲットーの旧地下鉄構内を散策せよ。
発見し次第、コールを送れ。






今のうちに上からよじ登れば・・・

ぁ・・・






ぅ!
ブリタニア軍!



殺すな!
これ以上。



待て、俺は・・・



しかも毒ガスなんて!
とぼけようとしても・・・



だから!

どうせその毒ガスだってブリタニアが作ったんだろ!



お前・・・



殺すな?
だったらブリタニアをぶっ壊せ!



ルルーシュ?



は!



僕だよ。
スザクだ。



え?!



お前、ブリタニアの軍人になったのか?



きみは?
まさかこれ・・・



何言ってんだ!



ぁ!



ぅ!






C.C.と出会った事で
俺の人生は加速した。
動き出せるのはもう少し先だと思っていたが・・・






うわぁ!



まぁ、学生にしてはよく頑張った。
さすがはブリタニア人だ。
しかしお前の未来は
今、終わった。



ひ!



殺すな!



は!



おい!



なんだ、これは・・・
スザクも・・・
この子も・・・
そして俺もが・・・
俺も・・・何一つ出来ないまま・・・
あっさりと・・・

ナナリー・・・

ひ!






終わりたくないのだな?
お前は・・・



なんだ?



お前には生きるための理由があるらしい。



さっきの女か?
まさか・・・



力があれば生きられるか?
これは契約。
力をあげる代わりに
私の願いを一つだけ叶えてもらおう。

契約では
お前は人の世に行きながら
人とは違う理で生きる事になる。
異なる摂理。
異なる時間。
異なる命。
王の力はお前を孤独にする。
その覚悟があるのなら・・・






ラグナレクの接続。
神話の再びの始まりか。






いいだろ!
結ぶぞ!
その契約!






な・・・
なんだ?



ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。
貴様たちは・・・
死ね!



ウハハハハハハ。
イエス・ユア・ハイネス!

てや!



ぁ・・・!






ギアス。
いかなる相手にも
一度だけ命令を下せる
絶対遵守の力。

この命令にそむく事は
何人たりとも出来はしない。
それが
たとえ自らの命を奪うものだとしても。

そう。
俺は手に入れたのだ。
心を蹂躙しブリタニアを崩壊させる力を。






気に入ったか?
私が与えた力は。



やはり・・・
お前が?



不満か?



いや、感謝してるよ。
俺のスケジュールを
大幅に前倒ししてくれたんだからな。



スケジュール?



ブリタニアをぶっ壊す予定表さ。
動き出せるのはもう少し先になると思っていた。



壊せると思うのか?
その力だけで。



これが無くても
やるつもりだった。






俺にギアスを与えた女。
C.C.はなぜか俺の部屋に住み着いてしまった。



まぁいい。
外に出して俺の秘密をしゃべられてもまずいし
口封じ出来る相手でもなさそうだからな。

眉間に穴をあけられても
平気で生きているような女だ。
それより・・・
ギアスの力を知り
ブリタニアを倒すほうが先。



ギアスを使うには
相手の目を直接見る必要がある。
眼鏡程度の透過率なら問題は無い。
有効距離は270mほど。

また、ギアスをかけた前後
及び発動中には
記憶の欠落が見られる。
これはギアスが大脳に介入したために生じた
ダメージと思われる。
光情報だとすれば反射も可能。



これだけの短期間によく調べたものだ。



相手は世界の1/3以上を占める帝国だ。
慎重すぎるって事は無い。






そう。
慎重に。
だが、大胆に。
スピードも必要だ。
だから俺は動いた。

ギアスと俺が持つ全てを賭けて。



よこせ。
お前のナイトメアを。



わかった。
ナンバーはXG2 IG2D4だ。



よし。






R2、アンカー発射。
B7、UL弾を。
Lグループはそのまま前進。



イレブンどもが!






よし!
ウェルスたちも向かわせろ!






ミッションナンバー3。






囲い、戦力を集中!






準備はいいな。






何?!
敵が居ない?!






これで、チェックだ。






ひゃ!






わはははははは!
やれるじゃないか!
やれる!
やれるぞ!






うれしいよ。
ルルーシュ。
ニッポン占領の時に死んだと聞いてたから
いやぁ、良かった・・・
生きていて・・・






誰だ?
殺したのは?



ぅ・・・

第2皇子シュナイゼルと
第2皇女コーネリア
彼らが知っている。



ぇ?!
あいつらが首謀者か?

そこまでは知らないか・・・



ぅ!
本当に私じゃない!
やってない!
やらせてもいない!



わかった。
しかし・・・



や・・・やめろ・・・
腹違いとはいえ
実の兄だぞ!



綺麗ごとで世界は変えられないから。



ズキューン

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