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2010年8月22日日曜日

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 2/5



蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 2/5






生駒(いこま)くん。



お邪魔しているよ。



あの・・・
今、お茶を・・・



いや・・・
挨拶に寄っただけでね。



では、生駒
養生するんだぞ。






父さん
今朝ね、また卒業式があったの。



そうか。



変よね。
夏休みになる前に
卒業が何回もあるなんて。



そうか。



何も無い島だからかな。
父さんが子供の頃も
卒業式ってそうだった?



あぁ。



あたし、卒業したら何処へ行くんだろう?






ソロモンが応答を繰り返しています。
700時間以内に明確な応答に至る見込みです。



今、敵を迎撃する訳にはいかん。
島のコアが人格を形成しないまま
敵と接触すれば島全体が奪われる可能性が高すぎる。



やはり防衛システムをぎりぎりまで低下させるのですか?



今日、生駒と直接話してきた。
特にファフナー関連の全兵器を
厳重にロックする。



敵に奪われた際の打撃を最小限にするためには
自ら封じるほか無い。



ですがそれだけではとても万全とは言えません。



そこで生駒から提出された
危機回避のためのプログラムがこれだ。



L計画?



実行するにはTSXの投入が
大前提ですが・・・



そんな!
子供たちを参加させろと?



この島を運営する者たち
全員の決断が必要だ。






夏休み






ぁ・・・



ぁ・・・



一騎!
今日こそお前に勝つからな!
逃げるなよ!



あぁ。






気分は・・・
悪くない?



あぁ。



あの・・・
父さん・・・
明日、ちょっと
友達と出かけてくるね。



そうか。



海に行こうって
友達に誘われたの。
すぐ帰ってくるからね。






こんな狭い島でも子供の頃
遊ぶ場所に困らなかった事を
思い出したわ。

自分から誘ったのに
泳がないの?



お前の泳ぎっぷり見てたら
自信なくした。



ねぇ、遠見先生のところに通ってるんでしょ?



うん。



具合どう?



別に。
ちょっと不便なだけさ。



そういう人の苦しみ
少しは理解できると思う。

あたしも父さんとずっと暮らしてて
面倒見るのも慣れてるし。



ん・・・
身体も温まったし泳ぐか。



大丈夫なの?



大丈夫。
大丈夫・・・



でも・・・



おれは誰かに面倒みてほしいなんて
思った事ないよ。



ごめん。
気にさわったんなら謝る。

今日は楽しかった。
久しぶりにほんの少し父さんの事・・・
忘れる
くらい・・・



ぅん・・・






ポトリ



ぁ・・・



ぁ!



父さん!

どこに居るの?!

ぁ!

父さん・・・!

父さん!

なんで?!



はぁ、はぁ、はぁ・・・



父さん?

ぁ・・・
何?
何が言いたいの?



Alvisに行かなければ・・・
Alvisに・・・




ぁ・・・
父さん?
ねぇ、父さん?
父さん!






ぁ・・・



祐未・・・



総士くん。
あなたのお父さん
よく私の父に会いに来てたわ。



はい。
仕事の事で助言をしてもらっていると。



アルヴィスって知ってる?



いいえ。



そう。






ぁ・・・

父さんの・・・



Plan "L"
5.18.2144

Solomon-Phase
increase-when?



Plan・・・L・・・
L計画・・・



Fafner Titan-model
TSX-01



ファフナー・・・
ティターン・モデル・・・

ぁ・・・



Alvis



アルヴィス!



Alvisに入るためのカードキー・・・



ぅ・・・

父さんの声?
何?
どこに居るの?
父さん?



格納庫へ・・・



何?
なんて言ってるの?

あ!
ぅ・・・

何?






ぁ・・・

Alvis・・・
入り口・・・






認識制限コード第3レベル確認。







ぁ・・・






これ、知ってる・・・



ぁ!



何?

・・・これ・・・



ファフナーだよ。



ぁ!



僚。
みんな・・・
なんで?



TSX。



TSX・・・?
ファフナー・・・



ファフナー・ティターン・モデル。
おれたちの唯一の希望。

卒業おめでとう。
祐未。






何が何だかわからない。
ずっと父さんの声が頭の中で響いてるの。



メモリージングされた知識が
声として認識されるんだ。
おれの場合は母親だった。



メモリージング?



幼い頃から無意識に植えつけられた
いろいろな知識だ。
今の世界状況。
島内部にあるAlvisの存在。
そして敵と戦う方法。



敵?
Alvisの事知った人から
卒業していくって事なの?



一度知ったら
普通の生活には戻れない。
だから大人たちと働く事を選ぶんだ。



僚はなんで島を出て行かなかったの?



待ってたんだ。
お前の父さんがたてた
島を救うためのL計画が始まるのを。



私・・・
知らなかった・・・
父さんのことも・・・
何も・・・






父さん、きっと私をその計画に参加させたくて
Alvisに呼んだのよ。



ちがう。
お前はまだ何もわかっていないんだ。



あなたはずっとわかってたって言うの?!



ぁ・・・
ぁ!



帰るわ。



送って行くよ。



いい。
あなたと居たくないの。



祐未・・・



あなたと出かけなければ
父さんはあんな事にならなかったって・・・
そう思う
自分が居るの。



そうか。






あなたの指令書よ。
どうしても
行くの?



はい。

これでやっと
おれに居場所をくれたみんなに
お返しが出来ます。






きみも父上と同じ道を歩むと言うのかね?



お願いします。



ぅ~む。






そうして選抜メンバーが集められた。
メモリージングを意識化し
コード形成率の高い
最適格者たちが。






ぁ・・・



祐未!






今日からあなたたちの訓練を担当する
日野恵です。
作戦への参加を取り消したい者は
いつでも私に言いなさい。

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