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2010年8月25日水曜日

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 5/5



蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 5/5






3・2・1・0・・・






防衛圏内に反応あり。
潜水艇とティターンモデルです!



出撃スタンバイだ!
総士!



ファフナー・Mk.II(マークツヴァイ)発進!






12時正面
フェストゥムです!



3時前
鋭意、ミサイル戦用意!



25二度にも敵!
いえ・・・
囲まれています!



ファフナーは?



後方約20キロ。



間に合わん!



奴ら・・・
いつの間に・・・






LBS-01

Lost

ピー



潜水艇消滅!



なんだと?!






あの方向に島があるはずよ!
行きましょう!



駄目だ!
祐未!
行っちゃだめだ!



でもこの先に竜宮島があるって
もうわかっちゃったじゃない!



それは違う!
100%確定できない以上
そんなふうに考えちゃいけない!



せっかく生き延びたのよ。
帰りたいの・・・
島に帰りたいの!



もう状況は変わったんだ!
みんなが戦った意味を
おれたちが失わせちゃ駄目なんだよ!



行こう。
誰かが迎えに来る前に。






ティターンモデルが移動を開始。
島から遠ざかって行きます。



総士。
Mk.II(マークツヴァイ)を止めろ。



は!



最悪の事態が起こった可能性がある。



しかし・・・



島全体を危険にさらしてはならんのだ。
総士。



マークツヴァイ。
止まるんだ。



なに?
先輩たちを迎えに行くんじゃなかったの?



その場で待機だ。
マークツヴァイ。
状況が変わった。



何よそれ?!
先輩たちを迎えに行くんでしょ?!
ねぇ!



その場で待機だ!



嫌よ!
絶対に嫌!



マークツヴァイの操作をロック。



お願い!
行かせてよ!
皆城くん!
お願いだから!

皆城くん!
聞こえてるでしょ!
なぜ黙っているの?!
ねぇ、皆城くん!
お願い!
皆城くん!



CDC。
あそこに居るのは
実践を経験した機体とパイロットです。
それらのデータを回収すれば
僕らの力は飛躍的に向上し
敵の襲来にも抵抗できます。



総士・・・



敵と戦う力を手に入れる絶好の機会を
みすみす見逃すんですか!
何のためのファフナーですか!



・・・



ぁ・・・



良かろう。
ただし防衛圏外にファフナーを出す事は
許さん。



ありがとうございます。
父さん。



ぁ!



マークツヴァイ
機体を立て直せ。
そして
全力で目標を追跡!



了解!






目標のあらゆる振動を計測。



はい。



じきに
答えが出るだろう。






海流のデータが揃った。
ここなら運がよければ
残骸くらいは島にたどり着く。



僚・・・



ん?



ありがとう。
止めてくれて。



ピー

12:58



なぁ、祐未。



なに?



好きだ。
いや・・・
好きだった。
たぶん・・・
ずっと前から。



あたし・・・
あなたが好きかどうかは
わからない。
そういうの・・・
いつの間にか通り越してた。



そっか。



あたしたちがこうした事
島のみんなに・・・
伝わるよね?



あぁ。



父さん・・・
褒めてくれるかな?



雪?
海の底に?



マリンスノー・・・
みんなが・・・
おれたちを褒めてくれてるんだよ。
きっと・・・



僚・・・
今傍に居てくれるのが
あなたで良かった。
すごく
そう思う。



そうか。



これって好きって事なのかな?
でも何か
もっとそれ以上のものを感じる。
あなたが傍に居てくれたから
わたし・・・



ぁ!



祐未・・・
もう・・・
祐未・・・

居なくなったのか?
祐未・・・

ぁ!!!






以上がおれたちの戦いだ。
これを聞いてくれるやつが居る事を
祈ってる。

ぁ・・・



ぁ!



お前たちが海に入れなかったのは
代謝できずに結晶化するからなんだってな。
代謝って身体を生まれ変わらせる事だよな?

お前たちもそれを手に入れた。
それって・・・
命になるって事だろ?



FENRIR
00:00

フェンリル
解放。



ドーン






ぁ!



ぁ・・・






震源地を確認。
海底で
フェンリルを使用した物と思われます。



答えは一つ。
機体が敵に同化される恐れがあったという事だ。
これは海の底にもフェストゥムが居るという
我々へのメッセージだ。






マークツヴァイ。
帰還しろ。
そこにはもう・・・
誰も居ない。



ぁ・・・

ぅ・・・






- 四ヵ月後 -



第一次シールドの潮流センサーが反応して
見つかったらしい。
貴重なデータも一緒に。



それって・・・



あぁ。
海流を分析した上で
フェンリルを使用したんだ。
最後まで冷静だった証拠さ。



誰が・・・
乗ってたんだろう?



調査ではどうやら
音声記録が残っているらしいが・・・



ワンワンワン



ちょっと!
プク!
どうしたの?



ワンワンワン



ぁ!



まさか・・・



クゥンクゥンクゥン
アオゥン






以上がおれたちの戦いだ。
これを聞いてくれるやつが居る事を
祈ってる。






ん?

プク・・・



やっぱりここに居たのは
将陵先輩だったのよ。
きっと祐未先輩と最後まで一緒に・・・



ぁ・・・

えらいわ。
ちゃんと将陵先輩の傍に・・・
逝ったんだね・・・

ぅ・・・






先に帰るわ。
あのコを竜宮島に帰してあげたいの。



ソロモンが反応の兆しを見せている。
ぎりぎりだがAlvisで迎撃する見込みだ。



平和だったのは
たった半年。

将陵先輩たちの戦いには
それしか意味が無かったって事?



僕たちは常に誰かが勝ち取った平和を
譲ってもらっているんだ。
たとえそれが1日限りの平和だったとしても。

僕はその価値に感謝する。



そうね。

待ってるわ。
一緒に戦う時を。



うん。






こうして平和と戦いは受け継がれた。
彼らの生きる意志。
前線で戦う者たちの傷み。

その全てを
僕に背負えるだろうか?

繰り返し自分にそう聞いた。



答えは
これからの戦いの中にある。

僕らの戦いの中に。

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