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2010年9月18日土曜日

蒼穹のファフナー【ドラマCD】STAND BY ME 3/4



蒼穹のファフナー【ドラマCD】STAND BY ME 3/4






いただきまぁ~す!



結局
みんな気絶させられたのね。



絶対わざとだぜ。
あれ。



なんか頭がぼぅっとして
何がおきたのか思い出せない。



心の中をいじられるのは
訓練なのか?
何だか
すごく嫌だ。



翔子?
大丈夫?
無理しないでいいんだよ。



うぅん。
今日は食欲もあるの。



羽佐間。
あんな目にあったのに
案外強いんだな。



そうかな。
うふふ。



誰かさんが過保護なせいで
弱気にさせられてるだけじゃないの?



何よ。
そっちこそ強気なふりして
最初に失格になったくせに。



失格って・・・
この!



やめて!
二人とも。



なんだ?
何、喧嘩してんだよ。



別に。



やめろよ。
俺たちだけしか居ないのに
喧嘩すること無いだろ?



それに・・・
この会話
聞かれてる気がしないか?



聞かれてるって
誰に?
なんで?



ただ・・・
そんな気がするんだ。
この場所で俺たちはテストされてる。

誰かが倒れたって
それは何かの実験みたいなもので
俺たちはただ材料にされてるだけなの。



そうなのかな・・・?



だから何だってのよ!
テストに合格すればいいだけでしょ!



甲洋
おまえ結構疑り深いんだな。



ぇ?
そうかな?



そんな事より
さっさと行くわよ。



別に急ぐ事無いだろ?



僕、もういいや。
なんか食欲わかないし。



行くか。
ゆっくりしてると
また総士が命令してきそうだ。



あたしも。
ごちそうさま。



ごちそうさま。



ジー



衛。
本当に大丈夫か?



うん。
ちょっとぼぅっとするだけ。
無理する必要なんかない。
本当にパイロットになったら
ずっと危険な目に遭うんだ。

なのに・・・
剣司に付き合わされて
嫌じゃないのか?



別に嫌じゃないし
無理してるのは僕じゃなくて
剣司のほう。



ぇ?



剣司
本当は怖いんだ。
でも、咲良がいるから
張り切ってるふりしてるだけ。



咲良が?



泣かないんだ。
お父さん亡くしたのに。

剣司はね
お父さんが居ない辛さ
よく知ってるから
咲良の傍に居てあげたいんだ。



けど・・・
だからって・・・
自分から危険な目に遭うこと
無いだろ?



もし本当に危ないんだったら
それこそ一緒に居なきゃ。
友達だから。



一緒に?



何も出来ないかもしれないけど
一緒に居る事は出来るから。
一騎もそうでしょ?



俺?



総士の傍に居てあげたいんじゃないの?
友達だから。
違うの?



ん・・・
いや・・・
違わないと・・・思う。



ジー



一騎!
お前また因縁つけてるんかよ!



いや・・・
悪かった。



え?



俺が
悪かった。



な・・・
何だよ、急に。

別に・・・
わかりゃぁ良いんだけどさ。






ねぇ、翔子。
本当に無理してない?



うん。
こんな事言ったらいけないのかもしれないけど
あたし・・・
とっても楽しいの。



楽しい・・・



こんなふうにみんなと一緒に居られて
私にもできる事があって
本当に嬉しい。



でも、翔子・・・



ありがとう。
真矢。
心配してくれて。
でも・・・
これだけはやりたいの。

どこまで出来るか

試したいの。



翔子・・・






ゴー



全員、内的ビジョンの中に入ったか?
これから各自のビジョンを統合していく。

どこかに仲間が居るはずだ。
お互いに探しあえ。



仲間・・・
こんな何も無い冷たい場所に
仲間なんて居るのか?

本当は仲間なんて居なくて
最初から俺一人じゃないのか?
本当は・・・
みんなこの間の戦いで居なくなったんじゃ・・・

いや
本当はもう島なんか無くなってて
俺だけがこうして



サバーン



うわ!
氷の海。



ぁ!
一騎。



甲洋!
これがお前の海か?

凄い!
綺麗な場所だ。



綺麗?



さっきまで真っ暗だったのに
光が見えて追いかけたら
ここに来たんだ。



寒さが・・・
和らいだ。



ぇ?



さっきまで凍えそうだったのに
お前が来たとたん
寒さが・・・
少し消えた。






ヒュー



誰も居ない。
どこにも行けない。
鏡みたいな海に映る
あたしが居るだけ。

何もかも平らで
何の感情もわかない



ゴー

ピチャン



ねぇ、あたし
翔子の事
心配してるつもりで
迷惑がられてたのかな?

ねぇ、あたし
ずっと昔に
翔子にすごく悪い事をしたんだ。

あたしね
小さい頃
翔子を連れ出して山に行ったの。

だって翔子
ずぅっと部屋に居て
外に出たいって言ってたから。



最初は元気だったのに
翔子、山で急に真っ青になって
身体がどんどん冷たくなって
動けなくなって
大人の人も居なくて
二人っきり。

あたし・・・
もう少しで翔子を・・・



ピチャン



あたし・・・
自分が悪かったっていう気持ちを
翔子に押し付けているだけなのかな?

ねぇ、あたし
どう思う?

ここにはあたししか居ない。
周りは霧ばっかり。



ゴー



なに?!
急に風が・・・
霧が
晴れてく。



見つけた!
真矢!



翔子?!

空から・・・
なんで?
どうなってるの?



ねぇ、来て。
真矢に見せたいの!



ちょっと・・・
翔子。

うわぁ!



飛んでる。
飛んでる!



あたしが真矢を連れてってあげる。
あたし
真矢がそうしてくれたみたいに。



ぇ?



しっかり捕まって!



きゃぁ!



ほら!
見て!



ぁ!
広い海。

こんな場所でどうやってあたしのこと
見つけたの?



うふふ。
何となく。



凄い・・・
あたし自分の姿しか見えなかったのに。



ねぇ、真矢
一騎くんの所に行ってもいいかな?



うん。
翔子の自由だよ。
どこに行きたいかは
翔子が決めなよ。



うん。
見てて、真矢。

あたしこの場所なら
誰より自由に動ける自信があるの。






あ~、平和。
ぜってぇここから動かねぇ。
もう何があっても動かねぇ。



ザバン
ドスン



ぁ!
なんだ?



ザバン



ぁ!
嵐が近づいてくる!
嘘だろ?!

逃げねぇと。



ザバン



こっちからでっかい波が来る!
勘弁してくれよぉ!



ザバン






ふん!
最初は驚いたけど
もう慣れたわ!

これがあたしの心。
熱い。

もっと
熱くなればいい!
もっと滅茶苦茶になればいい!

もっと!
もっと!
もっと!






ザバン



ぇぇぇ・・・



ザバン



くそぉ!
なんか燃えてきたぞぉ!






嵐が近づいてくる!






くっそぉ!
負けるもんかぁ!






ぁ!
俺のさんご礁が・・・
俺の平和な場所が壊れる!
あぁ!!!






くそ!
滅茶苦茶に暴れろ!






いけぇ!!!






あぁぁぁぁぁ!






なんだ?
氷が割れてく。



何か近づいてくる。






ぁ!
急に雨が・・・



真っ黒い雲が来る。

逃げて!
翔子!



あっちに一騎くんが居る!

一騎くんが!

うわぁ!



無理だよ!
翔子!



大丈夫!

あたし、絶対に大丈夫!



うわぁ!!!



落ちてる!
翔子!



な?
氷?!



翔子!

な・・・氷!

飛んで!
この上に落ちちゃう!



いや!
助けて!
真矢!






翔子?!

甲洋!
氷を消せ!
二人が落ちてくるぞ!



なんだ・・・
壊されたくない!
ここは俺の場所だ!



甲洋?



ぁ!
氷が分厚くなってく。
寒い・・・
なんて寒さだ。



甲洋!



騙されるのが怖い・・・
裏切られるのが怖い・・・
見捨ててくれ。
近づかないでくれ。



甲洋!
俺は!






真矢!



翔子!
頭を下げて!
あたしの腕の中に
早く!






波?
波が・・・
寒さが消えた・・・



雷が氷を壊してる。



くそ!
やめろ!






もっと!
もっと!
もっと!






くっそぉ!
いっけぇ!






咲良?!

衛?!



氷が砕けた!



真矢!



翔子!



ゴボゴボゴボ



遠見!
大丈夫か?



一騎・・・くん?



羽佐間!
羽佐間!



春日井・・・くん?



ぁ・・・
良かった。
無事で。



一騎くんは?



ぇ?






うわぁぁぁ!!!



波から落ちる!!



な・・・



なに?






いやぁ!

暴れる!
自分の心に暴れる!

わぁ!






やめろぉ!!!






ブーブーブー

全員、ブラックアウト。
訓練中止。



ガタン。

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