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2010年10月26日火曜日

蒼穹のファフナー15 1/3



蒼穹のファフナー15 1/3


第15話。
記憶。
さけび。







全島民に告ぐ。
現在島の全施設は
我が軍厳重の管理下にある。
我々の目的はこの島に存在する
全武力の査察と接収にある。

無抵抗な者には危害を加えない事は約束しよう。
ただし我々の作戦を妨げる者については
この限りではない。



どうしよう。
島が占領されちゃったよ。
お父さん、お母さん
大丈夫かな?


お母さん・・・






お婆ちゃん
私たちどうなるの?



心配しないでいいよ。
なに、ちょっとの辛抱さ。



ガチャン



ぁ?



島の調査が終わるまで
もう暫くここに居てもらう。
食事などの準備はまもなく整う。






引き続き島民の監視を怠るな。



は。



それと
早くコアを見つけろと
狩谷に言え。

ふふふ。
悪くない座り心地だ。






一体
コアはどこに行ったの?






ふに!

あぁぁ・・・



これでババ抜き何回目だっけ?



んな事、覚えてないわよ。



ねぇ、ご飯まだですか?






なぜ戦わせてくれなかったんですか?
こんなに簡単に島を渡すなんて。
溝口さんたちが戻ってきたら・・・



一騎に会わせる顔が無い・・・
か。



ぁ!
そういう訳では。



人間と戦ってはならない。
どんな事があってもだ。
一度でも血を流せば
一騎が戻ってきたとき辛いのはきみだ。



あなたは・・・
血を流したことがあるのですか?!



嫌というほどな。



ぁ!



もし万が一
一騎が人類軍の元で人の血を流してしまっていたら
きみが助けてやって欲しい。



僕が・・・助ける・・・



頼む。



一騎の事
信じてるんですか?



あぁ。
でも会話もなく出て行かれたんでな
あいつが私を信じてくれているか
正直、自信は無い。



それは僕だって同じです。






一旦離陸する。
例の機体を追うぞ。



はい。

あたし
また何も出来なかった。



そんな事はねぇ。
最後の最後で
お嬢ちゃんがここに居てくれたことが
洋治にとっては救いだったろうよ。



私がここに居ることが?



さぁ、今度こそ一騎のやつに会いに行くぞ。






母さん?



私は日野洋治によって
このMk.Sein(マークザイン)をお前に渡す。



Mk.Sein(マークザイン)?
日野さんが?



日野洋治はもう居ない。



ぇ!



我々は
私にこれ以上の分岐を許さない。



待って!
母さん!
母さんなんだろ?



真壁紅音はもう居ない。
私はお前たちがフェストゥムと呼ぶ存在だ。



ぁ・・・



私はお前と言うAlvisの子に
ミールの器を渡す。
乗れ。
私は居なくなる。



母さん・・・
なんで?






私は最後に
我々に伝える事がある。



我々は
お前の存在を制限した。



我々は
人間の個性を理解しつつある。



我々は
お前を理解しない。



それはお前自身の拒絶だ。



私は
我々だ。



ではなぜ言葉を使う?
私はもう
分岐をやめた。
私とお前は一つのはずなのに
なぜ会話をする?






か・・・
身体の感覚が・・・
全然違う!



ぁ!
母さん!






我々と一つになるはずだった
もう一つのミールの存在によって
私は私になりつつある。
それは
お前がお前になりつつあるのと同じ。

私はそれを
我々に伝えねばならない。



我々はお前を認めない。






ぁ!
やめろぉ!!!



く・・・
喰った・・・
母さんを
喰った・・・
ぅ・・・ぅ・・・ぅ・・・
うわぁぁ!!!






居ない・・・
一騎くん。



おい!
あれを見ろ!



例の機体だ。



一騎くん!






うわぁぁ!!!



うわぁぁ!!!



うわぁぁ!!!






一体どうなってんだ?!



一騎くん・・・

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