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2010年11月29日月曜日

蒼穹のファフナー【ドラマCD】GONE-ARRIVE 3



蒼穹のファフナー【ドラマCD】GONE-ARRIVE 3



プルルルルル

プルルルルル



カシャ

カシャ



近藤です。

要先生・・・

はい。

聞きました。
母ちゃん
どこにも見つからないって。

いえ。
要先生も咲良のこと
大変なのに・・・

Alvisに・・・ですか?
いえ
俺、大丈夫です。

ここが・・・
俺の家ですから。
ここから動きたくないんです。
俺、ずっとここに居ます。
母ちゃん
帰ってくるかもしれませんから。

俺、戦わなくて・・・
ごめんなさい。



カチャリ



ピンポーン
ピンポーン



カチャ
カチャ



ガチャ



剣司。



な・・・



逃げるな。
お前に話があるだけだ。



カノン・・・






ぅん・・・

ぅん・・・

は・・・

ぁ・・・

はぁ。



前はちっとも変だとは思わなかったのに
あたし
こんなふうにしがみついているしか
ないなんて。

こうして山を登っていると
お父さんの背中に居るみたいだって
思えたのに・・・
必死に身体を支えてないと
落ちちゃうような場所で・・・
あたし・・・



ぇぃ・・・



そっか。
もう
お父さん・・・
居ないんだ。



遠見。



ぁ・・・



つかまれ。



一騎くん・・・
む・・・無理だよ。
そんな身体で。



大丈夫。



うん。
ぃ・・・



遠見・・・



ぁ・・・
ぅ・・・

ぁ・・・
ふぅ・・・



ごめん。
最後くらい一人で上りたかったの。



さい・・・ご・・・



ぅん。



さよなら。
お父さん。






俺を・・・
怒りに来たのか?



違う。



じゃぁ俺を・・・
馬鹿にしに来たのか?



違う。
お前の母親の事は
気の毒だった。



やめろよ。
せっかく・・・
もしかしたら
帰ってくるかも
なんて思ってたとこなんだぜ。



剣司。
母ちゃん
俺が守んなきゃいけなかったのに・・・
ぅ・・・
なのに、母ちゃん
俺を・・・守るって・・・
ぅ・・・
ぅ・・・



私の母も・・・
そうだった。

私を・・・かばって
居なくなった。



話って・・・
何だよ?



お前の機体を
私にくれ。



ぇ・・・



私には戦う武器が無い。
必ず乗りこなして見せる。
だから・・・
私に譲ってくれ。



俺の・・・
Mk.VIII(マークアハト)を?



私が・・・
お前の分まで戦ってやる。
お前はそこに居て
自分の家を守れ。



は・・・ははは。
俺の家・・・
俺の家か。



剣司。



見りゃわかんだろ?!
何もかも滅茶苦茶だ!
これが俺の家なもんかよ!



だったら・・・
なぜここに居る?



ぁ・・・
わかんねぇよ!
ぅ・・・
んな事わかるかよ!
ぅ・・・
ぅ・・・



剣司。



ぅ・・・
ぅ・・・
わりぃ。
俺がこんな事言う資格
ねぇよな。

俺が守りゃぁ良かったんだから。
俺が・・・
ぅ・・・
なんで俺のなんだよ?
ファフナーだったらまだ
他にもあんだろ?



自分と同じポジションや
よく似た心が記録された機体の方が
一体化はたやすい。



似てる・・・?
俺と
お前がか?



あぁ。
お前に異存なければ
指令に機体の変更を申請してくる。



ぁ・・・
待てよ。
どこが似てるんだよ?
俺なんかよりお前のほうがよっぽど・・・



海に浮かぶ安全な物の上に
居ようとするところだ。



ぇ?
海って・・・?



メディテーション訓練の際の
海だ。
お前たちの過去の記録も見せてもらった。
皆、何も持たないのに
お前だけが自分の居場所を作り出していた。
私の場合は舟だ。



舟?

お前が乗るのか?
あの機体に?



すぐに答えが出ないのならば
まず私自身の敵性を確認した後で
また来る。



カチャ
カチャ



やっぱ全然違うだろ?



なに?



舟は動くだろ?
さんご礁は・・・
動こうとしねぇよ。



確かに・・・
あれは私の舟より
ずっと美しい場所だった。

あの心の景色が
戦いで荒れ果てるのは見たくない。
咲良のためにも・・・



ぇ・・・



ガチャン



俺の・・・
心・・・
俺の・・・

そんなもの
とっくにこんなざまだよ!

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