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2010年12月10日金曜日

蒼穹のファフナー25 (最終回スペシャル)5/5



蒼穹のファフナー25 (最終回スペシャル)5/5







最後の同化が
始まったわ。



そんな・・・



乙姫ちゃん!






あれは・・・



敵のミールが
宇宙と繋がろうとしている。
大気圏外から侵攻するフェストゥムと共に
全地球を覆う気だ。

まだ間に合う!
Mk.VII(マークジーベン)の武器に同化して
あれを撃て!



わかった。



引き金は遠見が引くんだ。



了解。



ぇぃ・・・



Mk.Sein(マークザイン)のエネルギーを
最大出力で放射する。
チャンスは一度きりだ。
それ以上は一騎の身体が持たない。

彼らにとっては
あれが・・・
唯一つの希望だったのかもしれない。



もしそうでも
最後の希望じゃない。



乙姫・・・



ズキューン



あのミールも
あたしと同じ。
生と死。
存在と無が
一つの物として続いてゆく事を示すために
この世に生まれた。



乙姫・・・
帰ったのか?
もう一つのミールの元へ。
乙姫。






フェストゥムたちが
落ちてゆく。



溝口さん・・・






ファフナー部隊
全員の無事を確認!



やりやがった!
あいつら
やりやがった!






カタン

カタン



ぅぅぅ・・・



ぁ!



地下に・・・
風が?



コアが
島と一つになった。






ぁ・・・



風が・・・






あたしは・・・
ここに居るよ。






みんな!
よくやった!
すぐ帰れるからな!



うわぁ!



一騎くん
ぁ?!



Mk.Nicht(マークニヒト)!
そうか。

ミールが己の死をもってフェストゥムに
固体である事を与えた。
このままでは全員が巻き込まれる!
一騎!



あぁ。



一騎くん!



遠見!



来るな!
遠見!



ぇ?!



俺も・・・
必ず・・・



いやぁぁぁ!!!
一騎くん!
一騎くん!



落ち着け!
クロッシングはまだ生きている!
一人でも欠ければ
クロッシングは機能しない。
おまえが
戦闘の前に私たちに言った事だ。
一騎はまだ
生きている。



うん。






どこにも居ない。



ここに居る。



存在と無が
互いにせめぎあっている。



どこにも居ない。
ここに居る。

一騎
総士。



これが・・・
全てを無に帰す
フェストゥムの祝福。

おそらく現実世界では
既に僕らの存在は
消滅している。



ぅ・・・
ぅ・・・



一騎・・・



まだだ!
俺たちはまだ・・・
ここに居る!



一騎。



まだ・・・
ここに!



ぁ・・・



甲洋!






私は
ここに居る!






あれは・・・



人類の宇宙艦隊と
大気圏外に居たフェストゥムのコアたちだ。
どっちも燃えて落ちていきやがる。






ここだ
一騎。
発進する前に艦ごとやられたんだ。
エンジンが無傷で残っている。
機体の構造を同化するんだ。
コントロールのシステムをまわせ。
離陸した後は僕が操縦する。
飛べるか?
一騎。



飛べるさ。
俺とお前なら。
そうだろ?






これは?



ミールが
命の循環を理解したの。



乙姫ちゃんなの?



いいえ。
本人が再生されるわけではないわ。
それでは同じものをコピーする事になり
生命の本質から外れてしまうわ。



乙姫ちゃんだった存在が
新しく生まれ変わった。



ならば
いずれコアとして成長し
きっと我々と会話をするようになるだろう。
我々がこの島を希望とし
ここに居る限り。






このまま直進すれば
島に帰れる。



最後の最後でお前に助けられたな。



一騎。
僕はフェストゥムに痛みと存在を教えた。
そして僕は・・・
彼らの祝福を・・・
存在と無の循環を知った。



存在と無の循環?
何の事だ?



僕の身体は
もうほとんど残っていないんだ。
一騎。



し・・・島に戻って
二人で治療を受けよう!
そうすればきっと・・・



お前はそうしろ。
一騎。
ぼくはもうすぐ・・・
居なくなる。



総士!
何を言ってるんだ!
やめてくれ!
総士!



僕は一度
フェストゥムの側に行く。
そして再び
自分の存在を作り出す。
どれほど時間がかかるかわからないが
必ず・・・



総士!
居るんだろ?
そこに居るんだろ?
総士!
総士!

ぁ!



僕はここに居る。
いつか再び出会うまで。



ぁ!

総士!!!






Mk.VII(マークジーベン)の応急修理は済んだ。
いつでも出せるぞ。



了解した。



パイロットの精神状態も
安定しました。



来た!



第7ナイトへーデン
開門!
ファフナー
Mk.VII(マークジーベン)発進!






総士。
おれはここに居る。
ここでお前を待っている。
ずっと・・・






今ならわかる。
たとえ苦しみに満ちた生でも
僕は
存在を選ぶだろう。
もう一度
お前と出会うために。

お前が信じてくれる限り・・・
いつか必ず帰る。
お前が居る場所に。

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