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2010年12月17日金曜日

OVA 灼眼のシャナS 2/2 オーバーチュア 後編



OVA 灼眼のシャナS 2/2 オーバーチュア 後編







ぁ!
居ない?!
濱口幸雄が・・・



なに?



どうして?
目を離したのは
ほんの2-3秒。



人間では不可能。
となれば・・・



ぇぃ・・・



資材置き場
関係者以外立ち入り禁止

城址公園改修事業
工事場所 寄木市 呉服町 地内

ご迷惑を
おかけします。



ん!
間違いない。
紅世(ぐぜ)の従(ともがら)

ぇぃ!



何と言う稚拙な。
これほどまでに
無残な痕跡を残して移動するとは。



でもほとんど目の前なのに
何の気配も感じなかった。
そこまで小さな従(ともがら)って事?



まさかフレイムヘイズの目の前で
人さらいなどと無謀な真似をするとはな。



くそ・・・
なんて間抜けな・・・



は!

あれ・・・



車だと?
なぜあのように鈍重な物を・・・



詮索は後。

ふぅ!

ぁ・・・



ぁ?
封絶!



ぁ・・・
なに?
これ?



炎髪灼眼だ・・・
くそ・・・
美しい・・・



きっ



何やつだ。貴様
ここで何をしている?



大魔神
天壌の劫火
本物だ。



ぅ・・・



うはははは。
いいだろう。
これ全部
俺様のだ。
この纏玩ウコバク様の・・・



ウコバク・・・



聞かぬ名だな。



俺様の
俺様の・・・
いつかこうなる
俺様のモデルとなる姿だ。



ぅ・・・



本性ままの顕現とは
当節珍しいな。



こ・・・
こんな姿は
俺様の望む物じゃない。

ここに集めたやつらの姿を
研究して・・・
一番美しい
いつか
こんな俺様の姿を作る。



満足できる姿を作る・・・

そんな事のために
人間を捕まえていたって言うの?



己が本性に見合わぬ外見を作るだと?



そうさ。
いつかそうする。
そうなるんだ。



無理よ。
お前は弱い。



何だと?



私が不意を衝かれたのは
お前の存在の証である情念も欲望も
ただの人間に混じる程度にしか感じなかったから。



な・・・ぬ・・・



お前は弱い。
たとえ望む姿を作っても
維持さえ出来ないほどに・・・
そしてお前はそれを知っている。



それでも・・・
いつか・・・にすがっているような奴は
小さく弱くにしかなれない。



ぅ・・・



はっ!

無駄よ。
贄殿の遮那にそんな小細工は通用しない。



ぁ・・・ぅ・・・



もう紅世(ぐぜ)に帰りなさい。
お前のような従(ともがら)は
この世に居ても周りに害を及ぼすだけで
何も出来はしない。



はぅ・・・
これわかるか?

こいつは死んではいない。
まだ生きてるぞ。
この俺のアタランテは捕縛の宝具
閉じ込めるだけ。
それしか出来ぬ。



だから?



皆生き続けている。
動けないだけだ。



ぁ?



生き続けている?
ではあの10年ぶりに見つかった男は・・・



歳を取って汚くなって
喰らって捨てた。
ちょっとしか存在の力を残さなかったので見つかった。
運が悪い。

こいつを着飾らせてから手に入れようとしたのが
まずかったのか?
それとも撮影の邪魔をした女を喰らった事か?



きっ



動くな。
まだ生きている。



フレイムヘイズに人質が通用すると思ってるの?



ちがう。
わからないのか?
これほどに生きた人間を喰らえば
どれほどの歪みになるのか。

動くな。
俺は俺様の勝利の盾として飾ってやる。
くらえ。



あぅ・・・
どこへ行った?

ぁ・・・ぅ・・・



とぉ!



閉じ込められた人間はそのままか。
宝具を破壊しなかったのは
好判断だった。



ぇぃ・・・
ぁ!



しまった。
ここは車上であったか。
止めるのだ。



もう。
最後の最後まで。






あら・・・
こんな時間・・・

準子
どうしてるかしら?

はぁ。
もうそういう年頃なのよね。
今度お茶に招待したら
来てくれるかしら?
今から仲よくしとくのも悪くないわよね。
いつか・・・

うふ。
気が早いわね。






ピーポーピーポー
ピーポーピーポー



ぁ・・・
ぁ・・・



スペイン?
いや、ブラジルか?
誰かわかる奴居ないか?



こっちにイタリアの人が・・・



何でもいい。
水分取らせて。



何があったんだ?
俺、どうしたんだ?

準子・・・
そうだ。
準子と一緒に・・・

準子は?
ぁ・・・
ぁ・・・好かった。
無事で。

ぁ・・・

準・・・子・・・
準子?



さよなら。



ぇ?



準子?






おい・・・



・・・持ってきて・・・



ぁ・・・



ずっと一緒だといいな。
濱口君と・・・



俺・・・
なんでこんなの?



ぇ?
なんで?

ぅ・・・



きみ、どうした?
痛いの?



・・・






今度の従(ともがら)は容易い相手だった。



そうね。
でも人にまぎれるのって
本当に大変。



さすらいの果てでいつか
そのままのお前に接してくれる者も
現れる。



そんなの面倒なだけだと思うけど。



今度はもう少し手ごわい
紅世(ぐぜ)の王とでも
戦えるといいけど。



うむ。



大戸  9Km
御崎 28Km



大戸
その先は御崎か。






そしてこの御崎市で私たちは出会った。
それから・・・
数々の激しい戦いがあって・・・

そうじゃない事も
たくさんあって・・・

あの日
別れて・・・
また出会う。

悠二!

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