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2011年4月28日木曜日

狼と香辛料 3感想・原作比較



狼と香辛料 3感想・原作比較



無制限に買うか?
普通・・・

いいだけ買えと言ったのは
ぬしではないか?

遠慮の二文字も無いのか?
お前は。
自分の食い扶持はちゃんと稼げよ。

わっちは賢狼ホロじゃ。
この程度の金などすぐじゃわ。



この時は何も考えずに
そのまま見逃してしまった台詞なのですが
後になって思えば
もしかしてホロは全て計算どおり?

もっともホロがリンゴ好きなのも事実でしょうけど。




本日はご利用
ありがとうございます。
クラフト・ローレンツ様でしたか。

ロレンスです。
覚えていてくださるとは光栄ですね。



よき商人の心得のひとつは
お客様の名前と顔を覚えている
という事なのかもしれませんが・・・
この点、私は非常に苦手ですね。




これは良いテンの毛皮ですね。
今年はどの作物も豊富で
テンの入荷が少ないのです。



どこの農夫たちも
農作業で手一杯だっただろうからな。
だが
そんな中でこれほどの毛皮だ。

これが70枚でしたね。

いかにも。

では
以前にもお取引を頂いてますので
こちらでいかがでしょうか?

132か。
貨幣は?

トレニー銀貨で。

うん!
数年に一度。
いや、10年に一度か。
途中雨に降られたにも関わらず
全く失われていないツヤを見てもらいたい。

確かに良いツヤです。
毛並も良い。

これはなかなかお目にかかれない
粒ぞろいの毛皮でね。
私としては今後も
こちらと良い関係を築いていきたいと考えてる。

当商会といたしましても
全く同感でございます。
それでは今後の親交も含めまして
140ではいかがでしょうか?




普通だったらここで終わる取引。
でもその一枚上手をいったホロ。



トレニー銀貨
140枚!
たしかにそう言われたかや?

確かにトレニー銀貨140枚です。

う~ん。
ぬしさまはひとかどの商人と見受けられるが・・・
いや
だからこそ
わざと気づかれぬふりをしたのかや?
だとすれば油断ならぬお人じゃ。

も・・・申し訳ございません。
何か見落としている事がございますでしょうか?

あるじ様よ。
意地悪はするものでないぞよ。

そんなつもりはない。
お前が教えてやりなさい。



ロレンスはホロが何を考えているのかわからない様子だが・・・




さてぬしさまよ。
一つ手にとって嗅いでみてくだされ。

どうじゃった?

これは・・・
果物の香りでしょうか?

いかにも。
今年は森もたわわに実った果実で溢れておる。
そんな森をつい先日まで駆けずり回っていた
テンの毛皮じゃ。
たらふく良い物を食っておるから
身体から甘い香りが立ち上るほどじゃ。

確かに香ります。

それほどのテンの皮じゃ。
皮を剥ぐ時は大の男が二人がかりで引き裂いたが
身がしまり過ぎて難儀した。
遠慮は要らぬ。
思い切り引っ張ってみよ。

もっと!

強靭なること猛獣のごとく
暖かなること春の日差しのごとし。
雨にかざせば見事にはじき
げに芳しきはこの香りじゃ。

鼻の曲がりそうなテンの皮で出来た服が並ぶ中
ただ一つ甘い芳香を放つ
この皮の服があるところを想像せよ!
飛び出るような高値で売れる事
間違い無しじゃ。

さて
いかような値で買い取って頂けるものかや?

トレニー銀貨200枚でいかがでしょう?

毛皮一枚につき銀貨3枚でどうかや?
つまり210枚。

あるじさま?
他に商会は?

構いません。
210枚でよろしくお願いします。

だそうじゃ。
あるじさま。



毛皮を引っ張ってみよ
というホロに青くなっているロレンス。
まぁホロは狼だから
毛皮の目利きもそれなりに出来るのでしょう。

銀貨140枚と査定された毛皮
それを210枚にしてしまったホロ。



どうしたかや?
飲まんのか?
わっちのおごりじゃぞ。

お前
商人やってたことがあるのか?

なんじゃ。
わっちのあれが
ぬしの誇りに傷でもつけたかよ?

あれはな
いつだったかかなりの昔の事じゃが
村を通りかかった
随分頭の切れる商人が思いついた方法じゃ。
わっちが思いついた方法じゃありんせん。

しかし
俺は本当に気がつかなかった。
と言うか・・・
昨夜あれにくるまって寝た時には
何の香りもしていなかったが・・・

それはほれ
わっちが買ったあのリンゴじゃ。

な・・・!
それじゃお前・・・

引っかかったほうが悪い・・・
とは言わんが
向こうもこんな方法があるのかと
関心するじゃろ。

まぁ・・・
だろうな。

騙された時に怒っているようじゃ
話になりんせん。
そんな方法もあるのかと感心してこそ
一人前じゃ。



私が思うに
これは相手が商人との取引だから出来る事であって
一般人にやってはいけないと思うのです。
そしてもう一つ
ロレンスが行商人だから出来る事。
街に住む人間にはね・・・

お祭りの時に来る香具師と呼ばれる人たち。
ちょっと怪しげで
でも祭りの雰囲気と怪しさに誰もが酔う。
そんな場で使える方法ですね。

普段の商売、相手が一般人であれば
私としてはやってはいけない一線のような気がします。
なぜなら商売とは
物を売るのはあくまでもついで。
本当に売らなければいけないのは信用。
信用を売るときについでに物も売る。

まぁ新たな商売を始める時のアイディアやネタ
そういう意味では使えるテクニックかもしれません。

ホロが
そんな方法もあるのかと感心してこそ
一人前じゃ。
と言うのも納得ではありますが。




銀貨の純度が下がるというのは
よくある事かや?

いや。
普通は最新の注意を払って
純度が維持されるはずだ。

ふむ。
そこに負って湧いた銀貨の純度に関する取引じゃ。
偶然かの?

得物を狩るとき
わっちらはたまに樹の上に登る。
樹の上から見ると
意外な獲物の隠れ場所がわかる。

そういう時は
新たな視点を入れるべきじゃ。

新たな視点・・・

何かを企んでいるのが
あの若者じゃなかったとしたらどうじゃ?

何もあの若者の利益は
直接相手をした者から貰わなくても良い筈じゃ。
例えば誰かに頼まれて
その手間賃を目当てに
妙な取引を持ちかけてきたのかもしれん。

そうか!
わかったぞ!
価値が下がる銀貨を
買えば買うほど利益が出る仕組みが!

ふふ。
何かひらめいたようじゃの。

行くぞ!

ぇ?
あぁ、今度は何処へ?

ミローネ商会だ!




ホロが長年居たパスロエ村の村長さんが
箱の中にたくさん入れて持っていたのが
トレニー銀貨。
そして毛皮の取引で使用されていたもの
トレニー銀貨。
今回の銀の含有量で話題になっているのも
トレニー銀貨。

いわば主軸通貨なのでしょう。
ではこれを今の社会に置き換えて考えてみると・・・
物語の中では銀貨と言っても種類が非常に多く
国の威信と同じ。

という事は・・・
外国為替に置き換えて考えれば・・・
わかりやすいのでは?
などと考えてしまいます。



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