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2011年5月8日日曜日

狼と香辛料 5感想・原作比較



狼と香辛料 5感想・原作比較



あなた方を潰すより
買い取るほうが得だと思わせれば
メディオ商会は金を払うでしょう。

向こうは我々を
火刑台に送るようなカードを握っています。

いや。
トレニー国は教会と揉めたら勝てません。
火刑台に送られるような商会との取引を
公にはしたくないはず。

我々が教会に目をつけられれば
取引をした王も教会を敵にまわす。

メディオ商会は王の恨みを買うような告発は
絶対にできません。

なるほど。
しかし・・・
かといって向こうも黙って引き下がれない。

残るは無理心中くらいです。

そこで相当の対価と
お連れの方の身柄を条件に
特権を引き渡す。

そのとおりです。

方法論としてはいいでしょう。
しかしそれには大きな困難が付きまとう。

推測する限り
メディオ商会はまだあまり銀貨を集めていません。

根拠は?

もし
十分な銀貨を持っているなら
ホロを捉えた時点で教会に行くはず。

それをせずにこちらの動きを封じるようにしたのは
向こうの自信の無さの現れです。
この取引は王の弱みに付け込む取引です。
派手な買い付けをしているとは思えません。

ロレンスさんはどのように動こうと思っているのですか?

ホロを奪い取り
こちらが交渉を終えるまで逃げ続けます。

無茶な!

逃げ切れないまでも
時間稼ぎは出来ると思います。
その間に銀貨を集めまくって
交渉に臨んでください。

不可能だ。

ならばホロを告発しますか?
あなた方が不利になる証言をしますよ。

協力を得られれば
1日2日は逃げられます。
一緒に逃げる相手は狼の化身ですからね。
わざと捕まる事こそあれ
本来の能力を使えば
人間など足元にも及びません。



一神教はなぜか他者の神を認めない。
だからこその一神教なのだが
そのために犠牲になった数
数知れず。

その点、日本は全ての物をカミと言う言葉で
認めてしまう多神教の国。
ホロなどは十字教の世界では
悪魔つきとして火あぶりになるのがこの世界。

人を救うはずの教会が
悪魔という名の下に殺される。
それで人を救えるというのだから
私は非常に疑問を感じます。

多くの人たちに不利益をもたらしたという事実
これがあるなら仕方がないが
ホロを見ていると
人となんら変わりはない。

しかし見た目と
巨大な狼になる。
それだけで教会から追われる存在。
他者を認めないという事が
これほどの悲劇をうむ結果になるというのは
教会のサガなのでしょう。

でも、ロレンス
偉そうに話しているのに
ホロの本来の姿を見たときのびびりは・・・
情けないの一言です。



わっちを捕まえた者の中に
誰が居たと思う?

誰が居たんだ?

クロエじゃ。

あのパスロエ村のな。

ただの昔話だと思ってた。

村の麦畑に住み着いて
その豊作、凶作を自由に操れる
狼の化身なんて・・・

わっちはあそこの土地に居ついて
何年経つかわからん。
尻尾の毛の数ほどおったかもしれん。
わっちは賢狼ホロじゃ。

豊作の年がなるべく出るようにと
時には土地を休ませるため
不作にしたりもした。

それでもこのわっちの管理じゃ。
他の土地よりはよほど良い麦の産地になったはず。

確かに村の者たちは
わっちを豊作の神として扱ったが
どちらかと言えば
敬うより拘束のほうが近い。

最後に麦の束を刈り取った者は
皆に捕らえられるじゃろ?

クロエはわっちに何と言ったと思う?
やつはな
わっちの名をゼーレンから聞いただけで
もしや・・・
と思ったそうじゃ。

わっちはな・・・
わっちはな・・・
情けないが
それが嬉しかった。

じゃがの
続けてやつはこう言った。

私たちが
あなたの機嫌伺いをする時代は終わったのよ。
あなたの気まぐれに
びくびくする必要なんて
もう無いわ。

あなたを教会に突き出して
私たちは古い時代から決別するの。

わっちはな・・・
わっちはな・・・
わっちは悔しくて!



ホロはクロエから昔話だと思っていたと言われ
それでも忘れられていなかったことが嬉しかったというが・・・
守り神として豊作を司ってきたのに
教会へ突き出し古い時代と決別するという。

ホロはそれが悔しいと言うが
私も納得ですね。
昔の友人の約束を律儀に守り
良い麦が出来るようにと管理をしてきた。

しかしその結果
恩を仇で返される行為。
ホロが悔しいと泣くの無理はないでしょう。



やはり
儲け話を持ってくる人たちと言うのは
ちょっと違いますな。

この耳の事かや?

行商人に戻ろうかな?
と思いましたよ。
あなた達を見ててね。

やめたほうがいい。
あいつみたいのを拾う羽目になる。

なぁに。
荷馬車の御者台は一人では広いです。
願ったりかなったりですよ。



この御者の会話
好きですね。
教会に見つかれば火刑台送られるかもしれないという
とんでもない相手、ホロ。
そんな相手でも拾ったら拾ったで
歓迎するという御者の爺さん。

この国の人たちは教会に
どんな感情を持っているのでしょうか?
興味深いです。




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