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2011年5月19日木曜日

狼と香辛料 7感想・原作比較



狼と香辛料 7感想・原作比較


食べれば良いのじゃろ?
食べれば!

全部食べられるのか?

食べる!
わっちはヨイツの賢狼ホロじゃ!

意地張る事じゃないだろ?

誰が意地など・・・

本当は?

本当じゃ。

本当の本当は?

本当の本当じゃ!

本当の本当の本当は?

本当の本当の本当に!
実はもう飽きた。



ホロも相当な意地っ張りのようで。
でもこんな所が可愛かったりして・・・



今のリュミオーネ金貨なら
トレニー銀貨の35枚分だ。
つつましく生活すれば銀貨1枚で7日は暮らせる。



ロレンスのこの台詞から
銀貨1枚とは現在の貨幣相場にして
どの程度の価値なのか考えてみました。

前回ホロが銀貨1枚をロレンスから渡され
リンゴを好きなだけ・・・
と言われた時、ロレンスは
それで今晩の宿代と酒代もまかなう予定だったと言っています。
これを考えた時
今のお金で1万円ぐらいではなかろうかと推測するのですが。



わっちはヨイツの賢狼ホロじゃ!
身にまとう物が貧相であっては
名に傷がつく!

本当に美しいものなら
何を着ても栄えると言うがな。



どちらの言い分も正論ですが
このやり取り、好きですね。



わっちの手には
この銀貨は少し多すぎるようでありんす。

ホロさん。
だからこそ私の手があるのです。

まぁ!
でもいけませぬ。
それではぬし様の大事な手が
ふさがってしまいんす。

いいえ。
あなたの手から銀貨がこぼれ落ちるなら
喜んで私の手を使いましょう。
それで私が困る事などありません。

なぜならホロさんは私の胸の中にある
両腕でも抱えきれないような
熱い思いをそっくり受け取ってくれるに
違いないのですから。

ワイズ!
両替商の基本を忘れたのか?!
銀貨は袋へ。
金貨は箱へ。
手に握るなら粗末な銅貨だろ!



ワイズのホロとロレンスに対する態度が
あからさまに違うのが楽しめます。
でもここでロレンスが
この世界での両替商の決まりと言うか
そういうものを言うのですが
やはり格により扱いが違うのだろうと推測します。



こんなにいい子を独占するとは
神をも恐れぬ所業だな。
汝の持てるパンを分け与えよ
という言葉を知らないのか?

分けて欲しいか?

だが両替台の上に貸し借りは無い。
丸ごと引き渡すか否か?
だ。

そうなれば
こいつが俺にしょっている借金も
ついてくるから
それなりの覚悟を示してもらう必要があるが?

あなたに値段をつけるなんて
私にはとても出来ない!
何という事を言うのでしょう。
この悪徳商人め!

わっちの心の中の天秤は
未だ揺れ動いている最中でありんす。
でも信じてくりゃれ。

決して金貨の重みでどちらかに
傾いている訳では・・・

もちろん!
勿論ですとも。

ゆれる天秤に手で触れるなど
ぬしさまは本当に悪いお人。

あぁ・・・
ホロさん・・・



汝のパンを分け与えよ
というのはキリスト教の教えなのですが
本当にヨーロッパの話では
キリスト教抜きでは語ることが出来ないくらいに
いろいろな場面で引用されます。

ワイズとホロのやり取りもなかなか楽しめますね。



やはり予想通りに面白かったの。

あんまり本気にさせると
後々困るぞ。

困る?

つきまとわれる。

既にぬしにつきまとわれておる。



ホロの逆襲ですが
でもホロの本音は・・・



あれはぬしと違って
わかって遊んでおる。
ぬしをからかうのも楽しいが
たまには賢い雄とも遊びたい。

どちらも遊びとわかっておるからの。
そんな真剣にならんでくりゃれ。
ぎゃくにわっちのほうが照れてしまいんす。

ま、ワイズとやらは
ぬしよりもよほど口がたつがな
わっちは永いこと生きておるが
口から出る事ほど
当てにならぬものはありんせん。

商いの世界に生きるぬしも
それが全く解らぬわけでもあるまい?

あぁ
俺も自分が得をする為なら
いくらでも嘘をつくからな。

わっちには通じぬがな。

さて
それじゃぁ服を買いに行くか。



映像をみるとよくわかるのですが
ホロはここでロレンスと手をつなぎたがっています。
しかし気づかないロレンス。
(鈍感男!まぁ得てしてそんなものですが・・・)



ぬしは2度ほど神の与えた幸福を
掴み損ねた。

今度こそ上手く掴まんと
幸福の尻尾は逃げていくかもしれないぞよ。

おい
どういう意味だ?
おい!
ホロ!
待てってば。



ホロはここで2回と言っている。
今とその前は・・・
おそらく地下道でロレンスが倒れる時
ロレンスの台詞でしょう。

ホロとしてはロレンスに
行かないでくれ・・・
てきな台詞を言って欲しかったのでしょう。



さる商家の衣替えの際
買ったものですが・・・

こんな仰々しいのは嫌じゃ。

お気に召しませんかね?

もっと簡単な物が良い。
着替えが楽な。



服屋の店主が勧めた品
確かに素敵なものだとは思いますが
どこの姫様、お嬢様?
といった様子ですね。
ホロの言い分も納得です。



2つで・・・
そうですね・・・
トレニー銀貨10枚。
いや9枚でいかがです?

わかりました。
こちらのお嬢様の見目麗しさに
敬意を表して8枚で。

そんな可愛いわっちが
これらを身にまとった姿を披露するという事で
7枚ではいかがかや?

わ・・・わかりました。
7枚でお譲りいたしましょう。



銀貨10枚・・・と言ってたところを
ホロは7枚と言ってしまう。
30%もの値引き。

店主はこの服をいくらで仕入れたのだろうか?
普通の一般商店の掛け率で言えば
銀貨10枚が希望価格であれば
5枚くらいだろうが
服類は売れ残り、在庫過剰
というリスクを考え3枚程度が仕入れと推測できます。

しかも古物商で極端に商品の回転が悪い物品の場合は
もしかしたら銀貨1枚の仕入れかもしれない。
だから強引な値引きにも対応できるわけで。




素晴らしい!
トレニー銀貨1枚分では足りないくらいです!



さすが・・・
口が上手い。
これくらいでないと商人は務まりませんね。

まぁ、近所への宣伝費
と考え店主も了承したのでしょう。



この服の束は銀貨2枚分。
例えば
これを別の店に売って半値で売れたとしよう。
銀貨1枚分の損だ。

しかし
ここで考えを別のところへ向ける。

あぁ。
お前が着ているローブは
誰が見ても高級品だとわかるだろ?

ローブ?
そんな物を着ているやつは
ああいう店には来ないと言っていい。

だから実はあの店主は
そんなお前を連れている俺と
良い関係になりたいと思っていた。

さて
だとしたらお前ならどうする?

印象を良くする為に安く物を売る。

そうだ。
そこから導かれることは?

あの店はこいつをそこそこ
まけてくれた。
そして
おまえのはかなり
まけてくれた。

銀貨2枚分で
こんなボロ屑に近い服を買ってくれた客だからな。
しかしその二つの値段の間には
大きな開きがある。
そこから導かれることは何だ?

差し引きで考えれば
かなり得
という訳じゃな。


ロレンスのこの考え方
商人には必須の考え方だと思います。
そして
今回はこの場だけでも十分なのですが
本当に大切なことはリピーターの確保。
これを考えると
服屋の店主は今の損より後々の得を取ったのでしょう。
この考え方も重要事項だと思います。




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