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2011年7月9日土曜日

狼と桃のはちみつ漬け 感想・原作比較



狼と桃のはちみつ漬け 感想・原作比較



俺の記憶が確かならば
お前には以前
子豚の丸焼きを進呈したはずなんだがなぁ。

顔中油まみれになって
丸ごと一人で食っただろうお前!
忘れたとは言わせないぞ!

あれはまさに子豚だったでは無いか。
あんな物では今のわっちは満たされぬ。



まぁこの会話を聞く限り
ロレンスが子豚で駄目なら大きな豚か?
と思うのも無理はないのですが・・・



いくらわっちでも
腹そのものはそんなに大きくありんせん。
子豚で十分じゃ。
問題はそこではありんせん。

あの時は
ついつい一人で
一気に食い尽くしてしまったからのぉ。
今度は二人・・・



ここまで来れば今度は
二人で食べたい・・・
という答えが導き出せるのだが
なぜか的外れな方向へいくロレンス。

この辺りがどうも福山さんのせいなのか
ルルーシュとかぶります。



仕方ない。
薬屋で身体が温まりそうなもの
買っておくか。

うむ。
良いのではないかや。



小説版を読むとわかるのですが
通常はパン屋でパン意外を扱うことは出来ない
服屋で服以外(毛布も服の仲間?)を扱う事が出来ないと
あるのですが
薬屋だけは例外のようで・・・

時代を考えると
今のような薬と言うものもどの程度あったのか?

医食同源の考え方で言えば
香辛料や生姜、蜂蜜、砂糖等も
薬としてとらえられていた時代もあるので
保存用に加工された食品は薬
という発想も理解できます。



はぁ、やっと見つかった。
この帳簿だ。
名前は?

あぁ、本名ですか?
通称ですか?
えっと・・・本名ですとその
いささか閉口するくらい長くなってしまうのですが。

あぁ、もういい。
すぐに荷を運んでくれ。

まぁ
アロンゾさんったらせっかちなんだから。



何気ないこの会話。
クラフト・ロレンス
この名前が長いとは思わないのだが・・・
でも、まさか後でこの会話が重要になってくるとは。



夜分にすみません。
窓から外を眺めておいでになるのを
お見かけしたものですから。

あるじ様かや。
入られよ。

長旅の疲れで寝付けずに居らっしゃるではと思いまして
これをお持ちしました。

桃の蜂蜜漬けです。
疲れが取れますのよ。

やはりそうかや!
ほう・・・
よいツヤをしておる。

どうぞお召し上がりください。
ご遠慮なく。

どうなさいました?
桃はお嫌いですか?
それとも蜂蜜が苦手?

いやいや・・・
せっかくの好意ではありんすが
わっちの一族には古くからのしきたりがあっての。

月が傾き始めたら
日が昇るまで何も口にしてはならぬのじゃ。

まぁ・・・
それは残念。
でも仕方ありませんね。

本当に残念じゃが・・・




小説版のほうにはこの
商会の主であるクレアさんがホロの部屋を訪ねて
桃の蜂蜜漬けを進めるシーンは無いです。
ドラマCDのみのものですね。



ロレンスさんはとても良い商人ですもの。
旦那様にして絶対に損は無いわ。

本人に言ってやってくりゃれ。
まぁ仮にそれがお世辞でなくとも
わっちは添い遂げようなどとは思っておらぬ。



おそらくこのシーンをここへ入れた理由は
ホロがロレンスと夫婦もしくは
それに近い状況なのか
クレアさんが確認するためだったのでしょう。



実はもっと見入りのいい仕事があるんですよ。

これよりも賃金の良い仕事ですか?

仕事と言うか・・・
ある種の賭けです。
クレア様が特別な相手にしか斡旋しないものですが
これの何倍も稼げます。



ジルバンがロレンスに賭けの話を持ちかける。
これもドラマCDのみのものですね。
おそらく小説版そのままだと
ロレンスが野犬の出る場所でパンを売って終わり・・・
になってしまい色気が無い(?)ので
女店主のクレアさんとの絡みを作ったのでしょう。



俺は意地で7度目の往復をこなした。
だが8度目もやってやるつもりで
商会に戻ったところで
その気が変わった。



ここの前にロレンスの夢が入っていますが
これも小説版には無いところですね。
そして小説版ではこの後即
ホロを連れてパンと肉を買いに走るのですが
ドラマCDにはもうひと波乱あります。



失礼します。

まぁ!
ロレンスさん!

ジルバンさんからお話を伺いまして。

賭けに挑戦してくれるのですね?
嬉しいです!

初めてあなたをお見かけした時
商人としてきっと聡明な方だと直感しましたの。



この場面がドラマCDならではのシーンです。




あなたが負けたら
わたしと結婚してください。

え?!

問題は商人としての資質を測るものです。
自信が無ければ
今すぐやめていただいて構いません。

どうですか?
あなたに商人としての意地がなければ
この手を離しますけれども・・・

ずるい方ですね。
あなたは。

でも私
運を呼び込む女と言われてます。
結婚してくだされば
きっと商人として
大成功しますよ。

いいでしょう!
受けましょう!

では
この契約書にサインを。

このために利き手を?

そういう事です。

なるほど。
では私が勝ったら1リュミオーネ頂けますか?

あら
私の価値はそれっぽっちですか?

では50リュミオーネで。

わかりました。
ではロレンスさんが勝ったら
その金額をさし上げます。

金額を
契約書に書き込みます。
これで後戻りは出来ませんよ。

はい。
確かに契約は成立しました。




ロレンスは桃の蜂蜜漬けを買うために
1リュミオーネ欲しいと言うのですが
クレアは私の価値はそれっぽっちですか?
と問い、ロレンスは50リュミオーネと変更する。

この50リュミオーネとは
ロレンスが武具の失敗で破産寸前になった金額。





これであなたが出す難問に答えられれば
50リュミオーネもらえて
この手も離してもらえるんですよね?

いいえ。

え?!

問題に答えられたら勝ち
とは言いませんでしたよ。
その逆です。

なんですって?

あなたが答えを出せなければ
ご希望の金額をさし上げます。
でも見事にあなたが商人としての知恵で
答えを出せたら
私と結婚してください。

つまりあなたが商人としてのプライドに勝って
それを捨てられれば
50リュミオーネが手に入るのです。

そんな・・・馬鹿な・・・

契約書には
私が定める勝敗決定方式で
と書いてあったでしょ?

まさか
そうくるとは思いもしませんでしたよ。

ちょっとだけ迂闊なところも
支えがいがあって素敵。

何と言う人だ。
これはつまり目をつけた相手に
50リュミオーネ払って
結婚を申し込んでいるのと同じだ。

逆に言えば実力があっても
金だけに走るような
プライドの無い男は見初めないと言う
自信の現れか。

いずれにしても
とんでもない人に気に入られてしまった。
何も思いつきませんと一言言えば
簡単に50リュミオーネ得られるが・・・



簡単に思いつきませんと言えば
お金は手に入る。
しかし
誰にも大きい小さいは別として
多少なりともプライドがあるのだが
そのプライドを捨ててしまえば
簡単に50リュミオーネ手に入る。



もう少し
時間をください。

いつまででも良いですよ。
こうして手を握っていられる時間が
長くなりますもの。

あなたと結ばれる男は
確かに幸せになれそうだ。

嬉しい。
では答えをくれますか?

今しばしお待ちを。

あるはずだ。
何か方法が・・・
最善の方法が・・・




しかしロレンスは答えを見出したが
言葉では言わずにいきなり行動に移る。



ホロ!
支度をしてくれ!

ん?はぁ?
な・・・なんじゃ!?
ぬし。

あるじの女と
手をつないで飛び込んでくるとは
大した度胸ではないか!
その上支度をしろじゃと?

いろいろ事情があって不本意ながらこうなった!
不本意であると言う点を強調しておく!



そしてパンと肉を仕入れ
野犬や狼が出るという場所へ荷馬車を走らせる。




うわぁ!
ははははは!
これは爽快じゃ!

しっかり掴まっていろよ!

ぬしの考えは・・・
大体わかった。
とっちめるのは後にして・・・
とにかく付き合ってやろう。

光栄です。
お姫様!

何なの?
この人。
どうしてこんなに動じないの?



確かに普通の女性、クレアさんみたいな
お上品な方だと
野犬や狼に驚くのは無理も無いでしょう。
しかしホロは狼の化身ですからね。



なぁ~んだ。
やっぱりこの二人
息がぴったりじゃない。
結婚してないっていうだけで
入り込む余地無さそう。

手をつないでいるの
くたびれちゃった。

あぁ・・・
やっと離してくれましたか。

あなたってずるい人。
私のほうから手を離させるなんて。
想定してませんでした。




ようやく手を離したクレアさん。
まさか自分から手を離すなんて
想定外だったようですが・・・



そうですね。
そんなロレンスさんは
やっぱりホロさんと一緒に居るのが
一番お似合いです。

どうぞお二人でお幸せに。



ここでクレアさんは姿を消したと推測するのですが
帰り道はどうしたのでしょうか?
まぁ物語には出てきませんが
多くの人たちがオオム商会の仕事でこの道を行き来している。
であれば、誰かに迎えを頼むように伝言するか
誰かの荷馬車に乗せてもらったと考えるのが妥当でしょう。



うわぁ~あぁ・・・
桃の蜂蜜漬けも手に入ったし
万々歳だな。



ここで気になるのは
ロレンスは桃の蜂蜜漬けが欲しくて
最初、クレアさんに1リュミオーネと言ったのですが
結局契約書には50リュミオーネと言う結果になった。

という事は・・・
ロレンスはクレアさんから50リュミオーネ貰ったのだろうか?
それとも桃の蜂蜜漬けを貰ったのだろうか?

そして
二人でとっておいたパンと肉を食べたのは
おそらく野犬が出るという道からの帰りと推測するのですが。
もしかしたらクレアさんを商館に送り届け
桃の蜂蜜漬けを買ったのかそれとも
クレアさんからプレゼントされたのか?
その後と言う可能性も考えられます。



でもやっぱり気になるのは
クレアさんが負けを認めたから手を離したわけで
クレアさんの性格を考えれば
50リュミオーネをロレンスさに払ったと考えるのですが
その部分に関しては描写が無いですし
小説版には、クレアさんは商館の主としてしか出てこないので
推測の域を出ません。




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